時々立ち止まって、道の目印を探す。
それの繰り返し。
林道から登山道に入り、さらに、けもの道の様な、細い道に。
急な斜面を斜めに登る。
夜の雨で、危険になった道が続いた。
あと100㍍で迷って、時間を使った。
麓から1時間ほどかかって、やっとたどり着いた。
そこには、森から頭を出すように、大きなモミの木が立っていた。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
大村市の黒木渓谷の奥に来ている。
多良岳に登った時、大モミの話を聞いていた。
車を湧水のある近くに置いて、歩き出した。
40分くらいで着くかなって、予想している。
多良岳と五家原岳の間の方に、向かう。(後で分かる)
印は、車を置いた場所。
歩き出した。 近くに、キャンプ場がある。
黒木渓谷の中心の道から、脇道に入った。
諫早のKさんに電話して、道を聞いていた。
石垣の塀です。
この石垣は、家にくっ付いている。
人がいたので、こっちでいいか聞いた。
途中に標識があることも確認。 大モミまでは、少し大変と言った。
この家の少し奥に、多良岳に登った日、セリバオーレンを見ていた。
上の写真の道を歩いたら、森に突き当たって、左に曲がった。
そこに、初めての案内板。
私は勝手に、20分か30分林道を歩いて、少しだけ山道を歩けば、大モミはあるのかなって、都合よく考えていた。
ところが、直ぐに細い道に入った。 登山道。
川を渡る。
案内があるので、不安はない。 クマはいないし。
10分ほど歩いたら、右の谷に下りる。
夜の雨で、水量が増えてる。 ここでは渡れなく、少し下流で、飛び越えた。
正面に、炭焼きの跡。
炭焼き窯。 何となく道は分かる。 分岐した細い谷に入っている。
ところが、道を落ち葉が隠しているため、目印が便り。
このように印。 印を過ぎたら、何となくの道はどこなのかと、新たな印を探す。
ここでも炭を焼いた。
戻れなかったら大変なので、時々振り返って、風景を覚えた。
また、道が谷から離れていないことを確認しながら。
(山のナビは持って来ていない)
あと300㍍。 道は谷から離れて、左に登りだした。
ロープも道の目印になるから、ありがたい。
ずいぶん登ったら、あと100㍍の標示。 もうこっちのもんだ、と思った。
ところが、こうなんだけど、どこが道か分からない。 印は見えない。
真っ直ぐ上がってみたけど、印とかない。
戻れなくなって、迷ったら困るから、引き返した。
困ったな~って、道を探した。
試しに、右に上がってみた。
そうしたら、落ち葉に隠れた、小さな階段があった。
斜面はいっそう急になって、足場を確認しながら、登っていた。
雨の後なので、道が滑る。
この場所に来た。
大モミは見えているけど、気づかない。 下の写真は、帰りにその場所から。
気付いていたら、大モミは、最初にこのように見えてくる。
ロープにつかまりながら、足で斜面を蹴って、足場を作りながら進んでいた。
一息ついて。前を見た。 その時、見えた。
実際に最初に見たのは、これ。 急に現れた。
幹回り、563㌢。 樹高39㍍。
「森の巨人たち百選」にある巨大モミに、引けは取らない、立派な大きさ。
杉の巨木などと比べたら、小さい感じはするけど、モミの木は、成長が遅いよう。
ここの大モミは、限界の大きさに、近づいている。
場所ですが、だいたいこの辺りかなと。 誤差があります。
多良岳が近いです。
森から突き出るように、空に向かっている。
巨木だけど、老木には見えない。
こんな斜面。 下の根は、どれだけ広がっているのでしょう。
木の上以外は、立つのがやっとの斜面。
木に耳を付けてみたけど、水の流れる音は、分からなかった。 でも、木は生きているって感じた。
木の肌です。
見て満足して、戻る。 迷わないように。
一度登って、道の感じを覚えたら、迷わないと思う。
赤い小さな目印が、頼り。 落ちてる椿の花が、目印に見えることも。
山の中を1人で歩いていると、少し不安だけど、ここが自分の居場所かなとも・・。
往復2時間。 戻って来た。 正面右に、湧水。 ここで水を汲む。 車は、少し向こう。
石と木の根。 右に湧水。 左に、炭焼き小屋。
石と木に根の家。
水を汲み終わったら、ここの家の人が出て来た。
今は、風呂を沸かしている。 薪(まき)で。 林業の仕事なので、薪はいくらでも。
家の中の暖房も薪かいって聞いたら、炭だと云う。
自家製で、ここで焼く。
一酸化炭素は大丈夫と聞いた。
閉め切った部屋でないし、隙間がいっぱいあるから大丈夫と、言った。
※ 上の写真の手前の木は、シイタケの原木に使うクヌギの木の、細い部分。
この木の炭は、茶に使われるそう。
燃やすと、パチパチと音を立て、風情があるという。
この場所は、夏は涼しい。 それがいい。
冬は寒い。 雪が降る。
車に雪を載せたまま、大村の街に出ると、山から来た車って、街の人はすぐ分かるそう。
戻る時、黒木渓谷の公園に。 吊り橋があった。 かじかは、美しい鳴き声。 清流にしかいない。
萱瀬(かわぜ)ダム。 今晩は、ここの駐車場。
久しぶりに、巨木を追ってみました。
夏になって人が行きだすと、道がはっきりするでしょうね。
そうしたら、迷う心配はない。
登山道の入り口近くに車を停めたら、30分でしょうか。
雨上がりでない日に行って。
大きな木には、何かパワーを感じます。
それをもらったつもりで、戻ってきました。
【今日の歌】 西島三重子 花吹雪ひゅうひゅう
【停泊場所】 萱瀬ダム駐車場
【明日の予定】 経ヶ岳に登ります。 諫早のKさんが一緒。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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林道から登山道に入り、さらに、けもの道の様な、細い道に。
急な斜面を斜めに登る。
夜の雨で、危険になった道が続いた。
あと100㍍で迷って、時間を使った。
麓から1時間ほどかかって、やっとたどり着いた。
そこには、森から頭を出すように、大きなモミの木が立っていた。
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大村市の黒木渓谷の奥に来ている。
多良岳に登った時、大モミの話を聞いていた。
車を湧水のある近くに置いて、歩き出した。
40分くらいで着くかなって、予想している。
多良岳と五家原岳の間の方に、向かう。(後で分かる)
印は、車を置いた場所。
歩き出した。 近くに、キャンプ場がある。
黒木渓谷の中心の道から、脇道に入った。
諫早のKさんに電話して、道を聞いていた。

石垣の塀です。

この石垣は、家にくっ付いている。
人がいたので、こっちでいいか聞いた。
途中に標識があることも確認。 大モミまでは、少し大変と言った。
この家の少し奥に、多良岳に登った日、セリバオーレンを見ていた。

上の写真の道を歩いたら、森に突き当たって、左に曲がった。
そこに、初めての案内板。

私は勝手に、20分か30分林道を歩いて、少しだけ山道を歩けば、大モミはあるのかなって、都合よく考えていた。
ところが、直ぐに細い道に入った。 登山道。

川を渡る。

案内があるので、不安はない。 クマはいないし。

10分ほど歩いたら、右の谷に下りる。

夜の雨で、水量が増えてる。 ここでは渡れなく、少し下流で、飛び越えた。
正面に、炭焼きの跡。

炭焼き窯。 何となく道は分かる。 分岐した細い谷に入っている。

ところが、道を落ち葉が隠しているため、目印が便り。

このように印。 印を過ぎたら、何となくの道はどこなのかと、新たな印を探す。

ここでも炭を焼いた。

戻れなかったら大変なので、時々振り返って、風景を覚えた。
また、道が谷から離れていないことを確認しながら。
(山のナビは持って来ていない)

あと300㍍。 道は谷から離れて、左に登りだした。

ロープも道の目印になるから、ありがたい。

ずいぶん登ったら、あと100㍍の標示。 もうこっちのもんだ、と思った。

ところが、こうなんだけど、どこが道か分からない。 印は見えない。
真っ直ぐ上がってみたけど、印とかない。
戻れなくなって、迷ったら困るから、引き返した。

困ったな~って、道を探した。
試しに、右に上がってみた。
そうしたら、落ち葉に隠れた、小さな階段があった。
斜面はいっそう急になって、足場を確認しながら、登っていた。
雨の後なので、道が滑る。
この場所に来た。
大モミは見えているけど、気づかない。 下の写真は、帰りにその場所から。
気付いていたら、大モミは、最初にこのように見えてくる。

ロープにつかまりながら、足で斜面を蹴って、足場を作りながら進んでいた。
一息ついて。前を見た。 その時、見えた。
実際に最初に見たのは、これ。 急に現れた。


幹回り、563㌢。 樹高39㍍。
「森の巨人たち百選」にある巨大モミに、引けは取らない、立派な大きさ。
杉の巨木などと比べたら、小さい感じはするけど、モミの木は、成長が遅いよう。
ここの大モミは、限界の大きさに、近づいている。
場所ですが、だいたいこの辺りかなと。 誤差があります。
多良岳が近いです。
森から突き出るように、空に向かっている。

巨木だけど、老木には見えない。

こんな斜面。 下の根は、どれだけ広がっているのでしょう。

木の上以外は、立つのがやっとの斜面。

木に耳を付けてみたけど、水の流れる音は、分からなかった。 でも、木は生きているって感じた。

木の肌です。

見て満足して、戻る。 迷わないように。
一度登って、道の感じを覚えたら、迷わないと思う。

赤い小さな目印が、頼り。 落ちてる椿の花が、目印に見えることも。

山の中を1人で歩いていると、少し不安だけど、ここが自分の居場所かなとも・・。

往復2時間。 戻って来た。 正面右に、湧水。 ここで水を汲む。 車は、少し向こう。

石と木の根。 右に湧水。 左に、炭焼き小屋。

石と木に根の家。
水を汲み終わったら、ここの家の人が出て来た。
今は、風呂を沸かしている。 薪(まき)で。 林業の仕事なので、薪はいくらでも。

家の中の暖房も薪かいって聞いたら、炭だと云う。
自家製で、ここで焼く。
一酸化炭素は大丈夫と聞いた。
閉め切った部屋でないし、隙間がいっぱいあるから大丈夫と、言った。

※ 上の写真の手前の木は、シイタケの原木に使うクヌギの木の、細い部分。
この木の炭は、茶に使われるそう。
燃やすと、パチパチと音を立て、風情があるという。
この場所は、夏は涼しい。 それがいい。
冬は寒い。 雪が降る。
車に雪を載せたまま、大村の街に出ると、山から来た車って、街の人はすぐ分かるそう。
戻る時、黒木渓谷の公園に。 吊り橋があった。 かじかは、美しい鳴き声。 清流にしかいない。

萱瀬(かわぜ)ダム。 今晩は、ここの駐車場。

久しぶりに、巨木を追ってみました。
夏になって人が行きだすと、道がはっきりするでしょうね。
そうしたら、迷う心配はない。
登山道の入り口近くに車を停めたら、30分でしょうか。
雨上がりでない日に行って。
大きな木には、何かパワーを感じます。
それをもらったつもりで、戻ってきました。
【今日の歌】 西島三重子 花吹雪ひゅうひゅう
【停泊場所】 萱瀬ダム駐車場
【明日の予定】 経ヶ岳に登ります。 諫早のKさんが一緒。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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