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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

日本最古の、四角いコンクリート電柱。
函館にあるという。
以前、コメントで教えていただいた。

どうして四角。 どうしてコンクリート。 どうして、今に残った。
不思議なことが、いっぱい。

赤れんが倉庫群の近くにある。
函館は、何度歩いてもいい街。 行ってみることに。

夜、函館から青森に渡った。
    ※    ※    ※    ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

目的地は、印の所。  車は、駅の1㌔北の浜側に路上駐車。 駅まで15分。



花の通りを行くと、函館駅。

13年9月23日 (1)

この道を行くと、赤れんが倉庫群。  朝市など、市場が並ぶ。

13年9月23日 (2)

中に入ってみた。  そろそろ終わるけど、まだ朝市も。

13年9月23日 (3)

観光客は、ここを通って、レンガの倉庫へ。  
さらに、坂を上って元町公園へ。 函館山も。  五稜郭は、別な所に。 

13年9月23日 (4)

茹でたてを売ってくれるのかな。

13年9月23日 (5)

レンガ倉庫群の足湯。 この道も、メインストリート。 いつも通る道。

13年9月23日 (6)

店には寄らないで、四角い電柱を探しに。
近づいているなと思って、この写真。

※ この時は分からないが、右に見えるマンションの、左向こう角の、少し右にあった。

13年9月23日 (7)

右上から歩いて来て、ここにある。



下の写真は、南から撮影。  
赤○が、目的の電柱。   四角い。  上は細い。  
右に、もう1つある。  同じものを、後の世に作った。

13年9月23日 (8)

反対方向から。  見ての、安定感がある。 細い塔のようでもある。
これが、日本最古の四角いコンクリート電柱。 ただの電柱だけど、ここにしかない。 

説明があった。

13年9月23日 (9)   13年9月23日 (10)

1923年に作られたとある。 90年経っている。  日本最古。
  ※ このことは、函館市が言ってるだけでなく、一般的に、認められている。

コンクリートの耐用年数は、50~60年ほど。
倒れる心配はないのだろうか。
これについては、きっと、北電で調べていますね。 結果、大丈夫と。

耐用年数が過ぎてるのに、大丈夫と言うことはあるのでしょうか。
それは、あるようですね。
水とかセメントの量など、高くついても、丁寧な仕事をすると、100年以上はもつようです。
少しくらい手を抜いても、30年は持つから、適当な仕事が多くなる。
水の多いコンクリートは、シャブコンと呼ばれる。
 ※ 阪神大震災で、高速の支柱が倒れた。 コンクリートの中から、木などのごみが出てきた。
   こんな手抜き工事は、しょっちゅう。 

この四角い電柱は、丁寧に、心を込めて作られた電柱だったんですね。
平均寿命をとっくに過ぎても、青空に向かって、凛と立っている。
魅力の第一は、ここにありますね。

基礎の部分。 もろそうに見えない。  

13年9月23日 (11)

※ 下のは、北海道のタウシュベツ川橋梁の付け根です。(2008年撮影)
  この時、この橋は、出来てから70年。 このように風化するのは珍しくない。

20080817080149.jpg

昔の電柱は木なのに、どうして、コンクリートにしたのか。
書いてありましたね。 函館は、火事が多かった。

※ 昭和9年の函館大火の惨状。 この大火でも、上の柱は生き残った。  燃え盛る様子を見ている。

四角いから、金具を取り付けやすい。

13年9月23日 (12)

次は、なぜ四角いか。
結論は、当時は、円柱を作る技術はなかった。 円柱の型枠(かたわく)を作るのは大変。

この電柱は、ここで作った。
中まで全部、コンクリート。 鉄筋は、間違いなく入っている。

※ 今の電柱は、他で作って、持って来て立てる。
  そして、中は、空洞。   震災の現場で、たくさん見た。
  中にコンクリートを詰めても、強度は上がらないよう。 重くて、工事が大変。

13年9月23日 (13)   13年9月23日 (14)

上が細いから、角錐形(かくすいけい)の形ですね。
だから、棒のように見えない。 安定して、すっと立っているので、細い塔の感じ。

別方向からは、このように。

13年9月23日 (15)

他に。
(1) タイの国の電柱は、今も四角い

(2) 電柱は、電信柱の略ですね。 
    通信に使った時代に、電信柱の名前が一般的になったよう。

(3) 近くに、真宗大谷派函館別院がある。
    そこの本堂は、鉄筋コンクリート造。 
    これも、お寺では、日本最古の鉄筋コンクリート造。 100年前の建物。

(4) 今の電柱は、みんな円柱。 円柱の方が倒れにくいそう。 四方八方、平等。

普通の電柱が見えるけど、ただの棒にしか見えない。
四角の電柱は、確かに美しい。

13年9月23日 (16)

あっちこっち見ながら、戻った。

港に行ってみた。 像があった。

13年9月23日 (17)

新島襄の像。

13年9月23日 (18)

近くに、新島襄海外渡航の地碑が、あったよう。 気づかなかった。
1864年に、ここからアメリカに渡る。 密航。

13年9月23日 (19)

アメリカで、クラーク博士に合う。  10年間、アメリカで学ぶ。

13年9月23日 (20)

お店を見ながら。

13年9月23日 (21)

ちょっとした、小物の店が多い。  小樽に似ている。

13年9月23日 (22)

ガラス製品。

13年9月23日 (23)

箸(はし)かな。

13年9月23日 (24)

いつも見る像。 作者は、宇多香織(うたかおる)。 いつか調べてみます。

13年9月23日 (25)   13年9月23日 (26)

赤レンガ。

13年9月23日 (27)

今4時頃。  日が短くなってきた。

13年9月23日 (28)

オルゴールの中。 聴いてみたい。

13年9月23日 (29) 

この後、真っ直ぐ戻った。

8時15分出航。 青森行き。 この時、7時45分。
津軽海峡を、もう、何回渡るでしょう。

13年9月23日 (30)

乗り込みます。



中はこんな感じ。  混んでいない。  青森まで4時間ほど。  
ほとんど、ブログを。  ずっと、ネットが使えた。

13年9月23日 (31)

真夜中の12時。 着きました。  出てから、カーナビを設定して、道の駅に向かう。



ただの電柱ですけど、しかし、ちゃんと魅力がありました。
歴史を知ると、なお美しく見える。  いつも感じること。

気品ある、すらっとした姿は、函館の町に似合っていました。
いいものを、見ました。

【今日の歌】   Horacio Guarany (オラシオ・グアラニ)の
               "Cuando ya nadie te nombre"君の名を聞けなかったら 
         昨日の曲の作者です。 他の曲を、探してみました。



【道の駅】 なみおか



【明日の予定】   弘前市内

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント

きりっとしていますね。

こんばんは。

リクエストに応えていただいて
ありがとうございました。
大満足です♪

昔は火災が多かったんですねぇ。
そんなことまでわかりとても勉強になりました。
ただ単に見るだけじゃなく
どうして?なぜ?と思うことが大切なんですね。
これはきっと何でも当てはまることですよね。

リクエストしておきながら知らないことがわかり
ますます興味を持った四角い電柱でした。
大切にされもっともっと長生きしてほしいですね。

Re: きりっとしていますね。

情報ありがとうございました。
今の時代にまだ、現役で活躍している姿を見て、熱い何かを感じました。

何度もそばを通っていたのに、気づかなかった自分が、情けない。
そんなことも少し。

四角い電柱の姿は、美しいといってもいいですね。
歴史を思えば、いとおしくさえもなります。

あすかさんは、いつの日か函館に行って、真っ先に、来ましたよって、行かなければなりませんね。

美しい姿の、四角いコンクリートの電柱でした。

新しい情報、待っています。

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  • 日本最古のコンクリート電柱は四角かった。 美しく立つ、細い塔のようでも・・。~函館市~ 他 (2013/9/23)
  • 2013年09月24日 (火)
  • 09時06分55秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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