宍喰から数㌔走ったら、高知県。 そして、そこは、甲浦(かんのうら)。
海の駅というのがあって、道の駅と同じように使える。
変わった家があるので、歩くことに。
また、甲浦は、維新で活躍した江藤新平が、捕まった地でもあった。 ここに来て、知った。
まず、「江藤新平 遭厄の標」があるので、行った。 ※ 遭厄~そうかい。 厄介(やっかい)なことに出会うこと。
場所はここ。 この後は、左の道を歩いて、右の港に行く。
江藤新平は、維新10傑の一人とある。
明治に入って、初めは新政府に入っていたが、そこから出る。 出身の佐賀に戻る。
明治6年、佐賀の乱という、武士の反乱をおこす。 担ぎ出されて、反乱の長になった感じ。
反乱は失敗し、新平は、新政府から追われる身となる。
鹿児島の西郷隆盛の所に行って、武装蜂起するよう頼むが、断られる。
※ この時会った場所が、指宿に近い、鰻温泉。 ここです。 西郷がよく来ていたとあった。
晋平は、江戸に向かう。 四国に渡って、土佐に行った。 土佐でも、助けてもらえなかった。
ここ、甲浦(かんのうら)から、船で脱出と考えていたのか、ここへ来た時につかまる。
地元の人に聞いたら、下の写真の向こうの山を下りて来た時に、待ち伏せされて、捕まったと言った。
海側の土佐浜街道ではなく、山を越えてきた。 雨の中の夜。
大変な苦労だったよう。 こう言ったそう。
「自分は母の胎内を出て以来,いまだかつてこのような苦痛に遭遇したことがない」
甲浦の町は、新平を捕まえるために、地元の人間が力を貸していないことに、安堵しているようだ。
今の町長は、こう言っている。
「せめて、船で逃がしてやれなかったもんかな」と。
新平は、佐賀に連れ戻され、満足な裁判も受けられず、打ち首になった。 明治に入っても、まだこの方法。
新平を捕まえるのに躍起になっていたのは、新政府内で意見が合わなかった、大久保利通だった。
下野にくだっても、新平は、それほど力があり、恐れられていた人物だった。
松本清張が、梟示抄(きようじしょう)という、短編小説を書いている。
これは、新平の最後を、実録的に描いたもの。
私は、ずっと昔読んだことがある。 忘れたしまったが。
今、甲浦の町は、江藤新平に申し訳なかったと思うのか、新平を大事にしている。
土佐浜街道。 この町並みの中に、仏頂造りの家がある。
北海道には、道端に、こういう風景はない。
ありましたね。 両方の家に。
これです。
上のが、こうなる。 横向きの、観音開きだった。 上は、屋根に引っ掛けてあるのか。
下は、椅子にでも何にでもなる。 物を並べて売ることだって。
名前は、仏造り。 土佐には、ここの他にもあるようだ。
観音開きだから、仏頂なのか、これについては、分からない。 ※ 仏頂は、仏像の頭の上だそう。
昔は、この通りには、どこの家にもあった。 ※ この通り以外は、見ることはなかった。
新しく家が建って、減って来た。
街の看板とかに、仏頂造りの言葉は出てこない。 保存の取り組みは見られない。
情報誌の多くに、仏頂造りの漁村と、小さく紹介されているが、いつかは消える。
将来は、資料館として、1軒だけ残すことになるでしょうか。
こんな手押し車が。 三輪車の車輪を利用したのかな。
冬でも、花が少しだけ。 変なのが、木にぶら下がっている。
阿佐海岸鉄道の終点、甲浦駅。 ここと、海部駅までの間、8.5㌔の鉄道。
赤字で、廃止を検討していると言うから、今乗らないと、乗れなくなるかも。
橋の下の水に、アオサギが映っていた。
カモ。 そ~っと近づいて見つかると、みんな逃げる。
「コラコラ、なにしてる」とか言いながら近づくと、だいじょうぶ。
地図の右の方の、港に向かった。 ここも、土佐浜街道。
同じ場所から、道が2つ。 軽自動車でないと、すいすいと通れない。 細い家。
小さな床屋さん。 昔は、大きな街でしたよ。
ここが、甲浦港。 土佐の東の玄関口。
土佐の殿様は、ここまで陸路で来て、ここから船に乗った。 ※ そうでない時もあるが。
また、山内一豊の妻「千代」も、ここに上陸したとある。
※ 千代の出身は、大河ドラマでは、近江。 現在は、郡上八幡が有力。 郡上八幡城。
上の写真の、ずっと海寄り。 甲浦大橋の向こうは、港は広くなる。
反対方向から。
別の方の入江。 左に、上の写真の入江。 天然の良港。
※ 甲浦大橋の欄干の上から撮影。 防護柵のようなのに、つかまって。
知らない町を歩いて、今日くらい楽しめたら、十分ですね。
今日のように、プラプラと歩くのが、一番好きです。
阿佐海岸鉄道が気になります。
【停泊地】 甲浦にある、海の駅
【明日の予定】 室戸岬になるかな。 途中に、何かあればいい。 汽車に乗るか。
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海の駅というのがあって、道の駅と同じように使える。
変わった家があるので、歩くことに。
また、甲浦は、維新で活躍した江藤新平が、捕まった地でもあった。 ここに来て、知った。
まず、「江藤新平 遭厄の標」があるので、行った。 ※ 遭厄~そうかい。 厄介(やっかい)なことに出会うこと。

場所はここ。 この後は、左の道を歩いて、右の港に行く。
江藤新平は、維新10傑の一人とある。
明治に入って、初めは新政府に入っていたが、そこから出る。 出身の佐賀に戻る。
明治6年、佐賀の乱という、武士の反乱をおこす。 担ぎ出されて、反乱の長になった感じ。
反乱は失敗し、新平は、新政府から追われる身となる。
鹿児島の西郷隆盛の所に行って、武装蜂起するよう頼むが、断られる。
※ この時会った場所が、指宿に近い、鰻温泉。 ここです。 西郷がよく来ていたとあった。
晋平は、江戸に向かう。 四国に渡って、土佐に行った。 土佐でも、助けてもらえなかった。
ここ、甲浦(かんのうら)から、船で脱出と考えていたのか、ここへ来た時につかまる。
地元の人に聞いたら、下の写真の向こうの山を下りて来た時に、待ち伏せされて、捕まったと言った。
海側の土佐浜街道ではなく、山を越えてきた。 雨の中の夜。
大変な苦労だったよう。 こう言ったそう。
「自分は母の胎内を出て以来,いまだかつてこのような苦痛に遭遇したことがない」
甲浦の町は、新平を捕まえるために、地元の人間が力を貸していないことに、安堵しているようだ。
今の町長は、こう言っている。
「せめて、船で逃がしてやれなかったもんかな」と。
新平は、佐賀に連れ戻され、満足な裁判も受けられず、打ち首になった。 明治に入っても、まだこの方法。
新平を捕まえるのに躍起になっていたのは、新政府内で意見が合わなかった、大久保利通だった。
下野にくだっても、新平は、それほど力があり、恐れられていた人物だった。
松本清張が、梟示抄(きようじしょう)という、短編小説を書いている。
これは、新平の最後を、実録的に描いたもの。
私は、ずっと昔読んだことがある。 忘れたしまったが。
今、甲浦の町は、江藤新平に申し訳なかったと思うのか、新平を大事にしている。
土佐浜街道。 この町並みの中に、仏頂造りの家がある。

北海道には、道端に、こういう風景はない。

ありましたね。 両方の家に。

これです。

上のが、こうなる。 横向きの、観音開きだった。 上は、屋根に引っ掛けてあるのか。
下は、椅子にでも何にでもなる。 物を並べて売ることだって。

名前は、仏造り。 土佐には、ここの他にもあるようだ。
観音開きだから、仏頂なのか、これについては、分からない。 ※ 仏頂は、仏像の頭の上だそう。

昔は、この通りには、どこの家にもあった。 ※ この通り以外は、見ることはなかった。
新しく家が建って、減って来た。

街の看板とかに、仏頂造りの言葉は出てこない。 保存の取り組みは見られない。
情報誌の多くに、仏頂造りの漁村と、小さく紹介されているが、いつかは消える。

将来は、資料館として、1軒だけ残すことになるでしょうか。
こんな手押し車が。 三輪車の車輪を利用したのかな。

冬でも、花が少しだけ。 変なのが、木にぶら下がっている。

阿佐海岸鉄道の終点、甲浦駅。 ここと、海部駅までの間、8.5㌔の鉄道。
赤字で、廃止を検討していると言うから、今乗らないと、乗れなくなるかも。

橋の下の水に、アオサギが映っていた。


カモ。 そ~っと近づいて見つかると、みんな逃げる。
「コラコラ、なにしてる」とか言いながら近づくと、だいじょうぶ。

地図の右の方の、港に向かった。 ここも、土佐浜街道。

同じ場所から、道が2つ。 軽自動車でないと、すいすいと通れない。 細い家。

小さな床屋さん。 昔は、大きな街でしたよ。

ここが、甲浦港。 土佐の東の玄関口。
土佐の殿様は、ここまで陸路で来て、ここから船に乗った。 ※ そうでない時もあるが。
また、山内一豊の妻「千代」も、ここに上陸したとある。
※ 千代の出身は、大河ドラマでは、近江。 現在は、郡上八幡が有力。 郡上八幡城。

上の写真の、ずっと海寄り。 甲浦大橋の向こうは、港は広くなる。

反対方向から。

別の方の入江。 左に、上の写真の入江。 天然の良港。
※ 甲浦大橋の欄干の上から撮影。 防護柵のようなのに、つかまって。

知らない町を歩いて、今日くらい楽しめたら、十分ですね。
今日のように、プラプラと歩くのが、一番好きです。
阿佐海岸鉄道が気になります。
【停泊地】 甲浦にある、海の駅
【明日の予定】 室戸岬になるかな。 途中に、何かあればいい。 汽車に乗るか。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、こちらです。
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【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は31位です。
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コメント
丸亀到着
Re: 丸亀到着
お疲れさまでした。
途中雪が降りましたが、それはそれで、旅のうち。
海洋深層水の工場は行ったんですが、入ったけど、出てきた。
見られるのか、温泉なのか、分かりづらかった。
室戸岬は、いいかもしれない。
そんな感じがします、
途中雪が降りましたが、それはそれで、旅のうち。
海洋深層水の工場は行ったんですが、入ったけど、出てきた。
見られるのか、温泉なのか、分かりづらかった。
室戸岬は、いいかもしれない。
そんな感じがします、
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室戸に行く道は漁村が続いていますね。海洋深層水の工場があったような。