佐用姫が好きになった相手は、新羅(朝鮮)に行く。
船を追って、加部島まで来た。
見送って、七日七晩泣きはらした末に、石になってしまった。
その石を祀った神社があった。 佐興姫(さよひめ)神社。
※ ※ ※ ※
唐津市の北部を動き回っている。
呼子(よぶこ)大橋を渡って、風邪の見える丘公園に来た。
呼子大橋。 吊り橋のようだけど、斜めに吊ってるので、吊り橋と言わない。 斜張橋(しゃちょうきょう)。
※
白い建物の向こうは、名護屋城跡。
積らなかったが、朝からずっと雪が舞っていた。 やっと、止んだ。
上着の下にダウンを着たり、寒さ対策をしないと動けない。 軍手もはいてる。
軍手で大丈夫な所が、北海道とは違う。 帽子も靴も、防寒でないし。
唐津市呼子の中心街。 ここから、島への船が出る。
風車。 発電している。
寒さに我慢できなくなったら、鹿児島県に直行かな。
島の北部。 加部島は、橋でつながってるから、島の感じはしない。
見える小さな島は、小川島。 人口は400人程か。 昔は、クジラを獲っていた。
正面が、加唐島。
左は、松島。 島民みんながクリスチャンだそう。 この島に行ってみたい。
田島神社。 あまり気に止めないで、通り過ぎた。
ただ、佐用姫広場とかがあったので、何かなと思っていた。
この島には、何があると分かっていた訳ではないが、来てみた。
島の北端に来た。 夏は、キャンプ場。 牧場も。
正面に小川島。 クジラを獲るのには、特別な技術がいる。 だから、どこでもはやらない。
※ 金子みすゞの育った仙崎が、昔、クジラ漁が盛んだった。
仙崎は、クジラを丁重に弔っていた。 みすゞの気持ちを少し楽にした。
ここです。
小さな灯台。 肥前立石埼灯台。 ※ 埼ですね、崎でなく。 灯台は、普通この字。
※ この後、車に戻って、佐用姫と田島神社について、ネットで調べた。
田島神社に寄って、天童岳に登ることになった。
田島神社。
頼光鳥居とあった。
頼光は、大江山の鬼(酒呑童子)を退治した。
※ 鬼を退治する話の、一部。 「鬼殺し」の酒を飲ませた。 安いから、私もたまに飲む。
田島神社の山門。
石段の横に、歌碑があった。 杉浦 翠子(すぎうら すいこ)と云う人の歌と、裏にあった。
佐用姫を歌っている。
※ 領巾(ひれ)は、こんな物のよう。
古代の服飾具の一つ。 女性が首から肩にかけ、左右に垂らして飾りとした布。
※ 杉浦翠子は、こんな人だった。
北原白秋に入門、大正5年(1916年)にはアララギに入会、さらに斎藤茂吉に師事する。
3首、紹介。
職を求めて 村より村に移住する 鮮人土工の 群れゆく信濃路 昭和十一年
米を洗ふ 五本の指の 水づきに 冬こそ来れ 爪くれなゐに 昭和二十四年
男子(おのこ)らと 詩魂を競う 三十年みちの 小石も 我が歌に泣け 昭和三十一年
山門には、仁王様の代わりに、こんな像。
韓国のトルハルバンという像に似ている。 名護屋城博物館の入り口にあった。 こんな像。(Wiki)
正面は、田島神社の拝殿。 左の赤いのは、佐興姫(さよひめ)神社。
こうです。
涙で夫を見送り、神石になったという。 その石が、本殿の奥にあるのか。
この伝説の特徴、また、面白さはどこにあるのか。 そこが問題です。
① 石になったこと。 ② 領巾(ひれ)を振ったこと。
他には・・・・。
そう云う面では、少し物足りない。 鬼無里の鬼女伝説の方が、面白いかも。
ただ、佐用姫伝説は古くからあるため、歌にも詠まれ、有名。 日本書紀にも載ってる。
万葉集にだって、7首。
松浦潟(まつらがた)佐用姫の兒(こ)が領巾振りし山の名のみや聞きつつ居らむ
遠つ人松浦佐用姫夫恋(つまごひ)に領巾振りしより負へる山の名
山の名と言ひ継げとかも佐用姫がこの山の上(へ)に領巾を振りけむ
万代(よろずよ)に語り継げとしこの岳に領巾振らしけむ松浦佐用姫
海原の沖行く舟を帰れとか領巾振らしけむ松浦佐用姫
行く舟を振り留(とど)みかねいかばかり恋(こほ)しくありけむ松浦佐用姫
音に聞き目にはいまだ見ず佐用姫が領巾振りきとふ君松浦山
※ 佐用姫伝説をまとめ直したらどうでしょう。 佐用姫の魅力的な行動をプラスする。
この作業は、素人にはできないから、誰かに頼む。
※ 石になるまで待つ、と云う表現は、森昌子の「立待岬」にあります。 ブログがあります。
拝殿。 田島神社は、九州で最も古い神社の一つ。
立派な山門。 両側に、袖がある。
古くからある、小さな港。
頼光鳥居。
橋の近くの、天童岳の登山口。 山の上に、佐用姫の像がある。
途中に、天童神社。
好きな人が行った、朝鮮の方を見ている。 壱岐や対馬の方角でもある。
この佐用姫像は、陶像(とうぞう)。 陶器で出来ている。
プロの作家が作った表情ではなかった。
橋を渡って、呼子側から、橋の下を歩く。
この橋が出来た時の、島の人の感動は、どれだけだったでしょう。
船が転覆した、子供が病気しても病院に間に合わなかった、そんな話はきっと山ほどある。
遊歩道は、釣り人用にもなっている。
道は、弁天島まで。
橋の斜めのワイヤーが平行。 それが、呼子大橋の特徴。 平行でないのもある。
太陽は、雲のかげに。
弁天島には、小さな神社があった。
鳥居は、浸食されていた。 石を入れる人がいる。
夕日でまぶしそう。
風景だけでなく、そこに伝説があると、旅してても面白い。
伝説の内容と文章を、洗練されたものにする。
そうすると、子供たちが読んでも、大人が読んでも、価値ある物になる。
寒い一日でした。
【その他】 私は知らなかった。 像を作る佐藤忠良さんが、昨年亡くなっていた。
テレビを少し見たら、入っていた。
一昨年、仙台の佐藤忠良記念館に行った。
一番好きになった像は、帽子・夏。 表情がとにかく良かった。 表情は、像の命のように思うかな。
記念館の人は、今は体力が十分でないので、作ってないんですよ、と言った。 その時、97歳。
【動画】 ※ 車のガラスが汚れている。 気が付かなかった。
曲は、きち兵衛さんの「雪よふれ」
【今日の歌】 メロディ・ルイスです。 スペインか、その辺りの出身。 今は、アメリカで活躍。
最初の動画は、最近の物。 20歳を過ぎた。
下のは、デビューした時。 13歳。
【道の駅】 昨晩に同じ。 桃山天下市。
【明日の予定】 虹の松原か。 松島と云う島も検討中。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
【ランキング】 国内旅行は3位、 旅行全体で8位です。
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船を追って、加部島まで来た。
見送って、七日七晩泣きはらした末に、石になってしまった。
その石を祀った神社があった。 佐興姫(さよひめ)神社。
※ ※ ※ ※
唐津市の北部を動き回っている。
呼子(よぶこ)大橋を渡って、風邪の見える丘公園に来た。


呼子大橋。 吊り橋のようだけど、斜めに吊ってるので、吊り橋と言わない。 斜張橋(しゃちょうきょう)。

※


白い建物の向こうは、名護屋城跡。

積らなかったが、朝からずっと雪が舞っていた。 やっと、止んだ。
上着の下にダウンを着たり、寒さ対策をしないと動けない。 軍手もはいてる。
軍手で大丈夫な所が、北海道とは違う。 帽子も靴も、防寒でないし。
唐津市呼子の中心街。 ここから、島への船が出る。

風車。 発電している。

寒さに我慢できなくなったら、鹿児島県に直行かな。
島の北部。 加部島は、橋でつながってるから、島の感じはしない。
見える小さな島は、小川島。 人口は400人程か。 昔は、クジラを獲っていた。

正面が、加唐島。
左は、松島。 島民みんながクリスチャンだそう。 この島に行ってみたい。

田島神社。 あまり気に止めないで、通り過ぎた。
ただ、佐用姫広場とかがあったので、何かなと思っていた。

この島には、何があると分かっていた訳ではないが、来てみた。
島の北端に来た。 夏は、キャンプ場。 牧場も。
正面に小川島。 クジラを獲るのには、特別な技術がいる。 だから、どこでもはやらない。
※ 金子みすゞの育った仙崎が、昔、クジラ漁が盛んだった。
仙崎は、クジラを丁重に弔っていた。 みすゞの気持ちを少し楽にした。

ここです。

小さな灯台。 肥前立石埼灯台。 ※ 埼ですね、崎でなく。 灯台は、普通この字。

※ この後、車に戻って、佐用姫と田島神社について、ネットで調べた。
田島神社に寄って、天童岳に登ることになった。
田島神社。

頼光鳥居とあった。

頼光は、大江山の鬼(酒呑童子)を退治した。

※ 鬼を退治する話の、一部。 「鬼殺し」の酒を飲ませた。 安いから、私もたまに飲む。
田島神社の山門。

石段の横に、歌碑があった。 杉浦 翠子(すぎうら すいこ)と云う人の歌と、裏にあった。
佐用姫を歌っている。
※ 領巾(ひれ)は、こんな物のよう。
古代の服飾具の一つ。 女性が首から肩にかけ、左右に垂らして飾りとした布。

※ 杉浦翠子は、こんな人だった。
北原白秋に入門、大正5年(1916年)にはアララギに入会、さらに斎藤茂吉に師事する。
3首、紹介。
職を求めて 村より村に移住する 鮮人土工の 群れゆく信濃路 昭和十一年
米を洗ふ 五本の指の 水づきに 冬こそ来れ 爪くれなゐに 昭和二十四年
男子(おのこ)らと 詩魂を競う 三十年みちの 小石も 我が歌に泣け 昭和三十一年
山門には、仁王様の代わりに、こんな像。
韓国のトルハルバンという像に似ている。 名護屋城博物館の入り口にあった。 こんな像。(Wiki)

正面は、田島神社の拝殿。 左の赤いのは、佐興姫(さよひめ)神社。

こうです。

涙で夫を見送り、神石になったという。 その石が、本殿の奥にあるのか。


この伝説の特徴、また、面白さはどこにあるのか。 そこが問題です。
① 石になったこと。 ② 領巾(ひれ)を振ったこと。
他には・・・・。
そう云う面では、少し物足りない。 鬼無里の鬼女伝説の方が、面白いかも。
ただ、佐用姫伝説は古くからあるため、歌にも詠まれ、有名。 日本書紀にも載ってる。
万葉集にだって、7首。
松浦潟(まつらがた)佐用姫の兒(こ)が領巾振りし山の名のみや聞きつつ居らむ
遠つ人松浦佐用姫夫恋(つまごひ)に領巾振りしより負へる山の名
山の名と言ひ継げとかも佐用姫がこの山の上(へ)に領巾を振りけむ
万代(よろずよ)に語り継げとしこの岳に領巾振らしけむ松浦佐用姫
海原の沖行く舟を帰れとか領巾振らしけむ松浦佐用姫
行く舟を振り留(とど)みかねいかばかり恋(こほ)しくありけむ松浦佐用姫
音に聞き目にはいまだ見ず佐用姫が領巾振りきとふ君松浦山
※ 佐用姫伝説をまとめ直したらどうでしょう。 佐用姫の魅力的な行動をプラスする。
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※ 石になるまで待つ、と云う表現は、森昌子の「立待岬」にあります。 ブログがあります。
拝殿。 田島神社は、九州で最も古い神社の一つ。

立派な山門。 両側に、袖がある。

古くからある、小さな港。

頼光鳥居。

橋の近くの、天童岳の登山口。 山の上に、佐用姫の像がある。

途中に、天童神社。

好きな人が行った、朝鮮の方を見ている。 壱岐や対馬の方角でもある。

この佐用姫像は、陶像(とうぞう)。 陶器で出来ている。

プロの作家が作った表情ではなかった。

橋を渡って、呼子側から、橋の下を歩く。

この橋が出来た時の、島の人の感動は、どれだけだったでしょう。
船が転覆した、子供が病気しても病院に間に合わなかった、そんな話はきっと山ほどある。

遊歩道は、釣り人用にもなっている。

道は、弁天島まで。
橋の斜めのワイヤーが平行。 それが、呼子大橋の特徴。 平行でないのもある。

太陽は、雲のかげに。

弁天島には、小さな神社があった。

鳥居は、浸食されていた。 石を入れる人がいる。

夕日でまぶしそう。

風景だけでなく、そこに伝説があると、旅してても面白い。
伝説の内容と文章を、洗練されたものにする。
そうすると、子供たちが読んでも、大人が読んでも、価値ある物になる。
寒い一日でした。
【その他】 私は知らなかった。 像を作る佐藤忠良さんが、昨年亡くなっていた。
テレビを少し見たら、入っていた。
一昨年、仙台の佐藤忠良記念館に行った。
一番好きになった像は、帽子・夏。 表情がとにかく良かった。 表情は、像の命のように思うかな。
記念館の人は、今は体力が十分でないので、作ってないんですよ、と言った。 その時、97歳。
【動画】 ※ 車のガラスが汚れている。 気が付かなかった。
曲は、きち兵衛さんの「雪よふれ」
【今日の歌】 メロディ・ルイスです。 スペインか、その辺りの出身。 今は、アメリカで活躍。
最初の動画は、最近の物。 20歳を過ぎた。
下のは、デビューした時。 13歳。
【道の駅】 昨晩に同じ。 桃山天下市。
【明日の予定】 虹の松原か。 松島と云う島も検討中。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
こんにちは
Re: こんにちは
佐藤忠良さんの像は、よく見ます。
少女の像です。 忠良さんの娘さんは、佐藤オリエと云う人。
最近見ないけど、女優さん。
いい像には、滅多に出会えないです。
少女の像です。 忠良さんの娘さんは、佐藤オリエと云う人。
最近見ないけど、女優さん。
いい像には、滅多に出会えないです。
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