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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

大原は、京都の北にある、離れ里。
のどかな田園風景を歩くだけで、心が癒(いや)される。

紅葉の始まった、三千院の庭を見た。
わらべ地蔵が、しずかに微笑んでいた。

鯖街道の主要なルートである、若狭街道を南に下った。
京都に出る少し手前に、大原。
去年の秋に、足を痛くした所。

里の駅から寂光院まで、まず歩いた。
壇ノ浦に沈んだ安徳天皇の母の、建礼門院の墓に、寄った。
そして、三千院へと向かった。
    ※    ※    ※    ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

左に、貴船と鞍馬。
そして、比叡山が近い。
だから、大原にある寺は、最澄が開いた天台宗。   

右の地図に、惟喬親王(これたかしんのう)の墓が、ある。  そんなに、有名なのか。  後で、また。

tizu1111.jpg    tizu2332.jpg

里の駅には、第2駐車場がある。  車は、そっちの奥に。  野菜を買った。
どこまでも歩きたくなる、里山の道。

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急ぎ足で歩いて、時々止まって、見学。   
そうした方が、使わない筋肉が、強くなる。

遠くに、大原の市街地の中心。   その奥に、三千院。  開基は、最澄。
きっと、比叡山の山の上で、あっちにも寺を作ろうかって、最澄は言った。

馬がいた。   

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上の写真の、右の方。 ずっと下って、京都市街。   鯖街道の終点、出町柳。

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赤〇を歩く。    最初に、寂光院(じゃっこういん)への道。
右に、惟喬(これたか)親王の墓。    行けばよかったか。

川の向こうに、市街地からの道。   あっちがメイン。

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大原女の小径(こみち)を通って、あと少し。

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着いた。   右に、寂光院。
紫葉漬(しばづけ)と大原女(おおはらめ)の、発祥の地、とある。
 
   ※ 他には、すぐきや、千枚漬け。   
      私は、すぐき(酸茎)が、好き。 どのくらい好きかって?  〇〇〇好き。   乳酸発酵の、漬物。  

   ※ なお、長野県木曾地方のすんき漬け(カブナが材料)は、塩を使用せずに乳酸発酵。
      食べてみたい。   こんなの⇒sunki01.jpg

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ここから入る。   今回は行かない。    寂光院  夜の東山    他  (2009/11/28)

14年11月8日 (9)

建礼門院の墓は、寂光院の手前を、上に。  無料。
宮内庁の管理なので、本物。

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彼女は、この地で30年間、手を合わせた。

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※ 高松の屋島の戦いで、平家の負けは決まってしまった。
  平家が負けたとき、平家は徹底的に、やられる。   家臣は、山深くに逃げる。   平家の落人部落。
  源氏の鎌倉幕府が負けたとき、そうでもなかった。  淡々と、室町時代に。

     門司と小倉を散策 (海底トンネルを歩く 小倉城 他)~北九州市~  他  (2011/12/28)
     源平の古戦場、那須与一が扇の的を射た地。  85番札所、八栗寺。~高松市~  他  (2012/12/19)
     源平合戦の古戦場、屋島。 屋島寺。 四国村。~高松市~  明日は、京都に・・。  他  (2013/3/24)
     久連子古代の里。  鬼山御前の祠。  伝説は、歴史の残り火か。~八代市五家荘~  他  (2013/2/27)

別の道を通って、三千院に。

14年11月8日 (12)

大原は、隠棲(いんせい)の地でもあった。  世に疲れた者達が、静かに暮らした。
惟喬(これたか)親王も、ここに来た。  ※ 農民は、世に疲れても、働くしかない。

  彼は、平安時代 初期の人。  父は、文徳天皇。  
  第1皇子だったから、普通は天皇になれる。  彼の母親は普通の家。
  第4皇子に、惟仁(これひと)親王がいた。  母は、藤原氏。
  政権争いに負けた。   勝った惟仁親王は、清和天皇になる。
     清和天皇の墓がある、京都の隠れ里、水尾 ~京都市~  ききょうの花(山崎ハコ)  他  (2012/6/25)

 ※ 余談  小野小町は、文徳天皇に仕えていた。  更衣として。
       天皇に仕える女性の序列では、皇后・中宮・女御の次。
       小町は、惟喬(これたか)親王の乳母だったという話がある。

     小野小町ゆかりの寺 随心院 ~京都市山科区小野~   他  (2010/5/23)
     小野小町 その2 ~桐木田の井戸・姥子石・長鮮寺跡・磯前神社~  他 (2009/10/01)
     小野小町 その1 ~小町像・岩屋堂・小町堂~   他  (2009/09/30)

三千院に近づくと、お店が続く。 漬物が多い。   お茶も。  自分が飲むお茶と、匂いが違う。

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参道入り口。    記念写真を撮る人が多い。
右に、梶井 三千院門跡とある。   
住職に、皇室や貴族の人がなっていたら、門跡(もんせき)寺院。  珍しくない。   梶井については、後で。

※ 説明の中の阿弥陀如来の像は、3体とも、今は国宝。  2002年に。

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※ 昔、皇族には、子供がいっぱいいた。
   跡継ぎがいなかったら、お家が断絶するから、用心して。
   ただ、多いと、育てるのに金が要る。
   それで、何人かは、寺に出してしまう。   出家させる。
   寺に入って住職をしたら、その寺は、門跡寺院。

   皇族は、必要になったら、寺から戻して、跡を継がせる。
   そんな理由で、門跡寺院が増えた。
   
地図の下に、入り口。   中央に、本堂の、極楽往生院。   山の上に、観音堂。

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※ 上の写真で、国宝 往生極楽院と見える。 
   建物は、重要文化財。 中の仏像が国宝。 どうして、こう書くのかな。  

広いこの部屋は、客殿。   右奥から、入ってきた。   ここから、庭を眺める。
生け花が見える。

梶井宮御流華道、とあった。  三千院を原点にする、華道の流派。
三千院は、梶井宮(かじいのみや)と呼ばれることがあった。   それで、参道入り口に、梶井宮。

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こうやって、眺める。  聚碧園(しゅうへきえん)という庭。

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座って、のんびり。   紅葉が少し。

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宸殿への途中から見た、中庭。   右は、宸殿。

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宸殿の中から、外を。   向こうに、往生極楽院。
宸殿では、声明(しょうみょう)による、法要が行われる。   声明は、歌ってるようなお経。

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※ 三千院の隣にある、勝林院(しょうりんいん)の声明。  こんなの。  1分ほど。



ここは、三千院にある大きな庭の、2つ目。  有清園(ゆうせいえん)。   苔は、スギゴケが中心。

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振り返って、宸殿を。

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さらに、離れて。   

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往生極楽院の前から。   
国宝の、阿弥陀三尊像。  両脇の像は、無かった。  他に行っている。   写真は、パンフレットを撮影。
天井は、元々は、こうだった。   復元したもの。  円融蔵内で見られた。

極楽からの使者が、亡くなった者を、迎えに来た。

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右が、往生極楽院。  観音菩薩が、見える。

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極楽に行けると分かったら、死ぬ恐怖が、小さくなるのかな。

苔にうずもれた、わらべ地蔵。   

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いろんな表情に、見えてくる。

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弁天様。   琵琶で何を演奏するのでしょう。

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登ってきた。  金色不動堂。

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珍しいものがあった。     草木供養塔。   東北で見るけど、どうしてここに。
調べてみたら、ここの住職さんが、山形に行ったとき、草木塔の考えに、感動してるんですね。
草木や虫を大事にする考え。 毎年、法要も行っている。   詳しくは、ここに
    草木塔のふるさと  他  (2009/06/26)

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観音堂。   ここが一番奥。

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珍しい桜です。  おおた桜。  これは、いいですよ。
全国に有名な桜は、いっぱい。   でも、この桜は、花がいい。
八重なんだけど、花びらが、数えきれないほどいっぱい。 80枚ほどかな。 
こんな花。⇒2013051222450585b_20141110100249bf2.jpg (昨年の春、本覚寺で撮影)
   昔の農村風景が残る、白川郷、荻町集落。  合掌造りの家。~白川村~  他  (2013/5/12)

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戻っている。  小さく、往生極楽院。   苔むす庭に、わらべ地蔵。

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別方向から。

14年11月8日 (51)

出口。   お店の感じがいいですね。

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参道入り口。   大原は、どこの風景もいい。

14年11月8日 (54)

川の水はきれい。   取り組みをしている。   大原女。   こうやって、売って歩く。

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女ひとり の歌碑。   一番の歌詞に、結城(ユウキ)に 塩瀬の 素描の帯、とある。
塩瀬は、縦糸横糸とも、絹。  普段着に使う。  結城は、絹織物の結城紬の着物。
結城(ユウキ)に 塩瀬の 素描の帯は、こうなる。 ⇒imgaf19cc8cdr0xi7vvvv.jpg
見てみたい。

菜の花と云えば、朧月夜を思い出す。  信州で生まれた歌ですね。

14年11月8日 (57)    14年11月8日 (58)

国道沿いに戻った。   昨年、東風さん夫妻と、この駐車場で停泊した。
星のきれいな夜だった。  外に出て、きれいだねって、星空を見上げた。
数歩、前に進んだ。   落ちた。  暗闇の底に。  右足の、くるぶしの近くを、骨折。
2ヶ月、亀岡で足止め。

落ちた場所は、中央より、少し左か。  最初で最後の骨折になればいい。

14年11月8日 (59)

※ 上の文に、最初で最後と書いた。 下の文を意識して。
  
   ある女性が亡くなった。 化粧をして、棺桶に。
   その化粧は、生まれて、最初で最後の化粧だった。
 
   三浦綾子の、泥流地帯だったかな。   悲しすぎる。

真っ直ぐいかないで、川を渡る。  道を見つけた。

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川沿いの道。

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着いた。  この後、向こうに走る。

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大原自体が、いいんですね。
そして、広い三千院もいい。  見どころいっぱい。

大原には、また、落穂ひろいのように、もう一度来てもいいですね。
その時は、惟喬(これたか)親王の墓にも。

歩いていない道を、歩く。

【今日の歌】   女ひとり 他



【その他】  途中、小浜市に近い、正明寺に寄った。
        小浜城で知った、義民 松木庄左衛門の墓に、手を合わせてきた。

tizu4478.jpg

正明寺の山門。   入った直ぐ左にあった。   

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松木長操(ちょうそう)とある。  戒名。    詳しくは下に。
   京の食文化を担った、鯖街道。  京極高次(お初)の小浜城跡。~小浜市~ 他 (2014/11/2)

14年11月8日 (75)    14年11月8日 (76)

【停泊場所】    亀岡氏スポーツ公園駐車場

tizu3345_20141109211014572.jpg

【今後の予定】    京都市内のどこか。   
             最近のブログに登場した、相国寺、瑞春院、妙覚寺、五番町辺りかな。
             お互い近い。  上七軒、北野天満宮にも、寄って。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

         meisigazoupppm.jpg

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  • 大原の里を歩いて、三千院へ。  往生極楽院、わらべ地蔵、他。  途中、建礼門院の墓に。~京都市~ 他 (2014/11/8)
  • 2014年11月09日 (日)
  • 16時45分04秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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