西光(さいこう)寺のモミジの木は、ただの木ではなかった。
紅葉の名所、神護寺の木を、移植したものだった。
境内の森は、紅葉で、赤く染まっていた。
今いる亀岡市の近くに、隠れた紅葉の名所はないか、探してみた。
あった。 南丹市の西光寺。
遠くない。 十数㌔。 今が見頃と分かって向かった。
寺の説明に、本堂の造りが、詳しく書いてあった。
意味が分からないのもある。
これのことかと、想像するのが、また楽しい。
戻って、確認。 今日は、少しの勉強。
それから、西光寺は、文覚上人の得度の地だった。
この上人は、頼朝を動かした人。
面白いことが、ある。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
西光寺は、南丹市の中心の、園部に近い。

ここから入る。 車は、近くの空き地に。 実は、この先に、パーキングがあった。
文覚(もんがく)上人は、ここで僧になった。
また、高倉天皇が、来てることも。

※ 文覚寺が、亀岡市にある。
文覚上人は伊豆に流された。 そこで、頼朝に会った。
兵を上げることを、頼朝に進言する。
頼朝は、天下を目指して動き出す。
最後は、壇ノ浦で平氏にとどめを刺す。
その時、安徳天皇は、海に沈む。 安徳天皇の父が、上にある、高倉天皇。
文覚寺は、下のブログに。
光秀が本能寺の変で通った、明智越。 その、のぼり口を探しに。~亀岡市~ 他 (2014/4/24)
安徳天皇については、下に。
大原の里を歩いて、三千院へ。 往生極楽院、わらべ地蔵、他。 途中、建礼門院の墓に。~京都市~ 他 (2014/11/8)
※ 余談 文覚上人は、なかなかの人だったよう。
月岡芳年(よしとし)という人が、彼の絵を描いている。
那智の滝で修業している絵。 一番下の人。 こんな絵⇒
(Wikipedia) から。
月岡芳年は、紅葉(もみじ)伝説の、紅葉も描いている。 これ⇒
そんなことで、今日の歌は、鬼無里(きなさ)の道。
紅葉(鬼女)伝説 鬼無里 他 (2009/06/20)
鬼無里の紅葉伝説 青鬼集落 ~長野市・白馬村~ 明日、黒部ダムへ 他 (2010/10/30)
楼(ろう)門が見えた。 紅葉の色が、はっきりしている。 期待もてそう。
※ 楼門と云えば、武雄温泉の楼門を思い出す。 美しい。

境内の森が燃えている。 予想以上。 左写真は、望遠で。

いいですね。 右の小さな滝は玉泉紅葉の滝。 高倉天皇ゆかりの滝。

今がベストかもしれない。 これなら、京都市内に持って行っても、恥ずかしくない。

神護寺にあったのを、移植したというんですね。
モミジの木にも、どのくらい赤くなるかは、個体差が大きい。
優秀な木は、真っ赤っ赤。
神護寺 高山寺 京都御所 ~京都市~ 他 (2011/11/20)

黄色が混ざることも、大事なのでしょうか。

百人一首の歌に、いいのが、2つありますね。
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」 竜田川の今(2009年)。
「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」
これから赤くなるのかな。 これも悪くない。
※ 葉っぱの色がいつも赤で、秋だけ緑になったら、この色は、感動の色でしょうね。
カラスだって、絶滅寸前の鳥だったら、美しい鳥だって、褒められる。 関係ないか。

貫禄のある、本堂です。

本堂の説明があった。 これを見て、全部理解するのを、今日の目標にした。
昔は八木町。 今は南丹市。

建物全体は、入母屋造。 こんな屋根。
お参りする人が、雨にあたらないように、出っ張った屋根全体が、向拝(こうはい)。
前から見たら曲線なので、唐破風(からはふ)
向拝の先の屋根は、銅板葺(どういたぶき)。 赤○に少し見える。
他は、桟瓦葺(さんかわらぶき)。 本堂全体も。 こんなの。 これでない本瓦葺は、こう。
妻入とある。 広い屋根が、左右に流れているが、左右からでなく、前後から入るのが、妻入。
これが、分かりやすい。
向拝の前の部分。 曲線ですね。 曲線の屋根が、唐破風。
黄色の〇の板が、虹のようなので、虹梁(こうりょう)。
※ 梁(りょう)は、梁(はり)のことで、横の柱の感じ。
赤〇は、木鼻。
虹梁と木鼻を中心に、彫物がある。
右の写真の柱全体を、几帳面付角柱と云っている。 角柱は、四角い柱。
几帳面(きちょうめん)は、柱の角の装飾。
面倒がらず、几帳面にやった。 几帳面の語源は、これ。

下の部分の、盛り上げた土が、亀腹基壇。 亀の腹のよう。 ひっくり返った。
擬宝珠高欄は、赤の擬宝珠の付いた、欄干のような柵。
切目縁(きりめえん)は、黄色のように板の切り口が見えてる、縁側。
※ このように板を張ると、拭き掃除がしにくいのでは・・。 4つ足での、ぞうきんがけが。
青〇の柱は、一番大事な、身舎(もや)柱。 上部に粽(ちまき)があるという。
見えにくかった。 少し、細くしてるのが、粽(ちまき)。 こう。

本堂の中。 柱の手前は、外陣(げじん)。 向こうは内陣(ないじん)。
天井は、折上げ。 ふちがまるくなって、高くなっている。 このこと。
小組格天井について。 格天井は、マスになってる天井。
四角の中に、小さな四角がある。 これが、小組。
また、彫物のある所は、欄間(らんま)。 龍の彫り物。
6代目、中井権次(ごんじ)の作品。 実は、上の方のも、中井権次。
※ 彼は丹波を中心に、作品を残した。 作品の一覧は、ここに。 写真付き。

西光寺の六斎念仏踊は、下の。 すぐに踊りが始まる。
※ 六斎日(ろくさいにち)に踊ったので、この名前のよう。
六斎日は、8日・14日・15日・23日・29日・30日の、6日。 殺生(せっしょう)を禁じるとか、あった。
確かに下のは、23日。
棟札は、このようなもの。
最後は調べて、何とか全部わかったでしょうか。 でも、半分以上はすぐに忘れる。
3つ覚えて、2つ忘れる。 その繰り返し。
※ 覚えた知識に、くっ付いた知識は、忘れにくい。 そんな感じがします。
いいですね。 右写真、住職さんが出てきた。 この後、お話しする。

以前は、夜に、ライトアップしていたそう。
落ち葉が、屋根の上で一休み。 強い風が来るまで。
桟瓦葺(さんかわらぶき)ですね。 右の写真の、右端だけが、本瓦葺。

下から撮影。 満足。

雪印の、大きな工場があった。

建物のことを少しでも知ってると、見学の時、面白いでしょうか。
京都は、この3連休と、月末の連休が、人出のピークですね。
紅葉を見てるのか人を見てるのか、分からなくなる。
下のブログのように。 嵐山を紹介。
東風さんと嵐山・嵯峨野を歩く。 化野念仏寺。 ~京都市~ 他 (2011/11/25)
夕暮れの嵐山 ~京都の紅葉、始まる。~(2009年11月27日)
夜の嵐山。 宝厳院、「獅子吼(ししく)の庭」のライトアップ。~京都市~ 他 (2012/11/20)
【今日の歌】 鬼無里(きなさ)の道 西島三重子 鬼無里を、この曲で知った。
【道の駅】 ガレリアかめおか
【今後の予定】 25日に、京都に出る。 最後かな。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行、2位。 旅行全体で、2位です。
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※ 最初は、国内旅行のランキングが。
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次の日のクリックも、また、1週間生きる。
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紅葉の名所、神護寺の木を、移植したものだった。
境内の森は、紅葉で、赤く染まっていた。
今いる亀岡市の近くに、隠れた紅葉の名所はないか、探してみた。
あった。 南丹市の西光寺。
遠くない。 十数㌔。 今が見頃と分かって向かった。
寺の説明に、本堂の造りが、詳しく書いてあった。
意味が分からないのもある。
これのことかと、想像するのが、また楽しい。
戻って、確認。 今日は、少しの勉強。
それから、西光寺は、文覚上人の得度の地だった。
この上人は、頼朝を動かした人。
面白いことが、ある。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
西光寺は、南丹市の中心の、園部に近い。


ここから入る。 車は、近くの空き地に。 実は、この先に、パーキングがあった。
文覚(もんがく)上人は、ここで僧になった。
また、高倉天皇が、来てることも。


※ 文覚寺が、亀岡市にある。
文覚上人は伊豆に流された。 そこで、頼朝に会った。
兵を上げることを、頼朝に進言する。
頼朝は、天下を目指して動き出す。
最後は、壇ノ浦で平氏にとどめを刺す。
その時、安徳天皇は、海に沈む。 安徳天皇の父が、上にある、高倉天皇。
文覚寺は、下のブログに。
光秀が本能寺の変で通った、明智越。 その、のぼり口を探しに。~亀岡市~ 他 (2014/4/24)
安徳天皇については、下に。
大原の里を歩いて、三千院へ。 往生極楽院、わらべ地蔵、他。 途中、建礼門院の墓に。~京都市~ 他 (2014/11/8)
※ 余談 文覚上人は、なかなかの人だったよう。
月岡芳年(よしとし)という人が、彼の絵を描いている。
那智の滝で修業している絵。 一番下の人。 こんな絵⇒

月岡芳年は、紅葉(もみじ)伝説の、紅葉も描いている。 これ⇒

そんなことで、今日の歌は、鬼無里(きなさ)の道。
紅葉(鬼女)伝説 鬼無里 他 (2009/06/20)
鬼無里の紅葉伝説 青鬼集落 ~長野市・白馬村~ 明日、黒部ダムへ 他 (2010/10/30)
楼(ろう)門が見えた。 紅葉の色が、はっきりしている。 期待もてそう。
※ 楼門と云えば、武雄温泉の楼門を思い出す。 美しい。


境内の森が燃えている。 予想以上。 左写真は、望遠で。


いいですね。 右の小さな滝は玉泉紅葉の滝。 高倉天皇ゆかりの滝。

今がベストかもしれない。 これなら、京都市内に持って行っても、恥ずかしくない。


神護寺にあったのを、移植したというんですね。
モミジの木にも、どのくらい赤くなるかは、個体差が大きい。
優秀な木は、真っ赤っ赤。
神護寺 高山寺 京都御所 ~京都市~ 他 (2011/11/20)


黄色が混ざることも、大事なのでしょうか。


百人一首の歌に、いいのが、2つありますね。
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」 竜田川の今(2009年)。
「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」
これから赤くなるのかな。 これも悪くない。
※ 葉っぱの色がいつも赤で、秋だけ緑になったら、この色は、感動の色でしょうね。
カラスだって、絶滅寸前の鳥だったら、美しい鳥だって、褒められる。 関係ないか。


貫禄のある、本堂です。

本堂の説明があった。 これを見て、全部理解するのを、今日の目標にした。
昔は八木町。 今は南丹市。


建物全体は、入母屋造。 こんな屋根。
お参りする人が、雨にあたらないように、出っ張った屋根全体が、向拝(こうはい)。
前から見たら曲線なので、唐破風(からはふ)
向拝の先の屋根は、銅板葺(どういたぶき)。 赤○に少し見える。
他は、桟瓦葺(さんかわらぶき)。 本堂全体も。 こんなの。 これでない本瓦葺は、こう。

妻入とある。 広い屋根が、左右に流れているが、左右からでなく、前後から入るのが、妻入。
これが、分かりやすい。
向拝の前の部分。 曲線ですね。 曲線の屋根が、唐破風。
黄色の〇の板が、虹のようなので、虹梁(こうりょう)。
※ 梁(りょう)は、梁(はり)のことで、横の柱の感じ。
赤〇は、木鼻。
虹梁と木鼻を中心に、彫物がある。
右の写真の柱全体を、几帳面付角柱と云っている。 角柱は、四角い柱。
几帳面(きちょうめん)は、柱の角の装飾。
面倒がらず、几帳面にやった。 几帳面の語源は、これ。


下の部分の、盛り上げた土が、亀腹基壇。 亀の腹のよう。 ひっくり返った。
擬宝珠高欄は、赤の擬宝珠の付いた、欄干のような柵。
切目縁(きりめえん)は、黄色のように板の切り口が見えてる、縁側。
※ このように板を張ると、拭き掃除がしにくいのでは・・。 4つ足での、ぞうきんがけが。
青〇の柱は、一番大事な、身舎(もや)柱。 上部に粽(ちまき)があるという。
見えにくかった。 少し、細くしてるのが、粽(ちまき)。 こう。

本堂の中。 柱の手前は、外陣(げじん)。 向こうは内陣(ないじん)。
天井は、折上げ。 ふちがまるくなって、高くなっている。 このこと。
小組格天井について。 格天井は、マスになってる天井。
四角の中に、小さな四角がある。 これが、小組。
また、彫物のある所は、欄間(らんま)。 龍の彫り物。
6代目、中井権次(ごんじ)の作品。 実は、上の方のも、中井権次。
※ 彼は丹波を中心に、作品を残した。 作品の一覧は、ここに。 写真付き。


西光寺の六斎念仏踊は、下の。 すぐに踊りが始まる。
※ 六斎日(ろくさいにち)に踊ったので、この名前のよう。
六斎日は、8日・14日・15日・23日・29日・30日の、6日。 殺生(せっしょう)を禁じるとか、あった。
確かに下のは、23日。
棟札は、このようなもの。
最後は調べて、何とか全部わかったでしょうか。 でも、半分以上はすぐに忘れる。
3つ覚えて、2つ忘れる。 その繰り返し。
※ 覚えた知識に、くっ付いた知識は、忘れにくい。 そんな感じがします。
いいですね。 右写真、住職さんが出てきた。 この後、お話しする。


以前は、夜に、ライトアップしていたそう。
落ち葉が、屋根の上で一休み。 強い風が来るまで。
桟瓦葺(さんかわらぶき)ですね。 右の写真の、右端だけが、本瓦葺。


下から撮影。 満足。

雪印の、大きな工場があった。

建物のことを少しでも知ってると、見学の時、面白いでしょうか。
京都は、この3連休と、月末の連休が、人出のピークですね。
紅葉を見てるのか人を見てるのか、分からなくなる。
下のブログのように。 嵐山を紹介。
東風さんと嵐山・嵯峨野を歩く。 化野念仏寺。 ~京都市~ 他 (2011/11/25)
夕暮れの嵐山 ~京都の紅葉、始まる。~(2009年11月27日)
夜の嵐山。 宝厳院、「獅子吼(ししく)の庭」のライトアップ。~京都市~ 他 (2012/11/20)
【今日の歌】 鬼無里(きなさ)の道 西島三重子 鬼無里を、この曲で知った。
【道の駅】 ガレリアかめおか
【今後の予定】 25日に、京都に出る。 最後かな。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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