「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」
小野小町の、百人一首にある歌。
いい歌作って、これだけ有名でも、どこで生まれたかが分からない。
小町伝説の地は、全国にたくさんある。
その中で、一番知られているのが、ここ、湯沢雄勝。
※ 昔は、雄勝町だった。 合併して、湯沢市に。
久しぶりに、寄ってみた。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
場所は、山形県から北にトンネルを抜けたら、直ぐ。
道の駅、おがち。 小町伝説の、拠点。
自転車で行ける距離の所に、小町の史跡がいっぱい。 小町まつりもある。
小町堂の前で。 おまつりで選ばれた、小町達。
秋田美人は、あごが細くない。 下の子のように、ほんの少し、ふっくら。
「蒔(ま)かなくに何を種とて浮き草の、波のうねうね 生い繁るらん」
とあるんだけど、 能の、草紙洗小町に出てくる歌。
内容は、こんな感じ。
大友黒主と歌合せをした小町。 ※ 大友 黒主(おおとも の くろぬし)~平安時代の歌人。
黒主は、小町の歌の評判がいいのを、ねたんでいた。
それで、上の歌を、草紙に歌を書き込み、小町の歌は万葉集の盗作だ、と言う。
※ 黒主は、小町が作っている所を、こっそりのぞき見をしていた。
小町は落ち着いて、その草紙を近くの井戸で洗うと、後から書き足した歌が洗い流れた。
汚名を晴らすことができた。
小町は美しすぎたので、ねたまれることが多かった。
特に、振られた男から。
※ 晩年の姿が、醜く書かれたりもする。
右は、壁の絵。
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまった。 春の長雨が降っている間に。
ちょうど私の美貌が、衰えたように。
恋や世間のもろもろのことに、思い悩んでいるうちに。 (百人一首講座の解釈)
レストランに、写真。
左端は、芍薬(しゃくやく)の花。
伝説で、深草少将が、毎晩小町に届けた花。
100晩届けたら、会いましょうと言った。
でも、100番目の夜、洪水で橋が流され、深草少将は死んだ。
※ 1日くらいオマケしてやればよかったのにと思う。 99晩の日にとか。
実は、京都の随身院に残ってる話は、99日目に会おうとする。
小町が言った。 1日おまけして、今逢いましょうと。
そうしたら、男は言った。
私は使いの者です。 会うわけにはいきません。
ひどい話。 深草少将も、たいした男だった。
小町は疱瘡(ほうそう)を患っていたので、治るまで会えなかった。
右は、湯沢市の絵灯篭祭り。 湯沢市に、昔からあった。
左は、絵灯篭祭り。 右は、西馬音内(にしもない)盆踊り。
象潟町小滝 西馬音内盆踊り 他 (2010/9/30)
秋田では、何でも「こまち」。 米は、秋田こまち。 新幹線の愛称は、こまち。 JAこまち。 他、いっぱい。
右の風景の中に、小町と深草少将はいた。
全国各地に伝説があるのは、小野小町と和泉式部。
どちらも、伝え歩いた人がいたと、云われる。
そのために、小町伝説は、深草少将が登場するなど、似ている。
どこも伝説だとしても、どこかでは小町は生まれたし、どこかで晩年を過ごした。
信号を左に行くと、小町堂がある。
道の駅に、新しい建物。 野菜とかが売っている。
二つ森。 古墳に見える。 小町と深草少将の墓と伝わる。
小町が雄勝にいた可能性は、あるのでしょうか。
あるとすれば、ほんの少しでしょうね。 基本は、京都かなと。
湯沢市は、真実がどうかより、伝説を大事にしている。
エネルギッシュに、小町を売り出している。
立派な公園になる。 町内に散らばっている史跡の整備も、大事でしょうか。
小町が晩年住んだ岩屋は、向こうの山の中。
ここは、小町堂。
観光用につくった。 ここで毎年お祭り。
反射するので、斜めから。 半分ほどは、読めるでしょうか。
こんな歌もありますね。
「思ひつつ寝ぬればや 人の見えつらむ 夢と知りせば さめざらましを」(古今552)
恋しく思いながら寝入ったので、その人が現れたのだろうか。
夢だと知っていたら、目覚めたくはなかったのに。
和泉式部は、この歌を知って、下のを作った。
「さめてこそ みるべかりけれ うつつにも あとはかもなき 夢としりせば」(和泉式部)
夢で見てもつまらない、と言っているのか。 和泉式部は、行動的。
小町堂の裏の、しだれ柳。
車で、2㌔ほど走って、磯前(いそざき)神社。
小町は、ここで顔を洗った。
合併しても、湯沢市は、小町や西馬音内盆踊りを大事にしている。
雄勝の小町伝説は、これから、どのように町づくりに役立てていくのか。
楽しみになっています。
【その他】 日本海側から、344号を走った。 滅多に車に出会わない道。
山を下りたら、真室川町だった。
真室川音頭の生まれた町。 以前少しだけ来たことがある。
金山町の町並みと大堰 及位駅の読み方 ~金山町・真室川町~ 他 (2011/10/13)
【関連ブログ】
雄勝の小町伝説 湯沢 絵どうろうまつり ~湯沢市~ 明日、早池峰山へ 他 (2010/7/25)
小野小町 その2 ~桐木田の井戸・姥子石・長鮮寺跡・磯前神社~ 他 (2009/10/01)
小野小町 その1 ~小町像・岩屋堂・小町堂~ 他 (2009/09/30)
小町ゆかりの小野川温泉 山形市野草園 ~米沢市・山形市~ 明日 蔵王山へ 他 (2010/7/22)
小野小町ゆかりの寺 随心院 ~京都市山科区小野~ 他 (2010/5/23)
小町隠棲の地、五十河(いかが)の里 ~京丹後市~ 他 (2011/6/21)
乙字ヶ滝 小町伝説が残る、小野町 レベルが違った、あぶくま洞 ~阿武隈山地~ 他 (2010/7/19)
【今日の歌】
【道の駅】 おがち
【明日の予定】 子安峡温泉、泥湯温泉、川原毛地獄
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事
【ランキング】 国内旅行、2位、 旅行全体、3位です。
気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。
※ クリックするバナーは、下のです。
※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
小野小町の、百人一首にある歌。
いい歌作って、これだけ有名でも、どこで生まれたかが分からない。
小町伝説の地は、全国にたくさんある。
その中で、一番知られているのが、ここ、湯沢雄勝。
※ 昔は、雄勝町だった。 合併して、湯沢市に。
久しぶりに、寄ってみた。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
場所は、山形県から北にトンネルを抜けたら、直ぐ。
道の駅、おがち。 小町伝説の、拠点。

自転車で行ける距離の所に、小町の史跡がいっぱい。 小町まつりもある。


小町堂の前で。 おまつりで選ばれた、小町達。
秋田美人は、あごが細くない。 下の子のように、ほんの少し、ふっくら。


「蒔(ま)かなくに何を種とて浮き草の、波のうねうね 生い繁るらん」
とあるんだけど、 能の、草紙洗小町に出てくる歌。
内容は、こんな感じ。
大友黒主と歌合せをした小町。 ※ 大友 黒主(おおとも の くろぬし)~平安時代の歌人。
黒主は、小町の歌の評判がいいのを、ねたんでいた。
それで、上の歌を、草紙に歌を書き込み、小町の歌は万葉集の盗作だ、と言う。
※ 黒主は、小町が作っている所を、こっそりのぞき見をしていた。
小町は落ち着いて、その草紙を近くの井戸で洗うと、後から書き足した歌が洗い流れた。
汚名を晴らすことができた。
小町は美しすぎたので、ねたまれることが多かった。
特に、振られた男から。
※ 晩年の姿が、醜く書かれたりもする。
右は、壁の絵。


「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまった。 春の長雨が降っている間に。
ちょうど私の美貌が、衰えたように。
恋や世間のもろもろのことに、思い悩んでいるうちに。 (百人一首講座の解釈)

レストランに、写真。
左端は、芍薬(しゃくやく)の花。
伝説で、深草少将が、毎晩小町に届けた花。
100晩届けたら、会いましょうと言った。
でも、100番目の夜、洪水で橋が流され、深草少将は死んだ。

※ 1日くらいオマケしてやればよかったのにと思う。 99晩の日にとか。
実は、京都の随身院に残ってる話は、99日目に会おうとする。
小町が言った。 1日おまけして、今逢いましょうと。
そうしたら、男は言った。
私は使いの者です。 会うわけにはいきません。
ひどい話。 深草少将も、たいした男だった。
小町は疱瘡(ほうそう)を患っていたので、治るまで会えなかった。
右は、湯沢市の絵灯篭祭り。 湯沢市に、昔からあった。


左は、絵灯篭祭り。 右は、西馬音内(にしもない)盆踊り。


象潟町小滝 西馬音内盆踊り 他 (2010/9/30)
秋田では、何でも「こまち」。 米は、秋田こまち。 新幹線の愛称は、こまち。 JAこまち。 他、いっぱい。
右の風景の中に、小町と深草少将はいた。


全国各地に伝説があるのは、小野小町と和泉式部。
どちらも、伝え歩いた人がいたと、云われる。
そのために、小町伝説は、深草少将が登場するなど、似ている。
どこも伝説だとしても、どこかでは小町は生まれたし、どこかで晩年を過ごした。
信号を左に行くと、小町堂がある。

道の駅に、新しい建物。 野菜とかが売っている。

二つ森。 古墳に見える。 小町と深草少将の墓と伝わる。


小町が雄勝にいた可能性は、あるのでしょうか。
あるとすれば、ほんの少しでしょうね。 基本は、京都かなと。
湯沢市は、真実がどうかより、伝説を大事にしている。
エネルギッシュに、小町を売り出している。
立派な公園になる。 町内に散らばっている史跡の整備も、大事でしょうか。

小町が晩年住んだ岩屋は、向こうの山の中。

ここは、小町堂。

観光用につくった。 ここで毎年お祭り。

反射するので、斜めから。 半分ほどは、読めるでしょうか。

こんな歌もありますね。
「思ひつつ寝ぬればや 人の見えつらむ 夢と知りせば さめざらましを」(古今552)
恋しく思いながら寝入ったので、その人が現れたのだろうか。
夢だと知っていたら、目覚めたくはなかったのに。
和泉式部は、この歌を知って、下のを作った。
「さめてこそ みるべかりけれ うつつにも あとはかもなき 夢としりせば」(和泉式部)
夢で見てもつまらない、と言っているのか。 和泉式部は、行動的。
小町堂の裏の、しだれ柳。


車で、2㌔ほど走って、磯前(いそざき)神社。

小町は、ここで顔を洗った。

合併しても、湯沢市は、小町や西馬音内盆踊りを大事にしている。
雄勝の小町伝説は、これから、どのように町づくりに役立てていくのか。
楽しみになっています。
【その他】 日本海側から、344号を走った。 滅多に車に出会わない道。
山を下りたら、真室川町だった。

真室川音頭の生まれた町。 以前少しだけ来たことがある。

金山町の町並みと大堰 及位駅の読み方 ~金山町・真室川町~ 他 (2011/10/13)
【関連ブログ】
雄勝の小町伝説 湯沢 絵どうろうまつり ~湯沢市~ 明日、早池峰山へ 他 (2010/7/25)
小野小町 その2 ~桐木田の井戸・姥子石・長鮮寺跡・磯前神社~ 他 (2009/10/01)
小野小町 その1 ~小町像・岩屋堂・小町堂~ 他 (2009/09/30)
小町ゆかりの小野川温泉 山形市野草園 ~米沢市・山形市~ 明日 蔵王山へ 他 (2010/7/22)
小野小町ゆかりの寺 随心院 ~京都市山科区小野~ 他 (2010/5/23)
小町隠棲の地、五十河(いかが)の里 ~京丹後市~ 他 (2011/6/21)
乙字ヶ滝 小町伝説が残る、小野町 レベルが違った、あぶくま洞 ~阿武隈山地~ 他 (2010/7/19)
【今日の歌】
【道の駅】 おがち
【明日の予定】 子安峡温泉、泥湯温泉、川原毛地獄
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事

【ランキング】 国内旅行、2位、 旅行全体、3位です。
気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。
※ クリックするバナーは、下のです。

※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
https://akkamui.com/tb.php/1093-14c653fe