小千谷市を調べていたら、5月3日にあると分かった。
場所は以前、木喰観音堂の見学で通った。
分かる。 山の中。
牛たちは角のある頭をぶつけて、押し合う。
ゴツンと、音がするときも。
始まったら、数分して、いつの間にか終わる。
闘うんだから、勝敗が付くと思っていた。
それは違った。
ここの闘牛は神事。 引き分けで終わる。
でも、見てる方はどっちが強かったかは分かる。
牛の闘いだけが魅力ではなかった。
大きな牛を相手に、人が係わる。
闘牛の面白さは、そこにもあった。
後半になって、やっと気づいた。
天気に恵まれて、闘牛場は人でいっぱい。
みんな食べたり飲んだり。
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( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
新潟平野が、信濃川沿いに、南の山の中に入り込んでいる。
小千谷は、その新潟平野の南の端に。


闘牛会場は、少し山に入る。 木喰観音堂が見える。

12時スタート。 自分は2時間ほど前に行っていた。 木の向こうが闘牛場。 牛は来ている。


大きさに驚く。 じっとこっちを見ている。


12時になって、前半の取組を読み上げて最終確認。

今年初めての闘牛。
※ 下の取組は、小千谷闘牛 北斗会からお借り。
(牛の名前をクリックして戻るときは、左上の←で)
東 | 順番 | 西 | ||
---|---|---|---|---|
南荷頃 | 新五左エ門 | 1 | 春高号 | 小千谷 |
桜 町 | 大和屋(2) | 2 | 泰 斗 | 岩間木 |
中 山 | 丑 蔵 | 3 | 大家(2) | 朝 日 |
朝 日 | 久 蔵 | 4 | 清 号 | 津 山 |
川 崎 | 鳥 幸 | 5 | 清 松 | 浦 柄 |
東山小学校 | 牛太郎 | 6 | 剛力号 | 平沢町 |
小千谷 | 北越二号 | 7 | 忠左エ門(2) | 中之沢 |
山 寺 | 源 号 | 8 | 大 下 | 塩 谷 |
南平高原 | 豪快力 | 9 | 幸左エ門 | 南荷頃 |
岩間木 | 小 杉 | 10 | 慶 作 | 中 山 |
朝 日 | 大家(1) | 11 | 藤 七 | 小栗山 |
塩 谷 | 桃太郎 | 12 | 天 寿 | 小栗山 |
岩間木 | 平野屋 | 13 | 忠左エ門 | 中之沢 |
寺 沢 | 門兵エ | 14 | 飛夢皇 | 小千谷 |
東 山 | 勇 伸 | 15 | 川 端 | 南荷頃 |
蘭 木 | 拓輝号 | 16 | 順ノ下 | 南荷頃 |
小栗山 | 又 甚 | 17 | 新 屋 | 中 野 |
南荷頃 | 新 将 | 18 | 天 竜 | 小千谷 |
小栗山 | 角 銀 | 19 | 雷 電 | 早稲田 |
中 山 | 天 神 | 20 | 大和富士 | 桜 町 |
東大通 | 健康力 | 21 | 四代小金石 | 小栗山 |
只 見 | 朝 日 | 22 | 和泉龍 | 岩間木 |
屋根のない席は、1000円。 取組表がチケット。
人は徐々に増え、満席近くなる。
始まった。
取組表には、闘牛の詳しい説明は無い。 知識無しで見始めた。
角突きだけど、頭突きでもある。 右の牛は黒い。
たまに牛は逃げることも。
それは単に弱いからでなく、相手の角の先端が急所に当たったら、その時はどうしようもないよう。
見ててどっちが勝ったか分からない。 何となくわかるけど、こっちが勝とか誰も言わない。
放送で解説がある。 それを聞いて、少しづつ分かってくる。
闘牛は神事なんですね。 ※ 神社に奉納する形なのでしょうか。
その理由で、勝敗はつけない。 いつも引き分け。
ゴツンと、観客席まで頭のぶつかる音が聞こえる時も。
勢子と呼ばれる人達の役割も、次第に分かって来た。
角を突き合わせるように訓練したから出来るのか。 それとも本能?
横に回り込まれないように、牛は細心の注意をしている。
何となく、体が大きい方が押し合いに強いかなと。
勢子の1人が、片手を上に上げる。 それが、引き分けの合図。
片方の牛に大きな恥をかかせない。 そんな配慮もあるよう。
※ 小千谷闘牛会のHPに、角突きのミカタがあって、そこに詳しくある。
終わってもまだやりたい牛もいる。 相手をやっつけたいとは違って。
南部牛が多い。 今は、他からのもあるそう。
※ 南部牛追い唄の南部牛。
南部牛追の面影を追って、早坂峠の旧小本街道を歩いてみた。~岩泉町~ 道の駅三田貝分校 (2012/10/13)
終われば、牛も冷静に。
牛の表情を最前列で撮ってる人がいっぱい。 望遠レンズを使って。
いやいややってるようには見えない。 牛の気持ちが知りたい。
「ヨシタ―!」って勢子が時々いう。 よくやってるぞって励ましている。 後で意味が分かった。
経験の浅い牛から、取り組みは始まる。
角突きの魅力は、牛以外にあると、解説の人の話で分かった。
それは、手を上げた引き分けの合図から始まる。
牛を引き離すために、牛の後ろ足に綱をかける。 する人は決まっていて、危険な役割。
そして、牛の急所である鼻をつかむ人もいる。
どっちも高度な技術がいるよう。 うまくいって、観客席から大きな拍手。
拍手でも、見所は分かってくる。
近くに東山小学校。 子供たちが闘牛を飼っている。 こんな学校、他にはきっとない。
白い牛。
子供たちの声援がある。 決して引き下がらない。 牛の姿を見て、子供たちは学ぶ。
勢子には若い人が多い。 小千谷の角突きの未来は、明るい。
会場は人でいっぱいになった。 ビールを飲んでる人も。
まだ前半。
入場して、このように首をこする牛がいる。 何頭かいた。 かゆいのか。 背中をこする牛はいない。
尻尾の白い目印は、西。 赤は東。
前半が終わって、東山小学校の演奏と歌。 小屋に、取り組みの札が見える。
後半です。 牛が段々大きくなってくる。
「ヨシタ―!」って言った人は、最後に手を開く。
牛の重さは、1㌧を越える。
この人も、「ヨシタ―!」って。
終わって、足を引っ張る人と、鼻をつかむ人。 分かりやすいですね。
鼻をつかまれたら、牛はあっという間におとなしくなる。
牛に触って、励ますときも。
これから鼻をつかむ。
見所は、牛と人の、両方にある。 これがあるから、見ていて退屈しない。
牛が退場するとき、何気なく人ごみの中を通っていく。 小さな子供は逃げない。
最後の取組。 結びの一番。 続きは動画に。 強さは、体の大きさと戦いの上手さ。
全部終わりました。
みんな頭や角を触っていく。
主催者側が、お客さんにお礼を言って。
闘牛は、国の重要無形民俗文化財。
角突きを、先達が作り上げ発展させてきた。
それを、今の時代の人達が受け継いでいる。 若い人たちは、さらに未来へと。
文化財指定は、角突きの中には、魅力大きな文化があると認めたんですね。
経験したことにない楽しさや面白さに出会いました。
勝ち負けがないのは、牛にとっても人にとってもいい。
牛は大事にされている。
あの表情から、それを感じました。
【今日の一句】 「 大きな牛の目 心の中が 見透かされそう 」
【動画】
【ブログ紹介】 小千谷縮 錦鯉 微笑仏の木喰観音堂 ~小千谷市~ 他 (2010/10/20)
【道の駅】 ゆのたに
【明日の予定】 山に登りたいけど天気がはっきりしない。 山は明後日にかな。 雪のない山に。
日本一長い手掘りのトンネルがある。 入れるなら、そこか。
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(2008年4月~2010年9月までの.記事)
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