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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

五番町夕霧楼の中に登場する、夕霧楼の場所を知りたい。
人に聞いて、やっと、五番町にたどり着いた。

道の角に、立ち話をしている、2人の女性がいた。
夕霧楼のことを、訊(たず)ねたけど、分からない。
何せ、お話の世界。

でも、次の日調べて、分かった。
私は、その時、夕霧楼の前に、立っていた。

   ※ この場所は、地図には、ネット上にない。
      調べるのに時間がかかった。        
      場所のヒントは、五番町夕霧楼の文にあって、それに気付いた人がいた。

最近のブログに2回登場した、妙覚寺。
本能寺の変の時、信長の弟の、信忠がいた寺。
場所は移っていたけど、行ってみた。 (元の場所も、分かった)

五番町夕霧楼を書いたのは、水上勉。
彼が9歳の時、家を出されて行った寺が、瑞春院。
そこにも。

今日は、五番町、妙覚寺、瑞春院と歩いた。
途中、面白いものに、いくつか出会って。
五色八重散椿とか。

うれしいことが1つ。
ヨドバシカメラで、写真の容量を一括縮小するソフトを、見つけた。
時間にして20分ほど、助かる。
    ※    ※    ※    ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

五番町の少し上に、北野天満宮。
ここへの参拝客を相手に、五番町は、遊郭の街として発展する。

tizu1143.jpg

五番町を歩いて、北野天満宮へ。   そして、右の方へ。

14年11月10日 (59)

亀岡から円町まで、電車。   歩き出した。   適当な道。

椿寺があった。   五色八重散椿、とある。
椿は普通、花ごと、ポトンと落ちる。  首が落ちるみたいで、武士は嫌った。
ここのは、散り椿とあって、サザンカのように、花びらが散る。

14年11月10日 (1)    14年11月10日 (2)

他に、一色でないという。
正面右が、椿の木。

このように咲く。  写真は、フリー素材と、京都観光ナビから。
この寺のは、こんな椿の、代表のよう。   

14年11月10日 (3)    14年11月10日 (60)    14年11月10日 (63)

※ 1本の木に、赤と白の花は、たまに見る。  絞り染めのような花も、見る。
   散り椿は、はじめて。  園芸品種では、あるよう。

五番町に、近づいている。  この場所は、以前通った。
恵林寺の至宝は、花園大学で見られると。   歴史博物館で。
この絵は、以前見ている。  写真は撮れなかった。   人物は、武田氏の家臣、秋山信友。
   武田信玄の菩提寺、恵林寺  武田氏と縁の深い雲峰寺 ~甲州市~  他  (2011/11/1)

14年11月10日 (4)    14年11月10日 (5)

五番町の場所は、こうだった。
だから、歩いていて、どこからどこまでが五番町なのかが、分からなかった。
横100㍍。  たて、200㍍。   せまい。  古い家並み。

14年11月10日 (58)    14年11月10日 (6)    14年11月10日 (7)

昔の名残のような建物が、2~3軒。
水上勉の「五番町夕霧楼」の夕霧楼は、どこだったのか。

架空の遊郭だから、どこにも無いかも知れない。
知りたいのは、水上勉が、どの場所に設定して書いたか。

5人ほどに聞いたが、分からない。  当たり前か。

14年11月10日 (8)    14年11月10日 (9)

上の右の写真の、向こうに行くと、千本通。   向こうからこっちを撮ると、下の写真。
後で調べて分かったが、水上勉は、赤〇の場所に、夕霧楼を設定していた。
正面には、地図にある、千本日活。   500円で、成人映画。 (写真は、ネットからお借り)

sennbonnnikkatuaaaa.jpg

※ どうして、その場所と分かるのか。
   五番町夕霧楼の文に、下のがある。  

   「夕霧楼は、千本通りからわずかに入った角の地に建っていたが、その建物はずいぶん古びていた」

   「そのよく朝、まだ妓が起きない時刻に、かつ枝は急に思いついたように、茶羽織をひっかけて表へ出ていった。
    かつ枝は、同じような妓楼の建物が両側にならんでいる、人影まばらな通りを左に折れて、電車通りへ出た
    千本通りだった」
         〔新潮文庫〕p.23, 69)

上の文に合う場所は、決まってくる。  地図に書いた場所。  写真の、赤〇の所。
入り口は、千本日活の方に向いてあった。

※ 上のことを教えてくれたのは、泰東庵というサイトの、 夕子の歩いた道を辿る(6) ’13. 4.28、の記事でした。感謝。

最後に、2人連れの人に聞いて、少し立ち話をしたのは、少し行った、左の角。
この一帯は、五番町の中心。

歩いた時は分からなかったので、あきらめて、歩き出した。

中立売通に、下の説明があった。   〇の辺りが、五番町。
右下の遊郭の写真は、石梅楼。  五番町にあった。  
水上勉は、夕霧楼のイメージを作るとき、参考にした。

14年11月10日 (10)tttt   14年11月10日 (11)

10分ほど歩いて、北野天満宮。   

14年11月10日 (12)    14年11月10日 (13)

平安時代の初め、菅原道真を、太宰府に流した。  追放した。
都では、落雷など、崇(たた)りが続いた。
これは大変と、神社を作って、道真を祀った。   それが、この神社。

DSCF8287ppp    14年11月10日 (14)

立派な絵馬殿。   
絵の男は、日野邦光。   初めて知る。  この絵は、若い時で、阿新(くまわか)。
   ※  父の資朝は後醍醐天皇に仕える。
      天皇の討幕計画が分かり、一緒に、佐渡へ流される。(正中の変)。
      子の阿新は、父に会うため佐渡に向かいう。
      父はある男に斬られる。  復讐を果たして逃げる。
      島から出る時、船を引き戻す。    絵馬は、その場面。
      この話は、太平記にあるそう。

三十六歌仙。  2人紹介。

小野小町    「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」 (これは、百人一首にも)
小大君(こおおきみ)  「岩橋の夜の契りもたえぬべし明くるわびしき葛城かづらきの神」
                  【通釈】 久米路の石橋の工事が中途で終わったように、あなたとの仲も
                       途絶えてしまいそうです。 夜が明けるのがつらいことです。
                       葛城の一言主の神のように見目を恥じる私は。(千人万首より)

14年11月10日 (15)    14年11月10日 (17)    14年11月10日 (16)

正面は、三光門。   星欠けの三光門とある。   初めて知った。
星は、北極星があるので、彫らなかったそう。   右の写真の中央辺りに、三日月。

14年11月10日 (19)    14年11月10日 (64)    14年11月10日 (21)

拝殿。   灯篭が目につく。    山鹿灯篭も、こんな感じ。
   明治からの芝居小屋、八千代座。  金・銀の紙だけで作られる、山鹿灯篭。~山鹿市~  他  (2013/1/12)

DSCF8303777     14年11月10日 (20)

拝殿の裏の方。

14年11月10日 (22)    14年11月10日 (23)

上七軒の上の方を歩き出した。  千本釈迦堂。     

14年11月10日 (25)    14年11月10日 (26)

本堂が、国宝。   鎌倉時代。  京都には、中世の建物は少ないそう。    戦乱で焼けた。

14年11月10日 (27)

千本通りに、出てきた。

14年11月10日 (28)

釘抜(くぎぬき)地蔵。  もともとは、苦抜地蔵。   苦しみから、救ってくれる。
 ※ 苦しみがあっても、それが人生と割り切ったら、少しは楽か。 それでも、苦しみはいやだな。

14年11月10日 (29)    14年11月10日 (30)

本堂と、裏にあるお堂。

14年11月10日 (31)    14年11月10日 (32)

知らない道を通って、妙覚寺に向かう。    瓦と土の塀。

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ずっと奥まで、土間の通路。  ある会社。   右は、小路。

14年11月10日 (35)    14年11月10日 (36)

広い、堀川通に出た。   横切って。

14年11月10日 (37)

宝鏡寺。  開放は、春と秋の、人形展の時だけ。

ここは、大原の記事で書いた、門跡寺院。   それも、尼門跡。
尼になった皇女に、御所から人形が贈られた。
寺に入ったら、結婚できない。  そのことと寺での生活を察して、贈ったのか。
  ※ 右のような人形。 品がある。 人形①⇒as.jpg 人形②⇒bs.jpg   HPの絵ハガキから。

14年11月10日 (53)    14年11月10日 (38)

何気なく通る道が、こう。

14年11月10日 (39)

妙覚寺に着いた。  本堂は、修理中。   この門は、聚楽第の裏門を移築したとある。

14年11月10日 (54)    14年11月10日 (40)

※ 上の説明に、2条にあったとありますね。  最初の地図を、もう一度。   確かに、2条ですね。
  元の本能寺が、直ぐ下に。
  
  本能寺の変の時、信長は本能寺に、長男の信忠は、妙覚寺に。  助けられなかった。
  なお、明智光秀は、下の方から攻めてきた。  13000の兵で。  信長は、100程。
  こんな絵がある。(Wikipedia) 左に、森蘭丸。 彼も、討死。

14年11月10日 (59)

※ 右のブログの時、元の本能寺に行っている。  亀山城から本能寺まで ~京都市~  他  (2011/11/29)
※ 森蘭丸については、下のに。 
      森蘭丸、坊丸たちが生まれた、美濃金山城。  可成寺。  兼山湊跡。~可児市~  他  (2014/5/14)
※ 大徳寺の唐門は、こんなの。(2011年)  西本願寺の飛雲閣は、撮影してない。

御霊(ごりょう)神社。   歩いた道では、ここが一番、右上(地図で)。
応仁の乱は、ここから始まった。
山名宗全の西軍が敷いた陣地は、西陣と呼ばれる。   ここより、1㌔ほど、南西。

人の世むなし応仁の乱で、1467年からでしたね。
戦国時代の幕開け。  100年後には、テレビドラマの戦国時代。  信長や秀吉たち。

14年11月10日 (41)    14年11月10日 (42)    14年11月10日 (43)

中を少しだけ。  能舞台かな。

14年11月10日 (46)

菊の花。   右は、絵馬殿か。

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相国寺に入ってきた。   両側には、小さな寺。   付属する寺で、塔頭(たっちゅう)。
金閣寺も、銀閣寺も、この寺の塔頭。
水上勉が9歳で修業に入った、瑞春院も、ここの塔頭。   この後行く。

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禅宗だから、本堂と呼ばないで、法堂(はっとう)ですね。
法堂を過ぎて、右に曲がった。   この道の、右手に、瑞春院。

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瑞春院。   子供の水上勉は、どんな生活を送ったのでしょう。  本名は、みずかみ。  ペンネームは、どっちでも。
きびしかったよう。  17歳で、脱走。
なお、彼が「雁(がん)の寺」を書いてから、ここは、雁の寺と呼ばれるようになった。(昔、読んだ。)

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この後、近くから地下鉄に乗った。
駅裏のイオンにある、モンベルに行った。  考えていたものは、なかった。
駅前のヨドバシカメラで、画像縮小のソフトを見つけた。 探していた。
いっぺんに、何十枚でもできる。   これから、助かる。
  ※ ウインドウズの8.1で使えるとは、書いてなかった。
     勝負って買ってみた。  使えた。
途中で、ラーメン食べたと思っている人がいると思います。
食べてません。  ・・・。  うそ、食べました。  第一旭たかばし本店で。 これ⇒ra0menn.jpg    他のたかばしは、味が違う。

14年11月10日 (57)    14年11月10日 (62)

最近の記事に、五番町夕霧楼、、瑞春院、妙覚寺が、出てきた。  書いた。
忘れないうちに、行っておこうと、今日歩いた。

京都は、何気ない道に、見どころがある。 あった。
 
 ※ 妙覚寺は、下の2つのブログに。
     武生(たけふ)の町を歩く。  ちひろの生まれた家 記念館。 蔵の辻。 寺町通り、他。~越前市~ 他 (2014/10/30) 
     京の食文化を担った、鯖街道。  京極高次(お初)の小浜城跡。~小浜市~ 他 (2014/11/2)
 ※ 五番町夕霧楼は、下のに。
     水上勉の生家跡の位置を、はっきりさせる。  若州一滴文庫。  はなれ瞽女(ごぜ)おりん。~おおい町~ 他 (2014/11/6)

【今日の歌】  久しぶりに。 ショスタコービッチのセカンドワルツ。   ロシアンワルツとも。
         2つは、同じ演奏かな。

  

【道の駅】    ガレリア亀岡

tizu2243.jpg

【今後の予定】    少しだけ、奈良方面に。   東風さんが来る。   また、京都に戻る。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

         meisigazoupppm.jpg

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  • 五番町夕霧楼の舞台を、歩く。  本能寺の変ゆかりの、妙覚寺。  雁(がん)の寺の瑞春院、他。~京都市~ 他 (2014/11/10)
  • 2014年11月11日 (火)
  • 17時36分47秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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