江戸時代末期から明治の初め、庶民はいろんな願いや祈りを込めて石神や石仏を彫った。(いしがみ、せきぶつ)
その石神仏(せきしんぶつ)によって、人々の心が見えてくる。
見学の面白さはそこに。
・ ・ ・ ・ ・
場所は、舟窪山(ふなくぼやま)の頂上付近。
安宮(やすみや)神社の裏山に。
※ 修那羅大天武(しよならだいてんむ)が創建。(1860年)
※ ここの石神仏群は、修那羅石仏群と紹介されることも。
石神仏は、山の斜面の森の道に並んでいる。
そこには下界とは違う、別の時間と空気が流れていた。
今日から季節の上では夏。 立夏です。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に)
峠の駐車場から歩く。 800㍍。 ※ しょならは、しゅならとも。

鳥居の道を上がっていく。 説明が。
※ 像の姿が独特で、修那羅調と呼ばれる。(手の位置に大きな特徴)
※ 間もなく、ウコンとヨウキヒの桜が。 6月にはミヤコワスレの花。

参道はずっと坂道。 青木村方面が見える。

20分ほどで着いた。 安宮神社拝殿。 右の小さな鳥居をくぐって裏に。
右の木はウコンの桜。 緑の植物は全部、ミヤコワスレ。 花はまだ。(順徳天皇がこの花を有名に)(最後に)
石仏の地図をいただいた。 説明付き。

これは、ヨウキヒ(楊貴妃)。 間もなく咲きますね。 ※ どっちの桜も、京都の平野神社に。(最後に)
右はウコン(鬱金)。 咲き始めた。 ※ ギョイコウ(御衣黄)より色が薄い。 ウコン・・ターメリック。

神社の裏に。 石神仏は全体的に小さい。

上に見える像。 この神社を創建した、脩那羅大天武(しよならだいてんむ)。
高さ70㌢で、境内で一番大きい。
右も、上の写真に見えますね。 風神(ふうじん)。
手の位置に注目。 左手上、右手下のこのポーズ。 修那羅(しょなら)調の特徴。
五穀豊穣を願って奉納。 地域には風祭の風習が。

通路に並んでいる。 右は、表情が良かったので。

蚕神(かいこがみ)。 蚕の化身だそう。 蚕の育成を祈願して。
右は、対神(ついじん)。 弁財天の雰囲気。

真ん中に、鬼神(きじん)。 これも、修那羅特有のポーズ。
両側に猫神。 ネズミを防ぐ神。
右は、千手(せんじゅ)観音。 顔が4つ、手は10本。
四面十臂(しめんじゅっぴ)の千手観音と言われる。 臂 (ぴ)は「ひじ」と読めるんですね。
お腹(なか)に手がありますね。 修那羅の典型だそう。

これは、プロの石工が彫った。 ここでは一番質の高い石仏。
佐久間象山の奉納と言われる。 何かをお願いして叶ったので、そのお礼か。

山犬だそう。 オオカミと考えてもいいでしょうね。
オオカミは恐ろしいけど、下のことがあるから神様に。 大神となって。 秩父の三峯神社の祭神。
※ オオカミと山犬の違いはっきりしない。 同じと考えるのが主流。
※ オオカミがいなくなって、イノシシ・シカ・サルが一気に増えた。
右は、ささやき(笹焼き)大明神。 山焼きの神様。 笹を持っている。

父子像。 成長を祈願して。 右は姉妹像。 親が奉納。 微笑んでいる。

一番人気の像。 ブナの木の穴の中に。 十一面観音像。 別名、ブナ観音。
かわいい顔。 わが子に似せたのか。

こんな雰囲気で続く。

人面獣身神(じんめんじゅうしんじん)。
こんこうさま、と書いてあるそう。 狐にとり憑(つ)かれるたら、取ってくれる。
右は、ペンチのようなヤットコを持っている鬼神。
嘘をついたら地獄で閻魔様に舌を抜かれるぞ、って。 それを表現。

最後です。 手前左は、摩利支天(まりしてん)。 戦いのとき守ってくれる。 ※ 山本勘助のお守りはこれ。
右端は、神農(しんのう)。 稲をくわえ、持っている。 田の神。
左後ろに、蔵王権現(ざおうごんげん)。 いつもこの姿。 修験道の本尊。

この後、山を下った。

生活に困らないで、家族みんなが幸せに暮らせるようになりたい。
そんな願いを込めての、石神仏の奉納でしたね。
今の自分達は、ぜいたくな望みが多すぎます。
ちゃんと食べられて、普通に生きられるのが基本。
健康に暮らせる以外はみんな贅沢(ぜいたく)。
そのことを、時々忘れます。
【記事紹介】
平野神社の桜には、多くの種類が。 ウコン、楊貴妃、平野妹背、御衣黄、白雲、他。~京都市~ 他 (2015/4/11)
真野御陵(順徳天皇御火葬塚)。 真野宮(亡くなった所)。 妙宣寺。 都忘れの花。 佐渡国分寺。~佐渡市~ 他 (2017/5/12)
【今日の一曲】 夏は来ぬ
【明日の予定】 青木村のどこか。 天気が良ければ歩く。
※ 都道府県別のブログタイトル一覧表は、右をクリック。
(放浪の旅Ⅱと放浪の旅Ⅰの両方です。 記事の総数は3700ほど。)
※ プロフィール・・・。 ⇒
今までの記事には、この2枚だけ。
【ランキング】 国内旅行、2位。 旅行全体、6位です。
気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。
※ クリックするバナーは、下のです。
ランキングが、見られます。
⇓
ランキング
※ 最初は、国内旅行のランキングが。
旅行をクリックすると、旅行全体のが。
※ 1回のクリックで、10ポイント。
【拍 手】 下に。
.
その石神仏(せきしんぶつ)によって、人々の心が見えてくる。
見学の面白さはそこに。
・ ・ ・ ・ ・
場所は、舟窪山(ふなくぼやま)の頂上付近。
安宮(やすみや)神社の裏山に。
※ 修那羅大天武(しよならだいてんむ)が創建。(1860年)
※ ここの石神仏群は、修那羅石仏群と紹介されることも。
石神仏は、山の斜面の森の道に並んでいる。
そこには下界とは違う、別の時間と空気が流れていた。
今日から季節の上では夏。 立夏です。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。

( 写真の上にカーソルを置いて、open になってクリックしたら、一瞬に大きく。 再度クリックしたら、元に)
峠の駐車場から歩く。 800㍍。 ※ しょならは、しゅならとも。


鳥居の道を上がっていく。 説明が。
※ 像の姿が独特で、修那羅調と呼ばれる。(手の位置に大きな特徴)
※ 間もなく、ウコンとヨウキヒの桜が。 6月にはミヤコワスレの花。


参道はずっと坂道。 青木村方面が見える。


20分ほどで着いた。 安宮神社拝殿。 右の小さな鳥居をくぐって裏に。
右の木はウコンの桜。 緑の植物は全部、ミヤコワスレ。 花はまだ。(順徳天皇がこの花を有名に)(最後に)
石仏の地図をいただいた。 説明付き。


これは、ヨウキヒ(楊貴妃)。 間もなく咲きますね。 ※ どっちの桜も、京都の平野神社に。(最後に)
右はウコン(鬱金)。 咲き始めた。 ※ ギョイコウ(御衣黄)より色が薄い。 ウコン・・ターメリック。


神社の裏に。 石神仏は全体的に小さい。

上に見える像。 この神社を創建した、脩那羅大天武(しよならだいてんむ)。
高さ70㌢で、境内で一番大きい。
右も、上の写真に見えますね。 風神(ふうじん)。
手の位置に注目。 左手上、右手下のこのポーズ。 修那羅(しょなら)調の特徴。
五穀豊穣を願って奉納。 地域には風祭の風習が。


通路に並んでいる。 右は、表情が良かったので。


蚕神(かいこがみ)。 蚕の化身だそう。 蚕の育成を祈願して。
右は、対神(ついじん)。 弁財天の雰囲気。

真ん中に、鬼神(きじん)。 これも、修那羅特有のポーズ。
両側に猫神。 ネズミを防ぐ神。
右は、千手(せんじゅ)観音。 顔が4つ、手は10本。
四面十臂(しめんじゅっぴ)の千手観音と言われる。 臂 (ぴ)は「ひじ」と読めるんですね。
お腹(なか)に手がありますね。 修那羅の典型だそう。


これは、プロの石工が彫った。 ここでは一番質の高い石仏。
佐久間象山の奉納と言われる。 何かをお願いして叶ったので、そのお礼か。

山犬だそう。 オオカミと考えてもいいでしょうね。
オオカミは恐ろしいけど、下のことがあるから神様に。 大神となって。 秩父の三峯神社の祭神。
※ オオカミと山犬の違いはっきりしない。 同じと考えるのが主流。
※ オオカミがいなくなって、イノシシ・シカ・サルが一気に増えた。
右は、ささやき(笹焼き)大明神。 山焼きの神様。 笹を持っている。


父子像。 成長を祈願して。 右は姉妹像。 親が奉納。 微笑んでいる。


一番人気の像。 ブナの木の穴の中に。 十一面観音像。 別名、ブナ観音。
かわいい顔。 わが子に似せたのか。


こんな雰囲気で続く。

人面獣身神(じんめんじゅうしんじん)。
こんこうさま、と書いてあるそう。 狐にとり憑(つ)かれるたら、取ってくれる。

右は、ペンチのようなヤットコを持っている鬼神。
嘘をついたら地獄で閻魔様に舌を抜かれるぞ、って。 それを表現。


最後です。 手前左は、摩利支天(まりしてん)。 戦いのとき守ってくれる。 ※ 山本勘助のお守りはこれ。
右端は、神農(しんのう)。 稲をくわえ、持っている。 田の神。
左後ろに、蔵王権現(ざおうごんげん)。 いつもこの姿。 修験道の本尊。

この後、山を下った。

生活に困らないで、家族みんなが幸せに暮らせるようになりたい。
そんな願いを込めての、石神仏の奉納でしたね。
今の自分達は、ぜいたくな望みが多すぎます。
ちゃんと食べられて、普通に生きられるのが基本。
健康に暮らせる以外はみんな贅沢(ぜいたく)。
そのことを、時々忘れます。
【記事紹介】
平野神社の桜には、多くの種類が。 ウコン、楊貴妃、平野妹背、御衣黄、白雲、他。~京都市~ 他 (2015/4/11)
真野御陵(順徳天皇御火葬塚)。 真野宮(亡くなった所)。 妙宣寺。 都忘れの花。 佐渡国分寺。~佐渡市~ 他 (2017/5/12)
【今日の一曲】 夏は来ぬ
【明日の予定】 青木村のどこか。 天気が良ければ歩く。
※ 都道府県別のブログタイトル一覧表は、右をクリック。

(放浪の旅Ⅱと放浪の旅Ⅰの両方です。 記事の総数は3700ほど。)
※ プロフィール・・・。 ⇒


【ランキング】 国内旅行、2位。 旅行全体、6位です。
気に入った所がありましたら、クリックをよろしく。
※ クリックするバナーは、下のです。
ランキングが、見られます。
⇓

※ 最初は、国内旅行のランキングが。
旅行をクリックすると、旅行全体のが。
※ 1回のクリックで、10ポイント。
【拍 手】 下に。
.
コメント
コメントの投稿
トラックバック
https://akkamui.com/tb.php/3154-ff8b18fc