椿泊(つばきどまり)は、四国本土の東の端にある、集落。
狭い道に、変わった家があるというので、歩いてみた。
家並みは、椿半島の海岸線に、細長く2㌔程続いていた。
突端に、白い、刈又崎灯台。 ※ 刈又崎(かりまたざき)
椿泊は、椿湾に面しているため、江戸時代には、阿波水軍の拠点に。
また、遠洋漁業で栄えた時代があり、家並みは、その名残だった。
こんなに狭い道を、車が行き来するのは、初めて見た。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に
四国の、東の端に。
私の車が行けるのは、椿泊港まで。 そう、阿南市役所に聞いていた。
近づいていた。 迷わずここに停めた。 向こうから来ている。
に
少し行って、左に、椿泊港。 この写真の中には、工場があって、まだ道は普通。
※ ここまで来るのに、何ヶ所も狭い所はあったけど。
今、2時半。 お昼を食べてない。
非常食がリュックにあるけど、お腹空いたら、パンでも買う。 きっと、店はある。
椿泊港。
工場を過ぎたら、こう。 私の車は、無理。
椿泊の家並みが始まった。
窓の手すり。 これが特徴。 古い家には、必ずある。
上はこう。
向かい合った窓同士で、人が話せたと、会った人が教えてくれた。
みかんちょいだい、と言えば、飛んできたね、と私は言った。
車が通った。 軽ではないけど、小さい車。 この道が、中心の道。
私は、ひょいと、玄関の石段の上に。
元々、車がなかった時代に、道幅は決まった。 物は船で運ぶ時代に。
競うように豪華にしたという表現が、椿泊の紹介で目につくけど、まあまあかなって感じ。
豪華さは、脇町のうだつとは違う。
車が通る前から、道はこうだった。 玄関から、急に1歩飛び出したら、車にひかれる。
子供たちと出会った。 学校は近いのと聞いた。 まだまだ、と言った。 小さな女の子。
人が住んでいると、建物は、しっかりしている。 古い家は、ほとんど住んでいない。
お店が何軒かあって、ここが、メインストリートのよう。
ここに、出て来た。 家を取り壊したから、広いのか。
風で、桜が散る。 西行が心配した風。 心配しないで見たいと詠んだのが、下の歌。
「いかで我 この世のほかの 思ひいでに 風をいとはで 花をながめむ」
椿泊まりは、阿波(あわ)水軍の森氏の領地だった。 この上に、代々の墓があると、案内に。
山の斜面に、広くあった。 五輪塔や、宝篋印塔の墓。
※ 瀬戸内海には、村上水軍や、塩飽(しわく)水軍があった。
阿波水軍は、瀬戸内の東の出口の、水軍。
塩飽(しわく)本島にある伝建地区、笠島を歩く。 瀬戸大橋が、目の前。~丸亀市~ 他 (2012/12/27)
瀬戸内海を支配した村上水軍 宮窪瀬戸の潮流 他 (2009/12/11)
民宿。 釣り人がやって来るのかな。 椿湾は、割と深いそう。
佐田神社。 大きい。 帰りに寄ることに。
※ 佐田神社は、猿田彦神社と同じではないかと、Wikipediaには。
猿田がなまって、佐田になったのか。
海に出ると、このように。 埋め立てて造った。
漁師町は、家が寄り添うように、建ちますね。 昔のことですが。
椿泊小学校。 領主の森氏の城は、ここにあった。 松鶴城。 ※ しょうかくじょう。
学校を過ぎたら、この花。 赤いマンサクの花。
これを見ている3人のおばあちゃんがいた。 10分ほど、おしゃべり。
※ 上の写真の石垣は、城の石垣。
マンサクの花は、色が薄くなってきた。
この道は、もう少し行ったら、行き止まり。
3人とも、椿泊の生まれ。
子供たちは、町に出た。
町にいる息子の所に行っても、1週間はいられない。
我慢して3日。 息子や孫が、嫌いではないけど。
気心の知れた友達がいる、この地がいい。
椿泊の自然がいい。
大正時代が、全盛だった。
小学生の数は、12~3人。 学校が無くなるのが心配。
親はここに住んでいても、若い人は、町に住んで、ここに通う。
上のような話をした。
椿湾の奥。 波は静か。 ちょっとしたところに、花。
道はここまで。
灯台への道がある。 見に行ったらいいよと、云われていた。
湾の向こうの風景 温泉がある。 かもだ岬温泉保養センター。 市営。
行きたいけど、道が・・。
上に神社があった。 神社側からは、木があって、上しか見えない。
反対側から、このように。 刈又崎灯台。
ここの岬の名前は、燧崎(ひうちざき)。 近くで、火打石が採れたよう。
正面に、伊島。 明日行く予定。 右に、蒲生田(かもだ)岬。
目の前の海は、紀伊水道。
左は、瀬戸内海。 右は、太平洋。 湾を出た海の。
※ 上の写真の正面には、和歌山県の御坊市や、由良町がある。
虚無僧の寺、興国寺。 尺八、金山寺味噌、醤油は、この寺から・・。~由良町~ 他 (2014/1/8)
紀州鉄道は、日本最短のローカル線。 全長、2.7㎞。 日の岬。~御坊市~ 他 (2014/1/7)
半島の、反対側。 岸壁が、海に落ち込んでいる。
桟橋の様なのがあって、そこから見たら、ちゃんと見えた。
椿泊の全景。 古い家は、減っている。
サンマ。 タチウオのエサ。 はえ縄漁。
エサづくりは、奥様の仕事。 夕方、旦那は漁に出る。 外海へ。
夜通しの作業。 灯台が綺麗と言ったのは、奥様。
立って泳ぐから、タチウオとも。 太刀(たち)みたいだからとも。
魚が干してあった。 風が出て来たから、乾く。 魚を生干しにすると、味が変わる。 ホッケだって。
ケサランパサラン(?)が、風に吹かれて、動き回っていた。
寺への石段を登った。
ここから、佐田神社に行ける。
高い所に行くと、風景が変わる。
狛犬ににらまれながら、お参り。 今にも笑いそう。
いい風景です。 桜の吹き溜まり。
桜吹雪。 右の家から出て来た人も、桜吹雪だ~って、叫んだ。
戻ります。
ちゃんと、診療所がある。 この道を、救急車は走れない。
新しい家が並ぶより、落ち着いた風景。 家並み。
犬と一緒に歩いた。
戻ってきました。 私の車は、あそこ。
風が強くなった。 空き缶が転がって、枯葉を追っかけた。
今日は、出会った人みんなと挨拶。 子供も大人も。
相手から声をかけてくれることも、多かった。
椿泊の発展には、漁業の充実が欠かせない。
そうなって、どこかの道筋だけでも、今のままを残せないかなと。
昔を全部捨てないで。
それは、先人の苦労を残すことでもあるので。
道が狭いということは、全てにマイナスではない。
譲り合いが、日常になる。
私がよけた時でも、運転手さんは、会釈をした。
椿泊の人たちの人間関係は、きっといい。
道が狭いことで、そう感じたでしょうか。
【今日の歌】 あさみちゆき ふるさとの木の下で...
【停泊場所】 橘港
【明日の予定】 伊島に行ってくる。 船は、12時30分に出る。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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狭い道に、変わった家があるというので、歩いてみた。
家並みは、椿半島の海岸線に、細長く2㌔程続いていた。
突端に、白い、刈又崎灯台。 ※ 刈又崎(かりまたざき)
椿泊は、椿湾に面しているため、江戸時代には、阿波水軍の拠点に。
また、遠洋漁業で栄えた時代があり、家並みは、その名残だった。
こんなに狭い道を、車が行き来するのは、初めて見た。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に
四国の、東の端に。
私の車が行けるのは、椿泊港まで。 そう、阿南市役所に聞いていた。
近づいていた。 迷わずここに停めた。 向こうから来ている。
に

少し行って、左に、椿泊港。 この写真の中には、工場があって、まだ道は普通。
※ ここまで来るのに、何ヶ所も狭い所はあったけど。

今、2時半。 お昼を食べてない。
非常食がリュックにあるけど、お腹空いたら、パンでも買う。 きっと、店はある。
椿泊港。

工場を過ぎたら、こう。 私の車は、無理。
椿泊の家並みが始まった。

窓の手すり。 これが特徴。 古い家には、必ずある。

上はこう。
向かい合った窓同士で、人が話せたと、会った人が教えてくれた。
みかんちょいだい、と言えば、飛んできたね、と私は言った。

車が通った。 軽ではないけど、小さい車。 この道が、中心の道。
私は、ひょいと、玄関の石段の上に。

元々、車がなかった時代に、道幅は決まった。 物は船で運ぶ時代に。

競うように豪華にしたという表現が、椿泊の紹介で目につくけど、まあまあかなって感じ。
豪華さは、脇町のうだつとは違う。

車が通る前から、道はこうだった。 玄関から、急に1歩飛び出したら、車にひかれる。
子供たちと出会った。 学校は近いのと聞いた。 まだまだ、と言った。 小さな女の子。

人が住んでいると、建物は、しっかりしている。 古い家は、ほとんど住んでいない。

お店が何軒かあって、ここが、メインストリートのよう。

ここに、出て来た。 家を取り壊したから、広いのか。
風で、桜が散る。 西行が心配した風。 心配しないで見たいと詠んだのが、下の歌。
「いかで我 この世のほかの 思ひいでに 風をいとはで 花をながめむ」

椿泊まりは、阿波(あわ)水軍の森氏の領地だった。 この上に、代々の墓があると、案内に。

山の斜面に、広くあった。 五輪塔や、宝篋印塔の墓。


※ 瀬戸内海には、村上水軍や、塩飽(しわく)水軍があった。
阿波水軍は、瀬戸内の東の出口の、水軍。
塩飽(しわく)本島にある伝建地区、笠島を歩く。 瀬戸大橋が、目の前。~丸亀市~ 他 (2012/12/27)
瀬戸内海を支配した村上水軍 宮窪瀬戸の潮流 他 (2009/12/11)
民宿。 釣り人がやって来るのかな。 椿湾は、割と深いそう。

佐田神社。 大きい。 帰りに寄ることに。
※ 佐田神社は、猿田彦神社と同じではないかと、Wikipediaには。
猿田がなまって、佐田になったのか。

海に出ると、このように。 埋め立てて造った。

漁師町は、家が寄り添うように、建ちますね。 昔のことですが。

椿泊小学校。 領主の森氏の城は、ここにあった。 松鶴城。 ※ しょうかくじょう。


学校を過ぎたら、この花。 赤いマンサクの花。
これを見ている3人のおばあちゃんがいた。 10分ほど、おしゃべり。

※ 上の写真の石垣は、城の石垣。
マンサクの花は、色が薄くなってきた。
この道は、もう少し行ったら、行き止まり。
3人とも、椿泊の生まれ。
子供たちは、町に出た。
町にいる息子の所に行っても、1週間はいられない。
我慢して3日。 息子や孫が、嫌いではないけど。
気心の知れた友達がいる、この地がいい。
椿泊の自然がいい。
大正時代が、全盛だった。
小学生の数は、12~3人。 学校が無くなるのが心配。
親はここに住んでいても、若い人は、町に住んで、ここに通う。
上のような話をした。
椿湾の奥。 波は静か。 ちょっとしたところに、花。

道はここまで。

灯台への道がある。 見に行ったらいいよと、云われていた。

湾の向こうの風景 温泉がある。 かもだ岬温泉保養センター。 市営。
行きたいけど、道が・・。


上に神社があった。 神社側からは、木があって、上しか見えない。
反対側から、このように。 刈又崎灯台。


ここの岬の名前は、燧崎(ひうちざき)。 近くで、火打石が採れたよう。
正面に、伊島。 明日行く予定。 右に、蒲生田(かもだ)岬。
目の前の海は、紀伊水道。
左は、瀬戸内海。 右は、太平洋。 湾を出た海の。

※ 上の写真の正面には、和歌山県の御坊市や、由良町がある。
虚無僧の寺、興国寺。 尺八、金山寺味噌、醤油は、この寺から・・。~由良町~ 他 (2014/1/8)
紀州鉄道は、日本最短のローカル線。 全長、2.7㎞。 日の岬。~御坊市~ 他 (2014/1/7)

半島の、反対側。 岸壁が、海に落ち込んでいる。

桟橋の様なのがあって、そこから見たら、ちゃんと見えた。

椿泊の全景。 古い家は、減っている。

サンマ。 タチウオのエサ。 はえ縄漁。
エサづくりは、奥様の仕事。 夕方、旦那は漁に出る。 外海へ。
夜通しの作業。 灯台が綺麗と言ったのは、奥様。
立って泳ぐから、タチウオとも。 太刀(たち)みたいだからとも。

魚が干してあった。 風が出て来たから、乾く。 魚を生干しにすると、味が変わる。 ホッケだって。


ケサランパサラン(?)が、風に吹かれて、動き回っていた。

寺への石段を登った。

ここから、佐田神社に行ける。

高い所に行くと、風景が変わる。


狛犬ににらまれながら、お参り。 今にも笑いそう。


いい風景です。 桜の吹き溜まり。


桜吹雪。 右の家から出て来た人も、桜吹雪だ~って、叫んだ。
戻ります。

ちゃんと、診療所がある。 この道を、救急車は走れない。

新しい家が並ぶより、落ち着いた風景。 家並み。

犬と一緒に歩いた。

戻ってきました。 私の車は、あそこ。
風が強くなった。 空き缶が転がって、枯葉を追っかけた。

今日は、出会った人みんなと挨拶。 子供も大人も。
相手から声をかけてくれることも、多かった。
椿泊の発展には、漁業の充実が欠かせない。
そうなって、どこかの道筋だけでも、今のままを残せないかなと。
昔を全部捨てないで。
それは、先人の苦労を残すことでもあるので。
道が狭いということは、全てにマイナスではない。
譲り合いが、日常になる。
私がよけた時でも、運転手さんは、会釈をした。
椿泊の人たちの人間関係は、きっといい。
道が狭いことで、そう感じたでしょうか。
【今日の歌】 あさみちゆき ふるさとの木の下で...
【停泊場所】 橘港
【明日の予定】 伊島に行ってくる。 船は、12時30分に出る。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
ありがとうございます
Re: ありがとうございます
蒲生田岬に行けませんでした。
椿泊一帯には、もう一度お邪魔します。
椿泊の発展に力を尽くす。
そんな生き方、いいですよ。
漁業と観光を、どうするかですね。
アイディアは、きっとあります。
観光面なら、少しだけなら力になれるかも。
その時は・・・。
狭い道が、人の結びつきを、強くしましたね。
椿泊は、人情あふれる港町。
いいところです。
椿泊一帯には、もう一度お邪魔します。
椿泊の発展に力を尽くす。
そんな生き方、いいですよ。
漁業と観光を、どうするかですね。
アイディアは、きっとあります。
観光面なら、少しだけなら力になれるかも。
その時は・・・。
狭い道が、人の結びつきを、強くしましたね。
椿泊は、人情あふれる港町。
いいところです。
ありがとうございます
約45年前くらい、幼稚園、小学校一年生まで椿泊にいました。小さい頃の数年しかいなかったのに、その頃の記憶が多々あり、故郷みたいな感覚で大好きな場所です。画像をみて、懐かしい景色を実感できました。ありがとうございました(^o^)
Re: ありがとうございます
いい所だったので、普段より写真が多くなったんですよ。
また機会があったら、行ってみますね。
また機会があったら、行ってみますね。
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私は、大学に進学するにあたって20年暮らした椿泊を離れました。
いい町ですよね。。。
生まれ育ったこの場所に将来は戻ってきたいと思っています。
もし、よろしければ8月後半~9月訪れて、釣りを体験して、お祭りに参加してみてください。最高です。
人の笑顔があふるる椿泊にまたお越しあれ。