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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

初(はつ)は、浅井3姉妹の真ん中。
江(ごう)とは、ずいぶん仲が良かったよう。

大阪の夏の陣で、姉の淀(茶々)を助けようとした。
でも、時は遅く、どうしようもなかった。

初は、賢かった。
だから、徳川家からも豊臣家からも、信頼されていた。

彼女は、小浜にいる時に、常高寺を建てた。
寺の後ろの山に、彼女の墓はあった。

亡くなったのは、江戸。
でも、大好きな小浜に、戻ってきた。

歌人 山川登美子は、小浜の出身。
与謝野鉄幹が好きだった。

でも、鉄幹に嫁いだのは、後の与謝野晶子。
彼女は、悲しみのあまり、下の歌をつくった。

  「 それとなく 紅き花みな 友にゆづり そむきて泣きて 忘れ草つむ 」

※ 忘れ草は、昨日の忘れな草とは別。  
   悲しいこと、忘れたいこと、そんなのがある時、忘れ草は登場する。
     ※     ※     ※     ※  ブログタイトル一覧は、右をクリック。 burogutaitoru656.jpg
          ( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。  再度クリックしたら、元に )

若狭湾の左奥に、舞鶴。  右奥に、敦賀(つるが)。   真ん中奥に、小浜(おばま)。

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赤〇は、明日行く予定。 常神(つねがみ)半島の先っぽ。

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正面の山は、久須夜ヶ岳(くすやがだけ)。 
頂上から左向こうに、下る道がある。

海に下りたら、奇岩の蘇洞門(そとも)が。
   海触洞 蘇洞門(そとも)へ、久須夜ヶ岳を越えて、行ってきた。  標高差560㍍を下って。~小浜市~ 他 (2014/11/4)

右向こうに、新しい観光施設。 その向こうに、小浜城跡。
   京の食文化を担った、鯖街道。  京極高次(お初)の小浜城跡。~小浜市~ 他 (2014/11/2)

s-15年4月19日 (1)

この一帯が、昔の小浜の中心街。   古い町並み。   重伝建地区。

s-15年4月19日 (2)    s-15年4月19日 (3)

古い町並みが、ここに残っている。

s-15年4月19日 (4)

絵地図があった。

s-15年4月19日 (5)    s-15年4月19日 (6)

※ 上の地図に、尾崎放哉がある。   おざきほうさい。
  彼は、小豆島で亡くなるが、その前、少しの期間、初(はつ)の常高寺にいたことがある。
  寺男として。   知らなかった。

  彼は、山頭火と似たような句を作っている。 同じ時代を生きた。
  2人とも、酒で苦労する。  小豆島では、西光寺の寺男。

     淵崎を歩く。(尾崎放哉、西光寺三重塔、迷路のまちの灯篭 他)~土庄町~  他  (2012/12/13) 

こんな場所に。

s-15年4月19日 (7)

山川登美子が亡くなった時、与謝野鉄幹が詠んだ。  悲痛な歌。

  「 君なきか 若狭の登美子 しら 玉の、あたら君さえ 砕けはつるか 」   ※ あたら~惜しい
      (白玉の露のようにはかなく、惜しい君の命・魂までも砕け散ってしまうというのか) (解釈は新井さち子)
  
s-15年4月19日 (9)    s-15年4月19日 (10)

※ 山川登美子は、晶子との鉄幹への恋の争いに負けた。
   親が決めた人に、嫁ぐ。
   しかし、その人から、結核が感染する。
   
   晶子に負けたことで、彼女の人生はくるってしまった。
   残り数年の命に。

※ 余談 登美子と云えば、宮尾登美子と云う人もいる。
     彼女は、「東福門院和子の涙」という本を書いた。
     
     東福門院は、初(はつ)の妹の江(ごう)の5女。
     後水尾天皇に嫁いだ。  幸せではなかった。

     自分は今、寝る前にこの本を読んでる。
     1ページ読んだら、ぐっすり。

右の家を見学。   無料。

s-15年4月19日 (17)

明治の初めの建物。   蓬嶋楼(ほうとうろう)という料亭だった。
江戸時代の書。

s-15年4月19日 (12)    s-15年4月19日 (13)

月と太陽。    波打っている、昔のガラス。  破損して新しくなってるのが、見つからない。

s-15年4月19日 (14)    s-15年4月19日 (15)    s-15年4月19日 (16)

山川登美子の歌。

  「それとなく 紅き花みな友にゆづり そむきて泣きて 忘れ草つむ 」

    (それとなく友人のあなたに紅い花をみなゆずり、自分自身の恋心にそむき、
       泣きながら忘れ草を摘み、すべてを忘れようとしている私なのです)(野の花のように、のHPから)

s-15年4月19日 (18)

※ 鉄幹は、ほんとうは、山川登美子が好きだったかも知れない。
  ところが、晶子の押しは、並大抵ではなかった。
  晶子の積極性に、登美子は負けた。

  鉄幹と登美子は、お互い、動いてくれるのを待っていたのではないか。
  失敗した時の不安があって、動けなかったか。

  こんな話が、
  お互い好きなのに言えず、お互い別の人と一緒になった。
  ところが、年老いて、昔好きだったことを、偶然に知る。
  お互い、愕然とする。
  2人とも、幸せな結婚ではなかった。

  人生戻せない。 
  清水の舞台からと思って、動かなければならない時が、人生にはあるのかな。

  山川登美子は、結核にならなかったら、どれだけの作品を残したか、分からない。
  与謝野晶子を越えた可能性だって。
  彼女の評価は、高い。

常高寺。   
  石段の向こうに、山門。   でも、その間に鉄道。
  本堂の向こうに、初のお墓。 でも、その間に国道。 

s-15年4月19日 (19)

初は、京極高次に嫁ぐ。
大津にいたけど、関が原で手柄を立て、若狭を任される。  家康から。

 ※ 余談  京極氏の先祖は、佐々木氏。
       一族の1人が、京都の京極に住んだときに、苗字を京極に変える。       
       高島屋の少し南に、今も、京極町はある。 そこ。 
      
夫が亡くなった後、どこで暮らしたのかが分からない。
亡くなったのは、江戸なんだけど。
s-15年4月19日 (20)    s-15年4月19日 (21)

※ 上に、小谷(おたに)とあるけど、正しくは、おだに、ですね。 それと、あさいは、あざい。
        小谷城跡。  戦国のロマンを駆け抜けた、浅井三姉妹。~長浜市~  他  (2014/5/4)

山門前から、海を。

s-15年4月19日 (22)

山門。  尾崎放哉の碑は、右の方にあったよう。  気づかなかった。

s-15年4月19日 (23)

本堂の、左から上がる。

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陸橋を渡って。  国道162。
赤〇の所、木がない。 そこに墓が。

s-15年4月19日 (35)

ここを登って。

s-15年4月19日 (26)    s-15年4月19日 (28)

大きな、宝篋印塔(ほうきょういんとう)のお墓。

s-15年4月19日 (29)

昔のまま。

s-15年4月19日 (30)

戒名と、命日が。

15年4月19日 (31)ppp     s-15年4月19日 (32)    s-15年4月19日 (33)

初は江戸で亡くなるが、場所は、京極忠高の江戸屋敷で。

忠高は、初の夫の高次の子。  
初の子ではなく、高次の侍女、於崎(おさき)の子。     侍女(じじょ)~世話をする人。

初は嫉妬して、殺害を企てたそう。  於崎と子の忠高を。
しかし、察した夫の高次が、家臣磯野にかくまわせた。
磯野は浪人になって、京極家を出る。
初の機嫌が和らぐまでの、2年間。

※ 上のことは、最近の研究で分かった。  大丈夫みたい。
   殺害と云う表現は、そうされるかも知れないと考えた者がいたから。
   初が冷たくしたことは事実だが、殺害まで考えていたかは、初しか分からない。

初は、最後は、冷たくした忠高の世話になる。
忠高は、京極家の跡を継いでいた。
小浜藩主、松江藩主、四国の丸亀藩主と、移っていく。

反対側に、侍女7名。   初の墓と、向かい合って。

s-15年4月19日 (34)

歩いたのは、少しの時間でした。

初は、寺も墓も動かさないでと言った。
国替えになってもです。
小浜が好きだったことが、分かりますね。

【今日の一句】  「 初は小浜が大好き 墓も寺も ずっとここにと 」
           「 登美子無念  鉄幹失って 最後は 自分の命までも 」 

【今日の歌】   グループ名は、ザ・シーカーズ。



【道の駅】    若狭おばま

【明日の予定】  常神(つねがみ)半島の先っぽに行く。   道があるので。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの
.記事)

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 ※ プロフィール・・・。 ⇒  ppkkpkk44xxx.jpg  2015021215202259f_20150219173812c9f.jpg     今までの記事には、この2枚だけ。

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  • 常高院(お初)の墓にお参り。  三丁目の町並み。  歌人、山川登美子。~小浜市~ 他 (2015/4/19)
  • 2015年04月20日 (月)
  • 12時28分25秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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