なぜ十勝岳に彼女の歌碑があるのか。
行く前に全部調べてしまうと、つまらない。
分からないまま向かった。
ただ、ある場所はだいたい知っている。
そこにあることで、もしかしてと思うこともある。
紅葉が始まりつつある十勝岳を眺めながら歩くのは楽しそう。
途中から、初めての道。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
場所は、十勝岳の急な斜面の下辺り。

十勝岳への登山道の途中から、吹上温泉に向かう。
自分は、分岐から40分とだけ知っていた。
実際は赤〇にあった。
望岳台の案内所では、赤〇の左にある印がそうと、教えられたけど。
富良野川の源流を渡るんだと思った。

望岳台を出発。

振り返って望岳台。 十勝岳への登山基地。 十勝連峰への一番大きな基地でも。

転がってる岩は、自分が小学校6年の時に噴火したもの。 大きなのは片づけた。

草の紅葉は始まっている。

下を見た。 望岳台の左の方に、上富良野町が見える。

天気がいいから登山者は多い。 中央右奥に十勝岳。 十勝岳に木は少ない。

雲が晴れた。 30分ほど歩いて分岐が見えた。 赤い服の人の近く。

向こうに行く。 吹上温泉に白銀荘がある。 無料の露天風呂も。
十勝岳望岳台 吹上温泉 ぜるぶの丘 他 (2009/07/27)

シラタマノキが見事。 火山性の岩場に多い。

一度下って、向こうの丘を越える。

天気が良く、気分爽快。

上の写真の拡大。
大正15年の5月に、十勝岳噴火。 泥流が富良野川源流を下る。
赤〇の沢を通って、上富良野の市街地を襲う。 壊滅。

左に上富良野の市街地。 上への泥流(火砕流)は、美瑛の市街地には届かない。
噴火口のような穴が見える。 あれが大正噴火口。
あそこから流れ出た火砕流は、この辺一帯に流れ出て、左右に大きく分かれて泥流に。

こんな道。 クマがいるので少しだけ用心。 準備はしている。

ハイマツの道に入る。

火砕流が冷えて岩に。

90年を過ぎて、植物が育ってきた。
小さな谷を過ぎて小高い所に。 その向こうに大きな谷。 富良野川の源流が。
火砕流は残雪を巻き込んで泥流になって、スピードアップ。 車の速度に。
教えらえた場所は、その向こう。 ずいぶん遠い。

立ち止まってクマがいないか探す。 クマが先に自分に気付くのはまずい。

正面、山の紅葉は始まった。 カミホロカメットク山。 一度行っている。
赤いコケ。 赤い部分は胞子を出す所のよう。 これも、火山性の岩場に。

ハイマツの中を通る。

ナキウサギがいてもおかしくない。 100㍍先で鳴いても分かる。 チッチッて感じで。

登り切った所で、突然見えた。 何の石碑だろう。
この場所なら当時、見渡す限り視界が広がっていた。

下って行くと、富良野川の源流。 大きな谷。

振り返ったら、九条武子の歌碑だった。
望岳台の案内所の人は、間違っていた。
※ 他のことを聞いた時も、分からないことは分らないと言わずに、別なことを言って来た。
少し信用していなかった。 ベテランっぽい人の中にこんな人が。

歌の他には、説明はなかった。 「おさめて」くらいしか読めない。
ここにあるということは、上富良野を襲った泥流と関係があると分かる。
九条武子は、ここに来たのか。 もし来てたらどっちから。

晩に調べてみた。 こう書いてあった。 (がんばれ北海道のサイトから)
「たまゆらに けむりおさめてしずかなる 山にかへれば 美るにしたしも」
この歌は、1927(昭和2)年9月4日に歌われていた。
噴火の次の年に、旭川で噴火のことを聞いて。 ここには来ていなかった。
※ 噴火は大正15年5月。 この年の12月25日から1週間だけが、昭和元年。
だから、昭和2年は大正15年の次の年。
※ 歌の解釈はネットには見つからない。 だいたい下の感じか。
「少しの噴煙になって 元の静かな山に戻れば 美しい」 したしも は分からない。 親しみと関係あるのか。
彼女は何しに北海道に来たか。
それは北海道仏教婦人大会に出席のため。
※ 彼女は西本願寺の人。 大谷法主の娘。 京都女子大設立。 九条家に嫁ぐ。
泥流で亡くなった人の霊の安らかならんことを願って読んだ。
2年後の昭和4年に、檀徒の方々によって建立された。
他にも4つ歌っている。 (上富良野の歴史から)
◎あきらめの ため息ならず 火の山は
憤怒の息を 大空にはく
◎けむりはく 十勝の嶽の 上にして
まさをき空は いよよすみたり
◎十勝嶽 けむりををさめ 横雲の
動かずてあれば 目にはろばろし
◎あなけうと 十勝の嶽の 吐く煙
巨岩のごとも むらがりのぼる
※ 彼女の旭川での歌は他にもあって、神居古潭にも。
石狩川は、激流になって、神居古潭を・・・。 九条武子の歌碑。~旭川市~ 他 (2014/8/5)
戻る。 左から来た。 元の道は、ここから右に行く。
別の道を戻る。 真っ直ぐ下る。

天気がいいこんな日は、山にでも来ないとダメかなって。 せっかくの天気。
そうしないと、晴れて欲しいときに、お日様が味方してくれない感じがするので。

望岳台が見えてきた。 遠くに育成牧場。 子牛を育てる。

道が壊れている。

往復2時間ほどで戻って来た。

ずっと気になっていたので、今日行って来ました。
【その他】
姉の家に戻って新聞を読んだ。 訃報の蘭に小さく、九條道弘とあった。
もしかしてと思って、調べた。
ネットに、下のニュース。 九条家の当主だった。 ※ 九条家は九條家とも書く。

上の九條道弘さんは九条家34代当主。
31代当主は道孝。 今日の主人公武子は道隆の3男に嫁いで九条武子に。
なお、4女は節子。 この人は大正天皇の皇后になる。 今の天皇のおばあちゃん。
※ 余談ですが、オレンジの人達に、江(ごう)の子供や子孫が嫁ぐ。

下のように。
このことがあるから、天皇家には織田家、浅井家、豊臣家、徳川家の血が流れていると云われる。
(江の母はお市の方で織田信長の妹。 お市の方の夫は浅井長政)
※ 余談 下の方の和子は「まさこ」と読み、東福門院のこと。
光雲寺 聖観音像は、やはり美しかった。 哲学の道、永観堂の紅葉、他。~京都市~ 他 (2014/11/25)
南禅寺塔頭、光雲寺の庭。 江(ごう)の5女、東福門院和子(まさこ)の菩提寺。~京都市~ 他 (2014/11/20)

九條家と関わりの深い1日でした。
【停泊場所】 姉の家の前
【明日の予定】 天気がいい。 近くのどこか。 南下の準備でいそがしく。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの.記事)
※ プロフィール・・・。 ⇒
今までの記事には、この2枚だけ。
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行く前に全部調べてしまうと、つまらない。
分からないまま向かった。
ただ、ある場所はだいたい知っている。
そこにあることで、もしかしてと思うこともある。
紅葉が始まりつつある十勝岳を眺めながら歩くのは楽しそう。
途中から、初めての道。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に )
場所は、十勝岳の急な斜面の下辺り。


十勝岳への登山道の途中から、吹上温泉に向かう。
自分は、分岐から40分とだけ知っていた。
実際は赤〇にあった。
望岳台の案内所では、赤〇の左にある印がそうと、教えられたけど。
富良野川の源流を渡るんだと思った。

望岳台を出発。

振り返って望岳台。 十勝岳への登山基地。 十勝連峰への一番大きな基地でも。

転がってる岩は、自分が小学校6年の時に噴火したもの。 大きなのは片づけた。

草の紅葉は始まっている。

下を見た。 望岳台の左の方に、上富良野町が見える。

天気がいいから登山者は多い。 中央右奥に十勝岳。 十勝岳に木は少ない。

雲が晴れた。 30分ほど歩いて分岐が見えた。 赤い服の人の近く。

向こうに行く。 吹上温泉に白銀荘がある。 無料の露天風呂も。
十勝岳望岳台 吹上温泉 ぜるぶの丘 他 (2009/07/27)

シラタマノキが見事。 火山性の岩場に多い。


一度下って、向こうの丘を越える。

天気が良く、気分爽快。

上の写真の拡大。
大正15年の5月に、十勝岳噴火。 泥流が富良野川源流を下る。
赤〇の沢を通って、上富良野の市街地を襲う。 壊滅。

左に上富良野の市街地。 上への泥流(火砕流)は、美瑛の市街地には届かない。

噴火口のような穴が見える。 あれが大正噴火口。
あそこから流れ出た火砕流は、この辺一帯に流れ出て、左右に大きく分かれて泥流に。

こんな道。 クマがいるので少しだけ用心。 準備はしている。

ハイマツの道に入る。

火砕流が冷えて岩に。


90年を過ぎて、植物が育ってきた。
小さな谷を過ぎて小高い所に。 その向こうに大きな谷。 富良野川の源流が。
火砕流は残雪を巻き込んで泥流になって、スピードアップ。 車の速度に。
教えらえた場所は、その向こう。 ずいぶん遠い。


立ち止まってクマがいないか探す。 クマが先に自分に気付くのはまずい。

正面、山の紅葉は始まった。 カミホロカメットク山。 一度行っている。
赤いコケ。 赤い部分は胞子を出す所のよう。 これも、火山性の岩場に。


ハイマツの中を通る。

ナキウサギがいてもおかしくない。 100㍍先で鳴いても分かる。 チッチッて感じで。

登り切った所で、突然見えた。 何の石碑だろう。
この場所なら当時、見渡す限り視界が広がっていた。

下って行くと、富良野川の源流。 大きな谷。

振り返ったら、九条武子の歌碑だった。
望岳台の案内所の人は、間違っていた。
※ 他のことを聞いた時も、分からないことは分らないと言わずに、別なことを言って来た。
少し信用していなかった。 ベテランっぽい人の中にこんな人が。

歌の他には、説明はなかった。 「おさめて」くらいしか読めない。
ここにあるということは、上富良野を襲った泥流と関係があると分かる。
九条武子は、ここに来たのか。 もし来てたらどっちから。

晩に調べてみた。 こう書いてあった。 (がんばれ北海道のサイトから)
「たまゆらに けむりおさめてしずかなる 山にかへれば 美るにしたしも」
この歌は、1927(昭和2)年9月4日に歌われていた。
噴火の次の年に、旭川で噴火のことを聞いて。 ここには来ていなかった。
※ 噴火は大正15年5月。 この年の12月25日から1週間だけが、昭和元年。
だから、昭和2年は大正15年の次の年。
※ 歌の解釈はネットには見つからない。 だいたい下の感じか。
「少しの噴煙になって 元の静かな山に戻れば 美しい」 したしも は分からない。 親しみと関係あるのか。
彼女は何しに北海道に来たか。
それは北海道仏教婦人大会に出席のため。
※ 彼女は西本願寺の人。 大谷法主の娘。 京都女子大設立。 九条家に嫁ぐ。
泥流で亡くなった人の霊の安らかならんことを願って読んだ。
2年後の昭和4年に、檀徒の方々によって建立された。
他にも4つ歌っている。 (上富良野の歴史から)
◎あきらめの ため息ならず 火の山は
憤怒の息を 大空にはく
◎けむりはく 十勝の嶽の 上にして
まさをき空は いよよすみたり
◎十勝嶽 けむりををさめ 横雲の
動かずてあれば 目にはろばろし
◎あなけうと 十勝の嶽の 吐く煙
巨岩のごとも むらがりのぼる
※ 彼女の旭川での歌は他にもあって、神居古潭にも。
石狩川は、激流になって、神居古潭を・・・。 九条武子の歌碑。~旭川市~ 他 (2014/8/5)
戻る。 左から来た。 元の道は、ここから右に行く。
別の道を戻る。 真っ直ぐ下る。

天気がいいこんな日は、山にでも来ないとダメかなって。 せっかくの天気。
そうしないと、晴れて欲しいときに、お日様が味方してくれない感じがするので。


望岳台が見えてきた。 遠くに育成牧場。 子牛を育てる。

道が壊れている。

往復2時間ほどで戻って来た。

ずっと気になっていたので、今日行って来ました。
【その他】
姉の家に戻って新聞を読んだ。 訃報の蘭に小さく、九條道弘とあった。
もしかしてと思って、調べた。
ネットに、下のニュース。 九条家の当主だった。 ※ 九条家は九條家とも書く。

上の九條道弘さんは九条家34代当主。
31代当主は道孝。 今日の主人公武子は道隆の3男に嫁いで九条武子に。
なお、4女は節子。 この人は大正天皇の皇后になる。 今の天皇のおばあちゃん。
※ 余談ですが、オレンジの人達に、江(ごう)の子供や子孫が嫁ぐ。

下のように。
このことがあるから、天皇家には織田家、浅井家、豊臣家、徳川家の血が流れていると云われる。
(江の母はお市の方で織田信長の妹。 お市の方の夫は浅井長政)
※ 余談 下の方の和子は「まさこ」と読み、東福門院のこと。
光雲寺 聖観音像は、やはり美しかった。 哲学の道、永観堂の紅葉、他。~京都市~ 他 (2014/11/25)
南禅寺塔頭、光雲寺の庭。 江(ごう)の5女、東福門院和子(まさこ)の菩提寺。~京都市~ 他 (2014/11/20)

九條家と関わりの深い1日でした。
【停泊場所】 姉の家の前
【明日の予定】 天気がいい。 近くのどこか。 南下の準備でいそがしく。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの.記事)

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