本物が見られて、写真撮影ができる。
そこまで出来たら、完璧。
今回、それが叶った。
数ある円空仏の中でも、力作。
それは、小さな観音堂にあった。
しずかに微笑んで、迎えてくれた。
上ノ国町は、古くから開けた町。
室町時代の遠い昔から。
重要文化財の上国(じょうこく)寺本堂。
中世の山城跡である、勝山館(かつやまだて)跡を見た。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
1666年の春、円空は松前にやって来る。
日本海側を北上。 太田山まで。 内陸に入って、有珠善光寺に。
掘りながらの旅。 修行。
そんなことで、この方面に円空物が多い。
印が、上ノ国観音堂。 大きな〇は、勝山館。 黄色〇は、上国寺本堂。

航空写真。 黄色〇は、夷王山。

近くまで来て、場所を聞いた。 車は、どこにでも置ける。
その人は、隣の家に入った。
見学したい人がいるよって、言ったみたい。
鍵はかかっていない。
自由に見ていいんだけど、女性の方が、説明してくれた。
説明に、122㌢徒ある。 大きい。

本物です。 撮影して、かまわない。 ありがたい。

今はどうか知らないけど、触った時代があるんですね。
それで、テカテカ。

十一面観音。 観音様。 人々を、苦しみから救ってくれる。
十一の小さな観音様は、みんな違う。
きびしい表情で、人を導くものなど、さまざま。
北海道指定文化財。

円空の像は多い。 それでも、いつの時代か、国の重要文化財になるかも知れない。
ほんのりと、微笑み。 この像だけの、表情。

明治の廃仏毀釈を乗り切った。
捨てられたのを、ある人が拾ったよう。 今は、個人の持ち物。
十一の観音様が、傷んでいる。
世の中が、廃仏毀釈で騒いだら、人々の心も、みんなそうなった。
円空のこの仏像を粗末にしたのも、普通の人々。
それを助けたのも、普通の人。
※ 人の心なんて、日本人の考えなんて、すぐに何かに、なびいて行く。
安倍首相がああいえば、多くの人間が、そうなっていく。
しかし、決して、心を動かされない人間も、今の時代は多い。
それが、100年前と違う。 うれしいこと。
これを、一気に彫ったんですね。 鉈(なた)やまさかりで。
何日もかけないで。
細かな表情は、最後の最後にか。

他の石仏も。 説明してくれた人は、右のも円空仏のようだと。

下は、東京であった円空仏彫刻展のポスター。
ここの円空仏も、展示された。 円空作であることは、確定している。

円空の旅の、海岸沿いの最終地点は、太田山。
そこまで道があったと、思っていた。
実際は、途中から船だったそう。 説明の人が、教えてくれた。
断崖の途中にある洞窟への、鎖はなかった。
山の上から、回り込むように、入った。
これも教えてくれた。
※ 昨日も紹介したけど。 この日は、私の危険な旅の、ベスト3に入る。
太田山神社は、断崖絶壁の洞窟にあった。 泉質がいい臼別温泉。~せたな町~ 他 (2013/7/23)
毎週土曜日、近所の人達が集まる。 ※ 説明にあった、観音講の人達か。
それが楽しいという。
ストーブの火でお湯を沸かして。 お茶を飲んで。 おしゃべり。
幸せを守ってもらって。
私は、そうやって楽しめるのは、円空さんのお蔭だねと言った。
お礼を告げて、次に。
夷王山の斜面に、勝山館跡。 かつやまだて あと。
中世の山城の跡。
広い駐車場の前に、案内図。 下に、上国寺もある。

左は、旧笹浪家住宅主屋。 国の重要文化財。
今日は閉まっている。 ここは、いつの日か。
右は、上ノ国八幡宮本殿。

旧笹浪家住宅主屋。 屋根の上に、石。

山の上への道。 下からは遠いので、戻った。 上から下ることに。

夷王山の頂上近くに、駐車場。 右に、説明の施設があるけど、休み。
右下に、勝山館跡。

この下。 中心は、木の向こう。 墓がいっぱい。
武田信広とある。 1431年から1494年の人。 戦国時代の前。
※ 余談 武田信玄は、甲斐武田氏の、16代目。
そのずっと先祖の7代目に、武田信武がいた。
この地に来た武田信広は、7代目の信武から分かれた子孫。
どんな思いで、蝦夷(えぞ)の地に来たのでしょう。

こうです。 発掘は終わっていますね。

この道を行く。 クマがいそうで、少し不安。
※ 蝦夷(北海道)にアイヌ文化が始まって、200年余り。
その前は、擦文文化。
住む人間は同じで、文化が変わっていく。
土器から鉄器に変わるのが、特徴。

アイヌの墓も。 和人とアイヌの関わりは、どんなんだったんでしょう。

見えてきた。 この辺は、勝山館の後ろの守り。

掘った跡がある。 空堀。

中世の城なので、天守とかは無い。 左に、八幡宮跡。

ここです。 図のように、建物があった。
どこから、どのような年貢が入ってきたのでしょう。
その年貢は、誰から?

想像図。

右上に、夷王山頂上。 左に建物。 そこに、駐車場。

戻ってきた。 少し面倒だけど、頂上に行ってみる。 走った。 疲れて動けなくなるのも、少しの快感。

夷王山神社と、下の風景。

勝山館。 ところで、どうして勝山? 地名かな。

遠くに、江差町。 昨日は、あっちに。

山の上から、駐車場。 水道があったので、水をいただいた。

同じ場所での停泊も何だな、と思って、江差まで走る。 強風に、車は揺れて。

円空は何度か見てるけど、写真は、レプリカだけ。
本物を撮影したのは、初めて。
※ 有珠善光寺のは、レプリカ。 本物は、宝物館の中に。
有珠善光寺は、円空の蝦夷地の旅、最終目的地だった。~伊達市~ 広島原爆の日 他 (2011/8/6)
ありがたい1日でした。
上ノ国に、山城があったことも、初めて知りました。
武田信広が、希望して来てなかったら、島流しと同じですね。
【その他】 お堂が火事になったら、円空仏は消える。
円空仏は、個人や寺社の所有が、おおい。
火災が怖い。
こんなものが出来ないか。
円空仏は、お堂に置くけど、耐火金庫の仕組みの中に置く。
もし、熱を感じたら、自動的に、扉が閉じるように。
円空仏を守るためなら、100万でも200万円でも、500万でも、価値はある。
どこかのメーカーで、作ればいい。
このままでは、円空仏は、減っていく。
【今日の一句】 「 円空 アイヌのために 蝦夷の地に 」 そんな気が。
【今日の歌】 森山愛子 「イヨマンテの夜」
【関連ブログ】 小千谷縮 錦鯉 微笑仏の木喰観音堂 ~小千谷市~ 他 (2010/10/20)
【道の駅】 北前船松前
【明日の予定】 松前の見学
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの.記事)
※ プロフィール・・・。 ⇒
今までの記事には、この2枚だけ。
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そこまで出来たら、完璧。
今回、それが叶った。
数ある円空仏の中でも、力作。
それは、小さな観音堂にあった。
しずかに微笑んで、迎えてくれた。
上ノ国町は、古くから開けた町。
室町時代の遠い昔から。
重要文化財の上国(じょうこく)寺本堂。
中世の山城跡である、勝山館(かつやまだて)跡を見た。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
1666年の春、円空は松前にやって来る。
日本海側を北上。 太田山まで。 内陸に入って、有珠善光寺に。
掘りながらの旅。 修行。
そんなことで、この方面に円空物が多い。
印が、上ノ国観音堂。 大きな〇は、勝山館。 黄色〇は、上国寺本堂。


航空写真。 黄色〇は、夷王山。


近くまで来て、場所を聞いた。 車は、どこにでも置ける。
その人は、隣の家に入った。
見学したい人がいるよって、言ったみたい。
鍵はかかっていない。
自由に見ていいんだけど、女性の方が、説明してくれた。
説明に、122㌢徒ある。 大きい。


本物です。 撮影して、かまわない。 ありがたい。

今はどうか知らないけど、触った時代があるんですね。
それで、テカテカ。

十一面観音。 観音様。 人々を、苦しみから救ってくれる。
十一の小さな観音様は、みんな違う。
きびしい表情で、人を導くものなど、さまざま。
北海道指定文化財。



円空の像は多い。 それでも、いつの時代か、国の重要文化財になるかも知れない。
ほんのりと、微笑み。 この像だけの、表情。

明治の廃仏毀釈を乗り切った。
捨てられたのを、ある人が拾ったよう。 今は、個人の持ち物。
十一の観音様が、傷んでいる。
世の中が、廃仏毀釈で騒いだら、人々の心も、みんなそうなった。
円空のこの仏像を粗末にしたのも、普通の人々。
それを助けたのも、普通の人。
※ 人の心なんて、日本人の考えなんて、すぐに何かに、なびいて行く。
安倍首相がああいえば、多くの人間が、そうなっていく。
しかし、決して、心を動かされない人間も、今の時代は多い。
それが、100年前と違う。 うれしいこと。
これを、一気に彫ったんですね。 鉈(なた)やまさかりで。
何日もかけないで。
細かな表情は、最後の最後にか。

他の石仏も。 説明してくれた人は、右のも円空仏のようだと。


下は、東京であった円空仏彫刻展のポスター。
ここの円空仏も、展示された。 円空作であることは、確定している。

円空の旅の、海岸沿いの最終地点は、太田山。
そこまで道があったと、思っていた。
実際は、途中から船だったそう。 説明の人が、教えてくれた。
断崖の途中にある洞窟への、鎖はなかった。
山の上から、回り込むように、入った。
これも教えてくれた。
※ 昨日も紹介したけど。 この日は、私の危険な旅の、ベスト3に入る。
太田山神社は、断崖絶壁の洞窟にあった。 泉質がいい臼別温泉。~せたな町~ 他 (2013/7/23)
毎週土曜日、近所の人達が集まる。 ※ 説明にあった、観音講の人達か。
それが楽しいという。
ストーブの火でお湯を沸かして。 お茶を飲んで。 おしゃべり。
幸せを守ってもらって。
私は、そうやって楽しめるのは、円空さんのお蔭だねと言った。
お礼を告げて、次に。
夷王山の斜面に、勝山館跡。 かつやまだて あと。
中世の山城の跡。
広い駐車場の前に、案内図。 下に、上国寺もある。

左は、旧笹浪家住宅主屋。 国の重要文化財。
今日は閉まっている。 ここは、いつの日か。
右は、上ノ国八幡宮本殿。

旧笹浪家住宅主屋。 屋根の上に、石。

山の上への道。 下からは遠いので、戻った。 上から下ることに。


夷王山の頂上近くに、駐車場。 右に、説明の施設があるけど、休み。
右下に、勝山館跡。

この下。 中心は、木の向こう。 墓がいっぱい。
武田信広とある。 1431年から1494年の人。 戦国時代の前。
※ 余談 武田信玄は、甲斐武田氏の、16代目。
そのずっと先祖の7代目に、武田信武がいた。
この地に来た武田信広は、7代目の信武から分かれた子孫。
どんな思いで、蝦夷(えぞ)の地に来たのでしょう。


こうです。 発掘は終わっていますね。

この道を行く。 クマがいそうで、少し不安。
※ 蝦夷(北海道)にアイヌ文化が始まって、200年余り。
その前は、擦文文化。
住む人間は同じで、文化が変わっていく。
土器から鉄器に変わるのが、特徴。

アイヌの墓も。 和人とアイヌの関わりは、どんなんだったんでしょう。


見えてきた。 この辺は、勝山館の後ろの守り。


掘った跡がある。 空堀。


中世の城なので、天守とかは無い。 左に、八幡宮跡。


ここです。 図のように、建物があった。
どこから、どのような年貢が入ってきたのでしょう。
その年貢は、誰から?

想像図。

右上に、夷王山頂上。 左に建物。 そこに、駐車場。

戻ってきた。 少し面倒だけど、頂上に行ってみる。 走った。 疲れて動けなくなるのも、少しの快感。

夷王山神社と、下の風景。


勝山館。 ところで、どうして勝山? 地名かな。


遠くに、江差町。 昨日は、あっちに。

山の上から、駐車場。 水道があったので、水をいただいた。

同じ場所での停泊も何だな、と思って、江差まで走る。 強風に、車は揺れて。

円空は何度か見てるけど、写真は、レプリカだけ。
本物を撮影したのは、初めて。
※ 有珠善光寺のは、レプリカ。 本物は、宝物館の中に。
有珠善光寺は、円空の蝦夷地の旅、最終目的地だった。~伊達市~ 広島原爆の日 他 (2011/8/6)
ありがたい1日でした。
上ノ国に、山城があったことも、初めて知りました。
武田信広が、希望して来てなかったら、島流しと同じですね。
【その他】 お堂が火事になったら、円空仏は消える。
円空仏は、個人や寺社の所有が、おおい。
火災が怖い。
こんなものが出来ないか。
円空仏は、お堂に置くけど、耐火金庫の仕組みの中に置く。
もし、熱を感じたら、自動的に、扉が閉じるように。
円空仏を守るためなら、100万でも200万円でも、500万でも、価値はある。
どこかのメーカーで、作ればいい。
このままでは、円空仏は、減っていく。
【今日の一句】 「 円空 アイヌのために 蝦夷の地に 」 そんな気が。
【今日の歌】 森山愛子 「イヨマンテの夜」
【関連ブログ】 小千谷縮 錦鯉 微笑仏の木喰観音堂 ~小千谷市~ 他 (2010/10/20)
【道の駅】 北前船松前
【明日の予定】 松前の見学
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(2008年4月~2010年9月までの.記事)

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