カタツムリの背中の渦(うず)を、アリさんが登る。
開聞岳の螺旋(らせん)の道を、登山者が登る。
2つは、同じ。
今日の私は、アリさん。
開聞岳は、元々の山があった。
噴火して、溶岩が盛り上がり、上にもう1つ山が出来た。
お供えの餅(もち)のように。
その上の山が、岩だらけ。
開聞岳の登山は、それがあるので、大変。
九重や阿蘇を登る方が、ずっと楽。
空気は濁って、曇り気味。
下界を見下ろす、一番の楽しみは、・・・。
右足は、すっかり疲れました。
まだ無理は出来ないと、知りました。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
薩摩半島の南に来たら、開聞岳は、どこからでも見える。
この山を見ながら、人々は毎日を過ごす。
麓に、広い登山者用の駐車場がある。
高校のサッカー部の子供たちも、登る。 鹿児島市内から。
山をよく見たら、まるい山の上に、もう1つ山が乗っかっている。
885年の噴火で出来た。 溶岩ドーム。
空が白っぽい。
桜が咲いている。 昨日見た、伊豆の踊子と同じか。
高校生は、1人ずつ間隔を置いて出発。
登山口。 ここで、2合目。 0合目は、先日行った、枚聞(ひらきき)神社。 開聞岳は、その神社のご神体。
高校生は、先頭の子が道を間違えて、右に行った。
みんな行ってしまった。 まだ戻ってない子も。 高校生でも、まだ、頼りない。
この時、9時30分。
登山道が、掘れてしまった。 山に迷惑がかかっている。
いくつかのグループが、私を追い越した。
ゆっくり進めば、足は大丈夫。
気温は、20度以上ある。 汗が噴き出す。
4年前の元旦、この道を歩いた。
午前4時に出発して、真っ暗闇の中を。 頭に付けたライトだけで。 雪がちらついていた。
今思い出しても、根性があったな。
1.2㌔程歩いて、5合目。 ここまでは、大変でなかった。
上の場所は、怪我した人を、吊り上げる場所。 ここの上は、空が見える。
霞んでいて、遠くが見えない。 写ってないが、うっすらと下が見える。
こんな感じで。 五合目だから、まだここ。 丁度山の東に。
400㍍程歩けば、次の合目になる。 6合目。
登山道が変わった。 岩だらけ。
新しく噴火した、溶岩ドームの部分に入ったようだ。
深田久弥は、この低い山を、百名山に入れた。 何に、惚れたんでしょうか。
海からそびええ立つ、山容の美しさか。 その地方での、存在の大きさか。 何でしょう。
単純に、高さだけで選ばなかったのがいい。
姉が嫁いだ先の山も、入れた。(荒島岳) ほめられないかも知れないけど、そんなのが、好き。
このくらいなら、まだ歩きやすい。 人間がアリになる、大きな岩の道は続いた。
登りは疲れるけど、簡単に、足をひねらない。 転びそうにならない。
7合目。 丁度山の真南に来た。 ここまで、2時間。
下が見えた。 南側に来ているから、海が見える。
海岸線が分かりますね。 今日は、見えただけで、満足。
※ 晩の天気のニュースで、今日の空気は濁っていたとあった。 PM2.5とか言って。
中国は、昔の日本と同じ。 上海の人たちは、濁った空気の中で暮らしている。
その一部が、偏西風に乗ってやって来る。
一部なのに、九州全体を、にごった霞で包む。
仙人洞。 右に穴がある。 昔、修験者が、この穴を、小屋代わりに使った。
溶岩が固まった時に、隙間が出来た。
大きな岩をよじ登りながら、行く。 続いた。
何だかんだで、8合目まで来た。
そうして、9合目。 もう少し。
ここは、思い出の場所。
左から来て、こっちに来なければならない。
4年前、暗かったので、真っ直ぐ右に行った。
目の前は、崖だった。 真っ逆さま。 驚いた。
本当に落ちるのか、今回確認した。
垂直よりは、少し斜めの崖で、小さな木が生えていた。
当時、足元は雪で、もし滑って転んでも、どの木かには、つかまれそうだった。
ここを登って。 頂上が近づくと、気持ち楽。
山の上が開けてくると、頂上は近い。
この向こうに、頂上。
着きました。 12時40分。 3時間以上かかった。
頂上について、すぐに、この写真を撮った。
下が見えたのは、この一瞬だけだった。
途中下山する人に会ったが、誰もが、何も見えなかった、と言っていたのに。
こうです。 北側です。 池田湖まで、はっきりは見えませんでしたが。
あらためて撮ろうとしたら、すぐに雲が出て来た。
この後直ぐに、何も見えなくなった。 下山まで、ずっと。
右足に、お疲れ様と言った。 帰りが大変かも、って言った。
※ 上の登山靴に、問題があることが、分かって来た。
少し、小さい。 お店のアドバイスで買ったけど、こういうことがある。
4年前に買った。
最近はいてる靴は、25.5㌢。 薄い靴下をはいて、ちょうどいい大きさ。
この登山靴は、24.5㌢。
裸足ではけば問題ないが、靴ずれしないために、厚い靴下をはくと、余裕がない。
爪が痛くなる。 買う時、どうしてこんな失敗をしたのだろう。
近々、モンベルの店で、見てみる。
上の場所で、弁当を食べた。 山の上は、暑くない。 少し寒い。
振り向いて撮影。 あの岩の上が、頂上。
頂上の岩陰に、神社。 枚聞神社の、上社。 ここでお参り。
さあ下山。
下が見えた。
途中休み休み、やっと。 右足は疲れ切った。
やっと、3合目に。
何回も休んで、登山口に。 下山にも、3時間以上かかった。
下山をつらいと思ったことは、今までに、そんなにない。
緩やかな坂道だが、ゆっくりしか。
溶岩ドームの部分が、見えない。
今日は、右足に、申し訳ないことをした。
まだ、山に登るのは早い。 登るなら、小さな山。
右足の、くるぶしの周りの、むくみを取るのが先。
山に登れないと、ちゃんと登れるようになりたい気持ちが強くなる。
※ 今年の目標は、山に登る体を作る。
しなやかで、強い体を。
まず、体重を落とし始めた。 酒をやめて。
年の初めに、62あったのが、今日温泉で計ったら、58。
56が目標。
腹筋や背筋の運動は、まだしていない。
明日からは、寒くなりそうです。
【関連ブログ】 雪の開聞岳 ~初日は、少し遅れて~ 他 (2010/1/1)
【今日の歌】 本場の演奏と歌を。
いろは島の風景 他 ~唐津市肥前町~ 「アムール河の波」について 他 (2012/1/11)
【停泊場所】 昨晩に同じ
【明日の予定】 海岸で、珍しい石を探そうかなと。 ペリドット。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行、2位。 旅行全体で、2位です。
気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。
※ クリックするバナーは、下のです。
⇓
ランキング
※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
【拍 手】
開聞岳の螺旋(らせん)の道を、登山者が登る。
2つは、同じ。
今日の私は、アリさん。
開聞岳は、元々の山があった。
噴火して、溶岩が盛り上がり、上にもう1つ山が出来た。
お供えの餅(もち)のように。
その上の山が、岩だらけ。
開聞岳の登山は、それがあるので、大変。
九重や阿蘇を登る方が、ずっと楽。
空気は濁って、曇り気味。
下界を見下ろす、一番の楽しみは、・・・。
右足は、すっかり疲れました。
まだ無理は出来ないと、知りました。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
薩摩半島の南に来たら、開聞岳は、どこからでも見える。
この山を見ながら、人々は毎日を過ごす。
麓に、広い登山者用の駐車場がある。
高校のサッカー部の子供たちも、登る。 鹿児島市内から。
山をよく見たら、まるい山の上に、もう1つ山が乗っかっている。
885年の噴火で出来た。 溶岩ドーム。
空が白っぽい。

桜が咲いている。 昨日見た、伊豆の踊子と同じか。
高校生は、1人ずつ間隔を置いて出発。

登山口。 ここで、2合目。 0合目は、先日行った、枚聞(ひらきき)神社。 開聞岳は、その神社のご神体。
高校生は、先頭の子が道を間違えて、右に行った。
みんな行ってしまった。 まだ戻ってない子も。 高校生でも、まだ、頼りない。
この時、9時30分。

登山道が、掘れてしまった。 山に迷惑がかかっている。

いくつかのグループが、私を追い越した。
ゆっくり進めば、足は大丈夫。
気温は、20度以上ある。 汗が噴き出す。

4年前の元旦、この道を歩いた。
午前4時に出発して、真っ暗闇の中を。 頭に付けたライトだけで。 雪がちらついていた。
今思い出しても、根性があったな。
1.2㌔程歩いて、5合目。 ここまでは、大変でなかった。

上の場所は、怪我した人を、吊り上げる場所。 ここの上は、空が見える。
霞んでいて、遠くが見えない。 写ってないが、うっすらと下が見える。

こんな感じで。 五合目だから、まだここ。 丁度山の東に。

400㍍程歩けば、次の合目になる。 6合目。

登山道が変わった。 岩だらけ。
新しく噴火した、溶岩ドームの部分に入ったようだ。

深田久弥は、この低い山を、百名山に入れた。 何に、惚れたんでしょうか。
海からそびええ立つ、山容の美しさか。 その地方での、存在の大きさか。 何でしょう。
単純に、高さだけで選ばなかったのがいい。
姉が嫁いだ先の山も、入れた。(荒島岳) ほめられないかも知れないけど、そんなのが、好き。
このくらいなら、まだ歩きやすい。 人間がアリになる、大きな岩の道は続いた。

登りは疲れるけど、簡単に、足をひねらない。 転びそうにならない。

7合目。 丁度山の真南に来た。 ここまで、2時間。

下が見えた。 南側に来ているから、海が見える。

海岸線が分かりますね。 今日は、見えただけで、満足。

※ 晩の天気のニュースで、今日の空気は濁っていたとあった。 PM2.5とか言って。
中国は、昔の日本と同じ。 上海の人たちは、濁った空気の中で暮らしている。
その一部が、偏西風に乗ってやって来る。
一部なのに、九州全体を、にごった霞で包む。
仙人洞。 右に穴がある。 昔、修験者が、この穴を、小屋代わりに使った。

溶岩が固まった時に、隙間が出来た。

大きな岩をよじ登りながら、行く。 続いた。

何だかんだで、8合目まで来た。

そうして、9合目。 もう少し。

ここは、思い出の場所。
左から来て、こっちに来なければならない。
4年前、暗かったので、真っ直ぐ右に行った。
目の前は、崖だった。 真っ逆さま。 驚いた。
本当に落ちるのか、今回確認した。
垂直よりは、少し斜めの崖で、小さな木が生えていた。
当時、足元は雪で、もし滑って転んでも、どの木かには、つかまれそうだった。

ここを登って。 頂上が近づくと、気持ち楽。

山の上が開けてくると、頂上は近い。

この向こうに、頂上。

着きました。 12時40分。 3時間以上かかった。
頂上について、すぐに、この写真を撮った。
下が見えたのは、この一瞬だけだった。
途中下山する人に会ったが、誰もが、何も見えなかった、と言っていたのに。

こうです。 北側です。 池田湖まで、はっきりは見えませんでしたが。

あらためて撮ろうとしたら、すぐに雲が出て来た。
この後直ぐに、何も見えなくなった。 下山まで、ずっと。

右足に、お疲れ様と言った。 帰りが大変かも、って言った。

※ 上の登山靴に、問題があることが、分かって来た。
少し、小さい。 お店のアドバイスで買ったけど、こういうことがある。
4年前に買った。
最近はいてる靴は、25.5㌢。 薄い靴下をはいて、ちょうどいい大きさ。
この登山靴は、24.5㌢。
裸足ではけば問題ないが、靴ずれしないために、厚い靴下をはくと、余裕がない。
爪が痛くなる。 買う時、どうしてこんな失敗をしたのだろう。
近々、モンベルの店で、見てみる。
上の場所で、弁当を食べた。 山の上は、暑くない。 少し寒い。
振り向いて撮影。 あの岩の上が、頂上。

頂上の岩陰に、神社。 枚聞神社の、上社。 ここでお参り。

さあ下山。

下が見えた。

途中休み休み、やっと。 右足は疲れ切った。
やっと、3合目に。

何回も休んで、登山口に。 下山にも、3時間以上かかった。
下山をつらいと思ったことは、今までに、そんなにない。

緩やかな坂道だが、ゆっくりしか。

溶岩ドームの部分が、見えない。

今日は、右足に、申し訳ないことをした。
まだ、山に登るのは早い。 登るなら、小さな山。
右足の、くるぶしの周りの、むくみを取るのが先。
山に登れないと、ちゃんと登れるようになりたい気持ちが強くなる。
※ 今年の目標は、山に登る体を作る。
しなやかで、強い体を。
まず、体重を落とし始めた。 酒をやめて。
年の初めに、62あったのが、今日温泉で計ったら、58。
56が目標。
腹筋や背筋の運動は、まだしていない。
明日からは、寒くなりそうです。
【関連ブログ】 雪の開聞岳 ~初日は、少し遅れて~ 他 (2010/1/1)
【今日の歌】 本場の演奏と歌を。
いろは島の風景 他 ~唐津市肥前町~ 「アムール河の波」について 他 (2012/1/11)
【停泊場所】 昨晩に同じ
【明日の予定】 海岸で、珍しい石を探そうかなと。 ペリドット。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

【ランキング】 国内旅行、2位。 旅行全体で、2位です。
気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。
※ クリックするバナーは、下のです。
⇓

※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
【拍 手】
コメント
登頂おめでとうございます。
Re: 登頂おめでとうございます。
火口のことは考えたことがなかったです。
あるんですね。
靴は、新しいのにしました。
これで、爪の先がまるくならないでしょう。
なんか変だと思っていました。
あるんですね。
靴は、新しいのにしました。
これで、爪の先がまるくならないでしょう。
なんか変だと思っていました。
コメントの投稿
トラックバック
https://akkamui.com/tb.php/1306-51873f0f
ことを、いくつも思い出しました。
まず、山姿。麓直下の公園のような場所から
見る開聞岳は、遠くから眺めたときの均整が
とれたものではなく、無骨な感じなんですよね。
それに、なぜ、登るのがしんどかったのかも
解明していただけました。溶岩ドームか。
なるほど。途中から岩山登りになってたのか。
登山靴選びは、スキー靴選びのように考えて
失敗したことがあります。登りよりも、
下りのときのことを考えて選ばねばならないん
ですよね。つま先に余裕がないと泣けちゃい
ます。かといって、ぶかぶかだと、靴の中で
足が前に行って、やっぱり、具合が悪い
だろうし、適正な幅とか甲高とか、考えて
みると、相当難しいものですね。
開聞岳は、頂上から火口が見えないのが、
ちょっぴり、残念です。一度、飛行機で
真上から見たら、きれいに火口が見えた
だけに、お鉢巡りとかできたら、何度でも
登りたくなると思うのですけどね。