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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

北原白秋が生まれたのは、南関町(なんかんまち)だった。
 ※ 柳川市と思っていた。
そこは母親の生家であり、末裔(まつえい)の方と話すことができた。

三池炭鉱は、三池郡にあったから、三池炭鉱だった。 ※ 三池という町や市ではなかった。
万田坑を中心に、多くの産業遺産が残っていた。

久しぶりに、柳原白蓮に出会った。

今日は、銀河宙太さんに案内していただいた。
    ※    ※    ※    ※

最初に行く南関町は、印の所。 白秋が生まれた所も、印から近い。
大牟田市、荒尾市は、海の近く。


ここが、白秋の母の実家で、石井家。 白秋は、ここで生まれた。 1885年に。

12年2月9日 (2)

庭に女性の方がいた。 ※ 後で知ったが、石井家の方で、嫁いできた人ではない。
建物は当時の物だが、屋根の部分とか、変更した所もあると言った。
ハクモクレンや彼岸桜の大きな木があった。
それは、白秋の時代にあったもの。

「月と胡桃(くるみ)」という童謡集に中で、
「お母さまは木蓮 白い気高い木蓮」と詠んでいる。

女性の方は、例えば、桜の木について聞くと、
花は小さいんですよ、と云うように謙遜していつも話した。

白秋は、母の古里が好きで、亡くなる前年にも来ていた。

12年2月9日 (1)

※ 外目は、ほかめ、と読む。 

12年2月9日 (5)   12年2月9日 (6)

役場の近くにあった、白秋素麺(そうめん)歌碑。

12年2月9日 (4)   12年2月9日 (3)

ここは、南関御茶屋。 1852年完成。
藩主が、参勤交代や領内巡視の時に、休憩・宿泊に利用。
※ 南関は、熊本藩(肥後藩とも)。  藩主は、細川氏。

12年2月9日 (7)

雛人形が飾ってあった。

12年2月9日 (8)

御茶を御馳走になった。 藩主が座る場所に座って。 (入館料は200円)
※ 白いお菓子は、細川家の紋。

12年2月9日 (10)   DSCF4984ccc

ちょうど、並べ終わったところ。

12年2月9日 (12)

白秋が育った地は、柳川。 母の実家から、20㌔程でしょうか。
遊びに来る時の交通手段は、何だったんでしょう。 歩いて来るのも可能だが。

白秋の歌。

12年2月9日 (13)

左は、篤姫の肖像画。

12年2月9日 (9)   12年2月9日 (11)

新幹線の新大牟田駅。
像は團琢磨(だんたくま)。  三井三池炭鉱の経営を行い、成功する。

12年2月9日 (14)

普光寺の、ろうばい。 花の時期は、そろそろ終わる・
※ 漢字で書くと、蝋梅。  梅の字が付いてるけど、梅ではないそう。

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大牟田市の市街地。

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石炭産業科学館。 大牟田市にある。

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三池炭鉱を支えた、巨大な機械が並んでいた。

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三池炭鉱万田坑跡。 産業遺産として、国の重要文化財。

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大正・昭和初期の、三池炭鉱の中心。 突き当たりは、縦坑。 
深さ276㍍。 今は、土で埋めてある。
手前の乗り物に乗って、下に降りる。 こんなのが、2つある。

12年2月9日 (21)

地下深くに行くのは、不安でないのかな。 
※ 戦後最悪の炭鉱事故は、三池炭鉱で起きている。 ここの坑道ではないが、1963年に。 犠牲者、458人。

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世界遺産認定を目指しているため、廃墟なんだが、整備されている。

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石炭のメインの層の厚さは、5㍍程。 その上下に、いくつかの薄い層がある。
層の全体は、斜めに傾いていて、深い部分は、海の下にある。

これで、縦坑の乗り物を、巻き上げたり下ろしたりする。
左下に、1分間に270㍍とある。 1秒間に4.5㍍。 きっと、耳が変になる。

12年2月9日 (24)

顔はまっ黒。 坑道の中の空気は、どうなっているんだろう。  気温は高いのかな。

12年2月9日 (25)   12年2月9日 (26)

ここは、宮崎兄弟の生家。  荒尾市。  ※ 大牟田市も荒尾市も南関町も、お互いすぐ近く。

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宮崎兄弟のことは、初めて。 
みんなそれぞれ活躍してるが、
宮崎 滔天(みやざき とうてん)が、孫文を助けるという大きな仕事をしていた。
市役所の人が、説明してくれる。 ※ 市が管理。

12年2月9日 (29)

※ 中国の清朝は、辛亥革命(しんがいかくめい)によって、倒される。(1911~12年)
  その革命の指導者の中心が、孫文。
※ 途中、日本に亡命することがあった。 そこで、宮崎 滔天との関わりが出てくる。

歴史が複雑なため、分からない部分が多い。
今回は、ここまで。 いつか機会があったら、また調べてみます。

なんで、柳原白蓮なんだ、と思った。  ※ やなぎわら びゃくれん。
上に書いた、宮崎滔天の息子に、宮崎龍介がいた。

柳原白蓮は、明治44年、27歳の時に、炭鉱王 伊藤伝右衛門と再婚した。(望んだ結婚ではない)
大正10年、彼女は宮崎龍介と、逃避行。 お互い好きになった。 
彼女は、恋に生きた。 「恋は はかない」には、ならなかった。 幸せに生きる。

12年2月9日 (28)

柳原白蓮は、歌人として、そして、美人としても知られている。
もう一つ、知られているのが、大正天皇といとこ同士ということ。

大正天皇の母は、柳原愛子(やなぎわら なるこ)。
白蓮の父は、柳原前光。  前光は、愛子の兄。

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※ 歌を2つ紹介。
   「ひるの夢 あかつきの夢 夜の夢 さめての夢に 命細りぬ」
   「月影は わが手の上と 教へられ さびしきことの すずろ極まる」

この建物が、宮崎家の昔からの家。

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孫文が来た時のを、蝋人形で再現。

12年2月9日 (33)

家の前で撮影。

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最後に、宮原坑跡。

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柳川を通る時、宙太さんには、いつもお世話になっている。
柳川文芸の人だから、詳しい。 私は、退屈しない。

柳原白蓮の歌については、魅力いっぱいの歌を見つけたい。
そして、正確な解釈を。

思い出した。 彼女は、こんな歌を作ったことがあった。 分かりやすい。

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【今日の歌】
北原白秋の、作詞です。 城ヶ島の雨。

森昌子 MORI MASAKO - 城ヶ島の雨 JOUGA SHIMA NO AME

※ 宙太さんと、こんな話をした。
  北原白秋は、「この道」など、たくさんの童謡を書いた。
  でも、数年間結婚して一緒に暮らした江口章子(あやこ)がいなかったら、作れなかったかも知れないねって。
  つまり、白秋が、童謡を書き始める時に、一緒にいたのが、江口章子。
  白秋の童謡をつくる才能を開花させたのは、きっと彼女だ。 彼女は書いていた。
  結婚した当初、白秋はまったく売れていなかった。

※ 関連ブログ  若き日の白秋を支え、恋に生きた詩人、江口章子 ~彼女の故郷、香々地を訪ねて~  他 (2010/4/15)

【道の駅】    おおむた

【明日の予定】  山鹿市

※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                    (2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント

お疲れさまでした。
写真、きれいに撮れています。寒い日でしたが、午後から晴れていい旅日和でした。

南関お茶屋跡での、一服の抹茶は美味しゅうございました。座敷で、南関富士を目の前にして、感動のひとときでした。
版画を写しておられますね。これは、元町長で、白秋といとこの故石井了介氏の版画です。晩年画かれたものです。白秋の歌を素に版画にされました。画集がでています。ほかにも南関町の中に残っています。

山鹿市は、夏の山鹿灯篭が有名です。今も冬の百華百彩があっていることでしょう。近くの平山温泉が今人気があります。田園の温泉ですが、温泉湯がいいです。

Re: タイトルなし

お世話になりました。

平山温泉が気になるので、今調べておりました。
調べ終わった時、コメントに気付きました。
いい温泉のようです。

山鹿は、夜に燈籠がともるようです。
時間があるので、平山温泉に行ってきます。

今は、街の中の駐車場です。(2時過ぎ)

ブログに、江口章子の記事を付け加えました。



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  • 白秋生誕の地、南関  三池炭鉱万田坑跡  孫文を助けた宮崎滔天 ~南関町・荒尾市~  城ヶ島の雨  他  (2012/2/9) 
  • 2012年02月10日 (金)
  • 06時19分19秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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