大分県南部の、豊後地方には、石仏が多い。
それも、普通の石仏ではなく、岩に彫った磨崖(まがい)仏。
特に多いのは、臼杵(うすき)、そして大野川沿い。
今は、大野川沿いに。
どれも、古い。
平安時代から鎌倉時代にかけて。
どうしてその時代で、この地方なのか。
気になる所。
天気はいいけど、気温は低い。 上がって、10度くらい。
これなら、九重に登るとはならない。
しばらくの間は、低い山で我慢か。
四国に渡るため、大分県に入っています。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
道の駅みえに、来ている。 フェリーの佐賀関は、遠くない。

下に、大野川が見える。 大分市に流れて行く。
豊後(ぶんご)地方は、阿蘇山の噴火の火山灰が固まった岩。 凝灰岩。
水は、削るのが楽なのか、谷が深い。

あっちこっちに磨崖仏がある。

近くの神社に、梅が咲いていた。 満開に向かっている。

古い鳥居。 天保2年とあった。 1831年。 二の下は、辛卯(かのと う)

石の柵に、村の名前。 調べたら、どの村も、近くにあった。
今は、地域に名前。
昔の村は、とにかく小さかった。

ごっつい表情の、狛犬。 右は、泣いてるのか笑ってるのか、何だか、分からない。

本堂の部分。 屋根が大きい。

ここは、地図に見える、犬飼石仏。
石段の横に、30㌢ほどの五輪塔。

小さな大師堂。 これは石仏。 磨崖仏でない。

奥に来て撮影。 大きな建物の中に、磨崖仏。
平安末期か、鎌倉時代の作。 はっきりしない。

磨崖仏ですね。 体の厚さの半分くらいは、彫ってるでしょうか。
剣を持ってるので、不動明王。 3.76㍍。 両側にも。
四角い穴は、昔の建物に使った穴。

怒ってない、おだやかな表情。
足の裏が上を向いている。 真似したくても、出来ない。

線彫りのもある。

右から、龍傳山。 右写真、岩がはがれないように、留めてる。 効果あるんだろうか。

どうして平安末期から鎌倉時代なのかですね。
はっきりしない部分はあるけど、末法思想の影響でないかと、考えられている。
この世に期待できないから、あの世で幸せになりたい。
それで、石仏を作って、極楽浄土に行けるように、願った。
代表的なのは、平等院ですね。
この世の極楽浄土、平等院。 宇治は、源氏物語の宇治十帖の舞台。~宇治市~ 他 (2014/4/25)
また、なぜ、豊後地方に多いのか。
造られた時代、大神(おおが)氏が、この地方を治めていた。
大神氏の支配地に多い。
大神氏は、信仰心が強かったと、考えられている。
何故、磨崖仏なのか、の問題も。
大神氏は、祖母山への信仰が強かったので、直接 山(岩)に彫った。
少し強引ですけど、こんな感じのよう。 (ネットの情報を元に)
次は、智福寺跡。 だいたい、下の赤〇の辺り。

この石段の上の方に、昔は、智福寺があった。 2、3百年前のこと。

※ 智福寺は南禅寺の末寺。
新しく、お堂だけ造った。 不動尊は、いろいろ旅して、再度ここに。
この像は、江戸時代の初めには、存在していた。

少し離れた岸壁の下に、このように。

さらに、こう。

ここの像に、どんな意味があるのかと思ったら、西国三十三所観音霊場の、ミニ版だった。
四国なら分かるけど、西国の方も、存在の大きさが、知られていたんですね。
石山寺は、大津にある。

※ 石山寺。 日本最古の多宝塔・源氏の間・珪灰石。~大津市~ 他 (2013/11/14)
奥へ道があった。 行ってみたら、ここに。

巨大な6文字。 南無阿弥陀仏。 高さ、12㍍。
これは、六字名号。 最初に、書いてある。
3行目に、青髭右衛門とある。 彫った人。
後ろから4行目に、天保丙申とある。 丙申は、ひのえさる。
これで、天保7年と分かる。 1836年。
後ろから3行目に、盂(う)の字がある。 この字の下は、読めない。
何があって、これを作ったのか。
天保7年は、飢饉があった。 関係あるかは、分からない。

遠くから見たら、こう。 読みやすい.南無阿弥陀仏。

石仏の町、豊後大野に来たので、見てみました。
磨崖仏は、大事にされていました。
【関連ブログ】 国宝 臼杵石仏は、 岩から飛び出した、優れた磨崖仏群。~臼杵市~ 他 (2014/3/30)
【今日の一句】 「 あの世での幸せが 今の世での 心のやすらぎ 」
【今日の歌】 白線流し。 日曜だけど、3月1日だったんですね。

※ 高山の、さんまちを歩く。 高山陣屋。 高山ラーメン。~高山市~ 他 (2013/5/7)
※ さんまちが、地図の下の方に。

【道の駅】 みえ
【明日の予定】 杵築(きつき)の町の坂道を歩いてみたいけど、今日は無理かな。
遠い。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
※ プロフィール・・・。 ⇒
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それも、普通の石仏ではなく、岩に彫った磨崖(まがい)仏。
特に多いのは、臼杵(うすき)、そして大野川沿い。
今は、大野川沿いに。
どれも、古い。
平安時代から鎌倉時代にかけて。
どうしてその時代で、この地方なのか。
気になる所。
天気はいいけど、気温は低い。 上がって、10度くらい。
これなら、九重に登るとはならない。
しばらくの間は、低い山で我慢か。
四国に渡るため、大分県に入っています。
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道の駅みえに、来ている。 フェリーの佐賀関は、遠くない。


下に、大野川が見える。 大分市に流れて行く。
豊後(ぶんご)地方は、阿蘇山の噴火の火山灰が固まった岩。 凝灰岩。
水は、削るのが楽なのか、谷が深い。

あっちこっちに磨崖仏がある。

近くの神社に、梅が咲いていた。 満開に向かっている。


古い鳥居。 天保2年とあった。 1831年。 二の下は、辛卯(かのと う)


石の柵に、村の名前。 調べたら、どの村も、近くにあった。
今は、地域に名前。
昔の村は、とにかく小さかった。

ごっつい表情の、狛犬。 右は、泣いてるのか笑ってるのか、何だか、分からない。


本堂の部分。 屋根が大きい。

ここは、地図に見える、犬飼石仏。
石段の横に、30㌢ほどの五輪塔。


小さな大師堂。 これは石仏。 磨崖仏でない。


奥に来て撮影。 大きな建物の中に、磨崖仏。
平安末期か、鎌倉時代の作。 はっきりしない。


磨崖仏ですね。 体の厚さの半分くらいは、彫ってるでしょうか。
剣を持ってるので、不動明王。 3.76㍍。 両側にも。
四角い穴は、昔の建物に使った穴。

怒ってない、おだやかな表情。
足の裏が上を向いている。 真似したくても、出来ない。


線彫りのもある。

右から、龍傳山。 右写真、岩がはがれないように、留めてる。 効果あるんだろうか。


どうして平安末期から鎌倉時代なのかですね。
はっきりしない部分はあるけど、末法思想の影響でないかと、考えられている。
この世に期待できないから、あの世で幸せになりたい。
それで、石仏を作って、極楽浄土に行けるように、願った。
代表的なのは、平等院ですね。
この世の極楽浄土、平等院。 宇治は、源氏物語の宇治十帖の舞台。~宇治市~ 他 (2014/4/25)
また、なぜ、豊後地方に多いのか。
造られた時代、大神(おおが)氏が、この地方を治めていた。
大神氏の支配地に多い。
大神氏は、信仰心が強かったと、考えられている。
何故、磨崖仏なのか、の問題も。
大神氏は、祖母山への信仰が強かったので、直接 山(岩)に彫った。
少し強引ですけど、こんな感じのよう。 (ネットの情報を元に)
次は、智福寺跡。 だいたい、下の赤〇の辺り。

この石段の上の方に、昔は、智福寺があった。 2、3百年前のこと。


※ 智福寺は南禅寺の末寺。
新しく、お堂だけ造った。 不動尊は、いろいろ旅して、再度ここに。
この像は、江戸時代の初めには、存在していた。


少し離れた岸壁の下に、このように。

さらに、こう。

ここの像に、どんな意味があるのかと思ったら、西国三十三所観音霊場の、ミニ版だった。
四国なら分かるけど、西国の方も、存在の大きさが、知られていたんですね。
石山寺は、大津にある。


※ 石山寺。 日本最古の多宝塔・源氏の間・珪灰石。~大津市~ 他 (2013/11/14)
奥へ道があった。 行ってみたら、ここに。

巨大な6文字。 南無阿弥陀仏。 高さ、12㍍。
これは、六字名号。 最初に、書いてある。
3行目に、青髭右衛門とある。 彫った人。
後ろから4行目に、天保丙申とある。 丙申は、ひのえさる。
これで、天保7年と分かる。 1836年。
後ろから3行目に、盂(う)の字がある。 この字の下は、読めない。
何があって、これを作ったのか。
天保7年は、飢饉があった。 関係あるかは、分からない。


遠くから見たら、こう。 読みやすい.南無阿弥陀仏。

石仏の町、豊後大野に来たので、見てみました。
磨崖仏は、大事にされていました。
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【今日の歌】 白線流し。 日曜だけど、3月1日だったんですね。

※ 高山の、さんまちを歩く。 高山陣屋。 高山ラーメン。~高山市~ 他 (2013/5/7)
※ さんまちが、地図の下の方に。

【道の駅】 みえ
【明日の予定】 杵築(きつき)の町の坂道を歩いてみたいけど、今日は無理かな。
遠い。
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