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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

多良岳は、いくつもの魅力を持った山だった。

まず、登山道には変化があり、途中、そして、頂上からの眺めがいい。
マンサク、オオキツネノカミソリなど、季節ごとに花が咲く。
多良岳は、信仰の山であり、かつては、修験の山。
そのため、道々にお地蔵様や、磨崖梵字など。

諫早のKさんと、Kさんの友人と私の、3人での登山。

頂上の近くに、金泉(きんせん)寺があった。
管理されてる方が、Kさんの知人。
中を見せていただくことが、できた。

2人に、たくさんのことを教えていただき、楽しい登山に。
いつもより、写真が多くなります。
    ※    ※    ※    ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

佐賀県と長崎県の間にある。



私の車は、左の萱瀬(かやせ)ダムに置いて、Kさんの車で、登山口に向かう。



車は、◎の車止めの近くの停めた。
Kさんの友人も、一緒に。 着いた時は、来ていた。
  (Kさんの友人も、Kさんなので、この後も、Kさんの友人で)
下の地図は、Kさんからお借りした本にあった、地図。

DSCF1132xx

〇の部分を、詳しく。

金泉寺とある。 
山の上に寺があると、昔は修験の地だったと、想像できる。
修験だから、危険な所に、道を作ることも。
でも、その道が楽しい。

DSCF1134pp

林道を少し歩いて、登山口に。

14年3月8日 (1)

昨日、大崎公園から見えた、経ヶ岳。  向こうからは、とんがって見えた

14年3月8日 (2)

谷の斜面の道。 後ろがKさんで、前はKさんの友人。
2人の足取りは、私より、ずっと軽い。  

14年3月8日 (3)

この辺りの川の上流に、小型のサンショウウオがいると、教えてくれた。
調べてみたら、ブチサンショウウオ。 珍しいもののよう。  こんなのです。  かわいい。

Kさんの友人が、石垣の囲まれた中にいる。  
昔、ここで炭を焼いた。
重たい木も、炭になると、軽くなる。 それを背負って、山を下る。

14年3月8日 (4)

石垣の中に、珍しい花。  紹介してくれた。
〇の中のは、サイハイラン。  花は、5~6月。

こんな花。  花の付き方が、戦場で使う采配に似ているので、サイハイランだそう。

14年3月8日 (5)

そして、山一面、この花。  オオキツネノカミソリ。 大狐の剃刀。  葉が、カミソリに似ている。

彼岸花に似ていて、最初は、今のように葉っぱだけ。
それが枯れて、花だけ伸びてきて咲く。  このように。(多良岳)

この花が咲いたら、多良岳は、人でいっぱいになる。  他県からも来る。

14年3月8日 (6)

金泉寺を、まず目指す。

14年3月8日 (7)

登ってきたら、オオキツネノカミソリが、短い。
時期をずらして咲く。 長く楽しめる。

14年3月8日 (8)

名前を聞いたんだけど・・。  分かったら、後で。  ※ 分かりました、カワラダケだそう
山には、いろんなものが。

14年3月8日 (9)

山には、登山道が、網目のように。  このように案内が。

14年3月8日 (10)

1時間ちょっとで、金泉寺山小屋に。  金泉寺の手前にある。
管理人が、年間通している。 
こんなのは、九州でここだけ。  この山の人気の高さが分かる。

14年3月8日 (11)

金泉寺を管理する人は、寺を開けて、待っていてくれた。
その人は、別の登山道から来た。 近いようだが、それでも、大変。

14年3月8日 (12)

千手観音像他、いくつかの像がある。

14年3月8日 (20)

本堂の中。  平成21年に、再建。

それまでの本堂は、天井ははがれ、床も危ない状態。
仏像も、傷みが激しくなった。

管理人さんが、いろいろと説明してくれた。

14年3月8日 (17)

千手観音像。 これは、中国の物で、明時代に作られたと、伝わっている。
元禄12年に、諫早の領主の母が、寄進。
  ※ この年、大洪水と干ばつがあって、多くの人が亡くなる。
    その冥福を祈って。

千手観音は、十一面観音が多い。 でも、これは違う。 そのことが珍しい。
500万円以上かけて、修復を行っている。

女性っぽく、柔らかな表情。

14年3月8日 (13)   14年3月8日 (14)

中央が、本尊の、不動明王。
向かって左の手には、剣を持っていましたね。  穴があいている。

左の2つが似ている。 同じ作者と思われている。 右は、別の表情。

14年3月8日 (15) 

左側。  位牌も。

14年3月8日 (16)

管理されてる人が、隣の寺務所を、炭を焚いて、暖かくしてくれていた。
ここで食事。  Kさんは、私の分も、用意してくれた。

熱いお茶で、体は、あたたまった。

餅は、表面はからっと、中はふんわり。 
囲炉裏を囲んでの食事は、初めて。 いつの日か、お酒も・・・。

14年3月8日 (18)   14年3月8日 (19)
 
※ 護摩木を焚いた時の炎が、龍に見える写真を、見ました。
  別の時の龍とが、同じだった。 でも、写真は1枚しかない。 それを紹介。

DSCF1150b

金泉寺から、頂上は遠くない。
管理人さんにお礼を言って、向かった。

14年3月8日 (21)

このように、石仏が点在。
多良岳の石仏は、どれも、おだやかな表情。  いいです。

14年3月8日 (22)   14年3月8日 (23)

頂上には、多良岳権現社がある。  そこへの、入口の鳥居か。

14年3月8日 (24)

役行者(えんのぎょうじゃ)の像。  修験の先駆者。

14年3月8日 (25)

参道ですね。   ただの登山道には見えない。

14年3月8日 (26)

左上と、左下に、再び、石仏。
こういうのがあると、黙々と頂上を目指す登山とは、違ってくる。

14年3月8日 (27)

下の像を、横から。 

14年3月8日 (28)

正面に、大きな岩。  写真の中央に、梵字(ぼんじ) 

14年3月8日 (29)

磨崖(まがい)梵字。  1つの梵字を彫ることは、仏像を1つ彫るのと、同じ。

14年3月8日 (30)

ロープをつかんでの、急登になってきた。

14年3月8日 (31)

馬の背に出た。 右に行けば、多良岳。 近い。
左に行ってみる。 

14年3月8日 (32)

左のKさんは、遠くを見ている。 Kさんの友人は、マンサクの花を見ている。

14年3月8日 (33)

まだ、たくさんは咲いていない。 それでも、いい。
これが咲くと、登山者は増える。 今日も、下の駐車場は、車でいっぱい。

14年3月8日 (34)

マンサクの花。  以前、九重山で見ている。

14年3月8日 (40)

Kさんは、この風景を見ていた。  諫早市の、堤防。 もめている。

 ※ わたしは、いらないものを作ったと、思っている。
   作るか作らないかの議論を、ややこしくするものがある。
   それは、作ることによって、大きな利益を上げる人間が、自分の都合で、理屈を言いはじめること。

   今は、必要なのか、必要でないのかの議論。
   作った人間は、今さら、いらなかったとは、言えない。

14年3月8日 (35)

上の写真の、右側。  山の向こうは、大村湾。

14年3月8日 (36)

右に、経ヶ岳。

14年3月8日 (39)

下に林道。  この道を来ると、金泉寺まで、近いそう。

14年3月8日 (37)

この屋根は、山小屋だったかな。

14年3月8日 (38)

多良岳に向かった。 ここを登って、山頂。

14年3月8日 (41)

多良岳権現社。  山頂です。  996㍍。
Kさんは、管理人さんから、権現様への酒を預かって来た。 それを今出している。

14年3月8日 (42)

権現様は、あまくちが好きなんだそう。  でも、誰が、どうやって知ったんでしょう。
Kさんが、コップの古い酒を捨てて、新しいのを注(つ)いだ。

私は、権現様の表情が、どのように変わったかが、知りたかった。 撮った。
そうしたら、飲む前なので、少しだけ、よだれが出そうな表情に見えた。

14年3月8日 (44)   14年3月8日 (45)

頂上からの風景。

14年3月8日 (43)

隣の山に行くと、急に言った。 前山に行くって。  次は下山と思っていたのに。

小指の太さの木に、小さな花。  少ないけど、花は増えている。
春が深まっている、っていう表現はあるのかな。

14年3月8日 (46)   14年3月8日 (47)

ハシゴがない時は、よじ登ったそう。

14年3月8日 (48)

岩の向こうは、崖。  Kさんは、おいでという。 私は、行かない。

14年3月8日 (49)

こっちは、有明海の奥の方。  下に、多良町。  
多良岳が先か、多良町が先か、どっちが先だろうねって、Kさんのお友達と。

14年3月8日 (50)

鬼の岩屋。 上の岩が落ちそう。  左の木が、支えている。(?)

14年3月8日 (51)

右向こうから、登って来た。  前岳頂上。  982㍍。   石の柱は、三角点。

14年3月8日 (52)

再び、さっきと、同じ風景。  見える山は、島原半島の普賢岳。

14年3月8日 (53)

戻る時、下に山が見えた。  高さは、864㍍。

問題です。 この山の名前は、何でしょう。 通称ですけど。 
ヒントは言いました。  山も岳も、付きません。  答えは、写真の下に。

14年3月8日 (54)

※ 答えは、はちろくよん。 そのまま。 みんなそう呼んでいる。

六体地蔵を見るため、別の道を下った。 そこに、鬼の門。

14年3月8日 (55)

こんな道を行く。

14年3月8日 (56)

六体地蔵。  この崖には、イワタバコが咲くそう。  Kさんのお友達は詳しい。

14年3月8日 (57)

このように、お地蔵さん。   全部で、6つ。

14年3月8日 (58)

女性のよう。  大きな耳たぶ。   お地蔵さまは、人が来ると、うれしい。

14年3月8日 (59)

こっちにも。

14年3月8日 (60)

目を瞑って、何を考えるのでしょう。

14年3月8日 (61)

下ってきたら、役行者の所に出た。  来た道でなく、真っ直ぐ行く。

14年3月8日 (62)

向こうから来た。  歴代の住職さんは、ここに眠る。

14年3月8日 (65)

元禄十五年と、読める。 千手観音が寄進されたのは、元禄16年とあった。 その前年だ。
千手観音とこの墓石は、同じ時代を、通り過ぎた。

14年3月8日 (63)

石垣はあったけど、ちゃんと見なかった。

14年3月8日 (64)

近道を、下山。  急。

14年3月8日 (66)

元の道に戻って、左に、山の神。  2人とも、帽子を取って一礼。

14年3月8日 (67)

山の下で、セリバオーレン。 生えてるところに、Kさんの友人が、案内してくれた。
小さな白い花。  変種が多いそう。

14年3月8日 (68)

知らない山に登る時、調べるのは大変。
車が大きいから、林道には入れない。

今日は、とっても楽。 ガイド付きの登山。
勉強になるし、楽しい。

山だけでなく、大きなおまけが付きました。
金泉寺を見ることが出来たこと。
管理人さんに、感謝します。

美しい、千手観音でした。 金泉寺の宝です。
これからずっと、多良の山を守ってくれますね。

いつかまた、登りたい山です。
諫早のKさん、Kさんのお友達、ありがとうございました。

【今日の歌】    坊がつる讃歌   
                今日の2人は、毎日のように山に登っています。  本当の山男。
        2人に、この歌をプレゼント。



    坊ガツル、大船山(たいせんざん)、そして 法華院温泉へ ~竹田市~  坊がつる讃歌(芹洋子)  他  (2012/4/5)

【停泊場所】  萱瀬(かやせ)ダムの駐車場。 ここは、大村市。



【明日の予定】    近くの石垣を見ます。  
           今日、少しだけ見ました。 今まで、見たことのない石垣の大きさ。 石の大きさ。
           Kさんが、連れて行ってくれました。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

         meisigazoupppm.jpg

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コメント

多良岳でお会いした者です

Kさんのお友達の道案内で見事な樅の木と満開のセリバオーレンを楽しむ事が出来ました。
ありがとうございましたとお伝え下さいませ。
温泉から出てこられるのを待っていたら暗くなりそうでしたので(笑)

Re: 多良岳でお会いした者です

山と温泉でお会いした方ですね。
セリバオーレン、ちゃんと見つけたんですね。
私は、初めて見ましたよ。

伝えておきますね。

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  • 多良岳は、信仰と花の山だった。  金泉寺。 マンサクの花。~諫早市~  他  (2014/3/8)
  • 2014年03月09日 (日)
  • 08時33分16秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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