石鎚山は、最後の最後が危険だった。
頂上近くには、まだ、アケボノツツジが咲いていた。
また、桜前線が本土最東端の根室にたどり着こうとする今、桜も咲いていた。
それは、花の小さな、イシヅチザクラだった。
石鎚山は愛媛県だけど、この辺りから南は、高知の方に川は流れている。
右下の、土小屋から登る。 頂上まで、3時間くらい。
土小屋の標高は、1500㍍。 頂上との標高差は約500㍍。 大変ではない。
土小屋までは、石鎚スカイラインを走る。 7時にならないと、ゲートは開かない。
土小屋の駐車場で朝食を食べ、弁当を作った。 おかずは卵焼きだけ。
駐車場から見た、石鎚山。
どこが頂上かは、あとで分かった。
小さな祠が見える。
駐車場の近くには、石鎚神社や宿泊施設があった。
登山口は、少し歩いた所にあった。
8時40分出発。 他の人は、みんな行ってしまった。 (車は、20台程)
頂上まで、4.6㌔㍍。
登山道は、時々登りはあっても、平坦な部分も多く、休みを取らないで歩けた。
直ぐに見晴らしが良くなり、それが続いた。 尾根を歩いた。
残雪。
9時7分。 30分しか歩いていないのに、距離は全体の3分の1まで来た。
見えた。 右に登山道が。
頂上は、正面と思っている。 実際は少し右。
今日はいい天気。 先日の雨が、空気の汚れを落とした。 気持ちいい。
上着は来てない。
遠くの景色は、ずっと見えた。
急な登りが始まった。 木道が多くなった。
雲海。 北の方向。
避難小屋や神社が見えてきた。 ここは、山岳信仰の山だった。
石鎚頂上舎と呼ばれる神社。
一人なので、疲れたら少し休む。 だから、とことん疲れることはない。
※ 集団で登って、疲れたと言えなかったら、きっと辛い。
木道の工事をしている人がいた。 ここまで、1時間半かかった。
挨拶の後、毎日登山ですね、と話しかけた。
北から来る道が、表参道。 ここで合流。 少し上に、二の鎖小屋がある。
ヘリコプターが、救助訓練をしていた。
身を乗り出して探したり、人を吊り上げたり、していた。
下の方に、表参道が見える。
面白いので、20分程ながめていた。 他の人達と一緒に。
エンストしたら終わり。 風が強いと、特に危険。
今なら怪我をしても、直ぐ愛媛の病院に運んでもらえると思った。
神社までの、最後の登り。 鎖場があったが、行かなかった。
登山道があっても鎖場を作るのは、ここは修験の場、だからか。
イシヅチザクラがあった。
小さな花。 薄いピンク。 花が少し筒っぽい。
姫と云う名前を付ければ似合う、かわいい花だった。
※ 例えば、イシヅチヒメザクラ(石鎚姫桜)とか。
上の花と、根室のチシマザクラが、5月の終わりに咲いている。 一緒に、桜のフィナーレを飾る。
下は根室の清隆寺のチシマザクラ。 今日。(北海道新聞) 若いころ、毎年見た。 大きな木がいっぱいある。
石鎚頂上舎に着いた。 その前の広場。 ここは、弥山(みせん)と云う山の頂上。
拝殿。 お参りした。
向こうに見えるのが、石鎚山の最高峰、1982㍍。
頂上がこんな崖なのは、初めて。
荷物を置いて、カメラだけを持って向かった。
ここを下りてきた。
ここが危険と、戻って来た人が言った。
危険な理由が分かった。
易しいコースは右なのに、誰かが鎖を左にしていた。
左を下りると、鎖は途中まで。 そこから、右手前まで鎖は無い。
ここで落ちたら大変。 細いロープは当てにならない。
用心して渡ったけど、まずい判断と思った。
もう一度戻って、鎖を右に垂らして下りればよかった。(右は、鎖がなくても何とかなる感じ)
戻る時は、鎖は、右になっていた。 誰かが直した。
鎖が垂れている方が、正規ルートと思った。
それが、失敗のもと。
ただ、この時学んだ「戻る」ということは、この後役だった。
こんな道。 何とかなりそう。
アケボノツツジ。 まだつぼみもあり、見頃。 この花は、祖母山で見た。
この辺りから、自信のある人は、好きな所を歩いていく。
手前が危険。 右に落ちたら大変。
この岩を真っ直ぐ行こうとしたが、危険に感じ、少し行って戻った。 下の迂回ルートを行った。
迂回ルートは、木と岩の境にあった。 木につかまりながら登った。
頂上が見えた。 右に転がっても大丈夫。 怪我ですむ。 左は、真っ逆さまの崖。
やっと着いた。 頂上には、数名しか上がれない。 向こうは南。
周りは、知らない山ばかり。
南方面。 四国カルストは向こう。 ※ 四国カルストから見た、石鎚方面。 この写真の右奥に石鎚山が。
北からの、表参道。
向こうから来た。
雲が多くなって来た。 天気は、下り坂。 この天気は、今週今日だけ。
向こうの岩場に行く人もいた。
アケボノツツジのつぼみ。
神社に戻ってきた。 そこで、お弁当。
帰りは、どこも危険に感じなかった。
頂上の近くを撮影。
手前の人は、崖の縁をずっと登って行った。
下山開始。 午後1時26分。
山芍薬(ヤマシャクヤク)だそう。 キンポウゲ科の仲間。 似た花が咲くのかな。
一番後ろの人は一人。 長野から来ていた。
子供の頃、高知に住んでいたという。 母親と弟さんで高知に来た。
途中から2人になって、ずっとおしゃべり。 私と同じ年齢。
向こうの山を下りたら、駐車場。 あと少し。
2時間ほどで、着いたようだ。
下の駐車場に、母親と弟さんが待っていた。 ※ 女性の方は、表参道から登って来ていた。
弟さんは、私の車を見て、ブログを読んでいた。
お礼を言って、お別れ。
私は、次の道の駅に向かった。 近道がないので大変。
ヘリでの救助訓練を見たが、石鎚山は滑落事故がたまにあっても不思議でない、そん感じがした。
今日は、大きな勉強をした。 「戻る」と云うこと。
そういう面で、いい日だった。
【道の駅】 木の香
【明日の予定】 午前中はブログ 午後、剣山に近づく途中、どこかを。
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頂上近くには、まだ、アケボノツツジが咲いていた。
また、桜前線が本土最東端の根室にたどり着こうとする今、桜も咲いていた。
それは、花の小さな、イシヅチザクラだった。
石鎚山は愛媛県だけど、この辺りから南は、高知の方に川は流れている。
右下の、土小屋から登る。 頂上まで、3時間くらい。
土小屋の標高は、1500㍍。 頂上との標高差は約500㍍。 大変ではない。

土小屋までは、石鎚スカイラインを走る。 7時にならないと、ゲートは開かない。

土小屋の駐車場で朝食を食べ、弁当を作った。 おかずは卵焼きだけ。
駐車場から見た、石鎚山。

どこが頂上かは、あとで分かった。

小さな祠が見える。

駐車場の近くには、石鎚神社や宿泊施設があった。
登山口は、少し歩いた所にあった。
8時40分出発。 他の人は、みんな行ってしまった。 (車は、20台程)
頂上まで、4.6㌔㍍。

登山道は、時々登りはあっても、平坦な部分も多く、休みを取らないで歩けた。
直ぐに見晴らしが良くなり、それが続いた。 尾根を歩いた。

残雪。

9時7分。 30分しか歩いていないのに、距離は全体の3分の1まで来た。

見えた。 右に登山道が。

頂上は、正面と思っている。 実際は少し右。

今日はいい天気。 先日の雨が、空気の汚れを落とした。 気持ちいい。
上着は来てない。

遠くの景色は、ずっと見えた。

急な登りが始まった。 木道が多くなった。

雲海。 北の方向。

避難小屋や神社が見えてきた。 ここは、山岳信仰の山だった。

石鎚頂上舎と呼ばれる神社。

一人なので、疲れたら少し休む。 だから、とことん疲れることはない。
※ 集団で登って、疲れたと言えなかったら、きっと辛い。

木道の工事をしている人がいた。 ここまで、1時間半かかった。
挨拶の後、毎日登山ですね、と話しかけた。

北から来る道が、表参道。 ここで合流。 少し上に、二の鎖小屋がある。

ヘリコプターが、救助訓練をしていた。
身を乗り出して探したり、人を吊り上げたり、していた。
下の方に、表参道が見える。

面白いので、20分程ながめていた。 他の人達と一緒に。
エンストしたら終わり。 風が強いと、特に危険。
今なら怪我をしても、直ぐ愛媛の病院に運んでもらえると思った。

神社までの、最後の登り。 鎖場があったが、行かなかった。
登山道があっても鎖場を作るのは、ここは修験の場、だからか。

イシヅチザクラがあった。

小さな花。 薄いピンク。 花が少し筒っぽい。
姫と云う名前を付ければ似合う、かわいい花だった。
※ 例えば、イシヅチヒメザクラ(石鎚姫桜)とか。

上の花と、根室のチシマザクラが、5月の終わりに咲いている。 一緒に、桜のフィナーレを飾る。
下は根室の清隆寺のチシマザクラ。 今日。(北海道新聞) 若いころ、毎年見た。 大きな木がいっぱいある。

石鎚頂上舎に着いた。 その前の広場。 ここは、弥山(みせん)と云う山の頂上。

拝殿。 お参りした。

向こうに見えるのが、石鎚山の最高峰、1982㍍。
頂上がこんな崖なのは、初めて。

荷物を置いて、カメラだけを持って向かった。
ここを下りてきた。
ここが危険と、戻って来た人が言った。
危険な理由が分かった。
易しいコースは右なのに、誰かが鎖を左にしていた。
左を下りると、鎖は途中まで。 そこから、右手前まで鎖は無い。
ここで落ちたら大変。 細いロープは当てにならない。
用心して渡ったけど、まずい判断と思った。
もう一度戻って、鎖を右に垂らして下りればよかった。(右は、鎖がなくても何とかなる感じ)
戻る時は、鎖は、右になっていた。 誰かが直した。
鎖が垂れている方が、正規ルートと思った。
それが、失敗のもと。
ただ、この時学んだ「戻る」ということは、この後役だった。

こんな道。 何とかなりそう。

アケボノツツジ。 まだつぼみもあり、見頃。 この花は、祖母山で見た。

この辺りから、自信のある人は、好きな所を歩いていく。

手前が危険。 右に落ちたら大変。

この岩を真っ直ぐ行こうとしたが、危険に感じ、少し行って戻った。 下の迂回ルートを行った。

迂回ルートは、木と岩の境にあった。 木につかまりながら登った。

頂上が見えた。 右に転がっても大丈夫。 怪我ですむ。 左は、真っ逆さまの崖。

やっと着いた。 頂上には、数名しか上がれない。 向こうは南。

周りは、知らない山ばかり。

南方面。 四国カルストは向こう。 ※ 四国カルストから見た、石鎚方面。 この写真の右奥に石鎚山が。

北からの、表参道。

向こうから来た。





雲が多くなって来た。 天気は、下り坂。 この天気は、今週今日だけ。

向こうの岩場に行く人もいた。

アケボノツツジのつぼみ。

神社に戻ってきた。 そこで、お弁当。
帰りは、どこも危険に感じなかった。
頂上の近くを撮影。
手前の人は、崖の縁をずっと登って行った。


下山開始。 午後1時26分。

山芍薬(ヤマシャクヤク)だそう。 キンポウゲ科の仲間。 似た花が咲くのかな。

一番後ろの人は一人。 長野から来ていた。
子供の頃、高知に住んでいたという。 母親と弟さんで高知に来た。
途中から2人になって、ずっとおしゃべり。 私と同じ年齢。


向こうの山を下りたら、駐車場。 あと少し。

2時間ほどで、着いたようだ。
下の駐車場に、母親と弟さんが待っていた。 ※ 女性の方は、表参道から登って来ていた。
弟さんは、私の車を見て、ブログを読んでいた。
お礼を言って、お別れ。
私は、次の道の駅に向かった。 近道がないので大変。
ヘリでの救助訓練を見たが、石鎚山は滑落事故がたまにあっても不思議でない、そん感じがした。
今日は、大きな勉強をした。 「戻る」と云うこと。
そういう面で、いい日だった。
【道の駅】 木の香
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