八葉山天台寺は、昔は、大きな寺だった。
どうして、そんなに、と思うほど。
瀬戸内寂聴さんが、一時期、この寺の住職をした。
今は、名誉住職。
何があって、そうなったのでしょう。
このことについては、天台寺の歴史の中に、予想される理由が。
前回のブログで少し紹介した、長慶天皇の墓が、本堂裏手の山にあった。
五輪塔の墓。
供養塔が、いつの間にか、墓になったのか。
それはともかく、南部の地には、長慶天皇の伝説が、多すぎるような・・。
少し調べてみましょうか。
寂聴さんは、今は、年に2回法話をする。
その2回目は、明後日の5日。
来れるのでしょうか。 92歳です。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
天台寺は、二戸(にのへ)にある。

道は大丈夫。 広い駐車場。

駐車場から、参道の途中に出る。 小雨。

小さなお地蔵さま。 目の位置が低い。 慣れるまで、違和感。

すぐに、山門が見えた。 右に湧水。

山門は仁王門。 仁王様はいない。
普通の建物に見えるけど、国の重要文化財。 解体修理を待っている。

本堂は、解体修理中。 少し残念。

本堂の写真。 痛んでるようには見えない。 どこかに問題があるんですね。

お参りはこっち。 臨時で、寂聴庵(じゃくちょうあん)を使用。
参拝料は、300円。 売店で払う。
売店の人は言った。
明後日の5日は、天台寺秋の例大祭。 お祭り。
寂聴さんの法話を予定している。
でも、体調が悪いので、来れないかも知れない。
※ 実際に、来ることは出来なかった。(5日に分かった)

寺伝では、奈良時代からの寺。
本尊は、桂泉観音(けいせん かんのん)。 桂(かつら)の大木の下から、水が出たので。
※ 観音様も木も、後で登場。
※ 天台寺古図も、後で。
後ろの方に、霊木伐採事件とある。
寺の周りの木が、切られてしまった。 この事件は、寺がある業者に、だまされたようだ。
寺は、衰退し、復興運動の中心になったのが、瀬戸内寂聴(じゃくちょう)さん。
伐採事件の実態を知って、寺を気の毒に思ったのかなと、想像。

見所と、マップ。 慶長天皇の墓が見える。

この寺での、寂聴さんの様子。

法話の時は人でいっぱい。 短い動画です。 昨年秋。
お堂を見ることに。 正面は、毘沙門堂。 びしゃもんどう。 左に、薬師堂が。

薬師堂。 薬師如来でしょうか。 大仏のよう。
もともとは、別の所に、ありましたね。
明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で、寺は大変。
信者は、仏像を山に隠したけど、野ざらしになったりした。 土に埋めたのも。
手が取れたり、足が無くなったり、傷んだ。

大きな杉の木があった。 切り株を再現。 周りの長さは、15㍍。
日本一の杉は、大体この大きさ。
日本一の大杉と、美空ひばりのバス事故 ~大豊町~ 他 (2011/5/27)

毘沙門堂。

中には、毘沙門天。 らんらんとした目。 武神。 戦いの神。
そういえば、謙信の守り神は、毘沙門天でしたね。
謙信は、自分は毘沙門天の生まれ変わりと思っていたよう。
上杉謙信の居城 春日山城 跡 ~上越市~ 他 (2010/10/23)

※ 毘沙門信仰の発祥は、鞍馬寺だそう。
義経がここで修業したのは、そこが毘沙門信仰だったからかも知れない。
強くなりたかったから。
貴船もみじ灯篭。 和泉式部恋の道。 牛若丸 修行の地、鞍馬寺。~京都市~ 他 (2012/11/21)
※ 余談ですが、山本勘助は、摩利支天を信じていた。
山本勘助の魔利支天像 他 (2009/11/15)
摩利支天信仰は、山岳信仰にもなって、今回噴火した御嶽山にも、摩利支天信仰が。
摩利支天山の名前で、山がある。 噴火場所の、すぐ上。
次は、月山神社。

月山から、神様を分けてもらった。 分霊がある。 月山神社は、月山の頂上に。
月山の頂上の印は、神社だった。 他 (2009/09/27)
屋根が重たくないのか。

別の道を通って、長慶天皇の墓へ。

こうです。

もともとあったのは、この五輪塔。
五輪塔は、供養塔にも墓にも、使う。
供養塔なら、骨を入れなくてもいい。
供養塔が、墓になったのかなと思うけど、真実は分からない。
古文書の何かに、書かさっていればいいのだが。
最後の方にある、古地図に載ってないか探したが、読めなくて、分からない。

※ 長慶天皇の伝説は、南部地方を中心に、いっぱいある。
青森県内に、これだけ。
南部煎餅(せんべい)の模様があるけど、紋の模様のがある。(表と裏で)
長慶天皇の家臣の紋(三階松)と、南朝に味方した楠正成の紋(菊水)。
南部煎餅は、長慶天皇が伝えたと言われる。 南部町の長谷寺で。 櫛引天満宮のブログで紹介。
長慶天皇がこの地方を訪れたのは、0㌫ではないような気がする。
ここを下って、戻る。

本堂の裏に、護摩堂。 ここものぞいた。

四角い白い箱の中に、灯明。 延暦寺の火を、分けてもらった。
ここにも、毘沙門天がいた。
ただ、中心でない場合は、多聞天(たもんてん)と呼ばれる。 四天王のひとりとして。

最後に、文化財収蔵庫を。

神楽で使う、お面かな。

左の像が、桂泉観音。 この寺の本尊。 重要文化財。
衣の模様が、珍しい。 すっと、立っている。

もう1つ、重要文化財。 十一面観音菩薩。 本尊以外は、傷んでいる。 手がなかったり。
何百年も大事にしてきたのに、明治に入って、こう。

ほかにもこんなの。 変わった形相。

古い鐘と、棟札(むなふだ)。
この棟札は、今の本堂(観音堂)の修復の時に、書かれた。
中央は、こう書いてある。
奉 修繕 東奥 糠部郡 桂泉 八葉山天台寺 観音堂 末社二七宇
(この地方は、東奥、とうおう。 ぬかぶ郡。 観音堂は、本堂のこと。 お堂が27。 宇は建物)
元禄3年9月とある。 1690年。
※ 前年に、芭蕉は、奥の細道を終える。 絵島9歳、吉宗6歳。 そんな時代。
※ 西行や義経が、ここに来てたら、芭蕉も来た。 中尊寺で引き返した。

同じ顔の石像。 誰が彫ったのでしょう。

車で坂を下りてきた。 ここが、参道の入り口。 駐車場は、ずっと上。
左の狛犬の向こうに、桂清水。 ちゃんと見なかった。

古地図に、長慶天皇の墓の絵がない。 見つからない。

車道の、上の方から。 一帯の環境がいい。 歩いてみたい。

古地図を見たら、昔は大きな寺だったと分かりますね。
衰退した寺を、寂聴さんは、復興した。
南部地方では、屈指の、観光寺院になった。
そして今、本堂と仁王門の解体修理。
寂聴さんの跡継ぎは、いるのでしょうか。
ちなみに、寂聴さんは、今東光さんを引き継ぐ形。
今東光さんの僧名は、春聴。 一字もらって、寂聴に。
本堂が新しくなったら、また来ましょうか。
寂聴さんが来ると分かったら、その日に。
【その他】 道を走っていたら、下のが。
この地方には、ナニャドヤラって言葉がある。 意味ははっきりしない。

※ 柳田国男の説が、面白い。
ある歌の歌詞に、こんなの。
「ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ」
柳田が村の娘に教わったというその意味は、
「なにヤとやーれ なにヤとなされのう」で
これを柳田は「何なりともせよかし、どうなりとなさるがよい」 と、
祭りという特別な日に、男に向かって呼びかけた恋の歌、としている。(Wikipedia)
祭りの日は、女の子は、声をかけられるのを待っているよ、ってこと。
【今日の歌】 君と淋しい風になる /森田童子 軽やかな編曲は、きっとあの人。 ?。
【道の駅】 にしね

道の駅に、こんな実がなっていた。 聞いたら、ヤマボウシだそう。 赤いのを食べたら、甘かった。
誰かが、マンゴーの味だねと言った。 マンゴーの味は知らない。

目の前に、岩手山。 こっちから登ると大変。 人気の山。 写真失敗。
岩手山は人気の山、人でいっぱい。 頂上まで5時間。 四方絶景。~八幡平市~ 他 (2013/9/28)

【今後の予定】 盛岡市の神子田(みこだ)朝市。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行、2位。 旅行全体で、3位です。
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どうして、そんなに、と思うほど。
瀬戸内寂聴さんが、一時期、この寺の住職をした。
今は、名誉住職。
何があって、そうなったのでしょう。
このことについては、天台寺の歴史の中に、予想される理由が。
前回のブログで少し紹介した、長慶天皇の墓が、本堂裏手の山にあった。
五輪塔の墓。
供養塔が、いつの間にか、墓になったのか。
それはともかく、南部の地には、長慶天皇の伝説が、多すぎるような・・。
少し調べてみましょうか。
寂聴さんは、今は、年に2回法話をする。
その2回目は、明後日の5日。
来れるのでしょうか。 92歳です。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
天台寺は、二戸(にのへ)にある。

道は大丈夫。 広い駐車場。

駐車場から、参道の途中に出る。 小雨。

小さなお地蔵さま。 目の位置が低い。 慣れるまで、違和感。



すぐに、山門が見えた。 右に湧水。

山門は仁王門。 仁王様はいない。
普通の建物に見えるけど、国の重要文化財。 解体修理を待っている。

本堂は、解体修理中。 少し残念。

本堂の写真。 痛んでるようには見えない。 どこかに問題があるんですね。


お参りはこっち。 臨時で、寂聴庵(じゃくちょうあん)を使用。
参拝料は、300円。 売店で払う。
売店の人は言った。
明後日の5日は、天台寺秋の例大祭。 お祭り。
寂聴さんの法話を予定している。
でも、体調が悪いので、来れないかも知れない。
※ 実際に、来ることは出来なかった。(5日に分かった)

寺伝では、奈良時代からの寺。
本尊は、桂泉観音(けいせん かんのん)。 桂(かつら)の大木の下から、水が出たので。
※ 観音様も木も、後で登場。
※ 天台寺古図も、後で。
後ろの方に、霊木伐採事件とある。
寺の周りの木が、切られてしまった。 この事件は、寺がある業者に、だまされたようだ。
寺は、衰退し、復興運動の中心になったのが、瀬戸内寂聴(じゃくちょう)さん。
伐採事件の実態を知って、寺を気の毒に思ったのかなと、想像。

見所と、マップ。 慶長天皇の墓が見える。


この寺での、寂聴さんの様子。



法話の時は人でいっぱい。 短い動画です。 昨年秋。
お堂を見ることに。 正面は、毘沙門堂。 びしゃもんどう。 左に、薬師堂が。

薬師堂。 薬師如来でしょうか。 大仏のよう。
もともとは、別の所に、ありましたね。
明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で、寺は大変。
信者は、仏像を山に隠したけど、野ざらしになったりした。 土に埋めたのも。
手が取れたり、足が無くなったり、傷んだ。


大きな杉の木があった。 切り株を再現。 周りの長さは、15㍍。
日本一の杉は、大体この大きさ。
日本一の大杉と、美空ひばりのバス事故 ~大豊町~ 他 (2011/5/27)


毘沙門堂。

中には、毘沙門天。 らんらんとした目。 武神。 戦いの神。
そういえば、謙信の守り神は、毘沙門天でしたね。
謙信は、自分は毘沙門天の生まれ変わりと思っていたよう。
上杉謙信の居城 春日山城 跡 ~上越市~ 他 (2010/10/23)


※ 毘沙門信仰の発祥は、鞍馬寺だそう。
義経がここで修業したのは、そこが毘沙門信仰だったからかも知れない。
強くなりたかったから。
貴船もみじ灯篭。 和泉式部恋の道。 牛若丸 修行の地、鞍馬寺。~京都市~ 他 (2012/11/21)
※ 余談ですが、山本勘助は、摩利支天を信じていた。
山本勘助の魔利支天像 他 (2009/11/15)
摩利支天信仰は、山岳信仰にもなって、今回噴火した御嶽山にも、摩利支天信仰が。
摩利支天山の名前で、山がある。 噴火場所の、すぐ上。
次は、月山神社。

月山から、神様を分けてもらった。 分霊がある。 月山神社は、月山の頂上に。
月山の頂上の印は、神社だった。 他 (2009/09/27)
屋根が重たくないのか。


別の道を通って、長慶天皇の墓へ。

こうです。

もともとあったのは、この五輪塔。
五輪塔は、供養塔にも墓にも、使う。
供養塔なら、骨を入れなくてもいい。
供養塔が、墓になったのかなと思うけど、真実は分からない。
古文書の何かに、書かさっていればいいのだが。
最後の方にある、古地図に載ってないか探したが、読めなくて、分からない。

※ 長慶天皇の伝説は、南部地方を中心に、いっぱいある。
青森県内に、これだけ。
南部煎餅(せんべい)の模様があるけど、紋の模様のがある。(表と裏で)
長慶天皇の家臣の紋(三階松)と、南朝に味方した楠正成の紋(菊水)。
南部煎餅は、長慶天皇が伝えたと言われる。 南部町の長谷寺で。 櫛引天満宮のブログで紹介。
長慶天皇がこの地方を訪れたのは、0㌫ではないような気がする。
ここを下って、戻る。

本堂の裏に、護摩堂。 ここものぞいた。

四角い白い箱の中に、灯明。 延暦寺の火を、分けてもらった。
ここにも、毘沙門天がいた。
ただ、中心でない場合は、多聞天(たもんてん)と呼ばれる。 四天王のひとりとして。



最後に、文化財収蔵庫を。

神楽で使う、お面かな。


左の像が、桂泉観音。 この寺の本尊。 重要文化財。
衣の模様が、珍しい。 すっと、立っている。




もう1つ、重要文化財。 十一面観音菩薩。 本尊以外は、傷んでいる。 手がなかったり。
何百年も大事にしてきたのに、明治に入って、こう。


ほかにもこんなの。 変わった形相。


古い鐘と、棟札(むなふだ)。
この棟札は、今の本堂(観音堂)の修復の時に、書かれた。
中央は、こう書いてある。
奉 修繕 東奥 糠部郡 桂泉 八葉山天台寺 観音堂 末社二七宇
(この地方は、東奥、とうおう。 ぬかぶ郡。 観音堂は、本堂のこと。 お堂が27。 宇は建物)
元禄3年9月とある。 1690年。
※ 前年に、芭蕉は、奥の細道を終える。 絵島9歳、吉宗6歳。 そんな時代。
※ 西行や義経が、ここに来てたら、芭蕉も来た。 中尊寺で引き返した。


同じ顔の石像。 誰が彫ったのでしょう。

車で坂を下りてきた。 ここが、参道の入り口。 駐車場は、ずっと上。
左の狛犬の向こうに、桂清水。 ちゃんと見なかった。

古地図に、長慶天皇の墓の絵がない。 見つからない。


車道の、上の方から。 一帯の環境がいい。 歩いてみたい。

古地図を見たら、昔は大きな寺だったと分かりますね。
衰退した寺を、寂聴さんは、復興した。
南部地方では、屈指の、観光寺院になった。
そして今、本堂と仁王門の解体修理。
寂聴さんの跡継ぎは、いるのでしょうか。
ちなみに、寂聴さんは、今東光さんを引き継ぐ形。
今東光さんの僧名は、春聴。 一字もらって、寂聴に。
本堂が新しくなったら、また来ましょうか。
寂聴さんが来ると分かったら、その日に。
【その他】 道を走っていたら、下のが。
この地方には、ナニャドヤラって言葉がある。 意味ははっきりしない。

※ 柳田国男の説が、面白い。
ある歌の歌詞に、こんなの。
「ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ」
柳田が村の娘に教わったというその意味は、
「なにヤとやーれ なにヤとなされのう」で
これを柳田は「何なりともせよかし、どうなりとなさるがよい」 と、
祭りという特別な日に、男に向かって呼びかけた恋の歌、としている。(Wikipedia)
祭りの日は、女の子は、声をかけられるのを待っているよ、ってこと。
【今日の歌】 君と淋しい風になる /森田童子 軽やかな編曲は、きっとあの人。 ?。
【道の駅】 にしね

道の駅に、こんな実がなっていた。 聞いたら、ヤマボウシだそう。 赤いのを食べたら、甘かった。
誰かが、マンゴーの味だねと言った。 マンゴーの味は知らない。

目の前に、岩手山。 こっちから登ると大変。 人気の山。 写真失敗。
岩手山は人気の山、人でいっぱい。 頂上まで5時間。 四方絶景。~八幡平市~ 他 (2013/9/28)

【今後の予定】 盛岡市の神子田(みこだ)朝市。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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