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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

新京極にある誓願寺と誠心院に、行ってみました。
謡曲「誓願寺」の中身が、和泉式部縁起絵巻によって、分かりました。

誠心院の近くにあるモン・ベルで、山のものを少し買い足しました。
明日、低い山ですが、愛宕山に行きます。
駅から歩くので、たくさん歩きます。
    ※    ※    ※    ※    ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg

新京極にある、誠心院の位置。



すぐ上に、誓願寺(せいがんじ)。 



新京極にお寺はいっぱいあるが、どこも目立たない。
広く見えるのは、誓願寺だけ。 他は、ビルや商店に囲まれている。

13年4月10日 (7)

本堂の額を、南無阿弥陀仏にしなさいと、宝篋印塔(ほうきょういんとう)から出てきた、和泉式部が言った。
これが、謡曲「誓願寺」の中身なんですね。

13年4月10日 (2)

中央上。  ここには普通、誓願寺。 確かに、南無阿弥陀仏、とある。

13年4月10日 (3)

本堂の右手前に、扇塚。

13年4月10日 (4)

和泉式部信仰、そして、舞を広めた人がいると、ありますね。

式部信仰を信じた人たちの中には、式部を弔って、石塔を建てるなどした。
それは、いつしか、墓と言われるようになっていく。
こういうことで、和泉式部の墓がいっぱいあるのかなと。

自分たちの住む地域が、式部と関係があることを望んだんでしょうね。
平家の落人部落がいっぱいあるのと、同じように。
そう云えば、小野小町の墓も、あちこちにありますよ。

奉納した扇が、並んであった。

13年4月10日 (5) 13年4月10日 (6)

ここが、誠心院。  初代住職が、和泉式部と。

13年4月10日 (8)

これが墓と云われる、宝篋印塔。

13年4月10日 (35)

和泉式部は、娘の小式部内侍(こしきぶのないし)を亡くして、傷心のあまり、仏門に入る。

13年4月10日 (36)

※ 小式部内侍の「まだふみもみず・・」の歌がいいです。
  これは、歌会で、即興で作ったんですね。
  ある男に、あなたの歌は上手だけど、母親が作っているのではって、言われたんですね。
  ひどいことを言われた。
  でも、母親は、天橋立に行っていた。 それで、
  母親は遠い所に行ってるので、まだ、手紙も見てませんよと、歌った。
      ※ 生野と行く、文もと踏み、など、別の意味も持たせてるんですね。

  親子の歌は、百人一首の中でも、目立ちますね。

境内にある、二十五菩薩。

13年4月10日 (37)

境内に、和泉式部縁起絵巻の額が飾ってあった。
文は、絵巻の右下にある文。 今回初めて、ちゃんと読んでみた。

  仏法を求めて京都を旅立つ -上巻 一  
     宮廷歌人としてその名を馳せた和泉式部は、晩年、この世の無常を思い、来世に不安を感じていた。
     そこで女官2人と連れ立って、播磨国書写山円教寺(兵庫県姫路市)へと旅立った。
     円教寺には性空(しょうくう)上人という名高い僧侶がいたからである。

13年4月10日 (9)

  播磨国への船旅 -上巻 二
     淀の船着き場に到り、そこから船で
     淀川を下っていくところである。

13年4月10日 (11)

  書写山円教寺の門前にて -上巻 三
     円教寺の門前に着いた和泉式部たち。しかし、寺の門は閉ざされている。
     和泉式部は次の歌をくりかえし詠んで、開門を請うた。
  
       「くらきよりくらきみちにぞ入りぬべき はるかにてらせ山のはの月」
          ( 暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき  遥かに照らせ 山の端の月 )

13年4月10日 (13)

  性空上人に教えを受ける -上巻 四
     和泉式部の歌に感じ入った性空上人は門を開け、和泉式部らと対面する。
     「女の身で西方浄土に往生する道はないものでしょうか」と問う和泉式部に、性空上人は
     「石清水八幡宮(京都府八幡市)の八幡大菩薩は阿弥陀如来の化身ですから、この神様に
      お祈りすればよいでしょう」と教えた。

13年4月10日 (15)

  岩清水八幡宮に参拝 -上巻 五
     石清水八幡宮に参拝し、七日七夜のお籠もりをすると、和泉式部の夢の中に八幡大菩薩が
     あらわれ、次のようにお告げになった。
    「私は神の道に入って久しいので、仏の道を忘れてしまった。京都の誓願寺(当院の北にある)
     の阿弥陀如来は一切衆生を極楽へと導いてくださるから、誓願寺で祈りなさい。」

13年4月10日 (17)

  誓願寺に参拝 -上巻 六
     誓願寺に参籠すること四十八日、ある夜、夢に尼僧が出てきて和泉式部に告げた。
    「南無阿弥陀仏と念仏をお唱えすれば、女の身であっても極楽に往生できることは間違いありません。」
     和泉式部はこれを信じて、誓願寺に日参するときのほかは小御堂(当院の本堂、当時の所在地は寺町
     神口辺り)に籠もり、日夜「南無阿弥陀仏」とお唱えするのを怠らなかった。

13年4月10日 (19)

  往生を遂げる -上巻 七
     和泉式部は出家して、専意と名を改めた。
     そして長和三(1014)年 三月二十一日、紫雲が軒先にたなびいて芳香が薫る中、極楽往生を遂げ
      たのである。

13年4月10日 (21)

   一遍上人の熊野詣で -下巻 一
     和泉式部の往生から二百六十年余りが過ぎた建治二(1276)年三月、時宗の開祖として知られる
     一遍上人が、熊野本宮大社(和歌山県田辺市)に参拝した。

13年4月10日 (23)

  阿弥陀如来のお告げ -下巻 二
     阿弥陀如来の化身である熊野本宮大社の祭神は、一遍上人に
    「六字名号一遍法 十界依正一遍体 万行離念一遍証 人中上々妙香花」
     という四句を説き、「南無阿弥陀仏の六字の名号を唱えれば極楽浄土に往生できると説いて、
     衆生を導きなさい」とお告げになった。

13年4月10日 (25)

  一遍上人の布教 -下巻 三
     一遍上人はお告げに従い「南無阿弥陀仏六十万人決定(けつじょう)往生」のお札を配って遊行した。     
     多くの人々が、きそって一遍上人のお札を受けた。

13年4月10日 (27)

  和泉式部との出会い -下巻 四
     一遍上人が誓願寺でお札を配っていると、一人の女性が「ここには六十 万人決定往生とありますが、
     六十万人しか往生できないのですか」とたずねた。
     一遍上人は「往生の人数ではありません。熊野権現のお告げの頭文 字です。
     だれでも南無阿弥陀仏と唱えれば必ず往生できます」と答えた。

13年4月10日 (29)

  和泉式部の墓(宝篋印塔) -下巻 五
     女性は「誓願寺の額を南無阿弥陀仏に書き換えなさい。これはご本尊のお告げです」と言った。
     一遍上人が不思議に思って名をたずねると「私は和泉式部です。あそこに見える誠心院の小御堂が、
     私が往生したお堂です」と言って、石塔の辺りまで来ると、忽然と姿を消してしまった。

13年4月10日 (31)

  和泉式部の来迎 -下巻 六     
     一遍上人が言われたとおり額を書き換えると、周囲に紫雲がたなびき、
     和泉式部が歌舞の菩薩たちとともにあらわれた。
     人々は驚喜し、一遍上人はおどろいて合掌し礼拝した。

13年4月10日 (33)

四条通から新京極への入り口に、染殿院という、小さな寺がある。



ここが、一遍の道場跡と言われている。 ここで、南無阿弥陀仏と書いた、お札を配った。

染殿院は、藤原 明子(めいし)のことで、文徳天皇の后(きさき)。 息子は、清和天皇になる。
平安時代の初めの頃で、この頃から、藤原氏が天皇に近づき、力をつけていく。

13年4月10日 (38)

【その他】

新京極の、三条(北側)からの入り口は、坂。 たらたら坂。
周りに坂がないのに、ここだけ坂。 不思議って、言われる。

13年4月10日 (1)

地図ではここ。



【今日の歌】    高遠城の桜が、7分咲だそうです。  満開になったらこう。(昨年
           曲名は、風の桜衣(はなごろも)
           動画は、一昨年撮影。 震災のボランティアで、南三陸町から亘理町へ移動する時です。


        
               由布姫  高遠城  絵島の物語  他 (2009/06/18)
               由布姫(諏訪御料人)と絵島の墓に、お参り。  絵島の囲み屋敷。  高遠城跡。~伊那市高遠町~  他  (2012/11/1)

【道の駅】    ガレリアかめおか

【明日の予定】   愛宕山へ
 保津峡駅から、清和天皇陵の方に向かう。 そっちから頂上へ。
          明智光秀が本能寺の前、愛宕山にお参りしている。 その道。
          帰りは、嵯峨嵐山駅に。 お弁当をもって。



 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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  • 誓願寺と誠心院。  和泉式部縁起絵巻(上・下)~京都市~  他  (2013/4/10)
  • 2013年04月11日 (木)
  • 02時27分50秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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