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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

椿泊(つばきどまり)は、四国本土の東の端にある、集落。
狭い道に、変わった家があるというので、歩いてみた。

家並みは、椿半島の海岸線に、細長く2㌔程続いていた。
突端に、白い、刈又崎灯台。   ※ 刈又崎(かりまたざき)

椿泊は、椿湾に面しているため、江戸時代には、阿波水軍の拠点に。
また、遠洋漁業で栄えた時代があり、家並みは、その名残だった。

こんなに狭い道を、車が行き来するのは、初めて見た。
    ※    ※    ※    ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に 

四国の、東の端に。



私の車が行けるのは、椿泊港まで。  そう、阿南市役所に聞いていた。
近づいていた。 迷わずここに停めた。 向こうから来ている。

14年4月10日 (2)

少し行って、左に、椿泊港。 この写真の中には、工場があって、まだ道は普通。
                 ※ ここまで来るのに、何ヶ所も狭い所はあったけど。 

14年4月10日 (1)

今、2時半。 お昼を食べてない。 
非常食がリュックにあるけど、お腹空いたら、パンでも買う。 きっと、店はある。

椿泊港。

14年4月10日 (3)

工場を過ぎたら、こう。  私の車は、無理。  
椿泊の家並みが始まった。

14年4月10日 (4)

窓の手すり。  これが特徴。  古い家には、必ずある。

14年4月10日 (5)

上はこう。  
向かい合った窓同士で、人が話せたと、会った人が教えてくれた。
みかんちょいだい、と言えば、飛んできたね、と私は言った。

14年4月10日 (6)

車が通った。  軽ではないけど、小さい車。  この道が、中心の道。
私は、ひょいと、玄関の石段の上に。

14年4月10日 (7)

元々、車がなかった時代に、道幅は決まった。 物は船で運ぶ時代に。

14年4月10日 (8)

競うように豪華にしたという表現が、椿泊の紹介で目につくけど、まあまあかなって感じ。
豪華さは、脇町のうだつとは違う。

14年4月10日 (9)

車が通る前から、道はこうだった。  玄関から、急に1歩飛び出したら、車にひかれる。

子供たちと出会った。   学校は近いのと聞いた。  まだまだ、と言った。 小さな女の子。

14年4月10日 (10)

人が住んでいると、建物は、しっかりしている。  古い家は、ほとんど住んでいない。

14年4月10日 (11)

お店が何軒かあって、ここが、メインストリートのよう。

14年4月10日 (12)

ここに、出て来た。 家を取り壊したから、広いのか。
  
風で、桜が散る。 西行が心配した風。  心配しないで見たいと詠んだのが、下の歌。
 「いかで我 この世のほかの 思ひいでに 風をいとはで 花をながめむ」

14年4月10日 (13)

椿泊まりは、阿波(あわ)水軍の森氏の領地だった。  この上に、代々の墓があると、案内に。

14年4月10日 (14)

山の斜面に、広くあった。 五輪塔や、宝篋印塔の墓。

14年4月10日 (15)   14年4月10日 (16)

※ 瀬戸内海には、村上水軍や、塩飽(しわく)水軍があった。
  阿波水軍は、瀬戸内の東の出口の、水軍。
    塩飽(しわく)本島にある伝建地区、笠島を歩く。  瀬戸大橋が、目の前。~丸亀市~  他  (2012/12/27)
    瀬戸内海を支配した村上水軍  宮窪瀬戸の潮流     他 (2009/12/11)

民宿。  釣り人がやって来るのかな。 椿湾は、割と深いそう。

14年4月10日 (17)

佐田神社。  大きい。  帰りに寄ることに。
  ※ 佐田神社は、猿田彦神社と同じではないかと、Wikipediaには。
    猿田がなまって、佐田になったのか。

14年4月10日 (18)

海に出ると、このように。  埋め立てて造った。

14年4月10日 (19)

漁師町は、家が寄り添うように、建ちますね。 昔のことですが。

14年4月10日 (20)

椿泊小学校。 領主の森氏の城は、ここにあった。  松鶴城。  ※ しょうかくじょう。

14年4月10日 (21)   14年4月10日 (22)

学校を過ぎたら、この花。 赤いマンサクの花。
これを見ている3人のおばあちゃんがいた。  10分ほど、おしゃべり。

14年4月10日 (23)

※ 上の写真の石垣は、城の石垣。
  マンサクの花は、色が薄くなってきた。
  この道は、もう少し行ったら、行き止まり。  
  3人とも、椿泊の生まれ。

  子供たちは、町に出た。
  町にいる息子の所に行っても、1週間はいられない。
  我慢して3日。 息子や孫が、嫌いではないけど。
  気心の知れた友達がいる、この地がいい。
  椿泊の自然がいい。

  大正時代が、全盛だった。
  小学生の数は、12~3人。 学校が無くなるのが心配。
  親はここに住んでいても、若い人は、町に住んで、ここに通う。

上のような話をした。

椿湾の奥。   波は静か。  ちょっとしたところに、花。

14年4月10日 (24)

道はここまで。

14年4月10日 (25)

灯台への道がある。  見に行ったらいいよと、云われていた。  

14年4月10日 (26)

湾の向こうの風景  温泉がある。  かもだ岬温泉保養センター。  市営。
行きたいけど、道が・・。

14年4月10日 (27)   14年4月10日 (28)

上に神社があった。 神社側からは、木があって、上しか見えない。
反対側から、このように。  刈又崎灯台。

14年4月10日 (29)   14年4月10日 (52)

ここの岬の名前は、燧崎(ひうちざき)。  近くで、火打石が採れたよう。
正面に、伊島。   明日行く予定。  右に、蒲生田(かもだ)岬。

目の前の海は、紀伊水道。
左は、瀬戸内海。  右は、太平洋。   湾を出た海の。

14年4月10日 (30)

※ 上の写真の正面には、和歌山県の御坊市や、由良町がある。
    虚無僧の寺、興国寺。 尺八、金山寺味噌、醤油は、この寺から・・。~由良町~  他  (2014/1/8)  
    紀州鉄道は、日本最短のローカル線。 全長、2.7㎞。  日の岬。~御坊市~  他  (2014/1/7)

14年4月10日 (31)

半島の、反対側。  岸壁が、海に落ち込んでいる。

14年4月10日 (32)

桟橋の様なのがあって、そこから見たら、ちゃんと見えた。

14年4月10日 (33)

椿泊の全景。   古い家は、減っている。

14年4月10日 (34)

サンマ。  タチウオのエサ。 はえ縄漁。
エサづくりは、奥様の仕事。  夕方、旦那は漁に出る。   外海へ。
夜通しの作業。  灯台が綺麗と言ったのは、奥様。
  
立って泳ぐから、タチウオとも。 太刀(たち)みたいだからとも。

14年4月10日 (35)

魚が干してあった。 風が出て来たから、乾く。  魚を生干しにすると、味が変わる。  ホッケだって。

14年4月10日 (36)   14年4月10日 (37)

ケサランパサラン(?)が、風に吹かれて、動き回っていた。

14年4月10日 (38)

寺への石段を登った。

14年4月10日 (40)

ここから、佐田神社に行ける。

14年4月10日 (39)

高い所に行くと、風景が変わる。

14年4月10日 (41)   14年4月10日 (42)

狛犬ににらまれながら、お参り。   今にも笑いそう。

14年4月10日 (43)   14年4月10日 (44)

いい風景です。  桜の吹き溜まり。

14年4月10日 (45)   14年4月10日 (46)

桜吹雪。 右の家から出て来た人も、桜吹雪だ~って、叫んだ。



戻ります。

14年4月10日 (47)

ちゃんと、診療所がある。  この道を、救急車は走れない。

14年4月10日 (48)

新しい家が並ぶより、落ち着いた風景。 家並み。

14年4月10日 (49)

犬と一緒に歩いた。

14年4月10日 (50)

戻ってきました。   私の車は、あそこ。
風が強くなった。  空き缶が転がって、枯葉を追っかけた。

14年4月10日 (51)

今日は、出会った人みんなと挨拶。  子供も大人も。
相手から声をかけてくれることも、多かった。

椿泊の発展には、漁業の充実が欠かせない。
そうなって、どこかの道筋だけでも、今のままを残せないかなと。
昔を全部捨てないで。
それは、先人の苦労を残すことでもあるので。

道が狭いということは、全てにマイナスではない。
譲り合いが、日常になる。
私がよけた時でも、運転手さんは、会釈をした。

椿泊の人たちの人間関係は、きっといい。
道が狭いことで、そう感じたでしょうか。

【今日の歌】   あさみちゆき  ふるさとの木の下で... 



【停泊場所】   橘港



【明日の予定】  伊島に行ってくる。  船は、12時30分に出る。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント

ありがとうございます

ブログを閲覧しました。
私は、大学に進学するにあたって20年暮らした椿泊を離れました。
いい町ですよね。。。
生まれ育ったこの場所に将来は戻ってきたいと思っています。

もし、よろしければ8月後半~9月訪れて、釣りを体験して、お祭りに参加してみてください。最高です。

人の笑顔があふるる椿泊にまたお越しあれ。

Re: ありがとうございます

蒲生田岬に行けませんでした。
椿泊一帯には、もう一度お邪魔します。

椿泊の発展に力を尽くす。
そんな生き方、いいですよ。

漁業と観光を、どうするかですね。
アイディアは、きっとあります。
観光面なら、少しだけなら力になれるかも。
その時は・・・。

狭い道が、人の結びつきを、強くしましたね。
椿泊は、人情あふれる港町。
いいところです。

ありがとうございます

約45年前くらい、幼稚園、小学校一年生まで椿泊にいました。小さい頃の数年しかいなかったのに、その頃の記憶が多々あり、故郷みたいな感覚で大好きな場所です。画像をみて、懐かしい景色を実感できました。ありがとうございました(^o^)

Re: ありがとうございます

いい所だったので、普段より写真が多くなったんですよ。
また機会があったら、行ってみますね。


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  • 椿泊の町並みを歩く。  窓の手摺。  狭い道。  阿波水軍の本拠地。~阿南市~  他  (2014/4/10)  
  • 2014年04月11日 (金)
  • 07時27分27秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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