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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

亘理町は、海際にある小さな町。
この町の観光地と呼べる貴重な所が、鳥の海。 そこを見て来た。

先日、アメリカのメディアの写真を載せた。
その中に、女川町の男の人の写真があった。 写真の説明には、息子さんを亡くしたとあった。
その後、この写真は、読売新聞で大きく取り扱われていたことを知った。(姉からのメールで)

今日のボランティアは、雨のため休み。 無くなった。 ※ 明日も。
夕方まで、のんびり過ごした。

鳥の海と阿武隈川河口。



亘理温泉、鳥の海。
近くには、海水浴場や公園もあった。

11年4月22日 (1)

鳥の海は、海水と真水が混ざっている。
向こうが海。

11年4月22日 (3)

内陸方面。

11年4月22日 (2)

4月と5月には、潮干狩りが行われる。
津波がなかったら、今頃は、家族みんなで楽しんでいる。 

57577_2poppo989.jpg


先日載せた、女川町の男の人の写真。
この写真について、詳しくは分からなかった。
姉からのメールで、調べてみたら、4月17日の読売新聞の夕刊で紹介されていた。

11年4月22日 (4)

(読売新聞記事)

   母と妻眠る道路脇「ごめんな」   ※ 息子さんも見つかっていない。

  母と妻の遺体が道路脇に放置されている。
  行政に収容を要請すると、「手が足りない」と断られた。
  東日本巨大地震で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町。
  同町女川浜の無職平塚義勝さん(66)は、愛する人の亡がらを目前に、
  ただ手を合わせるしかない。

  地震が発生した11日午後、平塚さんは近所の知人宅にいた。
  慌てて自宅に戻ると、足の悪い母みのりさん(93)が、
  近くに住む妹に助け出され、自宅前の路上で椅子に座っていた。
  傍らには妻ヒロ子さん(61)がいた。「どうやって逃げようか」。
  そう考えていたところ、巨大な津波が襲ってきた。

  大量のがれきとともに、あっという間に約10メートル流された。
  しっかりとみのりさんの腕を脇に抱えていた。2人とも胸まで水につかり、
  がれきに体を挟まれた。
  「苦しい、苦しい」
  みのりさんはそううめき、しばらくして息を引き取った。

  「おばあさん、ごめんな」
  がれきの間から何とか脱出した平塚さんは、
  泣く泣くその場を離れ、町立病院に向かった。
  ヒロ子さんは見失っていた。

  翌日、現場に戻ると、
  がれきの下敷きになっているヒロ子さんを見つけた。
  がれきをノコギリで切り、遺体を引き出すと、
  地面に横たえて毛布を掛けた。
  みのりさんの遺体は、がれきのすき間から見えるが、外に出せない。
 
  平塚さんは今、身を寄せている町総合体育館から
  毎朝約15分歩いて現場に向かう。
  2人の遺体に手を合わせるためだ。
 
  「寒いだろう。冷たいだろう。
  きょうも出してあげられなくてごめんな。もう初七日なのに・・・」

  一緒に暮らしていた長男の勝さん(38)とは、まだ連絡がついていない。

こんなことが、現実にあった。
行政は、時にこういうことはあるんですね。
自分たちのやってる仕事が、被災者にどう評価されるより、別の所からの評価に重さを置く。

災害ボランティアセンターの動きを見ても、それを感じることはあった。
このことを指摘している報道機関はあった。

この写真を撮った記者は、この記事を書く位ですから、行政に対応を訴えていますね。


【今日の歌】  キャンディーズ 「わな」  軽快な所がいいですね。



【その他】  軍の関与認める判決確定 「沖縄ノート」訴訟

 

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                    (2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント

男の慟哭

男の慟哭。
女川町の男の写真は、添えられた記事を読むにつれ、むごさと、行政への怒りを禁じえない。
自分の遺体を目の前にし、毎日手を合わせに来る。
辛かっただろうなぁ、この男の人。
初七日もガレキの下で迎えざるを得なかった。
謹んでご冥福を祈ります。

 キャンディーズの歌のアップ、楽しく見ています。時折のオアシスです。「わな」。懐かしい歌です。もう30年ほど昔の歌ですが、体が、心が憶えていました。その頃、無心に生きていました。

 ボランティア活動も一月過ぎましたね。お体の方は大丈夫ですか。九州に来られた折は、温泉でも行きましょう。無理せず、活動してください。

Re: 男の慟哭

そう言えば、一月過ぎてましたね。
体調は、7時間くらい睡眠をとったら、大丈夫。
そんな感じです。

足に釘を刺さないように気を付けています。
破傷風を避けるためです。
長靴に、特別な下敷きを入れています。

あと、被災地では、みんなマスクをしています。
ほこりを吸わないように。 その風景が特徴的です。

今、福島県にどこまで入れるか調べています。

仙台より南は、家並みが続きます。
そのため、多くの動画が撮られています。
動画は、機会があったら撮る。 
それでいいと思っています。







> 男の慟哭。
> 女川町の男の写真は、添えられた記事を読むにつれ、むごさと、行政への怒りを禁じえない。
> 自分の遺体を目の前にし、毎日手を合わせに来る。
> 辛かっただろうなぁ、この男の人。
> 初七日もガレキの下で迎えざるを得なかった。
> 謹んでご冥福を祈ります。
>
>  キャンディーズの歌のアップ、楽しく見ています。時折のオアシスです。「わな」。懐かしい歌です。もう30年ほど昔の歌ですが、体が、心が憶えていました。その頃、無心に生きていました。
>
>  ボランティア活動も一月過ぎましたね。お体の方は大丈夫ですか。九州に来られた折は、温泉でも行きましょう。無理せず、活動してください。

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  • 亘理町鳥の海  「ごめんな」~女川町の男性の写真は、読売新聞で・・・~   他  (2011/4/24)
  • 2011年04月24日 (日)
  • 06時00分37秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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