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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

カッパ淵を、遠野のSさんに案内してもらった。
Sさんは子供のころ、カッパ淵で、河童のように泳いで遊んだ。

河童は、いたずらをしたが、いいこともしたようだ。
頭の皿の水で、常堅寺(じょうけんじ)の火事を消したことも。
感謝されて、寺には、カッパ狛犬(こまいぬ)があった。

福泉寺に、木彫としては日本最大の、大観音像があった。
    ※    ※    ※    ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

今日は、私の車の助手席にSさんが乗って、動く。
カッパ淵は、遠野市の町外れに。





常堅(じょうけん)寺の裏にある。

13年9月30日 (27)

曹洞宗の、大きなお寺。 Sさんの菩提寺。

13年9月30日 (1)

山門の仁王像。  表情が、おだやか。  鬼のようでない。
この像は、早池峰神社にあったもの。 
  ※ 早池峰神社は、寺と神社の両方があった。 明治の神仏分離で、寺のこの像が、ここに来た。 
    早池峰神社は、ここより、もう少し北にある。 そのずっと北に、早池峰山。

13年9月30日 (2)   13年9月30日 (3)

正面に、本堂。

13年9月30日 (4)

句があった。 河童の皿は、氷だと。 どの河童だろう。

13年9月30日 (5)

左にいた。 カッパ狛犬(こまいぬ)。  こまガッパ。(?)

13年9月30日 (26)

ここに溜まった水が、氷ったんだ。  冬の情景。

13年9月30日 (25)

※ 上の句の作者は、沢木 欣一(さわき きんいち)という、俳人。
  こんな句も、つくっている。
    「秋晴の 空気を写生せよ といふ」
  棟方志功に言われたそう。

祠(ほこら)の中。

13年9月30日 (6)

本堂前にも、河童。  この小さいのが、お土産屋さんで売っている。

13年9月30日 (7)

本堂の左に、行く道がある。

13年9月30日 (8)

河童の足跡。   指が足りない。

13年9月30日 (9)

寺の裏。 見える橋を渡って、右に行く。 写真からはみ出た辺りに、カッパ淵。

13年9月30日 (10)   13年9月30日 (11)

橋から、下流を。 人がいる辺りに、カッパ淵。

13年9月30日 (24)

ここです。   ※ Sさんは、たくさん歩けないので、橋の上で待っている。
昔はもっと深く、腰のくらいまであったそう。 子供たちは、泳いだ。
網で魚も獲った。 ウナギもいた。

淵(ふち)というから、もっと深いのをイメージする。
底が見えなく、魚の主が棲んでいるとか、龍が出そうとか。
あっけない感じがする。

13年9月30日 (12)

この川は、小烏瀬(こがらせ)川ですね。  遠野物語に出てきて、有名になった。

13年9月30日 (13)

河童は、伝説上の動物なのか、未確認動物なのか、どちらでしょう。  後者なら、面白い。

小さな祠と、カッパ。  子供に、乳を飲ませている。

13年9月30日 (14)   13年9月30日 (15)

Sさんは、子供のころ、カッパの話は聞いてないという。
だから、見たことはない。

カッパ捕獲許可証が売っている。  左の木が、不気味。

13年9月30日 (16)

このようにして、釣る。 エサは、もちろん、キュウリ。

13年9月30日 (17)   13年9月30日 (18)

ここは、安倍屋敷跡。  この地方を治めた人。

 ※ 安倍貞任(さだとう)の末とある。  平安時代の武将。    ※ 末~末裔(まつえい) 子孫。
    この人の妹が、奥州藤原氏の清衡を生んでいる。 清衡・基衡・秀衡と続く。
    秀衡は義経に優しかった。 
    その子の、泰衡がダメだった。 頼朝に、だまされる。
    義経を殺し、自分も殺される。   

13年9月30日 (20)   13年9月30日 (19)

※ 安倍貞任の安倍と、安倍首相の安倍が同じ。  阿部でない。 関係あるか、調べてみた。
  阿部首相は、ある選挙で、岩手県に来た。 こんな演説をしている。(Wikipedia)

   「貞任の末裔が私となっている。ルーツは岩手県。 その岩手県に帰ってきた」 

橋に戻ったら、地元の人が、マスだって叫んだ。  急いでカメラを向けた。 
橋の下を通り抜けて、赤○に2匹いる。

13年9月30日 (21)

40㌢ほど。  動くから、分かる。

13年9月30日 (22)   13年9月30日 (23)

東の方にデンデラ野という、姥捨て山があるが、近くに、佐々木喜善(きぜん)の生家。
遠野物語の柳田国男に、遠野の民話を語った人。

 ※ まとめた人間の方が有名になったので、面白くないと思っているかなって、想像。
   でも、柳田国男がいなかったら、文学作品のレベルにはならなかった。
   遠野市に入ると、柳田国男の名前は、あまり出てこないし、見ない。
   佐々木喜善の名前ばかり。
   柳田国男がのおかげで、今の遠野市の観光があるんだが。
   合作としたら、どうだったろう。

13年9月30日 (28)   13年9月30日 (29)

途中の風景。  左の方に、デンデラ野。  遠野は今、稲刈りの、真っ最中。

DSCF9250ppp

Sさんは、もう一か所行くという。 どこかは言わない。 名前を忘れたのか。
福泉寺という、寺だった。



拝観料は、300円。  Sさんは、ここで待つ。
    ※ Sさんは、数年前大病してから、長く歩けない。
      ブログで、いつだったか、盛岡の病院に見舞いに行ったのを、書いたことがある。

13年9月30日 (40)

広い境内。  見どころは、大観音像。 1本の木を彫った。 木彫りとして日本最大。(Wikipedia)

13年9月30日 (30)

まず、本堂に。

13年9月30日 (31)

5分ほど歩いて、大観音堂。

13年9月30日 (32)

観音像は、本堂の後ろの建物に。

13年9月30日 (36)

観音堂の中。 外から撮影。

13年9月30日 (33)

大観音像。 撮影禁止なので、これだけ。

  総高17m、木彫として日本最大の観音像。
  樹齢1200年の大木の一木造である。
  20年の歳月を費やして住職自らが刻んだ。(Wikipedia)  

実際に見ると大きいが、大きさをどう表現したらいいか、・・。
顔の大きな像、という印象。

案内板にあったのが、右の写真。   ネット上には、こんな写真

13年9月30日 (34)   13年9月30日 (41)

近くから、遠野市の市街地が見えた。

13年9月30日 (35)

戻る途中に、五重塔。 1990年に建立。  新しい。
五重塔は、バランスが取れやすいのか、美しいのが多い。

13年9月30日 (37)   13年9月30日 (38)   13年9月30日 (39)

寺のそばに、食堂。 Sさんに、ラーメンをご馳走になった。
こんなポスターが。 少し前に、遠野のお祭りがあった。

13年9月30日 (42)

※ 上のポスターの女性の顔は、顔の下の方が、少しふっくら。
  典型的な、秋田美人。 
  秋田の雄勝(おがち)の小町祭りにも、出れそう。
  以前の小野小町のポスターには、こんな女性が
  似ています。  

遠野は、毎年のように寄るので、だいたい見た。
市街地から出ると、日本のふるさと、原風景って感じでしょうか。

民話が多く残っていたということで、
昔から、心豊かに人々は生活していた、と分かります。

Sさんをお家に送った。 来年また来るからねと、別れた。
自然のマイタケの乾燥したのを、いただいた。

【関連ブログ】      伝承園  遠野物語  オシラサマ伝説 ~遠野市~  釜石市を通る。  他  (2012/10/15) 
                        遠野ふるさと村  デンデラ野 ~遠野市~  他  (2011/7/24)

【その他】 滝観洞(ろうかんどう)という洞窟が、遠くない所にある。
      そこに、白蓮(びゃくれん)洞もある。 
      2つは、セットの券で見るのだが、前回行ったとき、白蓮洞を見忘れた。
      白蓮洞は、柳原(やなぎわら)白蓮が、名付けていた。
      滝観洞に、天岩戸の滝があるが、その名前も彼女が。

      調べてみたら、白蓮洞は、震災のため中は見られない。 残念。
      白蓮洞の入り口には、こんな歌の碑があるそう。

       「 神代より かくしおきけむ 滝つ瀬の 世にあらはるる ときこそ来つれ 」(白蓮)

            滝観洞(ろうかんどう)   他  (2009/10/03)

【今日の歌】  ラジオのFMから、美空ひばりが歌う、月の夜汽車が流れてきた。
        彼女が歌うのは、YouTubeには、ない。
        曲を作った、岡林信康で。



【停泊場所】  陸前高田の、道の駅があった所にある、駐車場。



【明日の予定】  陸前高田を見て、南下。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント

かっぱ♪

こんばんは。

次々と魅力のある所に行かれているので
どれだけおお~っと声を上げて
ブログを拝見させていただいているか
ご想像ください。

かっぱに会ってみたいです。
いたずらされるのは困りますけどね。
かっぱ狛犬って珍しいですね~

五重塔はきっりと姿勢いいですね。

遠野にまたまた思いを馳せています。


Re: かっぱ♪

天気のいい日に、のんびりと、風を感じながら歩く。
遠野の魅力は、そうしたら、いっそう分かるでしょうね。

テレビのない時代、子供たちは、おばあちゃんの話す民話を聞いた。
囲炉裏の周りで。 いい風景です。

遠野にいると、時間がゆっくり流れます。

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  • 河童伝説が残る、カッパ淵。  カッパ狛犬。  福泉寺の木彫り大観音像。~遠野市~ 他 (2013/9/30)
  • 2013年10月01日 (火)
  • 05時37分08秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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