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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

本州の最果ての地に、雪の吹きすさぶ中、じっと寒さに耐え、立ち尽くす馬がいる。
寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる。
その馬を見に、尻屋崎(しりやざき)に行ってみた。

岬は、花の季節だった。
ニッコウキスゲと、ヒオウギアヤメが、満開だった。

根室に、涙香岬(ルイカ)岬と云う、小さな岬がある。
近くに、昔、遊郭があった。
仕事のつらさに、多くの女性が、その岬から、冷たい流氷の海に、身を投げた。

このことを小説にした作家がいた。
桜木紫乃(さくらぎしの)さん。 小説の名前は、風葬。

その桜木さん、「ホテルローヤル」で、直木賞を受賞した。
    ※    ※    ※    ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

突端が、尻屋(しりやざき)



(2分57秒) もう少しで、尻屋(しりやざき)灯台。
       ※ 灯台名は、埼を使うことが多い。



この場所は、灯台の手前。 ニッコウキスゲの群落が、あちこちに。

13年7月17日 (32)

いい季節に来ました。 北海道では、エゾカンゾウと呼ぶ。

13年7月17日 (1)   13年7月17日 (2)

エゾフウロ。 エゾが付くけど、本州にもある。  
花弁が少し波打っている。  これがいいのかな。
この辺りの花は、再度、見る。

13年7月17日 (3)   13年7月17日 (4)

尻屋埼灯台。  白亜の灯台。  古いけど、美しい。 明治9年。  東北で最初。  

13年7月17日 (13)

※ この灯台で変わったことがあった。  まぼろしの灯台と、呼ばれたことが。(Wikipedia)

     第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)に、米軍に射撃を受けた。
     村尾常人 標識技手が殉職した。
     翌1946年(昭和21年)、攻撃を受け破壊しつくされたはずの灯台が光を放った。
     目撃が相次いだ。 
     付近を航行中の漁船が、遭難を免れたということもあった。

     人々は、米軍の攻撃時に殉職した、村尾標識技手の霊なのではないかと噂した。
     同年8月に、霧信号舎屋上に、仮の灯りを点灯する。
     そうしたら、この現象は消えた。

何があったのかな。

突端は、このように岩。

13年7月17日 (5)

お地蔵様。 子守地蔵みたい。   花は、イワベンケイ。

13年7月17日 (10)   13年7月17日 (6)

岩に、背丈の短い、ニッコウキスゲ。  花の大きさだけは、一人前。

13年7月17日 (8)   13年7月17日 (9)

ハマヒルガオですね。

13年7月17日 (7)

本州は、ここで、海に入り込んでいる。  津軽海峡は、ずっとずっと昔からある。
鳥の楽園。 岩に白い花が咲いている。

13年7月17日 (11)   13年7月17日 (12)

向こうから来た。

13年7月17日 (14)

遭難した人の、慰霊碑。 東京オリンピックがあった、昭和39年の冬。 
20代の人がたくさん。 冷たい海に、・・。

花は、ツリガネニンジン。  キキョウの仲間だそう。 花が似ている。
※  日高のアポイ岳で見た、ハクサンシャジンは、これの変種だそう。(2010年8月)

13年7月17日 (15)   13年7月17日 (16)

近くで見たら、こんな花。  灯台の東(右)側。

13年7月17日 (17)   13年7月17日 (18)

ナビが生まれる前は、今より、ずっとずっと役立った。
今も、船はこの灯りを見て、津軽海峡に入る、または出る、と感じるんでしょうね。

13年7月17日 (19)

岬の東側を、下っている。  森の中には、馬が通る道がある。  風が木を曲げる。

13年7月17日 (20)   13年7月17日 (21)

やっと見つけた。  5頭。

13年7月17日 (22)

がっしりしている。 この体で、冬の寒さには、負けない。 このように。(右上の×で戻る)
ちなみに、サラブレッドは、こんな体形。(2010年 日高)

適当に話しかけて、驚かさなければ、大丈夫。  逃げない。

13年7月17日 (23)   13年7月17日 (24)

子馬は、起きたばかり。 まだ眠い。  寝ぼけて、ここはどこだ、って考えてたりして。
途中から、車の外に出た。

13年7月17日 (25)   13年7月17日 (26)

(1分3秒)



花があった方に、もどった。 一面の、ニッコウキスゲ。  それと、ヒオウギアヤメ。黄色が特徴。

13年7月17日 (27)   13年7月17日 (28)

半島の西岸の道。 花は、この道沿いに。

13年7月17日 (29)

このような所が、何か所も。  
馬がいることは、花にとって、きっとプラスでしょうね。  
馬糞が肥料に。  花にとって邪魔な草を、馬は食べるかも知れない。

13年7月17日 (30)

3つ、混ざって。

13年7月17日 (31)

(1分2秒)



岩に咲くのも、美しい。

13年7月17日 (34)   13年7月17日 (33)

ゲートを出た所にも、馬はいた。

13年7月17日 (35)

これは、別の馬。  女性が、「アオ」って叫んだら、やってきた。

13年7月17日 (36)

アオは、きかない。 最初の馬を、追い払おうとする。 一度、背中に噛みついた。
女性に叱られて、やめた。

13年7月17日 (37)   13年7月17日 (38)

別の馬。 十勝で見た、神田日勝の描いた馬に、似ている。

13年7月17日 (39)

(38秒)

寒立馬は、9頭まで減ったが、今は40頭。 大事にしている。



近くに、肉牛がいた。

13年7月17日 (40)

この後、下風呂(しもふろ)温泉に向かった。
大間まで、あと少し。



乳白色の硫黄泉だという。 だから、行く。
着きました。 港に車を置いた。

13年7月17日 (41)

烏賊様(いかさま)レースは、聞いたことがあった。 こことは、知らなかった。

13年7月17日 (42)   13年7月17日 (43)

誰か、ずるいことをしそうな、レースだな。

レースは、1分過ぎ。  最後に、面白い洒落が。



温泉街。 すぐ、右に曲がる。  昔の線路下を通る。

13年7月17日 (44)   13年7月17日 (45)

下風呂温泉大湯。 公共の温泉。 300円。

13年7月17日 (46)

番台があって、銭湯の雰囲気。  湯は確かに白い。

13年7月17日 (48)   13年7月17日 (47)

入ったら、白っぽいが、乳頭温泉よりは、白さが薄い。 
源泉の温度が高いため、水で薄めているという。

地元の人が、5人ほど来た。
今日の挨拶は、みんな、寒い寒い。 15度くらいか。

話が始まったら、何言ってるか分からない。 
気持ちを集中させて聞けば、半分くらい分かる。 普通に聞いてたら、外国語のよう。

湯温は高め。 低い方で、42~43度。 高い方は、44~45度。
小さな子供が、お父さんに抱かれて入った。 熱いとか、一言も言わない。 
さすが、下北の子供。 寒立馬の強さと同じ。 寒い、熱いの、違いはあるが。

うすい硫黄泉だけど、熱いから、体はポカポカになる。

このような、小さな温泉街。

13年7月17日 (49)

※ 地図に、北限の猿とある。 昨日紹介した、仏ヶ浦の記事に出てきますね。

昔の線路跡を歩いた。

13年7月17日 (50)

駅には、誰もが、懐かしい思い出がある。 このようにして、残した。

13年7月17日 (51)   13年7月17日 (52)

角館(かくのだて)そして、昨日、夏泊半島の大島で会った、菅江真澄(すがえますみ)。
絵に神社の鳥居が見える。  今も、今日入った温泉の上に、神社がある。

13年7月17日 (53)   13年7月17日 (54)

下北に住んだことがある、と。

13年7月17日 (55)   13年7月17日 (56)

烏賊様レースの場所が、中央少し左に。

13年7月17日 (57)

少し走って、大間のフェリーターミナル。 建物が新しくなっていた。

13年7月17日 (58)

寒立馬が見られ、おまけに、花まで。
下北半島は、見どころが多い。

【ブログの紹介】    薬研温泉 かっぱの湯  薬研渓流 ~むつ市~   他  (2010/9/23)

【その他】

桜木紫乃さんが、直木賞。 夜のニュースで知った。
この人が、私に、涙香岬(るいかみさき)を教えてくれた。
涙香岬は、根室の人も、ちゃんと知らない。
調べて、やっと分かった。
13年7月17日 (61)   13年7月17日 (60)

涙香岬追記 タンチョウ  他 (2009/08/09) 
涙香岬まとめ  カレイ釣り  他 (2009/08/08)
ルイカミサキ(涙香岬)  他  (2009/08/07)

この作家は、私たちの知らない世界で生きている人を、描く。
だから、面白い。
選考委員が語っているのは、その通り。

13年7月17日 (59)   13年7月17日 (62)

作家は、普通のことを書かない。 だから、しゃべることも、普通でない。 面白い。



【今日の歌】  とんぼちゃんの歌。 画像は、どうでもいい。
         ※ ただ、このような女性には、今まで会ったことがあります。
           でも、日本の女優には、この雰囲気の人は、いないですね。



【停泊場所】   大間港のフェリーターミナル駐車場。



【明日の予定】  函館に渡る。 午後2時。 その前に時間があれば、大間崎に。
         函館に着いたら、函館のどこかを歩くのかな。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事

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akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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