トンネルに行くと言ってるのに、懐中電灯を持たなかった。
手掘りの60㍍を、暗闇の中、壁を触りながら通り抜けた。
悲しい歴史を秘めた、念仏トンネル。
そこへの道を、何とか見つけて、行ってきた。
小雨の中でも、積丹ブルーは、美しい海の色だった。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
神威岬は、積丹(しゃこたん)半島の突端。
日本海側を北上したら、見えてきた。
無料の広い駐車場から、歩く。
灯台まで、1㌔ほど。
こんな入口が。 昔は、岬も海も、女人禁制と。
※ 女人禁制は、ここを自由に通させたくない、松前藩の思惑だった。
江戸時代の終わりには、解除。
※ 伝説は別にある。 後ほど。
高い山の稜線が、海から出た。 そこを歩くのが、神威岬の魅力。
ツリガネニンジン。 たくさん咲いていた。
エゾフウロ。 雨でカタツムリが出てきた。
念仏トンネルの、案内。 知らなかった。
大正元年の、大正天皇の誕生日の日のこと。 お祝いをしようと、考えたんですね。
余別の市街地まで、4㌔ほど。 昔の道は、海岸線だった。
親不知海岸の危険さ。
トンネルが見える。
これを見て、行ける道を、探し始めた。
念仏トンネルの場所はここ。 3人は、右の、余別に行こうとした。
岬の反対側。 向こうの海岸線を、走ってきた。 日本海側。
積丹ブルーの海の色。 小雨の中でも、この色。 悪くない。
道は、龍の背中を歩くようでも・・。
(17秒) 丁度、ツバメが飛んだ。
積丹の海底の岩は、白い。 それがあって、積丹ブルーに。
エゾカワラナデシコ。 いつ見てもいい。 どんな目的があって、この形でしょう。
風化のし易い岩が多い。 飛び出してる石は、手では取れないけど。
日が差したら、どんな風に輝くのでしょう。
昭和35年の春まで、人がいた。 灯台を守った。 灯台守。
水は、雨水を利用。 ランプ。
事故の後、地元の人が、トンネルを掘ってくれた。
海の安全を守る、灯台守の人たちは、大事にされていたと分かる。 尊敬の念で。
カムイ(神威)は、神。 カムイも神も、早口で言うと、似た発音になる。
神威岬の、突端。
少し沖に、神威岩。 この岬も、ここで海に沈んでいく。
海底の白い理由が、きっとある。 調べてみたが、分からない。
先端から、灯台を。
神威岬だから、神威岬灯台。 もし、神威崎なら、神威埼灯台ですね。。
天気のいい日は、海底の白い岩が、光を反射する。
その光は、海水を、背後から照らす。 バックライトのように。
だから美しく。 曇っていても、それなりに。 私の、想像。
チャランケは、義経に惚れた、アイヌの娘。 後ほど。
右下に、念仏トンネルが。
(1分6秒)
神威岬は、オホーツクの枝幸町にもある。 北見神威岬と呼ぶときも。
北見神威岬を、興浜北線が走っていた。 北緯45度線。 千畳岩。~枝幸町~ 他 (2012/9/10)
灯台守の家族は、ここを少し行って、海岸に下り、浜をずっと行った。
見える岩の左を通る時が、危険。 ここで、3人がさらわれた。
この岩に、念仏トンネル。
花を見に来るのは、楽しい。 でも、住むのは厳しすぎる。
念仏トンネルの見える所に、戻ってきた。 この時、下に降りる道が分かった。 通行止めだった。
(1分24秒)
駐車場の、山側への道を行ってみた。
1942年(昭和17年)に設置されたレーダーの跡、だそう。 ソ連を探知するため。
下に、駐車場。
さらに行くと、頂上に、伝説の説明。 チャレンカは、神威岩になった。
女人禁制は、伝説では、チャレンカの呪いのために・・。
ここからの、神威岬。
下に、念仏トンネルはある。 道を探したが、なかった。
車に戻って、道を探すことにした。 なかったら、海岸線を。
車道が海に近づいた時、この場所から行けそうと、分かった。
細い道があるが、草で濡れる。
お堂には、石の地蔵さん。 亡くなった人を、弔っているのかなと。
地図では、こう。 ○の所を歩く。 ピンクの○は、お堂。
赤い所が、トンネル。 クランクの形。 曲がっている。
石の上を歩いた。 左上に、古い道。
古い道に、上がった。 遠くの岩の前に行く。 ワクシリ岬。
見えた。 この時は、確認できないが、後で分かる。 これと、疑ってはいる。
何かが見える。 小さな、鳥居かと思った。
難しくなく、行ける。 海は浅い。
着きました。 30分かかった。
念仏トンネル。 こうです。 普通に歩ける。 手掘り。
中に入って、外を見た。
10㍍ほど行くと、右に曲がっている。 そこからは、何も見えない。 真っ暗。
懐中電灯はない。 携帯の灯りでは、ダメ。 困った。
写真ではこう写ったが、肉眼では、タイヤには気づかなかった。
そうこうしているうちに、暗闇に、目が慣れてきた。
曲がった遠くに、ほんの少しだけ、光が来ている。
行くことにした。 足元は、何も見えない。 真っ暗。
左手で、壁を触りながら、歩いた。
不気味だけど、クマがいる森より、ずっと怖くない。
再度曲がったら、うっすら、明るくなった。 ゴミだらけ。 足元は、見えない。
ここまで来て、安心。 60㍍を、通り抜けた。 出た右に、細い岩。 何度も見た岩。
稜線に、歩道の柵が見える。
昔の道が見える。 あそこから、こっちに来る。
何とか来られて、よかった。 満足。
(42秒)
また戻る。 目が慣れる前に、歩き出した。 写っているものは、何も見えない。
出てきた。 この風景。 明るいというのは、幸せ。 なんでも、輝いて見える。
石の上を歩く。
戻ってきた。
豊浜トンネル崩落事故から、もう17年。
慰霊碑に寄った。 こんな事故。 犠牲者20名。 バスが、30㌢の厚さに。
あの岩が崩れそうと、指摘した人は、いなかったのかな。
※ 事故の場所には、歩いては行けない。 船だけ。 このようになっている。
積丹ブルーを見に行ったが、思わぬものに出会った。
念仏トンネル。
少し大変でした。
何を踏んでいるか、分からないのですから。
でも、遠くに見える、かすかな光が、勇気をくれた。
今日は、昔の人達の苦労を、自分目で確かめることができた、と云うことでしょうか。
神威岬には、海、花、空、そして、忘れてはならない歴史。
またいつか、ですね。
【関連ブログ】 積丹岬には、時間が無くなったので・・。 下のに少し。
積丹ブルー 福原漁場 他 (2009/08/26)
【今日の歌】 心の花 ※ 詞は五木寛之
【道の駅】 スペースアップルよいち
【明日の予定】 オタモイ海岸かな。 夢の御殿の夢の跡を。 雨なら、小樽の街。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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手掘りの60㍍を、暗闇の中、壁を触りながら通り抜けた。
悲しい歴史を秘めた、念仏トンネル。
そこへの道を、何とか見つけて、行ってきた。
小雨の中でも、積丹ブルーは、美しい海の色だった。
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( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
神威岬は、積丹(しゃこたん)半島の突端。
日本海側を北上したら、見えてきた。

無料の広い駐車場から、歩く。

灯台まで、1㌔ほど。

こんな入口が。 昔は、岬も海も、女人禁制と。
※ 女人禁制は、ここを自由に通させたくない、松前藩の思惑だった。
江戸時代の終わりには、解除。
※ 伝説は別にある。 後ほど。


高い山の稜線が、海から出た。 そこを歩くのが、神威岬の魅力。

ツリガネニンジン。 たくさん咲いていた。

エゾフウロ。 雨でカタツムリが出てきた。


念仏トンネルの、案内。 知らなかった。
大正元年の、大正天皇の誕生日の日のこと。 お祝いをしようと、考えたんですね。
余別の市街地まで、4㌔ほど。 昔の道は、海岸線だった。
親不知海岸の危険さ。

トンネルが見える。

これを見て、行ける道を、探し始めた。


念仏トンネルの場所はここ。 3人は、右の、余別に行こうとした。
岬の反対側。 向こうの海岸線を、走ってきた。 日本海側。

積丹ブルーの海の色。 小雨の中でも、この色。 悪くない。


道は、龍の背中を歩くようでも・・。

(17秒) 丁度、ツバメが飛んだ。
積丹の海底の岩は、白い。 それがあって、積丹ブルーに。
エゾカワラナデシコ。 いつ見てもいい。 どんな目的があって、この形でしょう。


風化のし易い岩が多い。 飛び出してる石は、手では取れないけど。

日が差したら、どんな風に輝くのでしょう。

昭和35年の春まで、人がいた。 灯台を守った。 灯台守。
水は、雨水を利用。 ランプ。
事故の後、地元の人が、トンネルを掘ってくれた。
海の安全を守る、灯台守の人たちは、大事にされていたと分かる。 尊敬の念で。


カムイ(神威)は、神。 カムイも神も、早口で言うと、似た発音になる。
神威岬の、突端。

少し沖に、神威岩。 この岬も、ここで海に沈んでいく。

海底の白い理由が、きっとある。 調べてみたが、分からない。


先端から、灯台を。
神威岬だから、神威岬灯台。 もし、神威崎なら、神威埼灯台ですね。。

天気のいい日は、海底の白い岩が、光を反射する。
その光は、海水を、背後から照らす。 バックライトのように。
だから美しく。 曇っていても、それなりに。 私の、想像。
チャランケは、義経に惚れた、アイヌの娘。 後ほど。
右下に、念仏トンネルが。


(1分6秒)
神威岬は、オホーツクの枝幸町にもある。 北見神威岬と呼ぶときも。
北見神威岬を、興浜北線が走っていた。 北緯45度線。 千畳岩。~枝幸町~ 他 (2012/9/10)
灯台守の家族は、ここを少し行って、海岸に下り、浜をずっと行った。
見える岩の左を通る時が、危険。 ここで、3人がさらわれた。
この岩に、念仏トンネル。

花を見に来るのは、楽しい。 でも、住むのは厳しすぎる。

念仏トンネルの見える所に、戻ってきた。 この時、下に降りる道が分かった。 通行止めだった。

(1分24秒)
駐車場の、山側への道を行ってみた。
1942年(昭和17年)に設置されたレーダーの跡、だそう。 ソ連を探知するため。

下に、駐車場。

さらに行くと、頂上に、伝説の説明。 チャレンカは、神威岩になった。
女人禁制は、伝説では、チャレンカの呪いのために・・。


ここからの、神威岬。

下に、念仏トンネルはある。 道を探したが、なかった。

車に戻って、道を探すことにした。 なかったら、海岸線を。
車道が海に近づいた時、この場所から行けそうと、分かった。
細い道があるが、草で濡れる。
お堂には、石の地蔵さん。 亡くなった人を、弔っているのかなと。


地図では、こう。 ○の所を歩く。 ピンクの○は、お堂。
赤い所が、トンネル。 クランクの形。 曲がっている。

石の上を歩いた。 左上に、古い道。

古い道に、上がった。 遠くの岩の前に行く。 ワクシリ岬。


見えた。 この時は、確認できないが、後で分かる。 これと、疑ってはいる。

何かが見える。 小さな、鳥居かと思った。

難しくなく、行ける。 海は浅い。

着きました。 30分かかった。


念仏トンネル。 こうです。 普通に歩ける。 手掘り。

中に入って、外を見た。


10㍍ほど行くと、右に曲がっている。 そこからは、何も見えない。 真っ暗。
懐中電灯はない。 携帯の灯りでは、ダメ。 困った。
写真ではこう写ったが、肉眼では、タイヤには気づかなかった。

そうこうしているうちに、暗闇に、目が慣れてきた。
曲がった遠くに、ほんの少しだけ、光が来ている。
行くことにした。 足元は、何も見えない。 真っ暗。
左手で、壁を触りながら、歩いた。
不気味だけど、クマがいる森より、ずっと怖くない。
再度曲がったら、うっすら、明るくなった。 ゴミだらけ。 足元は、見えない。


ここまで来て、安心。 60㍍を、通り抜けた。 出た右に、細い岩。 何度も見た岩。


稜線に、歩道の柵が見える。

昔の道が見える。 あそこから、こっちに来る。

何とか来られて、よかった。 満足。
(42秒)
また戻る。 目が慣れる前に、歩き出した。 写っているものは、何も見えない。


出てきた。 この風景。 明るいというのは、幸せ。 なんでも、輝いて見える。

石の上を歩く。

戻ってきた。

豊浜トンネル崩落事故から、もう17年。

慰霊碑に寄った。 こんな事故。 犠牲者20名。 バスが、30㌢の厚さに。
あの岩が崩れそうと、指摘した人は、いなかったのかな。

※ 事故の場所には、歩いては行けない。 船だけ。 このようになっている。
積丹ブルーを見に行ったが、思わぬものに出会った。
念仏トンネル。
少し大変でした。
何を踏んでいるか、分からないのですから。
でも、遠くに見える、かすかな光が、勇気をくれた。
今日は、昔の人達の苦労を、自分目で確かめることができた、と云うことでしょうか。
神威岬には、海、花、空、そして、忘れてはならない歴史。
またいつか、ですね。
【関連ブログ】 積丹岬には、時間が無くなったので・・。 下のに少し。
積丹ブルー 福原漁場 他 (2009/08/26)
【今日の歌】 心の花 ※ 詞は五木寛之
【道の駅】 スペースアップルよいち
【明日の予定】 オタモイ海岸かな。 夢の御殿の夢の跡を。 雨なら、小樽の街。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
念仏トンネル
Re: 念仏トンネル
紹介していただいた記事を読みました。
廃道の魅力は何でしょう。
どこかで、行ってみますね。
廃道の魅力は何でしょう。
どこかで、行ってみますね。
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次回は廃道も行ってみてください。
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