青木ヶ原樹海には、散策路があった。
しかし、その道は落ち葉に隠れていて、迷ってもおかしくない道。
人に会うことは滅多になく、不思議な世界に迷い込んだ気分になった。
☆ ☆ ☆ ☆
富士山の周りの森は、みんな青木ヶ原と思っていたが、違った。
北西の部分だけ。
下の案内図は、樹海のなかにあったもの。
右下がスタート。 時計と反対回り。
スタートの、成沢氷穴。 ここに広い駐車場がある。 ここは、最期に見ることに。
樹海遊歩道入口。 小さな山の上の、紅葉(こうよう)台を、まず目指す。
歩き始めたら、この看板。 他の場所にもあった。
※ 有る資料では、人口に対する自殺者の数、つまり自殺率は、青木ヶ原樹海のある山梨県が一番高い。
2009年で、363人。
※ 樹海での自殺者数は、平成17年度からの3年間は、125人、115人、 126人。
3日に1人は、今日歩くどこかで死んでいる。
馬に乗ってる人がいた。 間もなく紅葉台。 この辺りは、樹海っぽくない。
見晴らしは、そんなに良くない。 西湖(さいこ)が見えた。
この後、湖岸に行く。
中央に見えるのが、青木ヶ原樹海。 左の方に、広く広がる。
山を一気に下りる。
樹海に入ったら、すぐ、竜宮洞穴があった。
※ 富士山は、1200年前の平安時代に、爆発があった。
膨大な量の溶岩が、流れた。 固まった所に長年かけて、木が生えた。 そこが青木ヶ原。
熔岩の中の水分が、水蒸気になって、空洞を作った。 空洞の中を熔岩が流れた。 洞窟が出来た。
樹海遊歩道はこんな感じ。 たよりない。 落ち葉が道を隠した。
道でない所はこう。 道に見えてくる所がある。 ※ 入るのは、法で禁止。
※ いたずらを考えた。 しなかったが。
ちゃんとした道に、木とかを置いて、分からなくする。
道でない所に誘い込む。
山用のナビ。 車道から、500㍍程入って来た。
樹海に入って迷ったら出られないと言われている。
ただ、どの方向かに真っ直ぐ進めば、3㌔以内で車道に出る。 ※ 磁石なしで真っ直ぐ進むのは出来ないが。
死に場所を求める人は、遊歩道から少し入った、木や岩の陰に行くのではと、勝手に思った。
不審な物が無いか、キョロキョロしながら、歩いた。
木の根は、岩にしがみつくように伸ばしていた。 何百年経っても、栄養が足りなく、太くなれない。
時折、森の中を、風がゆっくり通り抜ける。 木々を揺らしながら。
その時、風は、「ほ~れ、ほ~れ、こっちに・・・」とささやく。
携帯が使えなくなるとか、磁石が狂うとか云われているが、大丈夫だった。
説明の看板には、必ず、「昼なお暗い」という表現があった。
今は葉が落ちて、割と明るい。 でも、夏なら、きっと暗い。
分岐点に来た。 最初の地図は、ここにあった。
※ ここから遊び。
亡くなった人の場所に、供養のために地蔵さんを建てる。
そうしたら、樹海の中には、何千もの地蔵さん。 不気味な雰囲気になる。
そこで、一人ひとり、トレッキングに挑戦する。
こんなキャッチフレーズで。
「ミステリー。 青木ヶ原樹海踏破に挑戦。 あなたは、戻って来られない」
挑戦する人には、アンテナを付けて、どこにいるか分かるようにする。
戻って来られなかったらアウトで、助けに行く。
この森の不思議。 水の音は決してしない。 小川は無い。
水が無いから、動物はいない。 鳥以外には出会わなかった。
西湖に出た。 左隅に、釣り人が小さく。
爆発の前、富士山の北には、せの海という大きな湖があった。
そこに熔岩が流れ、湖を分断した。 西湖や河口湖や精進湖(しょうじこ)、そして本栖湖は、その時生まれた。
分岐の所に、戻って来た。
道は、こんなになってしまった。
※ 他に、地図にはあっても、はっきり分からなくなってる道もあった。 行かなかったが。
死にたい人に、「命は一つ」とか言っても、心は動かせない。
・もう一度、あたたかい味噌汁を食べてみませんか。
・もう一度、あなたの故郷に行ってみませんか。
・もう一度、青い海に向かって叫んでみませんか。
・少しのお金があれば、何とか生きていけますよ。
・悩みを解決して、それでも死にたかったら、その時、そうしませんか。
富岳風穴に出た。
ここと、スタートの氷穴を見て、500円。 たいしたことなくてもいいか、ということで見た。
色々説明。
大きな口。
ここを入って行く。
氷があった。 夏が来ても、全部とけなかった。
風穴に入って、やっと水を感じた。
冷蔵庫にしていた。
まゆがあった。 光ってる植物も。
戻る。
再び樹海に入って、出発点へ。
青木ヶ原樹海の説明。
歩きにくいと思ったので、今日はトレッキングシューズ。
旭川で買っていた。 今日初めて。 歩きやすい。
古いのは、百名山を30登って、くたびれた。
山を上る時、最近は、登山靴。 靴ずれする部分を、金槌でたたいて柔くした。
青木ヶ原のような所は、全国にあるのかと云うと、ある。
岩手山麓の、焼走り熔岩流。 江戸時代の爆発なので、木は周りしか生えていない。
戻って来て、鳴沢氷穴。
氷は、食べられるほど、きれいということか。
やっと通り抜けられる高さ。
気温は、0度に近い。 寒い。
外はまぶしい。 眼鏡はくもる。
青木ヶ原樹海は、こうしてできました。
青木ヶ原樹海は、歩いていると、悪魔がささやいてくる。
熔岩と木が、ここにしかない雰囲気を作っている。
楽しく歩くという場所ではない。
【その他】 夜の11時過ぎ、ブログの写真を載せようとしていたら、電話が来た。
北海道の北見から。 紋別小学校時代の仲間が集まっていた。
誰かが、私に電話すれとなった。
一人ひとりとお話し。 懐かしい声だった。
いい思い出は、自分の大切な財産。
【関連ブログ】 富士には、月見草がよく似合う ~富嶽百景・太宰治・天下茶屋~ (2009/10/29)
千円札の富士 青木ヶ原~西湖コウモリ穴~ 他 (2009/10/28)
【道の駅】 朝霧高原
【明日の予定】 雨の予報。 たくさん歩けないので、山本勘助の生誕地かな。 遠くない。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行は6位、 旅行全体で13位です。 放浪の旅は38位。
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しかし、その道は落ち葉に隠れていて、迷ってもおかしくない道。
人に会うことは滅多になく、不思議な世界に迷い込んだ気分になった。
☆ ☆ ☆ ☆
富士山の周りの森は、みんな青木ヶ原と思っていたが、違った。
北西の部分だけ。
下の案内図は、樹海のなかにあったもの。
右下がスタート。 時計と反対回り。

スタートの、成沢氷穴。 ここに広い駐車場がある。 ここは、最期に見ることに。

樹海遊歩道入口。 小さな山の上の、紅葉(こうよう)台を、まず目指す。

歩き始めたら、この看板。 他の場所にもあった。
※ 有る資料では、人口に対する自殺者の数、つまり自殺率は、青木ヶ原樹海のある山梨県が一番高い。
2009年で、363人。
※ 樹海での自殺者数は、平成17年度からの3年間は、125人、115人、 126人。
3日に1人は、今日歩くどこかで死んでいる。

馬に乗ってる人がいた。 間もなく紅葉台。 この辺りは、樹海っぽくない。

見晴らしは、そんなに良くない。 西湖(さいこ)が見えた。
この後、湖岸に行く。
中央に見えるのが、青木ヶ原樹海。 左の方に、広く広がる。

山を一気に下りる。

樹海に入ったら、すぐ、竜宮洞穴があった。
※ 富士山は、1200年前の平安時代に、爆発があった。
膨大な量の溶岩が、流れた。 固まった所に長年かけて、木が生えた。 そこが青木ヶ原。


熔岩の中の水分が、水蒸気になって、空洞を作った。 空洞の中を熔岩が流れた。 洞窟が出来た。

樹海遊歩道はこんな感じ。 たよりない。 落ち葉が道を隠した。

道でない所はこう。 道に見えてくる所がある。 ※ 入るのは、法で禁止。
※ いたずらを考えた。 しなかったが。
ちゃんとした道に、木とかを置いて、分からなくする。
道でない所に誘い込む。

山用のナビ。 車道から、500㍍程入って来た。
樹海に入って迷ったら出られないと言われている。
ただ、どの方向かに真っ直ぐ進めば、3㌔以内で車道に出る。 ※ 磁石なしで真っ直ぐ進むのは出来ないが。

死に場所を求める人は、遊歩道から少し入った、木や岩の陰に行くのではと、勝手に思った。
不審な物が無いか、キョロキョロしながら、歩いた。
木の根は、岩にしがみつくように伸ばしていた。 何百年経っても、栄養が足りなく、太くなれない。

時折、森の中を、風がゆっくり通り抜ける。 木々を揺らしながら。
その時、風は、「ほ~れ、ほ~れ、こっちに・・・」とささやく。


携帯が使えなくなるとか、磁石が狂うとか云われているが、大丈夫だった。
説明の看板には、必ず、「昼なお暗い」という表現があった。
今は葉が落ちて、割と明るい。 でも、夏なら、きっと暗い。
分岐点に来た。 最初の地図は、ここにあった。

※ ここから遊び。
亡くなった人の場所に、供養のために地蔵さんを建てる。
そうしたら、樹海の中には、何千もの地蔵さん。 不気味な雰囲気になる。
そこで、一人ひとり、トレッキングに挑戦する。
こんなキャッチフレーズで。
「ミステリー。 青木ヶ原樹海踏破に挑戦。 あなたは、戻って来られない」
挑戦する人には、アンテナを付けて、どこにいるか分かるようにする。
戻って来られなかったらアウトで、助けに行く。
この森の不思議。 水の音は決してしない。 小川は無い。
水が無いから、動物はいない。 鳥以外には出会わなかった。

西湖に出た。 左隅に、釣り人が小さく。

爆発の前、富士山の北には、せの海という大きな湖があった。
そこに熔岩が流れ、湖を分断した。 西湖や河口湖や精進湖(しょうじこ)、そして本栖湖は、その時生まれた。

分岐の所に、戻って来た。

道は、こんなになってしまった。
※ 他に、地図にはあっても、はっきり分からなくなってる道もあった。 行かなかったが。

死にたい人に、「命は一つ」とか言っても、心は動かせない。
・もう一度、あたたかい味噌汁を食べてみませんか。
・もう一度、あなたの故郷に行ってみませんか。
・もう一度、青い海に向かって叫んでみませんか。
・少しのお金があれば、何とか生きていけますよ。
・悩みを解決して、それでも死にたかったら、その時、そうしませんか。
富岳風穴に出た。

ここと、スタートの氷穴を見て、500円。 たいしたことなくてもいいか、ということで見た。

色々説明。


大きな口。

ここを入って行く。

氷があった。 夏が来ても、全部とけなかった。

風穴に入って、やっと水を感じた。

冷蔵庫にしていた。

まゆがあった。 光ってる植物も。


戻る。

再び樹海に入って、出発点へ。

青木ヶ原樹海の説明。

歩きにくいと思ったので、今日はトレッキングシューズ。
旭川で買っていた。 今日初めて。 歩きやすい。
古いのは、百名山を30登って、くたびれた。
山を上る時、最近は、登山靴。 靴ずれする部分を、金槌でたたいて柔くした。

青木ヶ原のような所は、全国にあるのかと云うと、ある。
岩手山麓の、焼走り熔岩流。 江戸時代の爆発なので、木は周りしか生えていない。


戻って来て、鳴沢氷穴。

氷は、食べられるほど、きれいということか。

やっと通り抜けられる高さ。

気温は、0度に近い。 寒い。

外はまぶしい。 眼鏡はくもる。

青木ヶ原樹海は、こうしてできました。

青木ヶ原樹海は、歩いていると、悪魔がささやいてくる。
熔岩と木が、ここにしかない雰囲気を作っている。
楽しく歩くという場所ではない。
【その他】 夜の11時過ぎ、ブログの写真を載せようとしていたら、電話が来た。
北海道の北見から。 紋別小学校時代の仲間が集まっていた。
誰かが、私に電話すれとなった。
一人ひとりとお話し。 懐かしい声だった。
いい思い出は、自分の大切な財産。
【関連ブログ】 富士には、月見草がよく似合う ~富嶽百景・太宰治・天下茶屋~ (2009/10/29)
千円札の富士 青木ヶ原~西湖コウモリ穴~ 他 (2009/10/28)
【道の駅】 朝霧高原
【明日の予定】 雨の予報。 たくさん歩けないので、山本勘助の生誕地かな。 遠くない。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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