「写真撮ったよ。 ここにゼンマイあるけ。 ほら! ね!」
4歳の女の子が、おとうさんに言った。
そのまま、詩になる表現だった。
かしこい女の子だった。
話すことは、どれも面白かった。
ほとんどメモした。
この子の、頂上までを追った。
※ 女の子は久住山、私は中岳に行ったので、途中から望遠で。
九重山は、一つの山の名称ではなく、いくつかの山の総称とある。 だから九重連山とも呼ぶ。
昨日も書いたが、田野辺りから登って、最高峰の中岳が目標。
※ 九重山の主峰は、久住山だという。 どうしてかな。
牧ノ戸峠のここから登る。
峠の駐車場。 道はよかった。 7時40分出発。 頂上まで、3時間の予定。
最初の15分ほど、急な登りだった。 その後は、割と楽。
30分ほど経った。 スタート15分後から、小さな女の子と一緒。
筑紫躑躅(ツクシツツジ)。 まだつぼみ。 通った人が教えてくれた。
これは、オオカメノキの花。 形が、亀の甲羅に似ているからだそう。
女の子は、お父さんとお父さんのお友達と、3人で来た。
※ 写真を撮らせてもらうことは、お父さんから了解をいただいている。
リンドウ。 種類は?
クサボケ。
しょっちゅう、寄り道する。 こんなふうに登ったり。 物を拾ったり。
最初の頃の急な登りで、
「行くぜ、行くぜ、山の上まで飛んで行け~」って叫んだ。
女の子が目指す久住山が見えた。 左の山。
自分一人になっても、平気。
歩く道は自分で決める。 たまに、そっちは道でないと言われる。
疲れたそうな素振りを見せた時、お父さんが頂上まで行かんのか、と言った。
「行く、行く、行く~」って言った。
小屋が見えた。
私の目指す中岳の頂上が、中央の山の、ちょっと右に見えた。 少しだけ。
こう。
女の子は、ある時、転んだ。 一切声は出さない。
大丈夫かって言われても、返事はしない。 意地でも、痛いとは言わない表情。
少し間をおいて、こう言った。
「お茶」
場の雰囲気を変えた。そして、
「甘酸っぱく感じたよ!」って言った。
私は、「お茶を飲んだら元気出るね」と言った。
この後、別れた。
5分ほど歩いた時の、左の風景。
こんなのが、時々。
女の子の名前は、Mちゃん。 隊長。
お父さんのお友達がつまづいた時、「だいじょうぶ」って声をかけた。
それは、対等な物の言い方だった。
少しだけ、おんぶ。 あっちこっち寄り道したから、その分のおんぶ。
お年寄りに年を聞かれた。 4歳と言ったらほめられた。
別の人に聞かれた時は、55歳と言った。 ほめられるのが照れくさいと思ったのか。
お父さんが、「山の上でカレーを食べるよ、行くかい?」と言った。
「行くぜ、行くぜ」と手を振り上げて言った。
御池。 中岳が見える。
中岳頂上。
かなり登った。 肉眼では見えない。 お父さんの服が赤いので、目立つ。
私がメモするのを見て、「なに書いちょん?」と言った。
Mちゃんが、お父さんのお友達に、なぞなぞを出した。
「くつしたの横は何でしょう」
この後、Mちゃんに誰かが話しかけたので、答えは聞けなかった。
お父さんがずっと後ろにいた時
「ぱぱがんばって~、追いぬかして~」って叫んだ。
一人で歩いている。
もう少し。 ゴールが見えたら、元気が出る。
私の方も、あと少し。
どんな会話をしてるんでしょう。
あと30㍍か。
着きました。 この時、10時26分。 ほぼ3時間で登頂。
へとへとではない。
みんなから離れて、何を思っているのか。
記念撮影。
カレーの準備か。
この後、向こうに行ったのか、見えなくなった。
下山も発見できなかった。
もしかしたら、別のルートで下山しかかもしれない。
私も、着いた。 10時32分。 ほぼ3時間。
正面の山は、Mちゃんの登った久住山。 池の右奥から来た。
阿蘇山。 明日行く。 ※ 右の方。
向こう右下から、登って来た。
左隅の山が、由布岳。 昨年行った。
遠くに、祖母山。
頂上はこう。
天気に恵まれた。
下に避難小屋が。
一旦下って、久住山を目指した。
頂上が見えた。
九重連山の主峰、久住山。
中央左に由布岳。
※ 井上靖は風林火山を書く時、由布岳を見ながら書いた。 それで、由布姫とした。
阿蘇方面。 四方八方見える。
左の方のとがった山は、祖母山。 行きますよ。
グライダーが飛んできた。 天気がいいので、上昇気流が十分。
手を振ってる。 いつか乗ってみたい。
下山開始。 この人達の後を追った。 写真に人がいた方がいい。
休憩の時は、追いついておしゃべり。
福岡から来た人達。
こんな道は、トレッキングの感じ。
向こうから、下りてきた。 正面が久住山。 少し前までいた。
駐車場が見えた。
ソフトクリームを食べた。 さっきの人達は、右に。
ワンポイントの、黄色の真珠の耳飾り。
今日の九重山の、あの小さな女の子が、それ。
輝いていた。
※ 山にいる時、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵を思い出していた。
【動画akkamui】
【道の駅】 阿蘇
【明日の予定】 阿蘇山へ ※ 予定のルートは通れない。 別のルートを。
※ 噴火の情報が、急に入った。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行は6位、 旅行全体で19位です。 放浪の旅は46位です。
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4歳の女の子が、おとうさんに言った。
そのまま、詩になる表現だった。
かしこい女の子だった。
話すことは、どれも面白かった。
ほとんどメモした。
この子の、頂上までを追った。
※ 女の子は久住山、私は中岳に行ったので、途中から望遠で。
九重山は、一つの山の名称ではなく、いくつかの山の総称とある。 だから九重連山とも呼ぶ。
昨日も書いたが、田野辺りから登って、最高峰の中岳が目標。
※ 九重山の主峰は、久住山だという。 どうしてかな。
牧ノ戸峠のここから登る。

峠の駐車場。 道はよかった。 7時40分出発。 頂上まで、3時間の予定。

最初の15分ほど、急な登りだった。 その後は、割と楽。
30分ほど経った。 スタート15分後から、小さな女の子と一緒。

筑紫躑躅(ツクシツツジ)。 まだつぼみ。 通った人が教えてくれた。

これは、オオカメノキの花。 形が、亀の甲羅に似ているからだそう。

女の子は、お父さんとお父さんのお友達と、3人で来た。
※ 写真を撮らせてもらうことは、お父さんから了解をいただいている。

リンドウ。 種類は?

クサボケ。

しょっちゅう、寄り道する。 こんなふうに登ったり。 物を拾ったり。

最初の頃の急な登りで、
「行くぜ、行くぜ、山の上まで飛んで行け~」って叫んだ。

女の子が目指す久住山が見えた。 左の山。

自分一人になっても、平気。
歩く道は自分で決める。 たまに、そっちは道でないと言われる。

疲れたそうな素振りを見せた時、お父さんが頂上まで行かんのか、と言った。
「行く、行く、行く~」って言った。
小屋が見えた。
私の目指す中岳の頂上が、中央の山の、ちょっと右に見えた。 少しだけ。

こう。

女の子は、ある時、転んだ。 一切声は出さない。
大丈夫かって言われても、返事はしない。 意地でも、痛いとは言わない表情。
少し間をおいて、こう言った。
「お茶」
場の雰囲気を変えた。そして、
「甘酸っぱく感じたよ!」って言った。
私は、「お茶を飲んだら元気出るね」と言った。
この後、別れた。

5分ほど歩いた時の、左の風景。

こんなのが、時々。

女の子の名前は、Mちゃん。 隊長。

お父さんのお友達がつまづいた時、「だいじょうぶ」って声をかけた。
それは、対等な物の言い方だった。

少しだけ、おんぶ。 あっちこっち寄り道したから、その分のおんぶ。

お年寄りに年を聞かれた。 4歳と言ったらほめられた。
別の人に聞かれた時は、55歳と言った。 ほめられるのが照れくさいと思ったのか。

お父さんが、「山の上でカレーを食べるよ、行くかい?」と言った。
「行くぜ、行くぜ」と手を振り上げて言った。

御池。 中岳が見える。

中岳頂上。

かなり登った。 肉眼では見えない。 お父さんの服が赤いので、目立つ。

私がメモするのを見て、「なに書いちょん?」と言った。

Mちゃんが、お父さんのお友達に、なぞなぞを出した。
「くつしたの横は何でしょう」
この後、Mちゃんに誰かが話しかけたので、答えは聞けなかった。

お父さんがずっと後ろにいた時
「ぱぱがんばって~、追いぬかして~」って叫んだ。

一人で歩いている。

もう少し。 ゴールが見えたら、元気が出る。

私の方も、あと少し。

どんな会話をしてるんでしょう。

あと30㍍か。

着きました。 この時、10時26分。 ほぼ3時間で登頂。

へとへとではない。

みんなから離れて、何を思っているのか。

記念撮影。

カレーの準備か。

この後、向こうに行ったのか、見えなくなった。
下山も発見できなかった。
もしかしたら、別のルートで下山しかかもしれない。
私も、着いた。 10時32分。 ほぼ3時間。

正面の山は、Mちゃんの登った久住山。 池の右奥から来た。

阿蘇山。 明日行く。 ※ 右の方。

向こう右下から、登って来た。

左隅の山が、由布岳。 昨年行った。

遠くに、祖母山。

頂上はこう。

天気に恵まれた。

下に避難小屋が。

一旦下って、久住山を目指した。

頂上が見えた。

九重連山の主峰、久住山。

中央左に由布岳。
※ 井上靖は風林火山を書く時、由布岳を見ながら書いた。 それで、由布姫とした。

阿蘇方面。 四方八方見える。

左の方のとがった山は、祖母山。 行きますよ。

グライダーが飛んできた。 天気がいいので、上昇気流が十分。

手を振ってる。 いつか乗ってみたい。

下山開始。 この人達の後を追った。 写真に人がいた方がいい。

休憩の時は、追いついておしゃべり。

福岡から来た人達。

こんな道は、トレッキングの感じ。

向こうから、下りてきた。 正面が久住山。 少し前までいた。

駐車場が見えた。

ソフトクリームを食べた。 さっきの人達は、右に。

ワンポイントの、黄色の真珠の耳飾り。
今日の九重山の、あの小さな女の子が、それ。
輝いていた。
※ 山にいる時、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵を思い出していた。
_-lppp_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_(1665).jpg)
【動画akkamui】
【道の駅】 阿蘇
【明日の予定】 阿蘇山へ ※ 予定のルートは通れない。 別のルートを。
※ 噴火の情報が、急に入った。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
新緑の九重
鹿児島の内山です
登頂おめでとうございます。お疲れのところ沢山の臨場感あふれる写真投稿ご苦労様でした。(ブログ容量オーバーが気になりますが)
鹿児島にいらっしゃる日をたのしみに予定を推測しながら毎日チェックします。
登頂おめでとうございます。お疲れのところ沢山の臨場感あふれる写真投稿ご苦労様でした。(ブログ容量オーバーが気になりますが)
鹿児島にいらっしゃる日をたのしみに予定を推測しながら毎日チェックします。
ご教示願います
愛媛県の町人Mです。
毎日拝見させて頂いております。
ボランティア活動お疲れ様でした。
前々からお願いしたかったのですがボランティア期間だったので躊躇しておりました。
【画像をクリックするとバックが黒で画像が大きくなる】手法なのですが
もし差し支えなければ、ご教示頂ければと思います。
勝手を言いますがよろしく願います。
放浪の旅、引き続き楽しみにしております。
毎日拝見させて頂いております。
ボランティア活動お疲れ様でした。
前々からお願いしたかったのですがボランティア期間だったので躊躇しておりました。
【画像をクリックするとバックが黒で画像が大きくなる】手法なのですが
もし差し支えなければ、ご教示頂ければと思います。
勝手を言いますがよろしく願います。
放浪の旅、引き続き楽しみにしております。
阿蘇山、警戒レベル2
阿蘇の情報です。地元の熊日新聞の速報です。メールで入ってきました。毎日、熊本の近況をメールでいただいたいます。佐賀の情報は佐賀新聞のメールでいただいています。これで中島潔展も分かりました。
「<速報>阿蘇山の警戒レベル「2」
気象庁は16日、ごく小規模な噴火を起こした阿蘇山の噴火警戒レベルを「平常」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。おおむね1キロ程度の範囲に、大きな噴石を飛ばす噴火の可能性があるという。 」
以上です。阿蘇もご機嫌斜めなので、噴石に気をつけて登ってください。
「<速報>阿蘇山の警戒レベル「2」
気象庁は16日、ごく小規模な噴火を起こした阿蘇山の噴火警戒レベルを「平常」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。おおむね1キロ程度の範囲に、大きな噴石を飛ばす噴火の可能性があるという。 」
以上です。阿蘇もご機嫌斜めなので、噴石に気をつけて登ってください。
Re: 新緑の九重
あの女の子は、大きな魅力を持った、お子さんです。
滅多に出会えないレベルでしょうか。
一つの小学校に、いるかいないかのレベル。
どんな子に、育つでしょうね。
午後から登り始めて、明るいうちの戻れなかった人がいたそうです。
滅多に出会えないレベルでしょうか。
一つの小学校に、いるかいないかのレベル。
どんな子に、育つでしょうね。
午後から登り始めて、明るいうちの戻れなかった人がいたそうです。
Re: ご教示願います
私も分かりません。
広島の旅人さんが、そうなるようにしてくれました。
これを見た旅人さんから、コメントがあるかもしれません。
もしなければ、私から連絡してみます。
この方法は、一瞬で大きくなるのがいいですね。
広島の旅人さんが、そうなるようにしてくれました。
これを見た旅人さんから、コメントがあるかもしれません。
もしなければ、私から連絡してみます。
この方法は、一瞬で大きくなるのがいいですね。
Re: 阿蘇山、警戒レベル2
今日は、何度も飛行機が飛んだり、少し騒々しかったです。
下山する時、「下山してください」と云う放送が山中に響きました。
地震があったり噴火したり、自然が落ち着かないです。
富士山に登ってる時地震があったら、岩が沢山転がりそう。
だから、今年は富士山に登りません。
Re: タイトルなし
霧島が登れないので、鹿児島には行けないんですよ。
詳しくは、メールしました。
詳しくは、メールしました。
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https://akkamui.com/tb.php/239-75948631
みなさん、とても元気で感心です。山が好きなんでしょうね。そこに山があるから、登るのかな?
牧の戸峠から登る登山でも、年に何回か遭難者が出ると、昨年、牧の戸峠の売店のおばさんから聞いたことがあります。天候が急変することがあるみたい。新緑の九重は大層美しかったことでしょう。