雨を待ったが、降らない。 曇り空。
でも、落ち着いた光の中の「塔」も悪くないかな、と考え、向かった。
ちょうどシャクナゲの季節。
薄いピンクの柔らかな花は、国宝の五重塔を、さらに美しくしていた。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
室生寺は、山の奥にあるので、山岳寺院。
車を停めた所から、5分歩いてここに。 入り口は、近い。 お寺は、右手の山の上。
室生川にかかる太鼓橋。 門は、表門。 観光客は、右に行く。
この地図が、見やすい。
太鼓橋を渡って、右に行くだけ行く。 そして、石段を登る。
受付所。 600円。 仁王門。
石段を登って、金堂。 手すりを真ん中にしなくて、よかった。
シャクナゲです。 これがあることも、来るのを急がなかった理由。 咲きだした。
色も形も、やわらかい。
金堂。 国宝。 平安時代前期の建立。(鎌倉時代に修理)
本尊の釈迦如来像、十一面観音像が、国宝。
特別公開しているので、見た。 400円。
※ 後で知ったが、参拝する正面から見たら、無料だった。 ・・・。
山奥だから、焼かれなかったのでしょうか。 よく、今の時代まで残ったもんです。
近くで撮影できないので、遠くから。 中央が、釈迦如来像。 左に見えるのが、十一面観音像。
右の写真は、室生寺のHPからお借り。 中央は釈迦如来。 左端が、十一面観音。 頭に観音様。
※ 本尊の釈迦如来は、1度貸し出したことがある。
五重塔が、倒れた木で壊れたとき。 1998年のこと。
修理に、莫大なお金がかかる。
資金の調達のために、貸し出した。
受付の方が、教えてくれた。
本尊の後ろの壁に絵があるんだが、その写真が展示してあった。
どうやって撮ったかが不思議だったので、聞いたら、上のことを・・。
※ 五重塔は、こんな風に壊れた。 寺の人たちは、手を合わせ、涙したでしょうね。
金堂の左の石段を上がる。 左に建物は、弥勒堂。 鎌倉時代。 重要文化財。 中に、国宝の像がある。
石段を登って左に来たら、ここに。 右の建物は、本堂。 国宝。
石段の上に、五重塔が見えた。
雨が降ってる時、ここから見たら、どのように見えるのでしょう。
平泉の金色堂のように、「降り残してや 室生の塔」、に、きっとなると思っている。
この塔は、どこから見たら、どのように見えるか、そこまで計算して建てられている。
この塔を見るのは、4回目。 壊れる前に2回。 後が、2回。 見るたびに、美しさが増す。
色は、朱と白と黒、そして黄色。
高さは、たった、16㍍。 日本最少。 大きな塔の、3分の1。
不思議と小さく見えない。 美しさに見とれて、大きさのことを考えない。
屋根は、あまり反り上がらないで、端の方に行って、すっと上がっている。
黄色を塗ることによって、ここに柱がありますよ、板がありますよ、って教えてくれる。
屋根は、上の方が、少し小さい。
塔身と呼ばれる、屋根でないところは、上に行くにしたがって、細くなる。 下の太さの60㌫。
所が、一番上の屋根は、一番下の屋根の、60㌫ではない。 80㌫くらい。
だから、一番上は、屋根の下が、細く感じる。
一番下は、屋根の下が、太く見える。
まとめると、塔の上の方がくびれている、という印象でしょうか。
このことが、塔を、より美しく見せている。
中は、どうなっているのでしょう。
※ 小さな扉を開けると、こう。 こんな仏像が安置されている。 (いろいろ写真が見つからない)
との横をさらに登って、奥の院へ。
どうして、こうなっているのでしょう。 どこにでも、石が積んである。
一度下って、また登る。 木は大きい。
下に、尼という字が。
高野山は、女人禁制。 ここは女性の参詣が、許されていた。 それで、女人高野ですね。
途中に、道を離れて、こんなところ。 賽ノ河原のように、積まれた石。
石を積む意味は、こうでしたね。
※ 親より早く死んだ子どもは、親不孝。
その報いで極楽に行くことができない。 子供だから地獄にも行けない。
賽の河原にとどまって、苦を受ける。
子どもたちは、親の供養、自分の供養のため、石を積む。 塔を築く。
でも、鬼がそれを壊す。
賽ノ河原の子は、泣きながらまた石を積む。
それで親は、亡くした子の冥福を祈って石を積む。
訪れた人も、石を積む。
これが、賽ノ河原の考え。
五重塔も、石を積んだ小さな塔も、亡くなった人への供養。
ここを登って、奥の院。
奥の院。 右は、大師堂。 左は、位牌堂。
位牌堂。
地獄絵図か。 位牌堂の中。
ロープを打ち付ける。 下界が、木の隙間から。
七重石塔。
戻ってきて、再び、五重塔。
石楠花の花も、咲いて供養しているのか。
※ シャクナゲは、石南花と書く。 石の間に咲いて、南が好き。
しゃくなんげ、が、しゃくなげ、に。(語源辞典より)
北畠親房の墓。 伝とある。 本当の墓は別にあるけど、ここもそれなりに認められている。
南朝の後醍醐天皇と、共に生きた人のよう。
磨崖仏(まがいぶつ)。
最初に登った石段。
仁王門。
太鼓橋。
門前には、お店が並んでいる。
国宝の建物があっても、国宝の仏像があっても、それだけでは、人は来ない。
五重塔の美しさが、多くの人を、惹きつけている。
小さな五重塔だけど、力は偉大。
山寺は、芭蕉で有名。 それに似ているかな。
【今日の歌】 曲名は、シューベルトのセレナーデ。
歌っているのは、マルタ・エゲルト。
1912年、ハンガリーに生まれる。 女優、歌手。 現在101歳。 ニューヨークに。
映画は、未完成交響楽。(オーストリア、1933年。)
彼女は21歳。 代表作になる。
映画の中の表情がいいですね。
シューベルトは、好きな人と一緒には、なれなかった。
その悲しみを、メロディにした。
【道の駅】 宇陀路室生
【明日の予定】 御杖(みつえ)村に。 観光地ではないけど。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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でも、落ち着いた光の中の「塔」も悪くないかな、と考え、向かった。
ちょうどシャクナゲの季節。
薄いピンクの柔らかな花は、国宝の五重塔を、さらに美しくしていた。
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室生寺は、山の奥にあるので、山岳寺院。
車を停めた所から、5分歩いてここに。 入り口は、近い。 お寺は、右手の山の上。

室生川にかかる太鼓橋。 門は、表門。 観光客は、右に行く。


この地図が、見やすい。
太鼓橋を渡って、右に行くだけ行く。 そして、石段を登る。


受付所。 600円。 仁王門。



石段を登って、金堂。 手すりを真ん中にしなくて、よかった。

シャクナゲです。 これがあることも、来るのを急がなかった理由。 咲きだした。
色も形も、やわらかい。

金堂。 国宝。 平安時代前期の建立。(鎌倉時代に修理)
本尊の釈迦如来像、十一面観音像が、国宝。
特別公開しているので、見た。 400円。
※ 後で知ったが、参拝する正面から見たら、無料だった。 ・・・。
山奥だから、焼かれなかったのでしょうか。 よく、今の時代まで残ったもんです。

近くで撮影できないので、遠くから。 中央が、釈迦如来像。 左に見えるのが、十一面観音像。
右の写真は、室生寺のHPからお借り。 中央は釈迦如来。 左端が、十一面観音。 頭に観音様。
※ 本尊の釈迦如来は、1度貸し出したことがある。
五重塔が、倒れた木で壊れたとき。 1998年のこと。
修理に、莫大なお金がかかる。
資金の調達のために、貸し出した。
受付の方が、教えてくれた。
本尊の後ろの壁に絵があるんだが、その写真が展示してあった。
どうやって撮ったかが不思議だったので、聞いたら、上のことを・・。


※ 五重塔は、こんな風に壊れた。 寺の人たちは、手を合わせ、涙したでしょうね。

金堂の左の石段を上がる。 左に建物は、弥勒堂。 鎌倉時代。 重要文化財。 中に、国宝の像がある。

石段を登って左に来たら、ここに。 右の建物は、本堂。 国宝。
石段の上に、五重塔が見えた。


雨が降ってる時、ここから見たら、どのように見えるのでしょう。
平泉の金色堂のように、「降り残してや 室生の塔」、に、きっとなると思っている。

この塔は、どこから見たら、どのように見えるか、そこまで計算して建てられている。


この塔を見るのは、4回目。 壊れる前に2回。 後が、2回。 見るたびに、美しさが増す。

色は、朱と白と黒、そして黄色。


高さは、たった、16㍍。 日本最少。 大きな塔の、3分の1。
不思議と小さく見えない。 美しさに見とれて、大きさのことを考えない。

屋根は、あまり反り上がらないで、端の方に行って、すっと上がっている。


黄色を塗ることによって、ここに柱がありますよ、板がありますよ、って教えてくれる。


屋根は、上の方が、少し小さい。
塔身と呼ばれる、屋根でないところは、上に行くにしたがって、細くなる。 下の太さの60㌫。
所が、一番上の屋根は、一番下の屋根の、60㌫ではない。 80㌫くらい。
だから、一番上は、屋根の下が、細く感じる。
一番下は、屋根の下が、太く見える。
まとめると、塔の上の方がくびれている、という印象でしょうか。
このことが、塔を、より美しく見せている。

中は、どうなっているのでしょう。
※ 小さな扉を開けると、こう。 こんな仏像が安置されている。 (いろいろ写真が見つからない)



との横をさらに登って、奥の院へ。

どうして、こうなっているのでしょう。 どこにでも、石が積んである。
一度下って、また登る。 木は大きい。



下に、尼という字が。
高野山は、女人禁制。 ここは女性の参詣が、許されていた。 それで、女人高野ですね。


途中に、道を離れて、こんなところ。 賽ノ河原のように、積まれた石。
石を積む意味は、こうでしたね。
※ 親より早く死んだ子どもは、親不孝。
その報いで極楽に行くことができない。 子供だから地獄にも行けない。
賽の河原にとどまって、苦を受ける。
子どもたちは、親の供養、自分の供養のため、石を積む。 塔を築く。
でも、鬼がそれを壊す。
賽ノ河原の子は、泣きながらまた石を積む。
それで親は、亡くした子の冥福を祈って石を積む。
訪れた人も、石を積む。
これが、賽ノ河原の考え。
五重塔も、石を積んだ小さな塔も、亡くなった人への供養。
ここを登って、奥の院。


奥の院。 右は、大師堂。 左は、位牌堂。

位牌堂。

地獄絵図か。 位牌堂の中。


ロープを打ち付ける。 下界が、木の隙間から。


七重石塔。

戻ってきて、再び、五重塔。


石楠花の花も、咲いて供養しているのか。

※ シャクナゲは、石南花と書く。 石の間に咲いて、南が好き。
しゃくなんげ、が、しゃくなげ、に。(語源辞典より)
北畠親房の墓。 伝とある。 本当の墓は別にあるけど、ここもそれなりに認められている。
南朝の後醍醐天皇と、共に生きた人のよう。


磨崖仏(まがいぶつ)。

最初に登った石段。

仁王門。


太鼓橋。

門前には、お店が並んでいる。

国宝の建物があっても、国宝の仏像があっても、それだけでは、人は来ない。
五重塔の美しさが、多くの人を、惹きつけている。
小さな五重塔だけど、力は偉大。
山寺は、芭蕉で有名。 それに似ているかな。
【今日の歌】 曲名は、シューベルトのセレナーデ。
歌っているのは、マルタ・エゲルト。
1912年、ハンガリーに生まれる。 女優、歌手。 現在101歳。 ニューヨークに。
映画は、未完成交響楽。(オーストリア、1933年。)
彼女は21歳。 代表作になる。
映画の中の表情がいいですね。
シューベルトは、好きな人と一緒には、なれなかった。
その悲しみを、メロディにした。
【道の駅】 宇陀路室生
【明日の予定】 御杖(みつえ)村に。 観光地ではないけど。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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