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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

倒幕に燃えた、薩摩藩。
なぜ、あそこまでに。  幕府に恨みでもあったのでしょうか。

川内川の下流に作った、長崎堤防。
高い土木技術がなければ、作れません。
幕府への恨みの遠因は、長崎堤防から生まれます。

近くに、石橋がありました。
種山石工の中心的人物が作ったものでした。
岩永三五郎。

先日見た霊台橋も、矢部にある通潤橋も、彼の作った橋が手本になりました。
    ※    ※    ※    ※   ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

橋は、黑之瀬戸大橋。  色の塗り替えが、あと少し。
こっちが長島。  向こうが、九州本土。

14年1月26日 (1)

道の駅 阿久根から、北方面を。  阿久根市の市街地が、遠くに。

14年1月26日 (2)

山に入ると、小さな温泉が、たくさんある。  高城(たき)温泉とか。 どこも安い。

長崎堤防を、社長さんに教えていただいた。
川内(せんだい)川の、左側にある。



川沿いの道を走った。  道はよく、駐車場も広い。 
遠くに、川内河口大橋。  橋の向こう、1㌔ちょっとで、海。

堤防の碑があった。

14年1月26日 (5)

これが長崎堤防。  ギザギザに、なっている。   石垣なので、古いと分かる。

14年1月26日 (7)

1600年代に、作られた。   中心になったのは、小野仙右衛門。
3平方㌔の田んぼが、生まれた。   それに、袈裟姫伝説。

14年1月26日 (4)

3平方㌔っていえば、広いですね。 長崎新田と呼ばれた。

写真の堤防の向こうが、その新田。  ちゃんと写真を撮らなかった。

14年1月26日 (6)

長崎堤防が出来た後も、洪水では苦しんだよう。
川内川の本流以外の水にも、悩まされたんでしょうね。
それで、八間(はっけん)川とかを作る。
  ※ このあと、その川の石橋を見に行く。

14年1月26日 (3)

なぜギザギザにしたのか。  
堤防沿いに流れる水の勢いが、弱まるなって、予想は出来ます。
ネット上に、科学的な理由を探したが、見つかりません。

 ※ 信玄堤(しんげんづつみ)に、似ています
   信玄堤は、田んぼに、静かになら、水が来てもいいという考えですね。

作っても流されるから、大変な工事。

14年1月26日 (16)

こっちは上流。  この一帯は、半分海。  漁が盛ん。

14年1月26日 (8)

河口近くの、川内河口大橋。

14年1月26日 (17)

なぜ、長崎堤防と呼ぶかが分からない。 長崎と関係があるのか。
市の説明にもない。  

そうしたら、近くに、長崎公民館があることが分かった。
地名ではないかと疑ったが、ヤフーの地図にはない。
ところが、グーグルの地図にはあった。
それが下の。

14年1月26日 (19)

上の地図には、どこにあるか分からなかった、小野神社も載っていた。

幕府は、薩摩藩の治水工事における高い技術を知っていた。
それで、尾張の濃尾平野の治水工事を命じた。

薩摩藩の財政力を落とすのが、目的。
薩摩藩は、元々、外様だから、大事にはされない。
藩の中には、幕府に逆らって、反乱を起こす考えも多かった。

でも従った。
工事を始めても、幕府の嫌がらせがあり、苦労する。
多くの犠牲者を出す。

宝暦治水事件を引き起こすことになる。

この事件は、杉本苑子が、『孤愁の岸』として、小説にまとめる。

「マーちゃんの数独日記」というサイトに、感想文が載っています。
分かり易いので、紹介します。

14年1月26日 (18)

倒幕に燃えるのには、他の要因もあったでしょうが、
上の100年後に、恨みを晴らすことになる。

石橋の案内があったので、何かなって見ることに。
場所は、長崎堤防の上流に。

14年1月26日 (15)

小さな祠に、お地蔵さん。

14年1月26日 (13)   14年1月26日 (14)

江之口橋。  人口の川。  排水のために作った。  幅が8間(けん)なので、八間川。
作ったのは、岩永三五郎(いわながさんごろう)。

14年1月26日 (12)

※ 岩永三五郎は、種山石工。

  種山石工の祖は、藤原林七。  この人は、ブログで紹介したことがある。
  岩永三五郎の妻は、藤原林七の長女。

  先日行った美里町に、岩永三五郎の石橋が、霊台橋の近くに山の中にあった。
  雄亀滝橋(おけだけばし)。

  霊台橋通潤橋も、この橋が手本となって、岩永三五郎の弟子たちが作り上げた。

眼鏡橋ですね。

14年1月26日 (9)

彼は、肥後から薩摩に来て、甲突川五石橋も作る。
薩摩を詳しく知りすぎたので、工事の後、殺されそうになる。

堤防側から。 川内川の水が増したら、水門を閉じる。 ポンプで水を流す。

14年1月26日 (11)

別方向から。

14年1月26日 (10)

明日また行ってきます。
小野神社とかに。  珍しい物があるよう。

また、袈裟姫伝説についてと、岩永三五郎が暗殺されそうになったことについて、もう少し調べてみます。
面白い話がありそう。

【関連ブログ】    川内戦国村、川内原子力発電所展示館 ~薩摩川内市~   他  (2010/2/15)

  ※ 上のブログは、2010年の2月。
    この中で、原子力発電所を見学して、こう書いた。

      原子力発電については、良く分からない。
      事故が起きた時に、隠そうとする体質があることは、以前から感じていた。
      一番危険性を知っているのは、発電所自身かもしれない。
      危険性の全てを、私たちは、知っていない可能性もある。

    約1年後に、震災があり、福島が起きます。
    東京電力は、疑っていた通りでした。

【今日の歌】   Whispering Hope - Hayley Westenra (希望のささやき  ヘイリー)



【道の駅】   樋脇   市比野温泉にあります。



【明日の予定】  もう一度、昨日の所へ。  小野神社や撮り忘れたのを撮りに。
         車の中を、少し変えます。 それに時間を。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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  • ノコギリの刃の形の、長崎堤防。  種山石工が作った、江之口橋。~薩摩川内市~  他  (2014/1/26)
  • 2014年01月27日 (月)
  • 09時45分03秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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