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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

山頭火は、日記の中に、こう書いた。
                「入浴ほど安価な享楽はない」
彼は、温泉が大好き。

昭和5年の秋に、ここ、日奈久(ひなぐ)温泉にやってきた。
3日間、滞在。  宿泊した木賃宿が、今に残ってる。
機嫌よく過ごし、下のように。
  「温泉はよい、ほんたうによい、こゝは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが・・・」

山頭火は日奈久温泉を愛した。
ここの温泉の人たちも、彼が来てくれたことに、今でも感謝している。
街を歩いて、それを感じた。

観光案内所で地図をいただき、あっちに行って、こっちへと。
最後に温泉に入った。
寒い日が続き、冷えた体が、ぽかぽかになった。
    ※    ※    ※    ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

場所は、八代(やつしろ)市 日奈久(ひなぐ)。
八代市は、球磨川(くまがわ)の河口にある町ですね。

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観光案内所と駐車場が一緒にあるのは、とても助かる。
いつも、駐車場で苦労するから、この町をちゃんと見よう、という気持ちになる。

案内所で、地図をいただいた。
お勧めのコースが載ってるのも。     

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赤〇の所に行く。   下が海。

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日奈久港。  外に、大きな港がある。   干満の差が激しいと分かる。

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小路を歩くと、昭和のにおい。    祠が多い。

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白壁の家。   なまこ壁と云うけど、丸っこい模様。  江戸末期の建物。

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地図の左に、行ってみた。   さっそく、山頭火。    この後、次々と。
九州の味噌は、私の口に合う。   少し甘めのが。  米とか麦のが、好き。

労れては、つかれて、と読むでしょうね。   いたわれて、と読むことも可能。

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焼き物のお店。    上野(あがの)窯。
青っぽく見えるけど、磁器ではなく、陶器。    品の良さを感じますね。   

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説明があった。   
上野(あがの)の場所は、筑豊と言っていいでしょうか。  少し前にいた、糸田町の北隣。
    ※ 糸田町は、山頭火と関わりがあるので、関連ブログで紹介。
また、旧高田村奈良木は、八代市街地の少し南。  近くを通ってきた。

象嵌(ぞうがん)の象は「かたどる」、嵌は「はめる」の意味。
別の土を、上からはめ込んだりする。 そして、削ったりも。
その上から、釉(うわぐすり)をかけて焼く。   大雑把ですが。

上の作品を見たら、そんな感じがします。

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上野窯の上に、足手荒神(あしてこうじん)があった。
今年の1月に、ここに寄ってたら、右足はもっと早く治ったかな。
   ※ 説明に御船ととある。  ここには、玉虫寺が。 関連ブログで。

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温泉街の中心に戻った。   窓の外に、木の葉が降ったのか。  もしかして、外で飲んでたりして。
そうそう、この道は、昔の薩摩街道。  古い時代は、この道がメインストリート。
郊外に大きな店が出来るから、お店は大変。

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山頭火は、酒を飲まなかったら、眠れなかったかも。
放浪の旅だけど、放浪の涙の旅。    ※ 離婚した奥様が、そんなようなことを言った。

日奈久温泉の中心。  温泉センター、ばんぺい湯。   温泉は、最後に。

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温泉の発祥が書いてある。   六郎左衛門が見つけた。
動物が傷を治したではないので、真実味がある。

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地図の真ん中にいる。   ブーゲンビリアの花が咲いていた。   真ん中の、白い部分。

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少し海側に、八代屋(やつしろや)旅館。
明治10年にはあって、西南戦争の時の、弾の跡があるという。
この旅館の近くの海が、西南戦争の官軍の上陸地と、地図にあった。

激戦の田原坂は、熊本市の少し北ですね。  ※ 関連ブログで。
屋根に、恵比寿さん。

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どれもいい。   真ん中のは、よい月の見える外に出た、という意味ですね。

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恵比寿さん。   ここは、温泉センターの横。
元湯の入り口。  200円。    最後に入る。

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山の上への道を行く。   鉄道を渡る。
肥薩おれんじ鉄道。  八代から薩摩川内まで。
鹿児島本線は、門司港駅から鹿児島駅まで。 この区間だけ、JRでない。
電車が走れるけど、電車でない。    ※ JRの貨物列車が走るのかな。   
後で、列車を見る。

柿の木をよく見る。   鳥が喜ぶ。

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大師堂。   弘法大師の像。  右隣にも、像が。

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左下から来た。   右に行ったら、山。  
  ※ 日奈久温泉は、国道3号線沿い。  3号線は、いつも通る道。   いつか、登ってみましょうか。

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見晴らし台に来た。  中央左が、ばんぺい湯。

ふる鈴は、震える鈴、の意味でしょうね。   彼の母は、自ら命を絶っている。 
      (私の婆ちゃんも。  四国を全部歩いた後。 後に親父は、戦地から無事に帰ってきたのに)
        このブログの最後に。 
          四国最南端の景勝地、足摺岬  和泉式部の逆修の塔 ~土佐清水市~   他  (2011/1/21)

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上に温泉神社。   右の写真は、土俵から撮った。  石段の左右に、観覧席。 
  
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六郎左衛門のことが、書いてある。

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稲荷社と六郎神社。

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ご神木と、最初の説明にあった、お告げ石。

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下が見えた。   遠くは、天草諸島。

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線路の上を通って戻るとき、細い道が見えた。   秀吉軍が通った道だという。

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左は、恵比寿さん。   右は、地蔵菩薩。   地蔵菩薩は、短い錫杖(しゃくじょう)を持っている。

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松の湯。   200円。    九州に来ると、安い温泉が多い。
思い出は、忘れてることが多いかな。
      ※ 8日の夜、夢を見た。 ずっと夢の中にいたかった夢。 何年ぶりかの、同じ夢。

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こんなのが走っている。 電車でない。  温泉街の南に来ている。

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釈迦堂。   疫病を鎮めるために建てた。  大正時代。  何の病気だったんだろう。

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裏に釈迦井戸。   今は使われていない。   つるべ井戸でしたね。  横に、石があるので。

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港に出てきた。

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また、温泉街に。
金波桜(きんぱろう)。   明治から操業。  日奈久温泉では、老舗の宿。

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憩の広場。

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2009年に、開湯600年。

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山頭火がいた。  ここに来た時の日記。   右は、青空文庫から。
織屋(おりや)に泊まった。  案内所の近く。

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鉄鉢の中へも霰。    霰は、あられ、ですね。   霰しか、入ってこないのか。
芦屋町で作られた。    芦屋町は、九州の北に。   遠賀川の河口。

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カラクリ灯篭。   いつ動くんだろうと時計を見たら、動き出した。   ぴったり。

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この後、車に戻った。  温泉の道具を持って、再度。
観光案内所の近くに、山頭火が泊まった、織屋(おりや)があった。
5時過ぎてて、中の見学は出来なかった。

木賃宿で、昔のまま残っているそう。    ※ このサイトに、写真が

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山頭火は、ここが気に入った。   どこの温泉に入ったのかな。  ばんぺい湯の、前の温泉か。

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また来ました。   ばんぺい湯。

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ばんぺい湯は500円なので、食事だけ。
島原で、ちゃんぽんを食べそびれたので、これを。  特に、安くはない。 美味しさ、普通。

晩白柚(ばんぺいゆ)という果物がある。   みかんの親分。 八代市の特産。  温泉は、その名前。

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裏の方に元湯。  200円。   安い分、なお気持ちいい。  中は、こう。(マップル温泉ガイドより)

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すっかり温まって、適当な道を通って戻った。   
小路から出たら、正面に、織屋があった。

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この後、AZのある阿久根市に。  ※ AZは、阿久根市の入り口に。 スーパーセンター。

日奈久温泉は、かけ流しが基本。
駐車場もあるので、通った時は、寄ることにしましょうか。

山頭火にも出会えるし。

【関連ブログ】
   山頭火の終の住処となった 一草庵~昭和14年の暮から翌年の10月11日迄 松山市~   他  (2011/2/11)
   糸田は、山頭火が緑平さんを頼り、また陽水が育った町だった。~福岡県のほぼ中央、糸田町~  (2010/4/25)
   瑠璃光寺五重塔  湯田温泉 ~山口市~   他  (2010/5/6)
   高座右寺 山頭火遊歩道 鏡山大神社 ~香春町を歩く~   他  (2010/4/23)

   玉虫寺は、玉虫御前が平家の菩提を弔うために建てた、と伝わっている。~御船町~  他  (2013/3/1)
   西南戦争最大の激戦地、田原坂 ~植木町~  遥かな轍(わだち)  他  (2012/2/13)

【今日の動画】   最初の部分、朱鱗洞も死んだ 放哉も死んだ、って言っているよう。  
            2人とも親しくしていた。 朱鱗洞は若くして亡くなる。  放哉については、下のブログに少し。
             淵崎を歩く。(尾崎放哉、西光寺三重塔、迷路のまちの灯篭 他)~土庄町~  他  (2012/12/13) 



【その他 ①】  八代市は広く、奥が深い。
        九州で行くのが一番大変なのは、五家荘。
        そこは、八代市になる。
        今までの旅で、道で一番苦労したのは、五家荘の道。
        北の美里町から五家荘を通って、南の五木村への道は、林道のような国道(酷道)。
   五家荘、平家の里。  鬼山御前。  梅の木轟の滝。~八代市泉町五家荘~  他  (2013/2/25)
   久連子古代の里。  鬼山御前の祠。  伝説は、歴史の残り火か。~八代市五家荘~  他  (2013/2/27)
   平家落人伝説の里、五家荘。  末裔の屋敷、緒方家。  樅木の吊橋。~八代市~  他  (2013/2/24)

【その他 ②】  島原港からフェリー。  雲仙が見える。   雨模様。   1時間の船旅。

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熊本港。  カモメは、手からエサを食べる。   投げたのも、キャッチ。

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【停泊場所】    AZの駐車場

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【今後の予定】    10日の昼前に、長島町に。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

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  • 山頭火が愛した、日奈久温泉。  宿泊した木賃宿、織屋。  ばんぺい湯、他。~八代市~ 他 (2014/12/8)
  • 2014年12月09日 (火)
  • 17時24分27秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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