硫黄のにおいが、ぷんぷんする、白濁の湯。
これに入るのが夢だが、その夢は叶わなかった。
白骨(しらほね)温泉に、濁り湯はあるのだが、それには、条件が必要だった。
標高1400㍍。 夏でも涼しい。
谷の奥の斜面に、10軒ほどの温泉旅館が、木に隠れて散らばっていた。
写真に収めたい風景は、どこにでもあった。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
安房トンネルを抜けて下った。 ほとんどトンネル。
途中で、再度、乗鞍岳の方に登った。
(1分36秒) あと少しです。
谷の最奥にある、山峡の温泉地、と言っても良さそう。
上の動画で停めた場所が、公共の無料の駐車場だった。
この場所が、白骨温泉の中心地。 案内所がある。
公共野天風呂の入り口。 500円。 最後に入る予定。
谷底にあるので、ここを下りる。
別の場所から、下が見えた。 男湯が見える。 女湯は、囲いが。
湯の色が、白くない。 あららら、どうしましょう・・。
この奥の方に、温泉旅館はあるようだ。 10軒ほど。
噴湯丘と球状石灰岩があると、ある。
案内所で地図をいただいて、散歩コースを教えてもらった。
川が、大きな穴を流れているので、それを見に行く。
野天風呂とは反対側の、谷底に。
車道を100㍍下ってきた。 右下に行く。
隧通(ずいとお)し、とある。
昔の鍾乳洞の穴が、地表に出た。 その穴を、川が流れている。
こうです。 この穴は、最初は小さかったのか。
穴の向こうのすぐ右に、露天風呂。
私の車は、穴の上辺りに停めている。
※ 穴から流れる前は、どうだったのだろう。 そういう時代は、あったのか。
どうであれ、川の水は流れる。
邪魔するものがあれば、水を貯めて、乗り越えていく。
それにしても、不思議な光景。
戻ってきた。 案内所の上に、中里介山の碑。 下に、野天風呂の入り口が見える。
碑には、白骨、中里介山、大菩薩峠、の文字が読める。
※ ここの温泉は、白船温泉、白骨温泉、と呼ばれていた。
湯の成分で、湯船が白くなったので、白船温泉。
温泉の中の木の枝とかが白くなって、骨に見えたので、白骨温泉。
※ ところが、大正時代に入って、中里介山が、大菩薩峠の中で、こう書いた。
「やがて白骨の温泉場に着いて、顧みて小梨平をながめたときはお雪もその明媚(めいび)な風景に
よって、さきほどの恐怖が消えてしまいました。 殊に、龍之助はここへ着くと、まず第一に、
『これから充分眠れる』という感じで安心しました。」
それ以来、白骨温泉と呼ばれるようになっていく。
※ 中里介山、大菩薩峠「白骨の巻」の全文はここに。(青空文庫) 他の巻でも、ここが出てくる。
温泉内を、ひと巡りしてくる。
少し行って、右の道に行く。
白船グランドホテル。 車がいっぱいあった。 ※ 白骨でなく、白船。
ここに、噴湯丘と球状石灰岩があるというのだが、どれがそうなのか、分からない。
一帯が、噴湯丘なのか。 そうだとすれば、普通の岩場に見える。 穴だらけの岩場。
※ 噴湯丘を、あるサイトでは、これを紹介。
また、球状石灰岩は、これを。
後で案内所で確認したら、球状石灰岩は、簡単に見られないと言った。
少し歩いて、白船荘 新宅旅館。 ここも、白船。
飲泉所がある。
これが白骨温泉の湯。 湯の成分が白く、くっ付いている。
手で飲んでみた。 硫黄っぽい、不思議な味。 たくさんは飲めない。
これなら、白い湯船も、白い骨も、想像できる。
白骨 ゑびすや。
少し歩いて下を見たら、こう。 どこも、何となく、まとまった風景。
猫ちゃんに会った。 猫の警戒心が一番強い。
目の前で、ごろにゃんて、ひっくり返ってくれたら、完璧。 今までに、1~2度だけ。
湯元斎藤旅館。 大きい。 中里介山も若山牧水も、泊まっている。
白骨温泉は、齋藤孫左衛門と云う人が、宿を開いている。
それは、ここのことのよう。
薬師堂の下に、若山牧水の歌碑。
「秋山に 立つむらさきぞ なつかしき 墨焼く煙むかつ 峰にみゆ」
2人で一緒に来ているけど、牧水が亡くなった後、夫人の喜志子は、一人で来ている。
「みいのちの いまだ盛りて この山の 秋を惜しみつつ ありし人をや」
一緒に来たのは、大正時代。 はっきりした年は、分からない。 後半か。
喜志子が1人で来たのは、牧水が亡くなった、昭和3年以降。
※ 斎藤旅館には、牧水荘や介山荘がある。
戻る。
つるや旅館。
湯元斎藤別館。
戻ってきた。 左の道を行って、ひと回りしてきた。
はっきりした乳白色の湯に入りたかったが、日帰り入浴できる旅館はなかった。
※ 時間によって、日によって、やってる所はあるのだが。
仕方ないから、公共の野天風呂へ。
階段を下りた所に、受付が。
この雰囲気は、少し重たいでしょうか。
川の水は、ここから穴を抜けて、向こうに行く。 最初に見た穴の出口に。
うっすらと、白っぽい。十分な白さではない。
※ 湯は1日に1回、取り替えるそう。
その後は、もっと白いそう。 これは、案内所の説明。
湯が満杯になったら、あとは、少しづつしか、湯は入れないのかな。
だんだん色は薄くなるそう。
※ 他に、高い所にある温泉ほど、白っぽいという。
下のは、斎藤旅館。 確かに、白っぽい。
※ 白くならない温泉があったので、2004年に、610ハップ事件が起きた。
入浴剤を入れて、湯を白くしていた。 大きな問題になった。
野天風呂の湯は、ぬるかった。 40度くらいか。
首までつかって、我慢していた。
骨までは、温まらなかった。
受付の人が、湯の温度はどうですかと、聞きに来た。
私は、もう少し、高い方がいいです、と言った。
そうして、どうにかしてくれるんですか、と言った。
その人は、ただ聞いただけ、と言った。
露天風呂の雰囲気は、プロの人がデザインしたのではない。
ただの、まるい湯船。 周りに工夫はない。
500円は高いなと、感じた。
湯から上がって、別の方から、撮影。
私だ出た後、外国の人が2人入った。
車で少し走った所に、墳湯丘があるというので向かった。
ここなんだが、はっきり分からなかった。
白骨温泉の湯は、どこでもが、乳白色ではなかった。
※ 旅館によっては、あるよう。
物足りない点はあったが、
良かったのは、歩いての、ここの温泉地の、風景と雰囲気でしょうか。
過去の失敗を乗り越え、信頼を取り戻すには、あと少しの工夫が必要かなとも。
案内所の人は、事務室にいるのではなく、出てきていつも、観光客に声をかけていた。
温泉地では、初めて見ました。
【その他】 姉が富良野岳に登りました。 写真が送られてきたので。
北海道も信州も、昨日より今日の方が天気が良かったみたい。
富良野岳は、十勝岳温泉から、登ります。
落葉キノコを探しに・・・(美瑛町、上富良野町) 明日、車を取りに北見へ 他 (2011/8/29)
【今日の歌】 鬼無里に近づいてきています。 今回は寄りませんが。
【道の駅】 風穴の里
近くに、風穴がある。 規模が他と違う。
雑炊橋 風穴 穂高神社 大王わさび農場 ~松本市・安曇野市~ 他 (2010/6/22)
【明日の予定】 松本市内 城ではなく
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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これに入るのが夢だが、その夢は叶わなかった。
白骨(しらほね)温泉に、濁り湯はあるのだが、それには、条件が必要だった。
標高1400㍍。 夏でも涼しい。
谷の奥の斜面に、10軒ほどの温泉旅館が、木に隠れて散らばっていた。
写真に収めたい風景は、どこにでもあった。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
安房トンネルを抜けて下った。 ほとんどトンネル。
途中で、再度、乗鞍岳の方に登った。

(1分36秒) あと少しです。
谷の最奥にある、山峡の温泉地、と言っても良さそう。

上の動画で停めた場所が、公共の無料の駐車場だった。
この場所が、白骨温泉の中心地。 案内所がある。

公共野天風呂の入り口。 500円。 最後に入る予定。

谷底にあるので、ここを下りる。

別の場所から、下が見えた。 男湯が見える。 女湯は、囲いが。
湯の色が、白くない。 あららら、どうしましょう・・。


この奥の方に、温泉旅館はあるようだ。 10軒ほど。

噴湯丘と球状石灰岩があると、ある。

案内所で地図をいただいて、散歩コースを教えてもらった。
川が、大きな穴を流れているので、それを見に行く。
野天風呂とは反対側の、谷底に。
車道を100㍍下ってきた。 右下に行く。

隧通(ずいとお)し、とある。
昔の鍾乳洞の穴が、地表に出た。 その穴を、川が流れている。


こうです。 この穴は、最初は小さかったのか。
穴の向こうのすぐ右に、露天風呂。
私の車は、穴の上辺りに停めている。
※ 穴から流れる前は、どうだったのだろう。 そういう時代は、あったのか。
どうであれ、川の水は流れる。
邪魔するものがあれば、水を貯めて、乗り越えていく。
それにしても、不思議な光景。


戻ってきた。 案内所の上に、中里介山の碑。 下に、野天風呂の入り口が見える。
碑には、白骨、中里介山、大菩薩峠、の文字が読める。


※ ここの温泉は、白船温泉、白骨温泉、と呼ばれていた。
湯の成分で、湯船が白くなったので、白船温泉。
温泉の中の木の枝とかが白くなって、骨に見えたので、白骨温泉。
※ ところが、大正時代に入って、中里介山が、大菩薩峠の中で、こう書いた。
「やがて白骨の温泉場に着いて、顧みて小梨平をながめたときはお雪もその明媚(めいび)な風景に
よって、さきほどの恐怖が消えてしまいました。 殊に、龍之助はここへ着くと、まず第一に、
『これから充分眠れる』という感じで安心しました。」
それ以来、白骨温泉と呼ばれるようになっていく。
※ 中里介山、大菩薩峠「白骨の巻」の全文はここに。(青空文庫) 他の巻でも、ここが出てくる。
温泉内を、ひと巡りしてくる。

少し行って、右の道に行く。

白船グランドホテル。 車がいっぱいあった。 ※ 白骨でなく、白船。

ここに、噴湯丘と球状石灰岩があるというのだが、どれがそうなのか、分からない。
一帯が、噴湯丘なのか。 そうだとすれば、普通の岩場に見える。 穴だらけの岩場。


※ 噴湯丘を、あるサイトでは、これを紹介。
また、球状石灰岩は、これを。
後で案内所で確認したら、球状石灰岩は、簡単に見られないと言った。
少し歩いて、白船荘 新宅旅館。 ここも、白船。
飲泉所がある。

これが白骨温泉の湯。 湯の成分が白く、くっ付いている。
手で飲んでみた。 硫黄っぽい、不思議な味。 たくさんは飲めない。
これなら、白い湯船も、白い骨も、想像できる。


白骨 ゑびすや。

少し歩いて下を見たら、こう。 どこも、何となく、まとまった風景。

猫ちゃんに会った。 猫の警戒心が一番強い。
目の前で、ごろにゃんて、ひっくり返ってくれたら、完璧。 今までに、1~2度だけ。

湯元斎藤旅館。 大きい。 中里介山も若山牧水も、泊まっている。
白骨温泉は、齋藤孫左衛門と云う人が、宿を開いている。
それは、ここのことのよう。

薬師堂の下に、若山牧水の歌碑。
「秋山に 立つむらさきぞ なつかしき 墨焼く煙むかつ 峰にみゆ」
2人で一緒に来ているけど、牧水が亡くなった後、夫人の喜志子は、一人で来ている。
「みいのちの いまだ盛りて この山の 秋を惜しみつつ ありし人をや」
一緒に来たのは、大正時代。 はっきりした年は、分からない。 後半か。
喜志子が1人で来たのは、牧水が亡くなった、昭和3年以降。


※ 斎藤旅館には、牧水荘や介山荘がある。

戻る。

つるや旅館。

湯元斎藤別館。

戻ってきた。 左の道を行って、ひと回りしてきた。

はっきりした乳白色の湯に入りたかったが、日帰り入浴できる旅館はなかった。
※ 時間によって、日によって、やってる所はあるのだが。
仕方ないから、公共の野天風呂へ。
階段を下りた所に、受付が。
この雰囲気は、少し重たいでしょうか。

川の水は、ここから穴を抜けて、向こうに行く。 最初に見た穴の出口に。

うっすらと、白っぽい。十分な白さではない。

※ 湯は1日に1回、取り替えるそう。
その後は、もっと白いそう。 これは、案内所の説明。
湯が満杯になったら、あとは、少しづつしか、湯は入れないのかな。
だんだん色は薄くなるそう。
※ 他に、高い所にある温泉ほど、白っぽいという。
下のは、斎藤旅館。 確かに、白っぽい。

※ 白くならない温泉があったので、2004年に、610ハップ事件が起きた。
入浴剤を入れて、湯を白くしていた。 大きな問題になった。
野天風呂の湯は、ぬるかった。 40度くらいか。
首までつかって、我慢していた。
骨までは、温まらなかった。
受付の人が、湯の温度はどうですかと、聞きに来た。
私は、もう少し、高い方がいいです、と言った。
そうして、どうにかしてくれるんですか、と言った。
その人は、ただ聞いただけ、と言った。
露天風呂の雰囲気は、プロの人がデザインしたのではない。
ただの、まるい湯船。 周りに工夫はない。
500円は高いなと、感じた。
湯から上がって、別の方から、撮影。


私だ出た後、外国の人が2人入った。

車で少し走った所に、墳湯丘があるというので向かった。
ここなんだが、はっきり分からなかった。

白骨温泉の湯は、どこでもが、乳白色ではなかった。
※ 旅館によっては、あるよう。
物足りない点はあったが、
良かったのは、歩いての、ここの温泉地の、風景と雰囲気でしょうか。
過去の失敗を乗り越え、信頼を取り戻すには、あと少しの工夫が必要かなとも。
案内所の人は、事務室にいるのではなく、出てきていつも、観光客に声をかけていた。
温泉地では、初めて見ました。
【その他】 姉が富良野岳に登りました。 写真が送られてきたので。
北海道も信州も、昨日より今日の方が天気が良かったみたい。
富良野岳は、十勝岳温泉から、登ります。
落葉キノコを探しに・・・(美瑛町、上富良野町) 明日、車を取りに北見へ 他 (2011/8/29)

【今日の歌】 鬼無里に近づいてきています。 今回は寄りませんが。
【道の駅】 風穴の里
近くに、風穴がある。 規模が他と違う。
雑炊橋 風穴 穂高神社 大王わさび農場 ~松本市・安曇野市~ 他 (2010/6/22)
【明日の予定】 松本市内 城ではなく
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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