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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

四谷の棚田は、鞍掛山の頂上に向かって、伸びていた。    ※ 鞍掛山~くらかけやま
棚田の標高差、210㍍。  1296枚。          ※ 耕作しているのは、800枚ちょっと。
その風景は、下の歌の風景だった。

  「 千枚田 植えて天まで 水明かり 」   ※ 水明かり~揺れ動く水に、月の光を反射して、明るいこと。

棚田では、稲を育てている。
でも、そこには、カエル、魚、トンボ、花 など、多くの命も生きている。
棚田は、人間が作った、豊かな自然に見えた。
    ※    ※    ※   ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

瀧と棚田は、決まって山の奥の斜面に。
だから、いつも道を心配する。  
でも、大きな棚田のため、道はよかった。



よう来たのん!   駐車場から、このように。
この場所が高いから、棚田の斜面が、急に見えない。
実際は、下と向こうの標高差は、210㍍。

10人ほど見学者が来たが、歩いたのは、私だけ。

13年6月13日 (1)

田植えは終わって、少し経っている。

13年6月13日 (2)

正面の山は、鞍掛山。 多くの人が、登る。   アジサイです。

13年6月13日 (3)   13年6月13日 (4)

右は、「蕗(ふき)のとう ここから始まる 千枚田」。  これはいいですね。

問題は左。
千枚の田の後の字は、何て読むのでしょう。  流れから、「の」にしてみます。

 「千枚の田の 石垣の冬ざれに 変わることなく 瀬音はひびく」

               ※ 冬ざれ~草がみんな枯れて、寂しい様子。 ざれ、単独の意味は?
水は、上の田から下の田に落ちる。 小さな滝。
私も、棚田を歩き出しての、第一印象は、水の音だった。

13年6月13日 (42)

山の斜面には、当然、土より石の方が多かった。 石の隙間に土。 

13年6月13日 (5)

休むところ。 松はそのまま。 プラスのものが、この後もいっぱい。

13年6月13日 (6)   13年6月13日 (7)

子供たちも、棚田を通して、学ぶ。
 ※ 棚田を支援する組織もある。 連谷(れんこく)お助け隊など。

13年6月13日 (43)

振り返って。

13年6月13日 (8)

ここは、カニさんの一番好きな場所。  水を流してから入れると、水温が上がる。

13年6月13日 (9)   13年6月13日 (10)

水車。  ちょっとした所に、魚。

13年6月13日 (11)   13年6月13日 (12)

だいぶ登ってきた。 梅を植えてる所も。

13年6月13日 (44)

棚田で米を作って生活できるのが、大事。 それが出来なければ、いつかはなくなる。

オタマジャクシ。 生き物の糞は、肥料。  茄子の花。

13年6月13日 (13)   13年6月13日 (14)

温暖化で、気温が上がっている。
米は暑いのはいや。 それで、標高の高い棚田は、米作りに向いている。

下から歩くと、石垣しか見えない。 城跡を歩いている。

13年6月13日 (15)

農薬を減らし、美味しい米を作る。 
ブランドとして認められたら、もう大丈夫。
これを目指していると思う。 

お金を出しても、美味しい米を食べたい、と云う人はいる。

13年6月13日 (16)

上がってきました。 このように岩。 大きくて、動かせない。
景観の、アクセント。  耳飾りか。

13年6月13日 (17)

歩いていて、家が見えない。 見えても、少し。

明治時代に、山津波で石垣が流された。 人も亡くなった。
それでも、人々は試練と考え、立ち上がった。
苦労の末に、また、作り上げた。

石は重い。 自分の頭より大きな石を持つのは、大変。

13年6月13日 (18)

石垣は、単調な曲線にしないで、変化を付けたかも知れない。 いいですね。

13年6月13日 (19)

石垣の中に、石塔。  左は、五輪塔ですよ。
別の所にも。   石仏っぽい。

13年6月13日 (45)   13年6月13日 (46)

車道に出た。 車でも、来れる。 建物の角に、彫り物。 左に、お地蔵様。

13年6月13日 (20)

上は、サケですね。 下は、目が赤いので、アカメかな。 四万十川にいる。 
                                 四万十川の巨大魚「アカメ」  最下流に、そして、最長の佐田沈下橋 ~四万十市~   他  (2011/1/20)
こんな歌があった。
  「鞍掛山の 水引く 丘の 千枚田 代かくころか 夜目にもしるし」  ※ 代かくは、しろかく、ですね。
代かきの頃は、田に水が入る。 その情景を歌っている。
しるしは、著(しる)しで、はっきり見える、ということですね。

著し(しるし)を使っている歌は多くない。
作者はもしかして、下の歌を知っていたかも知れない。

  「梅の花 にほふ春べは くらぶ山 やみにこゆれど しるくぞ有りける」 (紀貫之)
くらぶ山は、鞍馬山と云われる。 名前が、鞍掛山に似ている。
意味は、夜に来たのに、梅の匂いがはっきりしている。

それはともあれ、いい歌に感じます。

13年6月13日 (47)   13年6月13日 (22)

道端に、草木塔。 古いものではない。
草にも木にも、命が宿っていると考え、大事にする。
その考えを、示し、広める石塔。

日本人の、自然を大事にする考えの基本が、この草木塔。
東北地方に多い。    草木塔のふるさと  他  (2009/06/26) 

左は、足があるので、イノシシかな。

13年6月13日 (48)

梅の実。 道の駅で売っている。  石垣には、花が似合う。

13年6月13日 (49)   13年6月13日 (21)

一番上が、見えてきた。

13年6月13日 (23)

家の下は、棚田も、庭のよう。

13年6月13日 (24)

右手前に、石の祠。

13年6月13日 (25)

山を背にして、右の斜面。 隠れていた家が見えた。 排水が田んぼに来ることはない。

13年6月13日 (26)

町並みもそうだけど、水のある風景はいい。 心も潤う。

13年6月13日 (27)

今は動いていないけど、バッタリでしたか。
少し寒い時期があったからか、コスモスが秋と勘違いして、咲き始めた。

13年6月13日 (28)   13年6月13日 (50)

水があるので、アヤメでなく、ショウブかな。 アマガエルがいた。 格好が、分かり難い。

13年6月13日 (51)   13年6月13日 (29)

モリアオガエルもいるそう。 これは、鳴き声から、アマガエル。



小さな神社。 必ずありますね。

13年6月13日 (30)

田んぼに石。 実際は、大きな岩ですよ。 動かせないからここに。 きっと、1㍍以上。

13年6月13日 (52)

たよりなく風に揺れていた稲の苗も、しっかり立っている。 自立ですね。

13年6月13日 (31)

いい風景です。

13年6月13日 (32)

あそこが、棚田の頂上。

13年6月13日 (33)

子供が植えたのかな。

13年6月13日 (53)

ここは南アルプスではないので、高い山はない。 でも、どこまでも、山。
山の隙間に、畑があって、町がある。

13年6月13日 (54)

ミニ発電所。 これで、1000W分の電気が生まれる。 そばのトイレとかは、この電気。

13年6月13日 (34)   13年6月13日 (35)

これが、一番上からの風景。 200㍍、登ってきた。  歩いた距離は、何倍も。

13年6月13日 (36)

下の方。 車が見える。

13年6月13日 (37)

来た道を戻る。

13年6月13日 (38)   13年6月13日 (39)

途中から雨。 油断したら滑る。

13年6月13日 (40)

ミニ動画(13秒)



下に戻ってきた。 振り返って。

13年6月13日 (41)

子供たちが自然と関わるなら、物を育てることを経験するなら、棚田は最適です。

米を育てて、ここに住む人たちが、豊かに暮らせる。
一番大事なことですね。
そうしたら、この景観は、いつまでも続く。

緑の棚田を、久しぶりに見ました。 
いいもんです。

【今日の歌】  Il Volo(イル・ヴォーロ)  イタリアのグループ。 アメリカで活躍。



【道の駅】  アグリステーションなぐら



【明日の予定】  この近くになければ、足助に行こうかなと。
           ※ 私は少しずつ、京都に向かっている。 月末に、私用が。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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  • 四谷の千枚田。  千枚田 植えて天まで 水明かり。~新城市~  他  (2013/6/13)
  • 2013年06月14日 (金)
  • 08時11分19秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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