芭蕉はなぜ山寺にやって来たのか。
それは、尾花沢にいた時、いい所だよって勧められたからだった。
名作が生まれた。 来てよかった。
平日なのに、どうしてこんなに人がいるのだろう。
石段が、ずっと続く。
みんな大変。
でも、この大変と云うのが、大きな魅力。
天気が良すぎて、写真は大変。
暗い所と明るい所の差が、大きい。
上手くいかない。
☆ ☆ ☆ ☆
山寺と谷をはさんだ反対側の山に、芭蕉記念館とお土産屋さんがある。
広い駐車場があって、そこに停めさせてもらった。 無料。
庭がいい。
こっちに来ると、山寺全体が見られる。
仙山線を走る列車がやって来た。 左に駅。
※ 仙山線は、仙台と山形の間。
天童と仙台間、山形と仙台間の道はあるが、山寺から仙台への道はない。
山寺は、山にへばりついている。
行けるのは、真ん中だけで、両側は観光客は行けない。
※ 下の駐車場の人が教えてくれたんだが、昔は、左の岩に誰もが行けたそう。
行ってみたい。
右には、行けない。
人がいるのは、五大堂。 ここからの眺めが、一番。
お土産屋さんの道を通って。
山寺のちゃんとした名前は、立石寺(りっしゃくじ)。 でも、みんな山寺と呼ぶ。 ここの町も、山寺。
ここを登ってスタート。 登山口、となっている。 奥の院まで、1015段。
※ 羽黒山の石段は、2446段。 昔のままの石段。 いい。
九州の美郷町に3333段の石段があるが、これは日本一を目指して作ったもので、石段の魅力は小さい。
根本中堂。 比叡山からもらった法灯がともっている。
※ 昔、山寺が焼き討ちにあった時、法灯は消えた。 延暦寺から再度もらった。
延暦寺が焼き討ちにあった時、法灯は消えた。 山寺の法灯が、延暦寺に行った。
中はこう。
ご神木とある。 寺なのに神木かと思った。 そうしたら、そばに日枝神社があった。
左に、高浜虚子親子の句碑も。
芭蕉と曾良の像。
閑(しず)かさや・・・の句碑。
感じのいい像です。
力こんにゃくなどが売っている、お土産屋さん。
右の写真から、有料。 300円。 良心的な料金。
本格的な登りが始まる。
石段の周りには、必ず何かがある。 退屈しない。
姥(うば)堂。 ここから上は極楽。 下は地獄。
数えきれないお地蔵さん。 参拝者を見守っている。
石段を一つ登れば、煩悩が一つ消える。 体は軽くなる。
木柱(もくちゅう)という板がある。 上の方に車が付いている。
その車を、南無阿弥陀仏と唱えて回すと、若くして亡くなった者が、また生まれることができる。
何度も曲がって、上に行く。
「何澄ましてんだよ~」って言いたくなる。
蝉塚。 芭蕉の句を書いた短冊が埋めてある。
※ 芭蕉は、どうして蝉を詠ったのか。
寺の住職さんの考え。 (これが、一般的なようです)
大小の岩や穴にぶつかった山寺の蝉の声は、聞く場所によって趣きが違い、交響曲のようです。
芭蕉が詠んだのは特定の蝉ではなく、魂のはかなさや哀れさ、
芭蕉の亡き主君の蝉吟(せんぎん)への敬愛を蝉に託したのではないでしょうか。
本当は「心にしみ入った」んだけど、それだと直接的だから、「岩にしみ入る」としたのかな。
※ 芭蕉は急にここに来たから、しずかさや・・の句は、事前に作ってあったものではないことが分かる。
この風景を見て、即興のように作ったんだから、芭蕉はすごい。
最上川を下る、五月雨を・・の句は、下る前に、ほとんど出来上がっていた。
上に見える門は、仁王門。 だいぶ登った。
五大堂とかは、左の上にある。
仁王門。 岩は、穴だらけ。
開山堂が見えた。 小さいのは、納経堂。 小さいのが、一番古いと云う。
奥ノ院まで、あと少し。
五大堂に向かう。
開山堂の前から。 向こうから来た。
開山堂の横を通って、五大堂へ。
着きました。
こうです。 いい眺めです。 絶景。
細い道があったので行ってみた。 行き止まり。
ここを下りて戻る。
別の場所から。
下から右に登って開山堂に行った。
観光客は行けない。
着きました。 頂上。 右、奥の院。 左、大仏殿。
奥の院。 おみくじを買ったが、吉。 私は、大吉を見たことが無い。
大仏殿。 大きな仏像がある。 私もお参り。 無事に旅が続けられますように、って。
たいへんだ。
こっちに行くと、小さな三重の塔がある。
小さすぎるので、仕舞ってある。
隣の建物の奥に、仏像。 聖観世音菩薩。
※ 平安時代のものだそう。 例え古くても、はっきり証明されなければ、価値は低い。
後の時代に手を加えても、ダメのよう。
これは、私もやった。
こういうもの。 苦しむのはいやだ。
※ 少し前、院内に行った時、ある神社があった。
そこでお参りすると、ころっと死ねるとあった。
お年寄りがいっぱいお参り来るそうだ。
上のような場面を見ても、写真に撮れる人は少ない。
お願いして、動画に撮らせてもらえばよかった。
大きな数珠の球が、上の方で、音を立てて落ちる。
最後にもう一度見て、下山。
道は、一本道ではなく、時々分岐している。
スタコラ下りてきて、道に出た。
道端にあった、対面石。
山寺を開山した磁覚大師が、初めてこの地に来た時、地元の猟師とこの岩の上で、寺を建てる場所を相談したと云う。
芭蕉が見た風景が、300年以上経った今も、変わらずに残っていた。
山寺の魅力は、芭蕉の魅力と合わさって、大きい。
【道の駅】 天童温泉 ※ 100円の温泉が魅力。
【明日の予定】 上山市の山の中。 小さな宿場町がある。 昔の、羽州街道。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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それは、尾花沢にいた時、いい所だよって勧められたからだった。
名作が生まれた。 来てよかった。
平日なのに、どうしてこんなに人がいるのだろう。
石段が、ずっと続く。
みんな大変。
でも、この大変と云うのが、大きな魅力。
天気が良すぎて、写真は大変。
暗い所と明るい所の差が、大きい。
上手くいかない。
☆ ☆ ☆ ☆
山寺と谷をはさんだ反対側の山に、芭蕉記念館とお土産屋さんがある。
広い駐車場があって、そこに停めさせてもらった。 無料。
庭がいい。

こっちに来ると、山寺全体が見られる。
仙山線を走る列車がやって来た。 左に駅。
※ 仙山線は、仙台と山形の間。
天童と仙台間、山形と仙台間の道はあるが、山寺から仙台への道はない。

山寺は、山にへばりついている。
行けるのは、真ん中だけで、両側は観光客は行けない。
※ 下の駐車場の人が教えてくれたんだが、昔は、左の岩に誰もが行けたそう。
行ってみたい。

右には、行けない。
人がいるのは、五大堂。 ここからの眺めが、一番。


お土産屋さんの道を通って。

山寺のちゃんとした名前は、立石寺(りっしゃくじ)。 でも、みんな山寺と呼ぶ。 ここの町も、山寺。
ここを登ってスタート。 登山口、となっている。 奥の院まで、1015段。
※ 羽黒山の石段は、2446段。 昔のままの石段。 いい。
九州の美郷町に3333段の石段があるが、これは日本一を目指して作ったもので、石段の魅力は小さい。

根本中堂。 比叡山からもらった法灯がともっている。
※ 昔、山寺が焼き討ちにあった時、法灯は消えた。 延暦寺から再度もらった。
延暦寺が焼き討ちにあった時、法灯は消えた。 山寺の法灯が、延暦寺に行った。

中はこう。

ご神木とある。 寺なのに神木かと思った。 そうしたら、そばに日枝神社があった。
左に、高浜虚子親子の句碑も。


芭蕉と曾良の像。

閑(しず)かさや・・・の句碑。

感じのいい像です。


力こんにゃくなどが売っている、お土産屋さん。
右の写真から、有料。 300円。 良心的な料金。


本格的な登りが始まる。

石段の周りには、必ず何かがある。 退屈しない。

姥(うば)堂。 ここから上は極楽。 下は地獄。


数えきれないお地蔵さん。 参拝者を見守っている。

石段を一つ登れば、煩悩が一つ消える。 体は軽くなる。

木柱(もくちゅう)という板がある。 上の方に車が付いている。
その車を、南無阿弥陀仏と唱えて回すと、若くして亡くなった者が、また生まれることができる。



何度も曲がって、上に行く。

「何澄ましてんだよ~」って言いたくなる。

蝉塚。 芭蕉の句を書いた短冊が埋めてある。

※ 芭蕉は、どうして蝉を詠ったのか。
寺の住職さんの考え。 (これが、一般的なようです)
大小の岩や穴にぶつかった山寺の蝉の声は、聞く場所によって趣きが違い、交響曲のようです。
芭蕉が詠んだのは特定の蝉ではなく、魂のはかなさや哀れさ、
芭蕉の亡き主君の蝉吟(せんぎん)への敬愛を蝉に託したのではないでしょうか。
本当は「心にしみ入った」んだけど、それだと直接的だから、「岩にしみ入る」としたのかな。
※ 芭蕉は急にここに来たから、しずかさや・・の句は、事前に作ってあったものではないことが分かる。
この風景を見て、即興のように作ったんだから、芭蕉はすごい。
最上川を下る、五月雨を・・の句は、下る前に、ほとんど出来上がっていた。



上に見える門は、仁王門。 だいぶ登った。


五大堂とかは、左の上にある。

仁王門。 岩は、穴だらけ。


開山堂が見えた。 小さいのは、納経堂。 小さいのが、一番古いと云う。

奥ノ院まで、あと少し。


五大堂に向かう。

開山堂の前から。 向こうから来た。

開山堂の横を通って、五大堂へ。


着きました。


こうです。 いい眺めです。 絶景。


細い道があったので行ってみた。 行き止まり。

ここを下りて戻る。


別の場所から。

下から右に登って開山堂に行った。

観光客は行けない。


着きました。 頂上。 右、奥の院。 左、大仏殿。

奥の院。 おみくじを買ったが、吉。 私は、大吉を見たことが無い。

大仏殿。 大きな仏像がある。 私もお参り。 無事に旅が続けられますように、って。

たいへんだ。

こっちに行くと、小さな三重の塔がある。

小さすぎるので、仕舞ってある。

隣の建物の奥に、仏像。 聖観世音菩薩。
※ 平安時代のものだそう。 例え古くても、はっきり証明されなければ、価値は低い。
後の時代に手を加えても、ダメのよう。

これは、私もやった。

こういうもの。 苦しむのはいやだ。
※ 少し前、院内に行った時、ある神社があった。
そこでお参りすると、ころっと死ねるとあった。
お年寄りがいっぱいお参り来るそうだ。

上のような場面を見ても、写真に撮れる人は少ない。
お願いして、動画に撮らせてもらえばよかった。
大きな数珠の球が、上の方で、音を立てて落ちる。


最後にもう一度見て、下山。


道は、一本道ではなく、時々分岐している。

スタコラ下りてきて、道に出た。
道端にあった、対面石。
山寺を開山した磁覚大師が、初めてこの地に来た時、地元の猟師とこの岩の上で、寺を建てる場所を相談したと云う。

芭蕉が見た風景が、300年以上経った今も、変わらずに残っていた。
山寺の魅力は、芭蕉の魅力と合わさって、大きい。
【道の駅】 天童温泉 ※ 100円の温泉が魅力。
【明日の予定】 上山市の山の中。 小さな宿場町がある。 昔の、羽州街道。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
山寺
Re: 山寺
崖の上は、何がいいんでしょうね。
まず見晴らしがいい。
危険な所だから、修行している気分になりやすい。
そこの環境に、縦の変化がある。
※ 平面より、複雑。
谷を登って行って、崖に出る。
そんな感じだだったでしょうか。
山寺は。
まず見晴らしがいい。
危険な所だから、修行している気分になりやすい。
そこの環境に、縦の変化がある。
※ 平面より、複雑。
谷を登って行って、崖に出る。
そんな感じだだったでしょうか。
山寺は。
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なんでわざわざこういうところに建てるのでしょう。
苦労が偲ばれるます。