恐怖の、国道439に入ってみた。
四国にめがね橋は珍しいと、それが見たくて。
道は曲がりくねっていて、予想の倍以上あった。 でも、よかった。
四万十町で、国道は別れる。 海沿いの道と、山の中への道に。
四万十川沿いに、山の中へ入った。
普通、川は山から出てくる。 でも、四万十川は不思議。
山の中に流れて行く。 道も、山の中に下って行く。
こんな経験、あったろうか。
ここは、道の駅四万十大正。 山の中に入っている。
お雛様が、飾ってあった。
左上に、公園があるので、散歩。
石の風車があった。 そして、平出修(ひらいでしゅう)と言う人の碑が。
この人は、作家でもあるが、弁護士でもあった。
明治天皇を襲おうとした大逆事件の、弁護をした。
冤罪(えんざい)で死刑になった幸徳秋水は、土佐の人。
その関わりで、こっちの方の裁判にも関わっていた。
※ 具体的には、ここの南の山の中にある、杓子山にかかわる、もめ事に関わって。
明治政府(山県有朋が中心か)は、この事件を利用して、政府にとって都合の悪い人間を、無実と分かっていて捕まえた。
多くの冤罪が生まれた。 ※ 時代は変わっても、民主政治までは、まだまだ時間がかかる。
※ 大石誠之助という、新宮市の人も、冤罪で処刑された。
今になっても、国は冤罪だったとはっきり言わないから、新宮市が議会で冤罪と認めた。 名誉の回復。
新宮市に行った時、石碑があって、知った。
更に山に入ると、道の分岐があった。
左は、四万十川沿いの道。 そっちに行く予定。
真っ直ぐは、国道439。 細い道を通って、檮原に抜ける。
地図があった。 真っ直ぐ行くと、眼鏡橋がある。
それが見たくて、行くことになってしまった。
途中にダムがあった。 津賀ダム。
動画にあるが、大変な道だった。 やっと着いた。 1時間ほど走った。 ここは、下津井。(しもつい)
眼鏡橋。 上の部分が、薄い。 四国にあるのも、珍しい。
他にも、見る所がありそう。
谷の入り口に、下津井温泉があった。
ネットが通じたので、調べた。 400円で入れる。 ※ 情報誌にはなかった。
電話したら、いつ来るのか聞かれた。 不思議な温泉。
私は、いつでもいいと言った。 3時頃どうだい、と言う。
いいよと言ったら、それまでに、沸かしておくと言った。
湧いたばっかりだから、私が最初。 ひなびた1軒宿にピッタリの雰囲気。
湯の温度は、好きなように出来る。 お湯も水も出る。 42度にした。 ※ 冷泉を加温している。
昔の写真。 かわいい、トロッコ列車。 丸太が大きい。 この橋は、鉄道の橋だった。
ダム湖にかかる、吊り橋も見える。
橋のそばに車を停めていたが、さっきまで、太鼓の音が聞こえていた。
ここの音だった。
温泉の前の庭。
谷の奥の風景。 里山だ。
眼鏡橋を渡ることに。
こうです。 幅2㍍。 長さ82㍍。 昭和19年に完成。
ダムが出来たので、道路も鉄道も、高い場所に移った。
こっちにも、谷がある。 天気がいいから、桃源郷に見える。
ダム湖と橋。 車はここに。
この写真を取った時、大事なことに初めて気づいた。
石橋でなかった。 コンクリートだった。 両側だけ、石で出来ていた。
少しがっかり。 仕方ない。 これは、産業遺産。 そう思ってみたら、不満が消えた。
石で、上の部分を、あんなに薄くするのは無理。 ※ トラックもバスも通った、霊台橋(熊本県)はこんな感じ。
桃源郷に見えた所を、歩きだした。
おばあちゃんが、畑仕事。 冬は冬で育つ野菜がある。 春に向けての準備も。
ここは昔、下津井村かいと聞いたら、そうだよって教えてくれた。
※ 追記 大正村の間違い。 その後、大正町。 そして今は、四万十町。
花もあって。
冬の野菜に見えない。
ツタが、からまっている。
橋の正式な名前は、佐川橋とあった。
温泉のあった谷に、車で入った。 道の広い所に、車を停めた。
遠くに、トンネルが見えて、人がいた。 直ぐに向かった。
この人だった。 お茶の畑に肥料をやっていた。 いっぱい教えてくれた。
このトンネルは、トロッコ列車が通った。
使ってたのは、おばあちゃんが、嫁に来た、昭和39年頃までだったかな、と言った。(調べたら、昭和40年まで)
掘ったのは、朝鮮の人だと言った。
来たくて来たんでないのにね、と私が言ったら、
そうだよね、いっぱい死んだんだよ。
ダムを作るのでも死んで、そっちに埋葬したと聞いてるよ、って言った。
おばあちゃんの立ってる道は、遊歩道で、線路の跡ではない。
帰ってご飯の支度かいと聞いたら、もう一つ畑があると言った。
谷の奥。 学校が見える。(今はやってない) 左の、こんもりした山は、神社の跡。
茶堂があるので、後で行くことに。
トンネルを行ってみた。
炭焼きの窯かなと、思うが。 向こうから来た。
ダム湖と橋が見えた。 道は、ダム湖沿いにある。
ここにもトンネル。
ダム湖に降りる道や、トンネルの上への道があった。 それも歩いた。 シイタケのホダ木があった。
元来た道に戻っていたら、遠くから声が聞こえた。
さっきのおばあちゃんが、そこを上がったら、茶堂があると教えてくれた。
あった。 ※ 檮原でも見た。
ここで、のんびりお茶を飲む。 昔の人は、生きるだけでなく、楽しむことも考えた。
イノシシを捕まえる、檻(おり)があった。
仕組みが分かった。
針金が引っ張らさったら、竹の棒が外れる。 そうしたら、小さな金の棒が外れて、両側の扉が閉まる。
もう一つ、トラバサミと思うんだが、それもあった。 エサで少し隠れてる。
最後に、仁井田神社を見た。 学校より奥。 車で行けると、さっきのおばあちゃんが教えてくれた。
この人が、田んぼを見ていた。 モグラが穴を開けて、困ると。 コンクリートの下まで、穴は深い。
こんな穴。
神社では、祭りの日、神楽を舞うそう。 小さな神楽だけどね、って言った。
ここは、谷の一番奥に近い。
ここから、3㌔ほど走ったら、檮原町。 20㌔程で、ゴンドラのあった所。
そんな山奥に来ていた。
国道439は、道が細い。 だから、なおさら山奥に感じる。
【停泊場所】 めがね橋のそば。
【明日の予定】 四万十川中流へ。 苦労して来たから、もう1日いるか。 どこか散歩して。
【動画akkamui】
下津井めがね橋へ
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は30位です。
記事は役立ったでしょうか。
気に入った所などがありましたら、クリックをよろしく。
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四国にめがね橋は珍しいと、それが見たくて。
道は曲がりくねっていて、予想の倍以上あった。 でも、よかった。
四万十町で、国道は別れる。 海沿いの道と、山の中への道に。
四万十川沿いに、山の中へ入った。
普通、川は山から出てくる。 でも、四万十川は不思議。
山の中に流れて行く。 道も、山の中に下って行く。
こんな経験、あったろうか。
ここは、道の駅四万十大正。 山の中に入っている。
お雛様が、飾ってあった。
左上に、公園があるので、散歩。

石の風車があった。 そして、平出修(ひらいでしゅう)と言う人の碑が。

この人は、作家でもあるが、弁護士でもあった。
明治天皇を襲おうとした大逆事件の、弁護をした。
冤罪(えんざい)で死刑になった幸徳秋水は、土佐の人。
その関わりで、こっちの方の裁判にも関わっていた。
※ 具体的には、ここの南の山の中にある、杓子山にかかわる、もめ事に関わって。
明治政府(山県有朋が中心か)は、この事件を利用して、政府にとって都合の悪い人間を、無実と分かっていて捕まえた。
多くの冤罪が生まれた。 ※ 時代は変わっても、民主政治までは、まだまだ時間がかかる。
※ 大石誠之助という、新宮市の人も、冤罪で処刑された。
今になっても、国は冤罪だったとはっきり言わないから、新宮市が議会で冤罪と認めた。 名誉の回復。
新宮市に行った時、石碑があって、知った。
更に山に入ると、道の分岐があった。
左は、四万十川沿いの道。 そっちに行く予定。
真っ直ぐは、国道439。 細い道を通って、檮原に抜ける。
地図があった。 真っ直ぐ行くと、眼鏡橋がある。
それが見たくて、行くことになってしまった。

途中にダムがあった。 津賀ダム。

動画にあるが、大変な道だった。 やっと着いた。 1時間ほど走った。 ここは、下津井。(しもつい)
眼鏡橋。 上の部分が、薄い。 四国にあるのも、珍しい。

他にも、見る所がありそう。

谷の入り口に、下津井温泉があった。

ネットが通じたので、調べた。 400円で入れる。 ※ 情報誌にはなかった。
電話したら、いつ来るのか聞かれた。 不思議な温泉。
私は、いつでもいいと言った。 3時頃どうだい、と言う。
いいよと言ったら、それまでに、沸かしておくと言った。

湧いたばっかりだから、私が最初。 ひなびた1軒宿にピッタリの雰囲気。
湯の温度は、好きなように出来る。 お湯も水も出る。 42度にした。 ※ 冷泉を加温している。

昔の写真。 かわいい、トロッコ列車。 丸太が大きい。 この橋は、鉄道の橋だった。

ダム湖にかかる、吊り橋も見える。

橋のそばに車を停めていたが、さっきまで、太鼓の音が聞こえていた。
ここの音だった。

温泉の前の庭。

谷の奥の風景。 里山だ。

眼鏡橋を渡ることに。

こうです。 幅2㍍。 長さ82㍍。 昭和19年に完成。

ダムが出来たので、道路も鉄道も、高い場所に移った。

こっちにも、谷がある。 天気がいいから、桃源郷に見える。

ダム湖と橋。 車はここに。

この写真を取った時、大事なことに初めて気づいた。
石橋でなかった。 コンクリートだった。 両側だけ、石で出来ていた。
少しがっかり。 仕方ない。 これは、産業遺産。 そう思ってみたら、不満が消えた。
石で、上の部分を、あんなに薄くするのは無理。 ※ トラックもバスも通った、霊台橋(熊本県)はこんな感じ。

桃源郷に見えた所を、歩きだした。

おばあちゃんが、畑仕事。 冬は冬で育つ野菜がある。 春に向けての準備も。
ここは昔、下津井村かいと聞いたら、そうだよって教えてくれた。
※ 追記 大正村の間違い。 その後、大正町。 そして今は、四万十町。

花もあって。

冬の野菜に見えない。

ツタが、からまっている。

橋の正式な名前は、佐川橋とあった。

温泉のあった谷に、車で入った。 道の広い所に、車を停めた。
遠くに、トンネルが見えて、人がいた。 直ぐに向かった。

この人だった。 お茶の畑に肥料をやっていた。 いっぱい教えてくれた。
このトンネルは、トロッコ列車が通った。
使ってたのは、おばあちゃんが、嫁に来た、昭和39年頃までだったかな、と言った。(調べたら、昭和40年まで)
掘ったのは、朝鮮の人だと言った。
来たくて来たんでないのにね、と私が言ったら、
そうだよね、いっぱい死んだんだよ。
ダムを作るのでも死んで、そっちに埋葬したと聞いてるよ、って言った。
おばあちゃんの立ってる道は、遊歩道で、線路の跡ではない。
帰ってご飯の支度かいと聞いたら、もう一つ畑があると言った。

谷の奥。 学校が見える。(今はやってない) 左の、こんもりした山は、神社の跡。
茶堂があるので、後で行くことに。

トンネルを行ってみた。

炭焼きの窯かなと、思うが。 向こうから来た。

ダム湖と橋が見えた。 道は、ダム湖沿いにある。

ここにもトンネル。

ダム湖に降りる道や、トンネルの上への道があった。 それも歩いた。 シイタケのホダ木があった。
元来た道に戻っていたら、遠くから声が聞こえた。
さっきのおばあちゃんが、そこを上がったら、茶堂があると教えてくれた。

あった。 ※ 檮原でも見た。

ここで、のんびりお茶を飲む。 昔の人は、生きるだけでなく、楽しむことも考えた。

イノシシを捕まえる、檻(おり)があった。

仕組みが分かった。
針金が引っ張らさったら、竹の棒が外れる。 そうしたら、小さな金の棒が外れて、両側の扉が閉まる。
もう一つ、トラバサミと思うんだが、それもあった。 エサで少し隠れてる。

最後に、仁井田神社を見た。 学校より奥。 車で行けると、さっきのおばあちゃんが教えてくれた。

この人が、田んぼを見ていた。 モグラが穴を開けて、困ると。 コンクリートの下まで、穴は深い。

こんな穴。

神社では、祭りの日、神楽を舞うそう。 小さな神楽だけどね、って言った。
ここは、谷の一番奥に近い。

ここから、3㌔ほど走ったら、檮原町。 20㌔程で、ゴンドラのあった所。
そんな山奥に来ていた。
国道439は、道が細い。 だから、なおさら山奥に感じる。
【停泊場所】 めがね橋のそば。
【明日の予定】 四万十川中流へ。 苦労して来たから、もう1日いるか。 どこか散歩して。
【動画akkamui】
下津井めがね橋へ
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で9位です。 放浪の旅は30位です。
記事は役立ったでしょうか。
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コメント
細い道
Re: 細い道
おじいちゃんが、仇討の朗報を聞いて、生きてて良かったと、垣根を飛び越えて、隣に知らせた話だね。
泣いて、喜んだ。
あの光市の母子殺人事件で戦った父さん、裁判で裁けなかったら、犯人が刑務所から出て来たら、自分で裁くと、インタビューで言いましたね。
だれも、それを批判は出来ない。
見たかったですね、その番組。
泣いて、喜んだ。
あの光市の母子殺人事件で戦った父さん、裁判で裁けなかったら、犯人が刑務所から出て来たら、自分で裁くと、インタビューで言いましたね。
だれも、それを批判は出来ない。
見たかったですね、その番組。
akkamui212さん・・・初めまして。
北海道紋別市在住の小太郎と申します。
ネットで色々やっていたらここにたどり着きました。
グローバルユーロスターにお乗りなんですね!
私の2台目キャンカーもユーロスターでした。
今は世間を騒がせているノースライフ製ポーラスターですけど。
さてさて・・・今現在四国に居られるようで。
実は私も今月中旬頃四国行きを決意してました。
諸事情で中止になっちゃいましたけど、akkamui212さんのブログで行った気持ちになっています。
地元の方達と話しながらの旅・・・うらやましいです。
どうぞ事故などにはくれぐれも気をつけて下さいね。
また・・・遊びに来ます!
北海道紋別市在住の小太郎と申します。
ネットで色々やっていたらここにたどり着きました。
グローバルユーロスターにお乗りなんですね!
私の2台目キャンカーもユーロスターでした。
今は世間を騒がせているノースライフ製ポーラスターですけど。
さてさて・・・今現在四国に居られるようで。
実は私も今月中旬頃四国行きを決意してました。
諸事情で中止になっちゃいましたけど、akkamui212さんのブログで行った気持ちになっています。
地元の方達と話しながらの旅・・・うらやましいです。
どうぞ事故などにはくれぐれも気をつけて下さいね。
また・・・遊びに来ます!
Re: タイトルなし
今晩は。
私も、札幌のスノーライフには行きましたよ。
今の車は、そこでも買えたけど、函館のビッグフットからにしました。
店の信用が、どっちが上かで判断しました。
そうですか、紋別ですか。
紋別に何台か、キャンピングカーがあったのは知ってましたが。
近づくことがあったら、連絡くださいね。
これからも、よろしく。
私も、札幌のスノーライフには行きましたよ。
今の車は、そこでも買えたけど、函館のビッグフットからにしました。
店の信用が、どっちが上かで判断しました。
そうですか、紋別ですか。
紋別に何台か、キャンピングカーがあったのは知ってましたが。
近づくことがあったら、連絡くださいね。
これからも、よろしく。
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今夜、テレビ朝日系列で「遺恨あり。明治13年 最後の仇討ち」(臼井六郎事件)が放送されました。午後9時~午後11時20分の放送でした。
臼井六郎役ー藤原竜也
一瀬直久役ー小沢征悦
片岡鉄舟役ー北大路欣也
六郎の彼女ー松下奈緒
仇討ちというテーマを通し、滅び行く武士の誇りを語っていました。
北大路欣也がいい演技をしていました。
秋月郷土館はいま、臼井六郎特集をやっているようです。旧秋月城前の桜並木も、もうまもなくして咲き誇ることでしょう。
近いうちDVDで販売されるそうです。
近くの温泉館に入ってたので後半の部分しか見ませんでした。