「柳川の近くで、まだ行ってない所はないだろうか」
柳川に住む、銀河宙太さんに電話した。
「みやま市に、清水寺があるよ」って、教えてくれた。
どんなところか、何があるのか、それを楽しみに行ってみた。
宙太さんに、3月25日にある、画家の青木繁の「けしけし祭り」にぜひって、誘われた。
竹のおちょこで、お酒を飲む。 これが美味しいらしい。
お酒で誘うというのは、私の弱点を知っている。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
みやま市に行くけど、ここは福岡県ですね。
ずいぶん南です。 熊本県と佐賀県に近い。
ひらがなの名前の市は、最近合併してるのが、多い。 ここもそう。
広い駐車場があった。 地図の下に。
三重塔が楽しみ。
清水寺。 京都のと、同じ名前。
昔、最澄がこの山に来て、仏像を2つ彫った。 両方とも、千手観音。
1つは、京都の清水寺に。 もう1つは、この寺に。
どっちも名前は、清水寺。 寺伝によると、です。
確かに、京都の清水寺の本尊は、千手観音。 秘仏。 いつ作られたかは、寺では、分からないと云う。
こんな道を行きます。
上の写真の左に、これ。 今日は月曜日。 本坊庭園は、休みだった。
こんな庭。 極楽浄土の庭だそう。
今日は休みだけど、お店。 向こうに、お堂。
きじ車ってある。 何でしょう。 調べたら、こんなおもちゃ。
最澄が来た時、この山に案内したのは、キジだった。
きじ車は、ここが発祥ということは、九州では知られているよう。
※ 上のお堂について少し。 名前は、千体仏堂。
昔、こんなことがあった。 仇討のこと。 寺の、HPより。
柳川藩主田中吉政の家来、林五郎左衛門の娘、操(みさお)には、婿養子の婚約者 幾之助がいた。
その婚約者は、宮川右内という者に、船小屋で、鉄砲で殺された。 ※ 船小屋は、ここから近い温泉地。
操は、そのことを知り、仇討を決断する。 彼女、16歳。
家を出て10年目の元和7年(1621)、四国の徳島で宮川右内を探し出し、やっと亡き婚約者の仇を取った。
仇を取った後、柳川に帰り、信仰のあった観音堂のある清水の中腹に、称名庵を作り、住みついた。
後に、2人の霊を慰めるために、千体仏を刻んだ。
坂道を登っていくと、五百羅漢。
焼き物で作った頭のもある。
どうしたのさって、話しかけたくなる。
少し微笑んでいる、女性かな。
一般的な羅漢像と違って、いい。 普通の羅漢像は、見栄とはったりの表情。
秋元康。 何か詩でも考えているのか。
端正な顔。
仁王門。 江戸時代中頃の建物。
仁王門を過ぎて、石段。
これがメインの、山門。 これも、江戸時代の中頃。 2階には、仏像がある。
少し前まで、山門の左に、大きな杉の木があった。
寺の歴史を知る、数百年の大木。 寿命が来て、切った。
上の門は、建築当初、傾いていたそう。 どっちにかは、分からないが。
でも、年月が経って、木が乾燥すると、垂直になった。 今の状態。
もし、計算して作っていたら、建築技術の高さは、驚くものですね。
ここを登って、本堂。 昔の石のままの、石段。 登って楽しいのは、こんなの。
本堂。 大きい。 今の時代に建てるのは、大変。
この中に、本尊の、千手観音がある。 最澄が彫った2つのうちの、1つが。
こんな像です。 左側。 右は、京都の清水寺の千手観音。(秘仏なので、模して作ったもの)
最澄が同じときに彫っていたなら、もっと似てても、いいでしょうか。
最澄のこと、キジのことが、書いてある。
本堂の左。 阿弥陀堂。 中に、阿弥陀様。
ここで、お参り。
本堂の右前に、なで仏。 手に持っているのは、宝珠でしょうか。
蝋梅(ろうばい)ですね。 梅の仲間ではなく、蝋梅の仲間。(よく分からない説明)
寒い冬に咲かす理由は、何でしょう。 虫だって、少ないのに。
山門を上から。 三重塔に、向かっている。
銅板の修理跡が見える。
三重塔。 約200年前の建物。
三重塔は低いから、スマートさに欠けますね。 五重塔と比べて。
でも美しいでしょうか。
戦後、シロアリにやられて、解体修理をしたそう。 それで、新しい感じ。
乳父(ちちぶ)観音。 乳の出や、乳の病気を、助けてくれる。
こんな絵馬が。
隣に、石像が並んでいた。
下のも、乳父観音の近くに。 與田(よだ)準一詩碑。 初めて聞く名前。
詩はこうですね。
山上永遠のなかにあって 白雲霊夢をおもう ※ 霊夢は、神仏のお告げがある不思議な夢
花影月露のなかにきこえる 乳父慈悲のこえ ※ 乳父は、上のお堂のことを言ってますね。
意味は、難しいです。 思いました、聞こえました、と云うことなんですが。
與田準一について調べたら、2つ、面白いことが。
1つめは、ロシア民謡のステンカ・ラージンの訳詩をしていること。 今日の歌に。
2つ目は、彼は白秋に師事した人ですが、弟子に、あまんきみこさんがいました。
彼女は、「おにたのぼうし」の作者。
※ 10年以上前、ある研究会が、中部地方であった。
その中の公演が、あまんきみこさんだった。
彼女との、交流会もある。
参加したかったけど、休みは取れなかった。
若い先生が、行ってくれた。
そのための旅費は、十分には出ない。
自腹で行くようなもの。
でも、こんな教師は、普通の教師とは、全く違う成長をする。
花の森公園から動けず ~佐世保市~ 今日は節分、追われた鬼はどこに・・。 他 (2012/2/3)
展望台からの風景。 九州に来たら、いつも、遠くが霞む。
中国の責任。
ウサギがいました。 飼ってるのでしょうか。
ウサギの特質として、危険を感じたら、動きません。
野原でも同じです。 動くと、天敵の鷹に見つかるからです。
宙太さんが、紹介してくれただけあって、確かに退屈しませんでした。
宙太さんは、この寺には、私が見つける事の出来る楽しみがあると、知っていたんですね。
歩いて、足のためにもよかったです。
羅漢像の中には、今の自分の表情だなってのが、ありました。
悲しいのか、うれしいのか、どっちかって? 言わない。
※ 教えていただいた船小屋温泉は、通り過ぎてしまった。
【今日の歌】 ステンカ・ラージン。 訳詩は、上に書いた、與田準一。
訳詩はこうです。 実際は、7番まであります。 このサイトで、歌が聴けます。 変わった声で。
1.
久遠にとどろく ヴォルガの流れ
眼にこそ映えゆく
ステンカ・ラージンの船
眼にこそ映えゆく
ステンカ・ラージンの船
2.
ペルシャの姫なり 燃えたる唇(くち)と
うつつに華やぐ 宴が流る
うつつに華やぐ 宴が流る
3.
ドン・コサックの群に
いま湧くそしり
おごれる姫なり 飢うるは我ら
おごれる姫なり 飢うるは我ら
4.
そのかみ帰らず ヴォルガの流れ
覚めしやステンカ・ラージン
まゆ根ぞかなし
【道の駅】 おおむた
【明日の予定】 美里町で石橋を見る。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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柳川に住む、銀河宙太さんに電話した。
「みやま市に、清水寺があるよ」って、教えてくれた。
どんなところか、何があるのか、それを楽しみに行ってみた。
宙太さんに、3月25日にある、画家の青木繁の「けしけし祭り」にぜひって、誘われた。
竹のおちょこで、お酒を飲む。 これが美味しいらしい。
お酒で誘うというのは、私の弱点を知っている。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
みやま市に行くけど、ここは福岡県ですね。
ずいぶん南です。 熊本県と佐賀県に近い。
ひらがなの名前の市は、最近合併してるのが、多い。 ここもそう。
広い駐車場があった。 地図の下に。
三重塔が楽しみ。

清水寺。 京都のと、同じ名前。
昔、最澄がこの山に来て、仏像を2つ彫った。 両方とも、千手観音。
1つは、京都の清水寺に。 もう1つは、この寺に。
どっちも名前は、清水寺。 寺伝によると、です。
確かに、京都の清水寺の本尊は、千手観音。 秘仏。 いつ作られたかは、寺では、分からないと云う。
こんな道を行きます。

上の写真の左に、これ。 今日は月曜日。 本坊庭園は、休みだった。
こんな庭。 極楽浄土の庭だそう。

今日は休みだけど、お店。 向こうに、お堂。
きじ車ってある。 何でしょう。 調べたら、こんなおもちゃ。
最澄が来た時、この山に案内したのは、キジだった。
きじ車は、ここが発祥ということは、九州では知られているよう。

※ 上のお堂について少し。 名前は、千体仏堂。
昔、こんなことがあった。 仇討のこと。 寺の、HPより。
柳川藩主田中吉政の家来、林五郎左衛門の娘、操(みさお)には、婿養子の婚約者 幾之助がいた。
その婚約者は、宮川右内という者に、船小屋で、鉄砲で殺された。 ※ 船小屋は、ここから近い温泉地。
操は、そのことを知り、仇討を決断する。 彼女、16歳。
家を出て10年目の元和7年(1621)、四国の徳島で宮川右内を探し出し、やっと亡き婚約者の仇を取った。
仇を取った後、柳川に帰り、信仰のあった観音堂のある清水の中腹に、称名庵を作り、住みついた。
後に、2人の霊を慰めるために、千体仏を刻んだ。
坂道を登っていくと、五百羅漢。

焼き物で作った頭のもある。

どうしたのさって、話しかけたくなる。

少し微笑んでいる、女性かな。

一般的な羅漢像と違って、いい。 普通の羅漢像は、見栄とはったりの表情。
秋元康。 何か詩でも考えているのか。

端正な顔。

仁王門。 江戸時代中頃の建物。

仁王門を過ぎて、石段。

これがメインの、山門。 これも、江戸時代の中頃。 2階には、仏像がある。
少し前まで、山門の左に、大きな杉の木があった。
寺の歴史を知る、数百年の大木。 寿命が来て、切った。

上の門は、建築当初、傾いていたそう。 どっちにかは、分からないが。
でも、年月が経って、木が乾燥すると、垂直になった。 今の状態。
もし、計算して作っていたら、建築技術の高さは、驚くものですね。
ここを登って、本堂。 昔の石のままの、石段。 登って楽しいのは、こんなの。

本堂。 大きい。 今の時代に建てるのは、大変。
この中に、本尊の、千手観音がある。 最澄が彫った2つのうちの、1つが。

こんな像です。 左側。 右は、京都の清水寺の千手観音。(秘仏なので、模して作ったもの)
最澄が同じときに彫っていたなら、もっと似てても、いいでしょうか。


最澄のこと、キジのことが、書いてある。

本堂の左。 阿弥陀堂。 中に、阿弥陀様。

ここで、お参り。

本堂の右前に、なで仏。 手に持っているのは、宝珠でしょうか。

蝋梅(ろうばい)ですね。 梅の仲間ではなく、蝋梅の仲間。(よく分からない説明)
寒い冬に咲かす理由は、何でしょう。 虫だって、少ないのに。


山門を上から。 三重塔に、向かっている。
銅板の修理跡が見える。

三重塔。 約200年前の建物。
三重塔は低いから、スマートさに欠けますね。 五重塔と比べて。
でも美しいでしょうか。
戦後、シロアリにやられて、解体修理をしたそう。 それで、新しい感じ。

乳父(ちちぶ)観音。 乳の出や、乳の病気を、助けてくれる。

こんな絵馬が。

隣に、石像が並んでいた。

下のも、乳父観音の近くに。 與田(よだ)準一詩碑。 初めて聞く名前。


詩はこうですね。
山上永遠のなかにあって 白雲霊夢をおもう ※ 霊夢は、神仏のお告げがある不思議な夢
花影月露のなかにきこえる 乳父慈悲のこえ ※ 乳父は、上のお堂のことを言ってますね。
意味は、難しいです。 思いました、聞こえました、と云うことなんですが。
與田準一について調べたら、2つ、面白いことが。
1つめは、ロシア民謡のステンカ・ラージンの訳詩をしていること。 今日の歌に。
2つ目は、彼は白秋に師事した人ですが、弟子に、あまんきみこさんがいました。
彼女は、「おにたのぼうし」の作者。
※ 10年以上前、ある研究会が、中部地方であった。
その中の公演が、あまんきみこさんだった。
彼女との、交流会もある。
参加したかったけど、休みは取れなかった。
若い先生が、行ってくれた。
そのための旅費は、十分には出ない。
自腹で行くようなもの。
でも、こんな教師は、普通の教師とは、全く違う成長をする。
花の森公園から動けず ~佐世保市~ 今日は節分、追われた鬼はどこに・・。 他 (2012/2/3)
展望台からの風景。 九州に来たら、いつも、遠くが霞む。
中国の責任。

ウサギがいました。 飼ってるのでしょうか。
ウサギの特質として、危険を感じたら、動きません。
野原でも同じです。 動くと、天敵の鷹に見つかるからです。

宙太さんが、紹介してくれただけあって、確かに退屈しませんでした。
宙太さんは、この寺には、私が見つける事の出来る楽しみがあると、知っていたんですね。
歩いて、足のためにもよかったです。
羅漢像の中には、今の自分の表情だなってのが、ありました。
悲しいのか、うれしいのか、どっちかって? 言わない。
※ 教えていただいた船小屋温泉は、通り過ぎてしまった。
【今日の歌】 ステンカ・ラージン。 訳詩は、上に書いた、與田準一。
訳詩はこうです。 実際は、7番まであります。 このサイトで、歌が聴けます。 変わった声で。
1.
久遠にとどろく ヴォルガの流れ
眼にこそ映えゆく
ステンカ・ラージンの船
眼にこそ映えゆく
ステンカ・ラージンの船
2.
ペルシャの姫なり 燃えたる唇(くち)と
うつつに華やぐ 宴が流る
うつつに華やぐ 宴が流る
3.
ドン・コサックの群に
いま湧くそしり
おごれる姫なり 飢うるは我ら
おごれる姫なり 飢うるは我ら
4.
そのかみ帰らず ヴォルガの流れ
覚めしやステンカ・ラージン
まゆ根ぞかなし
【道の駅】 おおむた
【明日の予定】 美里町で石橋を見る。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
Re: タイトルなし
3月のけしけし祭りを見て、九州を出ることにしましょうか。
いつかは見なければならない祭りに、感じています。
それまでに、九州の見たいところを見ておきます。
国東半島も。
いつかは見なければならない祭りに、感じています。
それまでに、九州の見たいところを見ておきます。
国東半島も。
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清水山、清水寺は、この近郊の憩いの場所です。春は桜見で賑わいます。子供頃から慣れ親しんだ所です。三重塔は、柳川藩の宮大工・宗家が建てました。倒れると切腹ものだから、命がけで建てたと言い伝えられています。
3月が楽しみです。けいけし山は、春になれば桃源郷です。ゆっくり春を味わいましょう。
寒い日々が続きますが、お体をご自愛下さい。