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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

震災の後のボランティア作業では、泥出しが、たいていの町であった。
ところが、陸前高田市では、なかった。
泥水が家の中に侵入したというより、家やビルをみんな、押し流してしまった。
市の中心街は、消えてしまった。

震災から、約2年半。
陸前高田市では、復興計画に沿って、復興が始まっていた。
大きな夢に向かって。

奇跡の一本松保存プロジェクトによって、一本松は、元の姿で立っていた。
鎮魂、希望、復興の象徴として。
    ※    ※    ※    ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

陸前高田(りくぜんたか)市までが、岩手県。  少し南の気仙沼は、宮城県。



ここは、震災前は、道の駅だった。 駐車場が広く、大きな道の駅だった
今は、小さな駐車場に。  昨晩は、ここに停泊。

13年10月1日 (1)

クレーン車が、あちこちで動いている。 どんな仕事か、すぐに分からない。
北方面。

13年10月1日 (2)

市の中心街は、この方向にあった。 

13年10月1日 (3)

南の方向。  一本松は、向こうに。  左に広く、高田松原があった。

13年10月1日 (4)

こんな建物があった。 追悼施設。  暗くなってから来たので、気づかなかった。

13年10月1日 (5)

この町を訪れた人は、ここで、手を合わせる。 

13年10月1日 (6)

中には、写真が貼ってあった。
駅前通り。 家が消えてしまう。  森が、同じと分かる。

13年10月1日 (8)

13年10月1日 (9)

こんな写真も。

13年10月1日 (11)

13年10月1日 (10)

この後、お風呂を作った社長さんの所に、挨拶。
社長さんは、出かけていた。

事務所にいた女性の方が、復興の青写真を見せてくれた。
後始末だけでない復興が、始まっていた。

震災の後、赤○の所で、ドラム缶でお湯を沸かした。
そして、工場の中の手製の湯船に、ホースでお湯を入れた。

13年10月1日 (12)

このように。 事務所にいた方も、この仕事をした。

20110405002401bd5_2013100207070704e.jpg

  ※ 社長さん考案の手作りお風呂は、大賑わい。  大槌町、山田町、宮古市の被災状況(続き)  (2011/4/4)
     遠野市に戻って、水や軽油の補給。   津波直後と11日夜の避難所の様子。  他   (2011/4/8)

会社から下は、このように。 会社の人たちは、ここから、津波が押し寄せるのを見た。
下の駐車場の辺りは、高い瓦礫(がれき)の山になった。 

13年10月1日 (13)

 ※ 上の写真の下の様子は、このブログに。
            復興に向けて   震度6弱の揺れ   他   (2011/4/7)

復興計画がどうなっているか、市のHPを見てみた。
具体的な、スケジュールがあった。 それを紹介。

13年10月1日 (32)

一部を拡大。  防潮堤を、いつまで、どのように。

13年10月1日 (31)

住宅地をどこに作るかなども。 市民への説明と意見を聞く場を、何度も持って。
計画は、修正しながら進む。

13年10月1日 (30)

一本松がレプリカの形であって、見ることが出来ると、事務所で教えてもらった。
駐車場が用意されていた。 5分ほど歩くと、見えてくる。

13年10月1日 (14)

途中で見た、北方面。  土地の造成工事だろうか。
広く地盤が沈下した。 数十㌢。  水が溜まった所もある。

13年10月1日 (15)

通路に灯りをともした。 その灯りは、街に、人々の心に、灯すことに。

13年10月1日 (16)

橋の向こうにある。  橋は、しおさい橋。  一本松と一緒に、残った。

13年10月1日 (17)

流れて来る家などがぶつかっても、木は、立ち続けることは出来なかった。
残ったのは、奇跡だった。 7万本あった松の中の、たったの1本。
津波の高さは、10㍍を越えていたから、頭まで水をかぶった。

13年10月1日 (18)

下の写真は、震災後の、4月5日に撮影。  
この頃は、枯れていない。  土に塩分が浸みて、一本松は、苦しくなる。

201104060732086f8_2013100207172428f.jpg

奇跡の一本松を、鎮魂、希望、復興の象徴として、残すことにした。

13年10月1日 (20)

そのままでは残せない。  プロジェクトが、始まる。

13年10月1日 (21)

後ろには、仲間の木が、いっぱいあった。

13年10月1日 (23)

現在地です。 私は4年前に、左の橋を渡ったことがある。 その橋の下に、道の駅。

13年10月1日 (22)

一本松の保存方法。  
太い幹の部分は、くり抜いて、中に丈夫な炭素繊維の金属を入れたよう。
木の部分の、防腐処理も。   根の部分は、コンクリート。
枝、葉っぱは、型を取って、レプリカ。 
経費は、1億5000万円。 寄付で。

13年10月1日 (34)

この辺り一帯の、震災前の地図。  右の赤○が、一本松。

13年10月1日 (33)

下の写真は、2009年に撮影。 道の駅から、そばの橋に向かって行く。

13年10月1日 (35)

橋の上から、左を見たら、カモがいた。

13年10月1日 (36)

渡って、堤防をくぐったら、松原に出る。

13年10月1日 (37)

啄木や、虚子の句があった。 右は、啄木の句碑。

13年10月1日 (39)     13年10月1日 (40)

高田の松原は、世界遺産になった美保の松原と並んで、日本屈指の美しい松原だった。
年間、100万人以上が訪れた。(2009年は、104万人)

13年10月1日 (38)

どこまでも、続いていた。 松原は、高田の街を、風から守った。

13年10月1日 (41)

一本松から、北を見た。  遠くに、小さく橋。

13年10月1日 (19)

山の上では、住宅地の、造成工事。
タイヤの多い車が見える。

13年10月1日 (24)

気仙沼に向かった。  途中、海を見た。   大理石海岸の近く。
赤○の中は、傷んでいる。  ここから津波は、谷の中を襲った。

13年10月1日 (25)

向こうが、大理石海岸。

13年10月1日 (26)

こんな風景。 少し波で洗われたら、ピカピカ
 ※ 近くに墓地があって、江戸時代に作った、墓石があった。
   それは、風化は全くなく、昨日作ったように見えた。(少しオーバーか)

20091005195042513.jpg

左に見えた海岸が、大理石っぽい。

13年10月1日 (27)

気仙沼に入ってきた。  解体することになった、打ち上げられた船。  こうだった

13年10月1日 (28)

市街地に入ってきた。  この辺りは低いので、被害が大きい。

13年10月1日 (29)

私は、あるところに向かっていますが、ここで、遊びの問題です。

    ※ 遠野と気仙沼には、同じ名前の温泉があります。 
      名前は、夜寝津(よねつ)温泉。
      2つ温泉には、ある特徴があります。      
      その特徴は、何でしょう。 夜寝るは、ヒントなのか、そうでないのか。

      答えは、右をクリック。  13年8月20日 (32)pp

5年後、10年後、陸前高田の町は、どうなっているでしょう。
震災の教訓を生かした、安全で住みよい町に、きっとなっているでしょうね。
学者の考えより、教訓。 それが大事に思います。
      
空と海の青さ、山の緑は、昔のまま。 人々の、心も。
震災で一番大変だった町の復興が、具体的に、始まっていました。

奇跡の一本松を、旗印にして。

【今日の歌】   麦畑のひばり。   ピアノは、山下洋輔。 いいですね。
        岡林信康と美空ひばりは、お互い、理解しあっていた。 後年になって。



【停泊場所】   気仙沼の少し南にある、駐車場。  道の駅の感じ。  確認できたら、詳しく。

【明日の予定】  南下するけど、変更になるかも知れない。
           南三陸で、ある人に会いたいが、連絡がうまく取れなかったら、中尊寺に向かいます。
           そのあと、福島県に、一気に南下します。
           12日に、碓氷峠で、須坂の東風さんと落ち合う予定。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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  • 陸前高田市の今の様子と、復興計画。  奇跡の一本松の保存。~陸前高田市~ 他 (2013/10/1)    
  • 2013年10月01日 (火)
  • 21時22分11秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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