fc2ブログ

キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

八葉山天台寺は、昔は、大きな寺だった。
どうして、そんなに、と思うほど。

瀬戸内寂聴さんが、一時期、この寺の住職をした。
今は、名誉住職。
何があって、そうなったのでしょう。
このことについては、天台寺の歴史の中に、予想される理由が。

前回のブログで少し紹介した、長慶天皇の墓が、本堂裏手の山にあった。
五輪塔の墓。
供養塔が、いつの間にか、墓になったのか。
それはともかく、南部の地には、長慶天皇の伝説が、多すぎるような・・。
少し調べてみましょうか。

    
寂聴さんは、今は、年に2回法話をする。
その2回目は、明後日の5日。
来れるのでしょうか。  92歳です。
    ※    ※    ※    ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

天台寺は、二戸(にのへ)にある。

4566111.jpg

道は大丈夫。   広い駐車場。

8887222.jpg

駐車場から、参道の途中に出る。   小雨。

14年10月3日 (1)

小さなお地蔵さま。   目の位置が低い。   慣れるまで、違和感。

14年10月3日 (51)    14年10月3日 (52)    14年10月3日 (53)

すぐに、山門が見えた。   右に湧水。

14年10月3日 (2)

山門は仁王門。  仁王様はいない。   
普通の建物に見えるけど、国の重要文化財。  解体修理を待っている。

14年10月3日 (3)

本堂は、解体修理中。   少し残念。

14年10月3日 (4)

本堂の写真。  痛んでるようには見えない。  どこかに問題があるんですね。

14年10月3日 (42)    14年10月3日 (43)

お参りはこっち。  臨時で、寂聴庵(じゃくちょうあん)を使用。
参拝料は、300円。   売店で払う。

売店の人は言った。
明後日の5日は、天台寺秋の例大祭。  お祭り。
寂聴さんの法話を予定している。
でも、体調が悪いので、来れないかも知れない。
 ※ 実際に、来ることは出来なかった。(5日に分かった)

14年10月3日 (5)

寺伝では、奈良時代からの寺。
本尊は、桂泉観音(けいせん かんのん)。   桂(かつら)の大木の下から、水が出たので。
   ※ 観音様も木も、後で登場。   
   ※ 天台寺古図も、後で。

後ろの方に、霊木伐採事件とある。
寺の周りの木が、切られてしまった。  この事件は、寺がある業者に、だまされたようだ。
寺は、衰退し、復興運動の中心になったのが、瀬戸内寂聴(じゃくちょう)さん。

伐採事件の実態を知って、寺を気の毒に思ったのかなと、想像。

14年10月3日 (6)

見所と、マップ。   慶長天皇の墓が見える。

14年10月3日 (11)    14年10月3日 (7)

この寺での、寂聴さんの様子。

14年10月3日 (8)    14年10月3日 (9)    14年10月3日 (10)

法話の時は人でいっぱい。  短い動画です。  昨年秋。



お堂を見ることに。    正面は、毘沙門堂。  びしゃもんどう。   左に、薬師堂が。

14年10月3日 (12)

薬師堂。   薬師如来でしょうか。   大仏のよう。
もともとは、別の所に、ありましたね。
明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で、寺は大変。

信者は、仏像を山に隠したけど、野ざらしになったりした。  土に埋めたのも。
手が取れたり、足が無くなったり、傷んだ。

14年10月3日 (13)    14年10月3日 (14)

大きな杉の木があった。  切り株を再現。  周りの長さは、15㍍。
日本一の杉は、大体この大きさ。
   日本一の大杉と、美空ひばりのバス事故 ~大豊町~  他  (2011/5/27)

14年10月3日 (15)    14年10月3日 (54)

毘沙門堂。

14年10月3日 (16)

中には、毘沙門天。   らんらんとした目。   武神。  戦いの神。
そういえば、謙信の守り神は、毘沙門天でしたね。  
謙信は、自分は毘沙門天の生まれ変わりと思っていたよう。
    上杉謙信の居城 春日山城 跡 ~上越市~   他  (2010/10/23)

14年10月3日 (17)    14年10月3日 (18)

※ 毘沙門信仰の発祥は、鞍馬寺だそう。
  義経がここで修業したのは、そこが毘沙門信仰だったからかも知れない。
  強くなりたかったから。
      貴船もみじ灯篭。 和泉式部恋の道。  牛若丸 修行の地、鞍馬寺。~京都市~  他  (2012/11/21)

※ 余談ですが、山本勘助は、摩利支天を信じていた。
      山本勘助の魔利支天像     他  (2009/11/15)
  
  摩利支天信仰は、山岳信仰にもなって、今回噴火した御嶽山にも、摩利支天信仰が。
  摩利支天山の名前で、山がある。  噴火場所の、すぐ上

  
次は、月山神社。

14年10月3日 (19)

月山から、神様を分けてもらった。  分霊がある。  月山神社は、月山の頂上に。
              月山の頂上の印は、神社だった。   他  (2009/09/27)
屋根が重たくないのか。

14年10月3日 (44)    14年10月3日 (20)

別の道を通って、長慶天皇の墓へ。

14年10月3日 (21)

こうです。

14年10月3日 (23)

もともとあったのは、この五輪塔。
五輪塔は、供養塔にも墓にも、使う。

供養塔なら、骨を入れなくてもいい。
供養塔が、墓になったのかなと思うけど、真実は分からない。
古文書の何かに、書かさっていればいいのだが。

最後の方にある、古地図に載ってないか探したが、読めなくて、分からない。

14年10月3日 (22)

※ 長慶天皇の伝説は、南部地方を中心に、いっぱいある。   
  青森県内に、これだけ

 
  南部煎餅(せんべい)の模様があるけど、紋の模様のがある。(表と裏で)  
  長慶天皇の家臣の紋(三階松)と、南朝に味方した楠正成の紋(菊水)。
  南部煎餅は、長慶天皇が伝えたと言われる。   南部町の長谷寺で。   櫛引天満宮のブログで紹介。

  長慶天皇がこの地方を訪れたのは、0㌫ではないような気がする。

ここを下って、戻る。

14年10月3日 (24)

本堂の裏に、護摩堂。   ここものぞいた。

14年10月3日 (25)

四角い白い箱の中に、灯明。    延暦寺の火を、分けてもらった。
ここにも、毘沙門天がいた。
ただ、中心でない場合は、多聞天(たもんてん)と呼ばれる。   四天王のひとりとして。

14年10月3日 (26)    14年10月3日 (27)    14年10月3日 (55)

最後に、文化財収蔵庫を。

14年10月3日 (28)

神楽で使う、お面かな。

14年10月3日 (29)    14年10月3日 (30)

左の像が、桂泉観音。  この寺の本尊。  重要文化財。
衣の模様が、珍しい。   すっと、立っている。

14年10月3日 (31)    14年10月3日 (32)    14年10月3日 (34)    14年10月3日 (33)

もう1つ、重要文化財。   十一面観音菩薩。  本尊以外は、傷んでいる。   手がなかったり。
何百年も大事にしてきたのに、明治に入って、こう。

14年10月3日 (35)    14年10月3日 (36)

ほかにもこんなの。  変わった形相。

14年10月3日 (37)    14年10月3日 (38)

古い鐘と、棟札(むなふだ)。
この棟札は、今の本堂(観音堂)の修復の時に、書かれた。
中央は、こう書いてある。
  
  奉 修繕 東奥 糠部郡 桂泉 八葉山天台寺 観音堂 末社二七宇
    (この地方は、東奥、とうおう。 ぬかぶ郡。 観音堂は、本堂のこと。  お堂が27。 宇は建物)
  元禄3年9月とある。   1690年。   
     ※ 前年に、芭蕉は、奥の細道を終える。  絵島9歳、吉宗6歳。  そんな時代。
     ※ 西行や義経が、ここに来てたら、芭蕉も来た。   中尊寺で引き返した。  

14年10月3日 (39)    14年10月3日 (40)

同じ顔の石像。   誰が彫ったのでしょう。

14年10月3日 (41)

車で坂を下りてきた。  ここが、参道の入り口。  駐車場は、ずっと上。
左の狛犬の向こうに、桂清水。  ちゃんと見なかった。  

14年10月3日 (47)

古地図に、長慶天皇の墓の絵がない。  見つからない。

14年10月3日 (48)    14年10月3日 (49)

車道の、上の方から。  一帯の環境がいい。  歩いてみたい。

14年10月3日 (50)

古地図を見たら、昔は大きな寺だったと分かりますね。
衰退した寺を、寂聴さんは、復興した。
南部地方では、屈指の、観光寺院になった。
そして今、本堂と仁王門の解体修理。

寂聴さんの跡継ぎは、いるのでしょうか。
ちなみに、寂聴さんは、今東光さんを引き継ぐ形。
今東光さんの僧名は、春聴。   一字もらって、寂聴に。

本堂が新しくなったら、また来ましょうか。
寂聴さんが来ると分かったら、その日に。

【その他】   道を走っていたら、下のが。
         この地方には、ナニャドヤラって言葉がある。  意味ははっきりしない。

14年10月3日 (45)

※ 柳田国男の説が、面白い。
     ある歌の歌詞に、こんなの。
       「ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ」

    柳田が村の娘に教わったというその意味は、
       「なにヤとやーれ なにヤとなされのう」で

    これを柳田は「何なりともせよかし、どうなりとなさるがよい」 と、
    祭りという特別な日に、男に向かって呼びかけた恋の歌、としている。(Wikipedia)

    祭りの日は、女の子は、声をかけられるのを待っているよ、ってこと。 

【今日の歌】   君と淋しい風になる /森田童子   軽やかな編曲は、きっとあの人。 ?。



【道の駅】  にしね

8767333.jpg

道の駅に、こんな実がなっていた。  聞いたら、ヤマボウシだそう。   赤いのを食べたら、甘かった。
誰かが、マンゴーの味だねと言った。  マンゴーの味は知らない。

nisine (2)

目の前に、岩手山。   こっちから登ると大変。  人気の山。   写真失敗。
   岩手山は人気の山、人でいっぱい。  頂上まで5時間。  四方絶景。~八幡平市~  他  (2013/9/28)

nisine (1)

【今後の予定】   盛岡市の神子田(みこだ)朝市。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

         meisigazoupppm.jpg

【ランキング】   国内旅行、2位。 旅行全体で、3位です
                
                  気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。

                      ※ クリックするバナーは、下のです。 
                                ランキングが、見られます。
                                    
                                 ありがとう!! ランキング   

                      ※ 最初は、国内旅行のランキングが。
                         旅行をクリックすると、旅行全体のが。             

                      ※ 1回のクリックで、10ポイント。 1週間生きます。
                        次の日のクリックも、また、1週間生きる。
 【拍 手】
.      
 
 

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

https://akkamui.com/tb.php/1524-0fae02a3

openclose

03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09 

  • 寂聴さんが名誉住職の、天台寺。  本堂は、解体修理中。  長慶天皇の墓。~二戸市~ 他 (2014/10/3)
  • 2014年10月06日 (月)
  • 11時06分54秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

現在の閲覧者数:

名前:
メール:
件名:
本文:

QR

気に入った所がありましたら、よろしく。