棚田は、どこにでもある。
かんたんに作れるのかと、思ってしまう。
でも、斜面が急、積む石がない、水がない、などの問題があれば、大変。
誰かが動いて、やっとできた棚田も、ある。
今日の重太郎棚田は、苦難の末に出来上がった、棚田だった。
動いた男は、重太郎。
日本中、過疎が広がり、田舎に子供が少なくなった。
その田舎の学校で、都会の子が勉強できる仕組みがある。
山村留学制度。
全国、多くの学校で、取り組んでいる。
そのおかげで、消えてしまう学校が、続く場合も。
都会で苦しむ子に、笑顔が戻ったりも。
ここ旧八坂村は、その、山村留学発祥の地。
動いた者がいて、それを支えた、地域の人たちの心があった。
平な土地は全て、人が平らにした所。
家も学校も、みんな山の斜面に、あった。
そんな、旧八坂村を歩いた。
※ ※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
八坂地区は、国道19も大町市も、遠くない。 どこもここも、山の中。
赤〇に、重太郎棚田。 右上から見る。 棚田百選。

ここに、停泊した。 少しの食べ物と水をリュックに入れて、出発。
移動販売の車。 車の無い人、助かる。

お堂は、窓が壊れていた。
左の山の向こうに、役場とかが。

分岐点。 突き当りを向こうに、下がっていく。
バス停。 今の若い人も、中年も、よく手をつないでいる。
でも、からったとした、明るい雰囲気。
下のは、何か、ねちっとしている。

少し下ると、こう。 最初は下へ。 後で、左に。
道と道の間に、石碑があった。 勝野重太郎翁の碑と。
裏の文は、後で。
ミツバチの巣。 こんなのがとれる。
(最高の農業の見つけ方からお借り)

下を見たら、こう。 馬落とし地区の、重太郎棚田。 急な斜面。

ずっと昔は、米を買って食べることはない。
米が作れなかったら、いつも、麦とか稗(ひえ)ばかり。
白い米のごはんは、ぜいたく品。
だから、重太郎さんは動いた。
小学校や役場は、高い所にある。 毎日大変。

どんなに苦労してつくっても、一度作れば、末代まで使える。

山の土の中は、普通は、石だらけ。
捨てる所がないから、積む。 邪魔者が、実は、貴重。
次の棚田に向かっている。 板碑(いたひ)があった。
何が書いてあるかは、読めない。
予想されるのは、梵字(ぼんじ)ですね。 観音様を表す梵字とか。 こんな感じで。
(Wikipediaから)

オタマジャクシ。 田んぼは、命をはぐくむ。 豊かな自然を作る。
また、田んぼは、ダムの役割も果たす。
稲は、たくましく育ち始めている。

重太郎の石碑に来た。 裏側。 読みにくいので、加工した。
水路で苦労したとある。 自分をかえりみず、とも。
この地方では、立派な棚田になった。
敬神崇祖(けいしんすうそ)は、神を敬い先祖を崇(あが)める心、のこと。
水力発電の発想も、この人。
広く、地域を、時代を見つめていたんですね。

水をどうするかは、つまり、水路をどう作るかと、同じですね。
どの水路で苦労したかは、分からなかったが、それはきっと、どこかに。
※ 水を流すために、大きな橋を作ったのが、熊本県の通潤橋。(写真は、2009年)
次の棚田が、見えてきた。 梨の木地区の、重太郎棚田。

親子がいた。 3人。 いい風景と思って、しばらく眺めていた。
子供の声が聞こえる。 女の子かな。
田植えの準備。

少し上。

さらに上がってきた。 生婦平地区の重太郎棚田。

石垣ではないですね。 崩れない斜面を、作ったのかな。 保育所。

山の上に来たら、傾斜がゆるくなった。
庚申塚は、今も作るんですね。
ということは、庚申講を今もやっている。
3年間に18回やったら、庚申塚(庚申塔)を作ることが多いよう。

小学校です。 児童数50名。 立派な人数。
※ 学校があって、お祭りなど地域の行事が出来れば、1つの集落として成り立っている。
日本の山奥には、そうでないところが、いっぱい。
塔が見える。 カリヨン塔。 朝は、早春賦。(大町市で生まれた)。
帰りは、冬の星座。 プラネタリウムが見える。 まるい所。

ほうきを持っている子供が見えた。 掃除の時間か。

※ 大町市立八坂小学校は、山村留学発祥の学校。
自然の中での教育活動が、多く組まれている。
自然から全く離れて、豊かな心を育むのは、無理でしょうから、恵まれている。
都会の子が、この学校に留学する。 現在8名。
校長先生の挨拶文がある。 それを読むと、よく分かる。
学校のHPは、ここです。
下は、校歌。 珍しいことが。
作曲者は、中田喜直(なかだ よしなお 本名、よしただ)
この人は、ちいさい秋みつけた、めだかの学校など、多くの曲を。
そして、また、この人の父は、中田章。 早春賦の作曲者。
校歌のメロディは、HPのカリヨンの所で、聴けます。
どんな縁があったのでしょう。(調べていないけど)
坂を下って、次へ。 暑いので、日陰が心地よい。

中央緑の屋根は、役場の支所。
「箱もの」っぽい建物も。 地域の負担に、なってないにか。 維持費などで。
右下に、棚田がある。

左を上がれば、小学校。
今まで、坂でない道を歩いていない。
この地域は、八坂。 坂がいっぱいある意味のよう。

下りてきた。 中村地区の、重太郎棚田。

田の中に行ってみる。
予備の苗。 田んぼにイノシシが入ることは、あるのか。
大雨でも、苗が倒れたり。 その時の、ために。
他のお家に、あげたりもできる。

棚田は、どこも、山の上。 涼しい。 水はきれい。 美味しい米に。

戻ってきた。

棚田があるというので、小さな集落を歩いて見ました。
旧八坂村として、1つにまとまっている印象を受けました。
八坂の大滝も、唐花見湿原も、この地域の見所でした。
※ 余談 合併する前の方が、上の2つは、大事にされていたような。
自治体が大きくなると、小さな観光地まで、目が行き届かなくなる。
【今日の一句】 「 カリオンの 鐘のメロディ 八坂の谷に 鳴り渡る 」
【今日の歌】 冬の星座
【停泊場所】 京都の隣の、亀岡市に向かう。 夜通し、休みながら走る。
【明日の予定】 道の駅のバラの紹介かな。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの.記事)
※ プロフィール・・・。 ⇒
今までの記事には、この2枚だけ。
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かんたんに作れるのかと、思ってしまう。
でも、斜面が急、積む石がない、水がない、などの問題があれば、大変。
誰かが動いて、やっとできた棚田も、ある。
今日の重太郎棚田は、苦難の末に出来上がった、棚田だった。
動いた男は、重太郎。
日本中、過疎が広がり、田舎に子供が少なくなった。
その田舎の学校で、都会の子が勉強できる仕組みがある。
山村留学制度。
全国、多くの学校で、取り組んでいる。
そのおかげで、消えてしまう学校が、続く場合も。
都会で苦しむ子に、笑顔が戻ったりも。
ここ旧八坂村は、その、山村留学発祥の地。
動いた者がいて、それを支えた、地域の人たちの心があった。
平な土地は全て、人が平らにした所。
家も学校も、みんな山の斜面に、あった。
そんな、旧八坂村を歩いた。
※ ※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
八坂地区は、国道19も大町市も、遠くない。 どこもここも、山の中。
赤〇に、重太郎棚田。 右上から見る。 棚田百選。


ここに、停泊した。 少しの食べ物と水をリュックに入れて、出発。
移動販売の車。 車の無い人、助かる。


お堂は、窓が壊れていた。
左の山の向こうに、役場とかが。


分岐点。 突き当りを向こうに、下がっていく。
バス停。 今の若い人も、中年も、よく手をつないでいる。
でも、からったとした、明るい雰囲気。
下のは、何か、ねちっとしている。


少し下ると、こう。 最初は下へ。 後で、左に。
道と道の間に、石碑があった。 勝野重太郎翁の碑と。
裏の文は、後で。
ミツバチの巣。 こんなのがとれる。



下を見たら、こう。 馬落とし地区の、重太郎棚田。 急な斜面。

ずっと昔は、米を買って食べることはない。
米が作れなかったら、いつも、麦とか稗(ひえ)ばかり。
白い米のごはんは、ぜいたく品。
だから、重太郎さんは動いた。
小学校や役場は、高い所にある。 毎日大変。


どんなに苦労してつくっても、一度作れば、末代まで使える。


山の土の中は、普通は、石だらけ。
捨てる所がないから、積む。 邪魔者が、実は、貴重。
次の棚田に向かっている。 板碑(いたひ)があった。
何が書いてあるかは、読めない。
予想されるのは、梵字(ぼんじ)ですね。 観音様を表す梵字とか。 こんな感じで。



オタマジャクシ。 田んぼは、命をはぐくむ。 豊かな自然を作る。
また、田んぼは、ダムの役割も果たす。
稲は、たくましく育ち始めている。

重太郎の石碑に来た。 裏側。 読みにくいので、加工した。
水路で苦労したとある。 自分をかえりみず、とも。
この地方では、立派な棚田になった。
敬神崇祖(けいしんすうそ)は、神を敬い先祖を崇(あが)める心、のこと。
水力発電の発想も、この人。
広く、地域を、時代を見つめていたんですね。



水をどうするかは、つまり、水路をどう作るかと、同じですね。
どの水路で苦労したかは、分からなかったが、それはきっと、どこかに。
※ 水を流すために、大きな橋を作ったのが、熊本県の通潤橋。(写真は、2009年)
次の棚田が、見えてきた。 梨の木地区の、重太郎棚田。

親子がいた。 3人。 いい風景と思って、しばらく眺めていた。
子供の声が聞こえる。 女の子かな。
田植えの準備。


少し上。

さらに上がってきた。 生婦平地区の重太郎棚田。


石垣ではないですね。 崩れない斜面を、作ったのかな。 保育所。


山の上に来たら、傾斜がゆるくなった。
庚申塚は、今も作るんですね。
ということは、庚申講を今もやっている。
3年間に18回やったら、庚申塚(庚申塔)を作ることが多いよう。


小学校です。 児童数50名。 立派な人数。
※ 学校があって、お祭りなど地域の行事が出来れば、1つの集落として成り立っている。
日本の山奥には、そうでないところが、いっぱい。
塔が見える。 カリヨン塔。 朝は、早春賦。(大町市で生まれた)。
帰りは、冬の星座。 プラネタリウムが見える。 まるい所。

ほうきを持っている子供が見えた。 掃除の時間か。


※ 大町市立八坂小学校は、山村留学発祥の学校。
自然の中での教育活動が、多く組まれている。
自然から全く離れて、豊かな心を育むのは、無理でしょうから、恵まれている。
都会の子が、この学校に留学する。 現在8名。
校長先生の挨拶文がある。 それを読むと、よく分かる。

学校のHPは、ここです。
下は、校歌。 珍しいことが。
作曲者は、中田喜直(なかだ よしなお 本名、よしただ)
この人は、ちいさい秋みつけた、めだかの学校など、多くの曲を。
そして、また、この人の父は、中田章。 早春賦の作曲者。
校歌のメロディは、HPのカリヨンの所で、聴けます。

どんな縁があったのでしょう。(調べていないけど)
坂を下って、次へ。 暑いので、日陰が心地よい。

中央緑の屋根は、役場の支所。
「箱もの」っぽい建物も。 地域の負担に、なってないにか。 維持費などで。
右下に、棚田がある。


左を上がれば、小学校。
今まで、坂でない道を歩いていない。
この地域は、八坂。 坂がいっぱいある意味のよう。

下りてきた。 中村地区の、重太郎棚田。

田の中に行ってみる。
予備の苗。 田んぼにイノシシが入ることは、あるのか。
大雨でも、苗が倒れたり。 その時の、ために。
他のお家に、あげたりもできる。


棚田は、どこも、山の上。 涼しい。 水はきれい。 美味しい米に。

戻ってきた。

棚田があるというので、小さな集落を歩いて見ました。
旧八坂村として、1つにまとまっている印象を受けました。
八坂の大滝も、唐花見湿原も、この地域の見所でした。
※ 余談 合併する前の方が、上の2つは、大事にされていたような。
自治体が大きくなると、小さな観光地まで、目が行き届かなくなる。
【今日の一句】 「 カリオンの 鐘のメロディ 八坂の谷に 鳴り渡る 」
【今日の歌】 冬の星座
【停泊場所】 京都の隣の、亀岡市に向かう。 夜通し、休みながら走る。
【明日の予定】 道の駅のバラの紹介かな。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの.記事)

※ プロフィール・・・。 ⇒


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