内子は、江戸から明治時代にかけて、木蝋(もくろう)と和紙の生産で栄えた。
当時の白壁の美しい建物が、旧街道沿いに残っていた。
下の地図の、印のタテの通りを中心に歩いた。
内子町は、肱川(ひじかわ)の支流、小田川沿いにあった。 大洲市とは、川の関係では仲間だ。
肘川は、不思議な川。 源流と、大洲市が近い。 肱川の本流は、苦労して海に出ている。
※ 四国の北に、構造帯があるため、地形が、複雑なのかな。
車を道の駅に置いて、歩いた。
八日市・護国の町並みに、10分かからないで着いた。 土曜日なので、観光客がいる。
大森和ろうそく屋に入った。 お店の後ろで、作っていた。
昔は沢山店があったが、今は、ここだけ。
内子のろうそくは、ハゼの実の「ろう」で作ると言う。 ※ ハゼノキ(写真 Wikipedia)
1㍑の実で、どのくらいの「ろう」がとれるのでしょう。
作り方は、下に。
こんな感じの通り。 向こうから来た。 今日も天気がいい。 ずっと雨が降ってない。 雪だけ。
こんなのが、店先にあった。 愛きょうたっぷり。
家の改修をしていた。
家に下のような、標示があった。 許可を受けないと、小さな変更も出来ない。
※ 伝建地区でなければ、好きなようにやれる。
立派な家があった。 本芳我家(ほんはがけ)住宅。 重要文化財。 明治22年の建物。
上で出てきたろうそくは、木蝋(もくろう)と言うんだが、この家は、内子町の中心として栄えた。
ろうそく御殿と言って、よさそう。
デザインがいいですね。 右の下にあるのは、漆喰細工だそう。 壁の材料で、作った。
こうです。 今まで見てきた「こて絵」より、豪華。 ※ 徳島県の貞光で見た、二層うだつのこて絵。
庭と建物。
右の家に、「うだつ」のようなのが見える。 立派でないので、袖壁(そでかべ)と呼んでいた。
※ 脇町の、うだつ。 貞光の、二層うだつ。
こて絵の店があった。 こて絵は、壁にあると思っていた。
これが、こて絵の店だが、障子の所は、2枚の板で隠せる。
その板は、今は上にある。 ○の所の金具で、落ちないように。
下のように、金具をひっかけている。
このような戸を、蔀戸(しとみど)と言うそうだ。 これが多いのも、ここの町並みの特徴。
※ 下の板が、椅子のように出来るのは、仏頂造りと言われる。 四国の南の、甲浦(かんのうら)にあった。 閉めた時はこう。
町並みは、600㍍程続いた。
上の写真の、右の家の壁に、下のがある。
町並みが途切れて、山に少し歩いたら、高昌寺(こうしょうじ)があった。
寺の建物の配置が、永平寺に似ていることで、知られている。
この寺には、寝ている像もある。 日本一の石像涅槃(ねはん)とあった。 立てば、10㍍。
※ 涅槃はすべての迷いから解き放たれた状態。
ここは、内子座。 ※ 町並みの南側にある。
大正時代初期に建てられている。 歌舞伎のための劇場。 日常的な公演はない。
升席。 前の方は、低い。 歌舞伎化か浄瑠璃を、見てみたい。 ※ 徳島で見た、人形浄瑠璃。
奈落、と呼ばれる地下。 周り舞台を動かす装置がある。 ※ 奈落の底の、奈落。
※ 秋田の小坂町にあった康楽館では、こうやって動かしていた。
商いと暮らし博物館。 薬屋ですね。
途中にあった、小さな神社。 赤い提灯がいい。
道の駅に戻って散歩してたら、吊り橋があった。 川は、肱川の支流、小田川。
何網だろう。 張り切り網で、いいのか。
親子が川遊びをしていた。 そろそろ帰ろうか、という時間。
時代が、石油の時代になって、ろうそくの需要は減った。
内子町は、経済発展した時代を、静かに通り過ぎた。
気が付いたら、昔の建物が残っていた。
5年後には、更に町並みはよくなっていますね。
お店の種類が多く、どこも入りやすいため、歩いて楽しい町並みでした。
【道の駅】 内子フレッシュパークからり
【明日の予定】 内子町を後一日。 街から出ます。
【動画】
内子町の道の駅へ
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、こちらです。
【その他】 今日の大河ドラマは、本能寺ですね。
江は、家康と一緒に逃げるんですね。
伊賀越えと言うやつで、家康、人生で最大のピンチがやってくる。
家康は、この時世話になった人達を、生涯忘れることはない。
面白そう。
【ランキング】 国内旅行は、5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は34位です。
記事は役立ったでしょうか。
気に入った所などがありましたら、クリックをよろしく。
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※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
当時の白壁の美しい建物が、旧街道沿いに残っていた。
下の地図の、印のタテの通りを中心に歩いた。
内子町は、肱川(ひじかわ)の支流、小田川沿いにあった。 大洲市とは、川の関係では仲間だ。
肘川は、不思議な川。 源流と、大洲市が近い。 肱川の本流は、苦労して海に出ている。
※ 四国の北に、構造帯があるため、地形が、複雑なのかな。

車を道の駅に置いて、歩いた。
八日市・護国の町並みに、10分かからないで着いた。 土曜日なので、観光客がいる。

大森和ろうそく屋に入った。 お店の後ろで、作っていた。
昔は沢山店があったが、今は、ここだけ。
内子のろうそくは、ハゼの実の「ろう」で作ると言う。 ※ ハゼノキ(写真 Wikipedia)

1㍑の実で、どのくらいの「ろう」がとれるのでしょう。
作り方は、下に。

こんな感じの通り。 向こうから来た。 今日も天気がいい。 ずっと雨が降ってない。 雪だけ。

こんなのが、店先にあった。 愛きょうたっぷり。

家の改修をしていた。

家に下のような、標示があった。 許可を受けないと、小さな変更も出来ない。
※ 伝建地区でなければ、好きなようにやれる。

立派な家があった。 本芳我家(ほんはがけ)住宅。 重要文化財。 明治22年の建物。
上で出てきたろうそくは、木蝋(もくろう)と言うんだが、この家は、内子町の中心として栄えた。
ろうそく御殿と言って、よさそう。

デザインがいいですね。 右の下にあるのは、漆喰細工だそう。 壁の材料で、作った。

こうです。 今まで見てきた「こて絵」より、豪華。 ※ 徳島県の貞光で見た、二層うだつのこて絵。

庭と建物。

右の家に、「うだつ」のようなのが見える。 立派でないので、袖壁(そでかべ)と呼んでいた。
※ 脇町の、うだつ。 貞光の、二層うだつ。

こて絵の店があった。 こて絵は、壁にあると思っていた。

これが、こて絵の店だが、障子の所は、2枚の板で隠せる。
その板は、今は上にある。 ○の所の金具で、落ちないように。

下のように、金具をひっかけている。
このような戸を、蔀戸(しとみど)と言うそうだ。 これが多いのも、ここの町並みの特徴。

※ 下の板が、椅子のように出来るのは、仏頂造りと言われる。 四国の南の、甲浦(かんのうら)にあった。 閉めた時はこう。
町並みは、600㍍程続いた。

上の写真の、右の家の壁に、下のがある。

町並みが途切れて、山に少し歩いたら、高昌寺(こうしょうじ)があった。
寺の建物の配置が、永平寺に似ていることで、知られている。

この寺には、寝ている像もある。 日本一の石像涅槃(ねはん)とあった。 立てば、10㍍。
※ 涅槃はすべての迷いから解き放たれた状態。

ここは、内子座。 ※ 町並みの南側にある。
大正時代初期に建てられている。 歌舞伎のための劇場。 日常的な公演はない。

升席。 前の方は、低い。 歌舞伎化か浄瑠璃を、見てみたい。 ※ 徳島で見た、人形浄瑠璃。

奈落、と呼ばれる地下。 周り舞台を動かす装置がある。 ※ 奈落の底の、奈落。
※ 秋田の小坂町にあった康楽館では、こうやって動かしていた。

商いと暮らし博物館。 薬屋ですね。

途中にあった、小さな神社。 赤い提灯がいい。

道の駅に戻って散歩してたら、吊り橋があった。 川は、肱川の支流、小田川。

何網だろう。 張り切り網で、いいのか。

親子が川遊びをしていた。 そろそろ帰ろうか、という時間。

時代が、石油の時代になって、ろうそくの需要は減った。
内子町は、経済発展した時代を、静かに通り過ぎた。
気が付いたら、昔の建物が残っていた。
5年後には、更に町並みはよくなっていますね。
お店の種類が多く、どこも入りやすいため、歩いて楽しい町並みでした。
【道の駅】 内子フレッシュパークからり
【明日の予定】 内子町を後一日。 街から出ます。
【動画】
内子町の道の駅へ
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、こちらです。
【その他】 今日の大河ドラマは、本能寺ですね。
江は、家康と一緒に逃げるんですね。
伊賀越えと言うやつで、家康、人生で最大のピンチがやってくる。
家康は、この時世話になった人達を、生涯忘れることはない。
面白そう。
【ランキング】 国内旅行は、5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は34位です。
記事は役立ったでしょうか。
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コメント
内子座
Re: 内子座
芝居小屋が、日常的に公演があるといいですね。
秋田県の、小坂の康楽館がそうでした。
いろんな使われ方でもいいのかな。
伝統的なものから、大衆的な芝居まで。
そうです、大江健三郎さんの生家があります。
明日通ってみようと思っています。
この人、文学が最終的に、平和とか、人間のためになっていないと意味がないと考えているように見えます。
そこのところが好きです。
秋田県の、小坂の康楽館がそうでした。
いろんな使われ方でもいいのかな。
伝統的なものから、大衆的な芝居まで。
そうです、大江健三郎さんの生家があります。
明日通ってみようと思っています。
この人、文学が最終的に、平和とか、人間のためになっていないと意味がないと考えているように見えます。
そこのところが好きです。
内子フレッシュパークからり
昨日、道の駅でキャンピングカーを見ました。
オホーツク~佐多岬と書かれてあって、父と羨ましいねーと話してました。
父の仕事で内子に立ち寄っただけで、あまり観光せず帰ってしまったので、こちらのブログで行った気だけ味わわせていただきました。
ありがとうございます。
オホーツク~佐多岬と書かれてあって、父と羨ましいねーと話してました。
父の仕事で内子に立ち寄っただけで、あまり観光せず帰ってしまったので、こちらのブログで行った気だけ味わわせていただきました。
ありがとうございます。
Re: 内子フレッシュパークからり
昼間は、内子の街を歩いていました。
歴史が残っている、静かな街でした。
たま~にでいいので、このブログ、読んでみてくださいね。
しばらくは、四国にいます。
歴史が残っている、静かな街でした。
たま~にでいいので、このブログ、読んでみてくださいね。
しばらくは、四国にいます。
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私の隣町のみやま市には、能、歌舞伎の源流と伝えられている「幸若舞」があり、毎年、1月20日にそれが上演されます。400年ほど続いています。国の文化財に指定済み。
内子は作家の大江健三郎さんのふるさとではないでしょうか。商家の実家が現存していると思いますが。
内子は一度は訪ねてみたい町です。