「四国の川は、どうして、きれいなんでしょうね」
「どこも、清流ですよ」
昨日、高知城を案内してくれた人に、聞いた。
「四国はね、ほとんど山なの。 だからなの」
「でも、山だって、人は住んでるでしょ」
「山にはね、いても、じいさん・ばあさんだけ」
こんな会話が、昨日あった。 少し言い過ぎかなとは、思ったけど。
また、四国の南部は、雨が多い。
水量が多いということも、良かったかもしれない。
でも考えてみたら、四万十川や海部川、そして新荘川などの清流を生み出した最大の要因は、こうかな。
それは、流域に暮らす人たちが、どこよりも早く、川の大事さに気付いた。
そんなふうに、思いますね。
日本の川が、どこも汚れてしまった時、ニホンカワウソは、何とか新荘川で暮らしていた。
密猟する人間がいたり、個体数が減ったため、最後にはいなくなってしまったけれど。
新荘川からニホンカワウソが消えた時、それは、日本から消えた時だった。
( ※ 今、真夜中。 外は、雪が降っています。)
新荘川の下流は、須崎市(すさきし)。
ここは、中流で、津野町。
実は、津野町の北部には、四万十川の源流点がある。 昨年行ってきた。 ※ 四万十川源流点。
かわうそ自然公園。
(写真は、クリックで大きくなります)
右の建物が、かわうそ学習館。
公園のあっちこっちに、石のかわうそがいた。
ニホンカワウソ。 カワウソは、川獺と書く。
※ 獺の意味は、むずかしい。 右は、頼るでいいようだが。
ラッコの仲間だそう。 そう言えば、似てるかな。 ※ ラッコ(のとじま水族館)
目撃談や生態系を展示している。
最後に捕まったのが、1974年。 ずっと昔。
毛皮が珍重されたので、乱獲があった。 密猟も、ずっと続いたようだ。 ※ 写真は、学習館のを。
陸上では、尻尾で支えて、立つことができる。 この動物が河童と言われている。
2000年頃まで目撃情報はあるが、だんだん明確でないものになっていく。
ニホンカワウソの種を維持するのは、最低何匹くらい必要なのだろうか。
もし、数匹になっていたら、きっとダメでないだろうか。
このカワウソも、絶滅の不安を感じているかもしれない。
この写真は、前の方が明るい。 ストロボを使ったのかな。
カワウソは、夜行性と言う。
ミンクとかより、体が大きい。 川魚をたくさん食べるので、昔は嫌われた。
足跡。 指は、膜でつながっている。 泳ぎやすいように。
最後の写真。 1979年。
「家族や友達が、だれもいなくなっちゃった。・・・。」
地元の人も、今はもういないと思っている。
他の動物が生きて行くことを、どう考えたらいいのか、むずかしい。
四国からは、熊もいなくなった。
イノシシは畑を荒らすから、退治するのは普通のこと。
カラスのようにたくましく生きる動物もいる。
でも、人間が環境を変えたので、自分の力では生きられない動物もいる。
そんな動物には、力を貸す必要があるのか。
高度成長期、あの時代に、多くの物を失ってしまった。
今日の見学場所は、どこも情報誌にはない。 なくても、いいとこはいい。
裏見の滝に向かった。 車を置いて、20分ほど歩いた。
戻る時、左の家のおばあちゃんと話した。
家の手前、右に曲がって、橋を渡って行く。
住吉神社。 滝は、奥に。
大町桂月の歌碑があった。 「大空に瀧を仰ぎて昼寝哉」
樽の滝。 大水の時、樽を転がす音がするという。 高さ、37㍍。
上の方。
さっきの家のおばあちゃんは、滝の上の川で、泳いだという。 子供の頃。
何人かの子供が、滝に流され、落ちて死んだと言う。 滝の上にも家はある。
滝つぼ。 上から落ちたら、岩に落ちる。
どっちからでも、裏にまわれる。 ※ 裏見の滝 月待の滝 山彦の滝
水量が少ないので、水の暖簾(のれん)。
帰り、おばあちゃんと話した。
子供たちや孫は、大きな町にいる。
遊びに行くけど、住むのはここがいいと言った。
美味しい空気と、いい水と、無農薬の野菜を食べる。
それが一番だねと、私は言った。
旦那さんも亡くなって、旦那のお母さんと二人で暮らしていた。
近くに温泉があった。 山奥なので、行ってみた。
山里温泉。
温泉は、外にあった。 坂を下りた、川の近くに。
(携帯で撮影)
客は、私一人。 温度が低かったら、熱い湯を出せる。 熱めにして入った。
露天風呂に、屋根がある感じ。
贅沢な風呂だなと思った。 ※ 似た温泉は、ここかな。 伊谷温泉
(携帯で撮影)

お湯は、ヌルっとした感じが全くしなかった。 こんなのが、好き。
清潔なお湯だ。 ※ 私は、普通の温泉は、清潔だと思っていない。 みんな体を洗わないで入る。
久しぶりに、のぼせるまで入った。 いつもは、すぐに出る。
お風呂を上がったら、ジュースとお菓子を御馳走になった。
滝に行く前、この店で、食べた。 須崎市は、鍋焼きラーメン。
店を開けた直ぐなのに、満席。 出た時は、外に人がいた。
高いレベルでしたよ。 須崎市の鍋ラーメンは、高知市内にも広がっている。
高知県に来たら、食べなければならない、そんな味。 新潟、鹿児島よりは、上かも。
麺は固めで、時間が立っても、のびない。 美味しい麺。 低加水麺。 細く真っ直ぐ。
味は、鳥ガラスープ。 濃厚。 少し甘め。 生卵が入っている。 竹輪とニラも。
※ 釧路の蕎麦屋、竹老園の「かしわぬき」に、味が似ている。
今日は、美味しい物を食べて、のどかな道を歩いて、いい温泉に入って、文句のない一日でした。
【道の駅】 かわうその里すさき
【明日の予定】 少し南に、動くでしょうか。
【動画】
かわうそ自然公園へ
樽の滝
【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は33位です。
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「どこも、清流ですよ」
昨日、高知城を案内してくれた人に、聞いた。
「四国はね、ほとんど山なの。 だからなの」
「でも、山だって、人は住んでるでしょ」
「山にはね、いても、じいさん・ばあさんだけ」
こんな会話が、昨日あった。 少し言い過ぎかなとは、思ったけど。
また、四国の南部は、雨が多い。
水量が多いということも、良かったかもしれない。
でも考えてみたら、四万十川や海部川、そして新荘川などの清流を生み出した最大の要因は、こうかな。
それは、流域に暮らす人たちが、どこよりも早く、川の大事さに気付いた。
そんなふうに、思いますね。
日本の川が、どこも汚れてしまった時、ニホンカワウソは、何とか新荘川で暮らしていた。
密猟する人間がいたり、個体数が減ったため、最後にはいなくなってしまったけれど。
新荘川からニホンカワウソが消えた時、それは、日本から消えた時だった。
( ※ 今、真夜中。 外は、雪が降っています。)
新荘川の下流は、須崎市(すさきし)。
ここは、中流で、津野町。
実は、津野町の北部には、四万十川の源流点がある。 昨年行ってきた。 ※ 四万十川源流点。
かわうそ自然公園。
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右の建物が、かわうそ学習館。
公園のあっちこっちに、石のかわうそがいた。

ニホンカワウソ。 カワウソは、川獺と書く。
※ 獺の意味は、むずかしい。 右は、頼るでいいようだが。
ラッコの仲間だそう。 そう言えば、似てるかな。 ※ ラッコ(のとじま水族館)

目撃談や生態系を展示している。

最後に捕まったのが、1974年。 ずっと昔。
毛皮が珍重されたので、乱獲があった。 密猟も、ずっと続いたようだ。 ※ 写真は、学習館のを。

陸上では、尻尾で支えて、立つことができる。 この動物が河童と言われている。

2000年頃まで目撃情報はあるが、だんだん明確でないものになっていく。
ニホンカワウソの種を維持するのは、最低何匹くらい必要なのだろうか。
もし、数匹になっていたら、きっとダメでないだろうか。
このカワウソも、絶滅の不安を感じているかもしれない。

この写真は、前の方が明るい。 ストロボを使ったのかな。
カワウソは、夜行性と言う。
ミンクとかより、体が大きい。 川魚をたくさん食べるので、昔は嫌われた。

足跡。 指は、膜でつながっている。 泳ぎやすいように。

最後の写真。 1979年。
「家族や友達が、だれもいなくなっちゃった。・・・。」

地元の人も、今はもういないと思っている。
他の動物が生きて行くことを、どう考えたらいいのか、むずかしい。
四国からは、熊もいなくなった。
イノシシは畑を荒らすから、退治するのは普通のこと。
カラスのようにたくましく生きる動物もいる。
でも、人間が環境を変えたので、自分の力では生きられない動物もいる。
そんな動物には、力を貸す必要があるのか。
高度成長期、あの時代に、多くの物を失ってしまった。
今日の見学場所は、どこも情報誌にはない。 なくても、いいとこはいい。
裏見の滝に向かった。 車を置いて、20分ほど歩いた。
戻る時、左の家のおばあちゃんと話した。

家の手前、右に曲がって、橋を渡って行く。

住吉神社。 滝は、奥に。
大町桂月の歌碑があった。 「大空に瀧を仰ぎて昼寝哉」

樽の滝。 大水の時、樽を転がす音がするという。 高さ、37㍍。

上の方。
さっきの家のおばあちゃんは、滝の上の川で、泳いだという。 子供の頃。
何人かの子供が、滝に流され、落ちて死んだと言う。 滝の上にも家はある。

滝つぼ。 上から落ちたら、岩に落ちる。

どっちからでも、裏にまわれる。 ※ 裏見の滝 月待の滝 山彦の滝
水量が少ないので、水の暖簾(のれん)。

帰り、おばあちゃんと話した。
子供たちや孫は、大きな町にいる。
遊びに行くけど、住むのはここがいいと言った。
美味しい空気と、いい水と、無農薬の野菜を食べる。
それが一番だねと、私は言った。
旦那さんも亡くなって、旦那のお母さんと二人で暮らしていた。
近くに温泉があった。 山奥なので、行ってみた。
山里温泉。
温泉は、外にあった。 坂を下りた、川の近くに。
(携帯で撮影)

客は、私一人。 温度が低かったら、熱い湯を出せる。 熱めにして入った。
露天風呂に、屋根がある感じ。
贅沢な風呂だなと思った。 ※ 似た温泉は、ここかな。 伊谷温泉
(携帯で撮影)

お湯は、ヌルっとした感じが全くしなかった。 こんなのが、好き。
清潔なお湯だ。 ※ 私は、普通の温泉は、清潔だと思っていない。 みんな体を洗わないで入る。
久しぶりに、のぼせるまで入った。 いつもは、すぐに出る。
お風呂を上がったら、ジュースとお菓子を御馳走になった。
滝に行く前、この店で、食べた。 須崎市は、鍋焼きラーメン。
店を開けた直ぐなのに、満席。 出た時は、外に人がいた。

高いレベルでしたよ。 須崎市の鍋ラーメンは、高知市内にも広がっている。
高知県に来たら、食べなければならない、そんな味。 新潟、鹿児島よりは、上かも。
麺は固めで、時間が立っても、のびない。 美味しい麺。 低加水麺。 細く真っ直ぐ。
味は、鳥ガラスープ。 濃厚。 少し甘め。 生卵が入っている。 竹輪とニラも。
※ 釧路の蕎麦屋、竹老園の「かしわぬき」に、味が似ている。

今日は、美味しい物を食べて、のどかな道を歩いて、いい温泉に入って、文句のない一日でした。
【道の駅】 かわうその里すさき
【明日の予定】 少し南に、動くでしょうか。
【動画】
かわうそ自然公園へ
樽の滝
【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は33位です。
記事は役立ったでしょうか。
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コメント
おはようございます
Re: おはようございます
ekさんも、いつか食べたらいい。 よく考えたもんです。 おいしい。
3時過ぎて、雪は降っています。
でも、明日は晴れる予定。 日本中、どこも雪。 そんな天気ですね。
ランキングの数字は、全体が12月の続きのよう。
どうなっているのでしょう。
雪が降るので、山奥に行けません。
3時過ぎて、雪は降っています。
でも、明日は晴れる予定。 日本中、どこも雪。 そんな天気ですね。
ランキングの数字は、全体が12月の続きのよう。
どうなっているのでしょう。
雪が降るので、山奥に行けません。
梼原辺りはお薦めなんですが暫く行けそうもないですね。
Re: タイトルなし
梼原は山の中なので、無理ですね。
海から、数㌔山に入ったら、今は真っ白。
海岸は、雪がちらちら降ってるけど、積ってはいない。
海岸沿いを動いて、最後に山に入る。 2月でしょうか。
そんなのも考えています。
海から、数㌔山に入ったら、今は真っ白。
海岸は、雪がちらちら降ってるけど、積ってはいない。
海岸沿いを動いて、最後に山に入る。 2月でしょうか。
そんなのも考えています。
高度成長で 得たもの 失ったもの
自然は 心の ふるさと ・・・
ニホンカワウソ 絶滅の地 ですか
山里温泉 素敵ですね
自然は 心の ふるさと ・・・
ニホンカワウソ 絶滅の地 ですか
山里温泉 素敵ですね
Re: タイトルなし
30年前より、今の方が、川はずっときれい。
今は、かんたんにダムは造らないし、造っても魚の通り道もつくる。
世の中は、変わった。 動いた人がいて、こうなった。
何気なく、世の中が変わることは、ないですね。
今は、かんたんにダムは造らないし、造っても魚の通り道もつくる。
世の中は、変わった。 動いた人がいて、こうなった。
何気なく、世の中が変わることは、ないですね。
まだ健在でしたが
ニホンカワウソはまだ生きてますよ。3~4年前の秋に高知県のまだ自然が沢山残ってある集落の某所で見ました。今は亡き父親と見ましたが初めはまさかと思い父親に話すと信じてもらえずにいましたが幸運にも3度も遭遇して2度目は父親も見てニホンカワウソに間違いないと確認しました。父親も昔、漁師の網にかかってたカワウソを直に見た事があるそうでまだ生きてると喜んでました。静かにそっとしておこうとそのまま何事もなかったように帰宅しました。
Re: まだ健在でしたが
嬉しい話です。
四国には、まだ自然が豊かな所が残っている。
その自然を大事にしたいですね。
四国には、まだ自然が豊かな所が残っている。
その自然を大事にしたいですね。
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野生動物 ヌートリア 発見
今日は、陽射しがあったので
近くの川へ 鳥見に出掛けてみました
カモさん達にまぜり 変なものが
肉眼では 何が確認できず ・・・
望遠で覗く と それは ヌートリアくん でした
カピバラ と ヌートリア ラックコ くん
どこが どう ちがうのかな ・・
鍋焼きラーメンはまだ食べたことは無いですが今の季節にぴったりですね。
週間INが1,000を超えましたね。おめでとうございます。