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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

長崎に、丸山があるという。 
そう言えば、何かの歌にあった。 何だ。 そうだ、長崎ブルースだ。 青江三奈。

  逢えば別れが こんなにつらい  逢わなきゃ夜が やるせない
  どうすりゃいいのさ 思案橋   丸山せつない 恋灯り  
  ああ せつない長崎 ブルースよ

丸山遊郭に行こうか迷った。 遊郭の側にある、橋の上で。
 ※ その気持ち分かる、と言いたいところ。

海外貿易の拠点が長崎に移るまで、平戸に、丸山遊郭はあった。
名前と一緒に、長崎に行ってしまった。


    ※    ※    ※    ※

ここは、鄭成功(ていせいこう)記念公園。  左に、江戸時代に作られた碑が見える。

12年1月23日 (2)

この人が、鄭成功。 初めて聞く名前。 この地で、生まれた。
近くにの山の上に、鄭成功廟(びょう)があり、そこにあった説明。

12年1月23日 (1)   12年1月23日 (4)

鄭成功の父は、鄭芝龍(ていしりゅう)。 
元々、海賊だったが、日本に貿易のためやって来た。 平戸島の大名松浦氏と協力して、儲けた。
書籍や陶磁器を売って。 屋敷を平戸に構えた。 日本人の娘との間に子供をもうけた。
その子が、後の鄭成功。

中国の、時代が、明(みん)から清(しん)に移った時、鄭成功は歴史に登場する。
明の復活を願って清と戦う。 最後は負けるが、今の台湾に拠点を移す。
台湾は、オランダが実権を握っていた。 植民地のようなもの。
そのオランダと戦い、台湾から追い出した。
鄭成功は、その時の、中心人物。

現在の台湾のスタートは、その時になった。
鄭成功は、39歳という若さで亡くなるが、台湾の基礎を築いた。
そのために、今でも、彼は台湾では英雄だと云う。(司馬遼太郎が書いた文を参考)

台湾から観光に来た人は、必ず、下の写真の鄭成功廟を訪れると云う。

12年1月23日 (3)

鄭成功廟の近くに、展望台があった。 そこから見た、千里が浜。 鄭成功記念公演が見える。

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上の小さな丘の下に、歓楽郷 丸山跡とあった。 坂を下ったら、川内(かわち)の港。

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平戸の港が狭いので、副港のように、ここの港にも外国からの船が入った。
港は栄え、歓楽街が出来た。 鎖国と共に、貿易の拠点は、長崎に移った。
歓楽街丸山も、名前と一緒に、長崎へ。

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港のお店に、イカ。 コウイカのよう。

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宝亀(ほうき)という地域に来た。 少し高台に上った。

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宝亀教会に向かっている。  変わった石垣。 玄武岩に似ている。
 ※ 兵庫県の北部にある、玄武洞で見た玄武岩は、こうだった

この時は気付かなかったが、後で、関係してくる。

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宝亀教会。 (写真が、少しおかしい)

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木造と云うのが、大きな特徴。

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地図があった。  現在地が、ここの場所。

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窓が下まである。 ベランダも。 これも、特徴。

12年1月23日 (16)

中に入ってみたが、写真は原則禁止とあった。
外の写真を撮っていたら、地元の人に会った。 説明してくれた。 そうして、中を案内してくれた。
写真も、いいですよと。 ありがたい。

今日は、いくつか教会を見たが、ここが一番美しかった。

12年1月23日 (21)

入り口の方。 太陽の光は、向こうから来ると云う。

12年1月23日 (17)

ここの教会の名前は、宝亀教会。 ちなみに、平戸城の別名は、亀岡城。
なぜ、亀がつくのか。 平戸は、九州の北の守りの場所だった。

 中国の神話に四神(しじん)というのがある。 天の四方の方角を司る霊獣。
 東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)の4つ。
 どれも、よく耳にする。

北は玄武。 玄武の姿は、こう。 亀とヘビ。

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これで、分かりました。 平戸は、北の守りなので、城は亀岡城。
ここの教会の名前に「亀」があるのも、この神話から。

なお、玄界灘の「玄」も玄武から。
以上、全て、案内の人が教えてくれた。

※ 先ほど見た玄武岩が、この地にあるのは、たまたまだろうか。  
  玄武岩は、五角形が多い。 上の玄部の図が五角形に似ているので、玄武岩と名付けられた。

正面の上。

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正面の左右。

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横のステンドグラス。   白熱球を使っている。

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案内してくれた人に、お礼を言って別れた。
写真が撮れたので、この後は撮れなくてもいいと、余裕が出た。

紐差教会(ひもさし)地区に入った。 見えるのは、紐差教会。

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こうです。 面白い木がある。

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美しい。 ※ 空に飛んで行きそう。

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大きい。 ※ 長崎の浦上天主堂が、原爆で焼けて建てなおすまで、日本で一番大きかったとある。(Wikipedia)

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宝亀教会とは、別の美しさ。 白亜の殿堂。

12年1月23日 (28)

写真は、外だけ。  中は、美しいと云うよりは、荘厳さか。 

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南の方。
※ 尖がってる山が、少しだけ、遠くに見える。 もしかしたら、志々伎山(しじきやま)か。
  この山は、本土最西端の山。 登りたい。 登るかもしれない。
※ 橋が無い時は離島なので、本土にはならない。 平戸は、今は本土。

12年1月23日 (31)

小さな集落にあった、木ヶ津(きがつ)教会。

12年1月23日 (32)

少し走って、長泉寺にあった、鯨供養の石造五重塔。  元文4年(1739)に建立。
江戸時代、クジラ漁が盛んだった。 大島もそうだったし、この辺り一帯が、盛んだったよう。

12年1月23日 (33)

境内から見える海。  
「槙の木」と見えるが、高野槇(コウヤマキ)のことと思う。 

12年1月23日 (34)

コウヤマキは、1属1種で、似てる木はない。 この木は少ない。 高野山には多く、そこでは霊木。

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別の場所。 冨春庵跡。

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栄西が庵を構えたとある。

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※ お茶もこの地に伝わったと、別に説明があった。 
  一般的には、この時に伝えたのは、佐賀県の背振山(せふりやま)と言われている。(以前行った)
  最初に伝わったのは、もっと早い時期。 空海とか最澄の時代。
  今のように、庶民が飲むのを伝えたのは、栄西。

教会の中は、美しい。 どんな目的があるのでしょう。

その国を植民地にする時、まず、宗教が入る。
命をかけて戦うのを願ったのは、為政者。 殉教と云う美にして。
信者はそのことを知らず、純粋に神を信じるのだが。

そんなことを思ったりするんだが、どうでしょう。

幕府が警戒した理由は、これかも。
※ 一揆の時、団結の力は並大抵でない。 島原の乱のように。


【今日の歌】
「アコースティックギターの第一人者」をネットで調べたら、出て来る名前は、2人。
石川鷹彦と吉川忠英(よしかわちゅうえい)。

吉川忠英は、中島みゆき・松任谷由実・福山雅治・夏川りみ達に関わっている。
レコーディングやコンサートに参加。 作曲・編曲なども。

ギターの演奏が、忠英さん。



2人の演奏は、滅多にない。



吉川忠英さんに、一度だけ会ったことがある。 最後の職場の時。
※ 関連ブログ  アコースティックギタリスト 吉川忠英  他  (1月27日

※ 明日の歌は、今日に関係する何か。  藤浦洸も、あと一度くらい。

【停泊場所】   平戸城の下

【明日の予定】  雪の予報。 歩いてどこかに。 少しだけ。

※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                    (2008年4月~2010年9月までの記事)

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akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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