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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

近江商人は、天秤棒(てんびんぼう)を担いで、物を売った。
そして、多くの者が世に出ていく。

高島屋は、近江の高島出身の人の息子が、創業者。
ワコールのコーは、近江(おうみ)の江(こう)。
蒲団の西川産業の西川家は、近江八幡の御三家。
武田薬品の最初の屋号は、近江屋。
他にも、まだまだ。

近江商人は、商売に対する考え方が、優れていたのか。
だとすれば、それは、何だったんでしょう。

農業だけでは食べていけない、だから出稼ぎ。
スタートは、そこだった。

いくら商売に成功しても、五個荘の我が家は、そのままに。
それが、町並みとして、今に残った。
    ※    ※    ※    ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

今日歩くのは、東近江市 五個荘町金堂。   ※ ごかしょうちょう こんどう。
東近江市は、数年前に合併した、新しい市。



 ※ 似た名前が、他にある。 
     ○ 熊本の山の中に、五家荘(ごかのしょう)。 平家の落人部落。
     ○ 岐阜県に、五箇山(ごかやま)。  合掌造りの家。

車は、観光センターの駐車場に。 地図は、ここでいただく。

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雨が小降りになるのを待ったが、降り続く。 仕方なく、歩き出した。

13年6月20日 (19)

東に山があるので、豊かな水。
  ※ 田舎の湧水は、昔のままに出る。
    でも、この地方のように、工場などが水をくみ上げると、枯れる湧水が出てくる。

13年6月20日 (1)

五個荘の荘は、荘園の荘。 平安時代頃か、荘園が5つあったので、この名前。

13年6月20日 (21)

コイを大事に育てている。 
   ※ せっかくだから、恋が育つ(叶う)町にも、できないかな。

13年6月20日 (22)

大きな立派なお寺。 檀家の力がないと、建てられない。 近江商人の力か。

13年6月20日 (3)

1764年の建物。 重要文化財。
棟梁の、高木作右衛門但馬と云う人は、江戸時代の近江を代表する棟梁のよう。
                ※ 本願寺八幡別院表門など、今に残っている建物が、他にもある。

13年6月20日 (4)   13年6月20日 (23)

近江商人が何なのか、私は何も知らない。
三大商人と云うのがあるんですね。 大阪商人、近江商人、伊勢商人。

ここは、住宅地。 

13年6月20日 (5)

水が増えている。 ハスかな。

13年6月20日 (6)

ここもお寺。

13年6月20日 (7)

ほとんどが、昔風の家。 新しい家も、そうしているんですね。

13年6月20日 (8)

このようにタバコを売って、商売になるのでしょうか。 懐かしいお店。

13年6月20日 (9)

美しいお堂です。  看板がなければ、病院とは分からない。

13年6月20日 (24)

蔵の戸の開け閉めは、この鉄の棒を使うんですね。

13年6月20日 (10)

近江商人は、鎌倉時代に始まった。 そして、戦前まで。 ※ ただ、今でも使われることもあるよう。

感じのいい通り。

13年6月20日 (25)

天秤棒を担ぐ商人の代表は、近江商人なんですね。
こんな恰好をして。 (写真は、近江商人博物館のHPからお借り)
 
om-image.jpg   ob-image01.jpg

仲間で歩けるときは、そうしたのかな。 盗賊だっているから。

ここは、中江準五郎邸。
百貨店を経営した時代があって、中国や朝鮮にも店があった。

 ※ 有料で見学ができるが、見学する家は決めていた。 
   家並みから離れた所にあって、車で行く。 行ったら、閉めた後だった。 4時半過ぎ。
   だから、家の中は、どこも見られなかった。

13年6月20日 (13)

13年6月20日 (12)

天秤棒を担いで、何を売っていたかですね。 こんなのです。(どこにあった資料か、分からなくなった)
遠くは、江戸の方まで。

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お蕎麦屋さん。 最近、外食はほとんどしていない。

13年6月20日 (14)

店を構える商売と比較して、天秤を担ぐ商売に、有利な点はあるのか。
問題は、これですね。

歩くために、各地の情報が分かる。 
その土地では、どんなものが、いくらで生産されているか。
ある物が、いくらで売られているか。

これが分かれば、どこで仕入れて、どこで売れば儲かるかが分かる。
近江商人は、頭を使う商売をしていたと、分かりますね。

1つのことに知恵を使う習慣は、その人の中で、広まっていく。
商人として、賢くなっていく。

地図の、花筏(はないかだ)通り。 ※ 花筏は花の名前、こんな花

13年6月20日 (26)

近江商人としての知恵や考え方が、家訓とかによって、まとまっていく。
行動哲学と考えてもいいですね。 こんなのが。(Wikipedia)

  ○ 三方よし 「売り手よし、買い手よし、世間よし」

    売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて
    地域社会の発展や福利の増進に、貢献しなければならない。

売り手の姿勢ですね。 
また、このように世間から見てもらえないと、売れないと考えるんですね。
もちろん、一番大事なのは、自分の利益だけど、それを見透かされたら、商売は失敗すると・・。

外村宇兵衛邸。 ここも、呉服商。

13年6月20日 (16)

中です。

13年6月20日 (15)

もう1つ教訓を。
  ○ 利真於勤  ※ 利は勤むるにおいて真なり、と読むよう。

     利益は、その任務に懸命に努力した結果に対する「おこぼれ」に過ぎないという考え方であり、
     営利至上主義の諫め。

別の道を、戻っている。

13年6月20日 (17)

勝海舟が、面白いことを言っている。
近江商人の心と云うか魂は、芭蕉が吹き込んだ、と云うんですね。

芭蕉の考える力は、単なる俳人ではなかった。

近江商人の隠居は、教養の1つとして、俳句をたしなんでいた。
芭蕉は、何度も近江を訪れている。

「近江商人は、芭蕉の教導訓示によりて出来たもの」と、勝海舟が言っている。
人間賢くなるために、師と仰ぐ人間がいても、おかしくない。

13年6月20日 (28)

天秤は、肩に食い込む。 山道を歩くのは大変。
近江商人の誰もが、「てんびん千両、てんびん千両・・」とつぶやいながら、遠くに夢を見ていた。

13年6月20日 (29)

車で、ここに来た。 藤井邸。
4時半を過ぎていて、閉まっていた。

ここは、糸店を経営。 小町糸を発売した。 1代で財を成したそう。

13年6月20日 (18)

五個荘金堂は、伝建地区です。
出稼ぎに行くけど、屋敷は残っている。
そんな家並みを見ました。 初めてでした。

【今日の曲】  ベサメ・ムーチョ。  ギターと踊り。 女の人を扱うように、ギターを・・。



【道の駅】  竜王かがみの里



【明日の予定】  近くになければ、京都の方かな。 きっと、雨の一日。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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  • 近江商人発祥の地の1つ、五個荘(ごかしょう)金堂の町並み。~東近江市~  他  (2013/6/20)
  • 2013年06月20日 (木)
  • 23時15分31秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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