群馬県の、左(西)の端に、草津温泉がある。
その右の山奥に、四万(しま)温泉。
東風さんが、いいよって、教えてくれた。
古くから、湯治で栄えた温泉地のよう。
何せ、四万もの病に効くという。
今日は、温泉街に入る前に、滝とお堂を見た。
そして、無料の共同浴場へ。
無料だから、入る前にもう、心は温まっていた。
美しく紅葉している木に、何度か、出会った。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
摩耶の滝は地図に載っている。 有名な滝なんだろうか。
四万温泉の地図。 (四万温泉協会からお借り)
上の方を、動く。
滝への入り口に、駐車場はない。 脇道に、路駐。
駐車場がないのに、大きな滝とか、立派な滝って、見たことない。
先日の妙高高原の苗名の滝は、お店まであった。
少し、不安。
5分ほど歩いたら、説明。 20分あれば、着く。 伝説がある。
深い谷の、急な斜面に道。 紅葉が始まっている。
クマ除けの鐘がぶら下がっていたり、クマに対する注意が、続いた。
私は、鈴を鳴らしている。 ベストの右ポケットに、スプレーも。
視界を広くして、歩いている。
古い遊歩道の柵は、壊れている。 下の板も。
新しい板が、その上に、40㌢ほどの幅で、敷かれている。
見える柵は、足で蹴ったら、間違いなく壊れる。 右の柵は、全部倒れている。
でも、紅葉は美しい。
最後は、谷に下りた。 滝は、左前方に、まずある。
大きな滝は、右の奥。 ここからは、見えない。 轟音が聞こえる。
大きな音のするところは、熊が人に気付くのが、遅れる。 少し注意。
この滝で、摩耶姫は男と出会った。
滝不動の像があったが、今は、下の薬師堂の境内にあると、ある。
行かなければならない。
大きい方の滝、摩耶の滝。
高さは20㍍程だが、目の前なので、豪快。
摩耶の滝は、観光の滝としてではなく、信仰の滝として、有名だったんでしょうね。
滝を信仰する人は、少なくなった。
今の時代は、自然の美しさとしての滝を、誰もが見に行く。
信仰で栄えた、小さな滝は、どうしても、寂れていく。
狭いけど、深そうな滝つぼ。
摩耶の滝への古い道は、温泉街の奥にある、薬師堂を通って、ここに来ていた。
ここは、深い谷の、突き当り。 別の表現では、どん詰まり。
ほんのりとした紅葉も、悪くない。
クマ除けの鐘を鳴らしながら、戻る。
途中に、こんな表示。 ミズキの名前の意味を、初めて知った。
その水を集めたら、どんな味がするのでしょう。
※ 調べてみました。
切り口から、樹液である水は、このように出て来ます。 こんな風に、採取。
甘い味がするけど、美味しくはないと、ネット上には。
白樺の樹液は、商品として売っているのを、見ることがあります。
こんなのです。 ほのかな甘みと木の香り。
いい風景が現れたら、停まります。
右に1歩ずれても、左に1歩動いても、ダメ。 ここがベスト。
ずっと下に、温泉街。 少し見える。
戻って来た。 トンネルを行くと、奥四万湖に。
※ 奥 四万湖って、女の人の名前のよう。 湖がいやなら、奥 四万胡 か、奥 四万子。
車の向こうの、細い道を、歩いて、薬師堂に。
6~7分歩いて、右奥に、薬師堂。 詳しくは、日向見(ひなたみ)薬師堂。
左は、無料の共同浴場、御夢想の湯。 真ん中に、足湯。
沼田城主の、真田信幸の、武運長久を願って建てたとある。
この地は、上野国(こうずけのくに)だけど、沼田藩なんですね。
1598年の時は、真田信幸は、豊臣方。
少し前のブログで書いたけど、真田家の血筋を絶やさぬために、関ケ原の戦いでは、下のようにした。
兄弟の幸村たちは、西軍。 豊臣側に。
ところが、信幸だけが、東軍の徳川側に付いた。
後に、信濃上田藩の初代藩主。 そして、信濃松代藩の初代藩主になる。
武運長久の願いが叶い、この薬師堂を建ててよかった。
唐風建築という、珍しい建物、とある。
これが、唐風建築。 日本のお堂というか、お寺っぽくない。
お堂の近くに、滝の説明にあった、滝不像の像は、見当たらない。
ただ、お堂の後ろの部分の工事があって、境内は、全部見られなかった。
後ろの、本堂にあたる部分の内部。 ここは見られた。
奥に、小さな、薬師観音像。 手に、薬壺を持っていた。
別方向から見た。 風情があるというか、・・。
こんな地図が。 共同浴場の場所も、分かる。
御夢想(ごむそう)の湯。 似た建物は、他にあるのでしょうか。
オリジナルのデザインなら、見事ですね。
開湯は、日向守(ひゅうがのかみ)碓氷(うすい)貞光、とある。
源頼光の四天王の、1人。
※ 四万温泉のこの辺りは、日向見(ひなたみ)という地域。
それで、お堂も、日向見薬師堂。
四万温泉の発祥は、ここ。
碓氷貞光が、九州の日向守だったので、それから、日向見の名前が。
源頼光は、大江山で、酒呑童子を退治した人物。
その時、だまして飲ませた酒が、鬼殺し。
酔ってるところを、やっつけた。
一緒に戦った、家来の一人が、碓氷貞光。
右端に、貞光。 (Wikipediaからお借り)
酒呑童子を退治する話の、一部。
※ 詳しくはここに。 (大江山は、本当は、京都に近い大江山と思う。 光秀が越えた、老の坂の近く)
地底に真っ直ぐ下りた、質志鍾乳洞 日本の鬼交流博物館 ~福知山市、京丹波町~ 他 (2011/6/16)
無料というのは、有難い。 寸志を入れる箱があったので、100円。

着替えの服を入れる所は、4つ。
最初2つを使っていた。 いつの間にか、3つ。
これでお終いと思っていたのに、気づいたら、4つ。
だらしないのか。 脱ぎ散らかしていた。
こうです。 独り占め。
ここに入った。 多くて3人の、小さな湯船。 ちょうどいい温度。
石をくりぬいた、湯船。 贅沢。
「世のちり洗う四万温泉」と、四万温泉は言われる。
入っているだけで、心も体も、綺麗になっていく。 極楽。
向こうから戻って来た。 右上に行く。
車で、奥四万湖に。 ダムがあった。 ダムの下に、四万温泉。
もし、ダムがずっと下流にだったら、四万温泉は、湖の底だった。
湖を一回り。
紅葉。 そして、霧。 間もなく日が沈む。
夕暮れになって、動物の動きが活発になった。
最初に、うなるような大きな声は、クマかも知れない。
距離は、50㍍。 飛び出して来るかもしれないので、車から離れなかった。
他の声は、何だろう。 イノシシ、サル、鹿、そんなのだろうか。
問題が起きて、騒いでいるのか。
クマがやって来たので、一斉に騒いでいるのか。
湖の奥から。 滝が見える。 湖がなかったら、谷底まで。 大きな滝だった。
あの橋から、こっちを撮った。
ダムの上から、温泉街の、一番上。 薬師堂は、少し行って、右奥に。
宿もあるよう。 すっかり、日が暮れた。
知らない所が、日本には、まだいっぱい。
四万温泉は、大きな温泉地。
半日では、見切れなかった。
明日、温泉街の中心に。 傘をさしてでしょうか。
【今日の歌】
【停泊場所】 四万温泉の入り口にある、パーキング。
【明日の予定】 四万温泉の温泉街を歩く。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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その右の山奥に、四万(しま)温泉。
東風さんが、いいよって、教えてくれた。
古くから、湯治で栄えた温泉地のよう。
何せ、四万もの病に効くという。
今日は、温泉街に入る前に、滝とお堂を見た。
そして、無料の共同浴場へ。
無料だから、入る前にもう、心は温まっていた。
美しく紅葉している木に、何度か、出会った。
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( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
摩耶の滝は地図に載っている。 有名な滝なんだろうか。
四万温泉の地図。 (四万温泉協会からお借り)
上の方を、動く。

滝への入り口に、駐車場はない。 脇道に、路駐。
駐車場がないのに、大きな滝とか、立派な滝って、見たことない。
先日の妙高高原の苗名の滝は、お店まであった。
少し、不安。

5分ほど歩いたら、説明。 20分あれば、着く。 伝説がある。

深い谷の、急な斜面に道。 紅葉が始まっている。

クマ除けの鐘がぶら下がっていたり、クマに対する注意が、続いた。
私は、鈴を鳴らしている。 ベストの右ポケットに、スプレーも。
視界を広くして、歩いている。

古い遊歩道の柵は、壊れている。 下の板も。
新しい板が、その上に、40㌢ほどの幅で、敷かれている。
見える柵は、足で蹴ったら、間違いなく壊れる。 右の柵は、全部倒れている。
でも、紅葉は美しい。

最後は、谷に下りた。 滝は、左前方に、まずある。
大きな滝は、右の奥。 ここからは、見えない。 轟音が聞こえる。
大きな音のするところは、熊が人に気付くのが、遅れる。 少し注意。

この滝で、摩耶姫は男と出会った。
滝不動の像があったが、今は、下の薬師堂の境内にあると、ある。
行かなければならない。

大きい方の滝、摩耶の滝。

高さは20㍍程だが、目の前なので、豪快。

摩耶の滝は、観光の滝としてではなく、信仰の滝として、有名だったんでしょうね。
滝を信仰する人は、少なくなった。
今の時代は、自然の美しさとしての滝を、誰もが見に行く。
信仰で栄えた、小さな滝は、どうしても、寂れていく。
狭いけど、深そうな滝つぼ。

摩耶の滝への古い道は、温泉街の奥にある、薬師堂を通って、ここに来ていた。
ここは、深い谷の、突き当り。 別の表現では、どん詰まり。
ほんのりとした紅葉も、悪くない。

クマ除けの鐘を鳴らしながら、戻る。
途中に、こんな表示。 ミズキの名前の意味を、初めて知った。
その水を集めたら、どんな味がするのでしょう。

※ 調べてみました。
切り口から、樹液である水は、このように出て来ます。 こんな風に、採取。
甘い味がするけど、美味しくはないと、ネット上には。
白樺の樹液は、商品として売っているのを、見ることがあります。
こんなのです。 ほのかな甘みと木の香り。
いい風景が現れたら、停まります。
右に1歩ずれても、左に1歩動いても、ダメ。 ここがベスト。
ずっと下に、温泉街。 少し見える。

戻って来た。 トンネルを行くと、奥四万湖に。
※ 奥 四万湖って、女の人の名前のよう。 湖がいやなら、奥 四万胡 か、奥 四万子。
車の向こうの、細い道を、歩いて、薬師堂に。

6~7分歩いて、右奥に、薬師堂。 詳しくは、日向見(ひなたみ)薬師堂。
左は、無料の共同浴場、御夢想の湯。 真ん中に、足湯。

沼田城主の、真田信幸の、武運長久を願って建てたとある。
この地は、上野国(こうずけのくに)だけど、沼田藩なんですね。
1598年の時は、真田信幸は、豊臣方。
少し前のブログで書いたけど、真田家の血筋を絶やさぬために、関ケ原の戦いでは、下のようにした。
兄弟の幸村たちは、西軍。 豊臣側に。
ところが、信幸だけが、東軍の徳川側に付いた。
後に、信濃上田藩の初代藩主。 そして、信濃松代藩の初代藩主になる。
武運長久の願いが叶い、この薬師堂を建ててよかった。
唐風建築という、珍しい建物、とある。

これが、唐風建築。 日本のお堂というか、お寺っぽくない。

お堂の近くに、滝の説明にあった、滝不像の像は、見当たらない。
ただ、お堂の後ろの部分の工事があって、境内は、全部見られなかった。
後ろの、本堂にあたる部分の内部。 ここは見られた。
奥に、小さな、薬師観音像。 手に、薬壺を持っていた。

別方向から見た。 風情があるというか、・・。

こんな地図が。 共同浴場の場所も、分かる。

御夢想(ごむそう)の湯。 似た建物は、他にあるのでしょうか。
オリジナルのデザインなら、見事ですね。

開湯は、日向守(ひゅうがのかみ)碓氷(うすい)貞光、とある。
源頼光の四天王の、1人。


※ 四万温泉のこの辺りは、日向見(ひなたみ)という地域。
それで、お堂も、日向見薬師堂。
四万温泉の発祥は、ここ。
碓氷貞光が、九州の日向守だったので、それから、日向見の名前が。
源頼光は、大江山で、酒呑童子を退治した人物。
その時、だまして飲ませた酒が、鬼殺し。
酔ってるところを、やっつけた。
一緒に戦った、家来の一人が、碓氷貞光。
右端に、貞光。 (Wikipediaからお借り)

酒呑童子を退治する話の、一部。

※ 詳しくはここに。 (大江山は、本当は、京都に近い大江山と思う。 光秀が越えた、老の坂の近く)
地底に真っ直ぐ下りた、質志鍾乳洞 日本の鬼交流博物館 ~福知山市、京丹波町~ 他 (2011/6/16)
無料というのは、有難い。 寸志を入れる箱があったので、100円。

着替えの服を入れる所は、4つ。
最初2つを使っていた。 いつの間にか、3つ。
これでお終いと思っていたのに、気づいたら、4つ。
だらしないのか。 脱ぎ散らかしていた。
こうです。 独り占め。

ここに入った。 多くて3人の、小さな湯船。 ちょうどいい温度。
石をくりぬいた、湯船。 贅沢。
「世のちり洗う四万温泉」と、四万温泉は言われる。
入っているだけで、心も体も、綺麗になっていく。 極楽。

向こうから戻って来た。 右上に行く。

車で、奥四万湖に。 ダムがあった。 ダムの下に、四万温泉。
もし、ダムがずっと下流にだったら、四万温泉は、湖の底だった。

湖を一回り。

紅葉。 そして、霧。 間もなく日が沈む。

夕暮れになって、動物の動きが活発になった。
最初に、うなるような大きな声は、クマかも知れない。
距離は、50㍍。 飛び出して来るかもしれないので、車から離れなかった。
他の声は、何だろう。 イノシシ、サル、鹿、そんなのだろうか。
問題が起きて、騒いでいるのか。
クマがやって来たので、一斉に騒いでいるのか。
湖の奥から。 滝が見える。 湖がなかったら、谷底まで。 大きな滝だった。

あの橋から、こっちを撮った。

ダムの上から、温泉街の、一番上。 薬師堂は、少し行って、右奥に。

宿もあるよう。 すっかり、日が暮れた。

知らない所が、日本には、まだいっぱい。
四万温泉は、大きな温泉地。
半日では、見切れなかった。
明日、温泉街の中心に。 傘をさしてでしょうか。
【今日の歌】
【停泊場所】 四万温泉の入り口にある、パーキング。
【明日の予定】 四万温泉の温泉街を歩く。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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