カジカガエルの鳴き声を初めて聞いた。
湯船に入っている時だった。
ケロケロとは全く違う声。 音楽を聴いているようだった。
湯は、泡と一緒に、足元から出ていた。
39度と、少し温いが、不思議と温まる。
※ ※ ※ ※
湯川内温泉(ゆがわうちおんせん)は、紫尾山(しびさん)の北山麓にある。
※ 紫尾山は、1000㍍を越える。 登ってみたい。
登山口までの道を確認中。
湯川内温泉は、一軒宿。 かじか荘。
この建物は、湯治のための自炊部屋。
240年前(宝暦4年)に発見された。
その後120年間は島津家御用達の温泉として利用された。
明治に入って、誰もが入ることが出来るようになる。
左の建物に受付があって、お土産も。 旅館としての建物になっている。
旅館の方。 温泉は、300円。
上の湯と下の湯があって、上の湯から入った。
建物は立派とは言えないが、風情はある。 夜になったら、提灯に灯り。
上から見たら、こう。 手前が、下の湯。
湯船の中は、岩と小石。 右に、もう少しある。 一人入っている。
左には女湯があって、つながっている。
深い。 胸くらいまであって、石に腰かけたら、首までつかる。
39度だから、いつまで入っても、のぼせない。
私より年配の人と、30分程入っていた。 底の石の間から、湯が出てくる。 時々泡も。
その人は、いつも、1時間以上入るという。
湯の温度は39度だけど、体はあったまってくる。
湯の成分のせいだろうか。 首まで浸かっているからだろうか。
弱いラドン温泉の感じのよう。 ※ 温泉成分をちゃんと読めば良かった。
上の湯から少し歩くと、温泉神社。
湯川内温泉は、山奥に少し入っただけ。 出水市の町並みが見える。
今度は、下の湯。 左の陰に、おじいちゃんが一人。
上の湯もそうだったが、湯の色は、エメラルド・グリーン。
ここの湯も、底から出てくる。
壁に、こんな張り紙が。 なんか、語呂が悪い。 ぱっとは、直せないが。

※ 少し考えてみた。 殿様が入った湯だから、殿と湯殿は外せない。
まだ未完成だが、こんなの。 短歌の感じで。
「 いにしえの 殿の湯殿で 長湯する 湧き出る湯の色 エメラルド・グリーン 」
おじいちゃんが入る前に撮った写真。 深い。
冬の間は、となりに、熱い湯がある。 加温した湯。
カメラを持って、熱い方に入った。 おじいちゃんは、左の陰に。
この時、カジカガエルの声が、外から聞こえてきた。
おじいちゃんが、カジカガエルだよって、教えてくれた。
本物を初めて聴いた。
下の動画と、同じだった。(私が撮ったのではない)
おじいちゃんは、毎日来ている。 入る場所は、いつも同じ。
顔なじみの人は、それを知ってるから、おじいちゃんが来たら、よけてくれる。
その場所には、取っ手が付いている。 おじいちゃんは、少しだけ足が悪いので、そこに。
熱い湯船。
おじいちゃんは、毎日、温泉の湯を5㍑、持って帰る。
焼酎のお湯割りの湯は、温泉の湯。 いつもそう。 焼酎4、お湯6の割合。
コップに2~3杯飲んだら眠くなる。 7時には寝る。
体は温泉で温まっているから、トイレに起きないで済む。
これを聞いて、今晩、私も飲むことにした。 鳥肉の刺身で飲むと。
脱衣場。 左に少し見えるのは、おじいちゃんが汲んだ温泉の湯。 ※ 熱くはないが。
私が服を着ていたら、おじいちゃんは、こんな恰好をした。
見てごらんと、私を呼んだ。 奥にあった棒を、手前に持ってきて、足をのっけた。
こうやって、いつまでも入る。
この棒は、おじいちゃんが子供の時もあったという。 子供の時のと、同じ棒。
写真を撮るから、隠してね、とお願いした。
おじいちゃんが汲んだ湯。 ※ この焼酎は、この辺りで売っている。
この湯を、おじいちゃんは、持って行きなと言った。
だめだめ、これはおばあちゃんに持って帰る、と言って、遠慮した。
外にある、小さな川。 今は鳴いてない。
夕方になったので、提灯に灯りが点いた。
旅館の方。
坂を上がって来たら、こう見える。
湯船の底から湧き出る、珍しい温泉に、久しぶりに入った。
体はすっかり温まった。 おじいちゃんと話して、心も温まった。
いい温泉だった。
【動画】
温泉までの道です。
途中通った、「野田郷武家屋敷通り」です。
【今日の曲】
ニニロッソは、苦労して苦労して、頂点に昇りつめた。 イタリアの人。
こんなにいい音って、YouTubeには、滅多にない。
トランペットは、ニニ・ロッソ。
以前、同じ演奏で、画像が「太陽がいっぱい」の映画のがあった。 今は、見つからない。
画像は関係ないけど、仕方ない。
少し吹いた後、ピアノの演奏がある。 これが好きなために、聴いている。 その部分を、ぜひ。
※ 映画の、アラン・ドロンも、マリー・ラフォレも、健在です。
【停泊場所】 阿久根市にあるA・Zの駐車場。
【明日の予定】 梅を見るかな。 藤川天神で。 臥龍梅というのがある。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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湯船に入っている時だった。
ケロケロとは全く違う声。 音楽を聴いているようだった。
湯は、泡と一緒に、足元から出ていた。
39度と、少し温いが、不思議と温まる。
※ ※ ※ ※
湯川内温泉(ゆがわうちおんせん)は、紫尾山(しびさん)の北山麓にある。
※ 紫尾山は、1000㍍を越える。 登ってみたい。
登山口までの道を確認中。
湯川内温泉は、一軒宿。 かじか荘。
この建物は、湯治のための自炊部屋。

240年前(宝暦4年)に発見された。
その後120年間は島津家御用達の温泉として利用された。
明治に入って、誰もが入ることが出来るようになる。
左の建物に受付があって、お土産も。 旅館としての建物になっている。

旅館の方。 温泉は、300円。

上の湯と下の湯があって、上の湯から入った。

建物は立派とは言えないが、風情はある。 夜になったら、提灯に灯り。

上から見たら、こう。 手前が、下の湯。

湯船の中は、岩と小石。 右に、もう少しある。 一人入っている。
左には女湯があって、つながっている。
深い。 胸くらいまであって、石に腰かけたら、首までつかる。
39度だから、いつまで入っても、のぼせない。
私より年配の人と、30分程入っていた。 底の石の間から、湯が出てくる。 時々泡も。
その人は、いつも、1時間以上入るという。

湯の温度は39度だけど、体はあったまってくる。
湯の成分のせいだろうか。 首まで浸かっているからだろうか。
弱いラドン温泉の感じのよう。 ※ 温泉成分をちゃんと読めば良かった。
上の湯から少し歩くと、温泉神社。

湯川内温泉は、山奥に少し入っただけ。 出水市の町並みが見える。

今度は、下の湯。 左の陰に、おじいちゃんが一人。
上の湯もそうだったが、湯の色は、エメラルド・グリーン。
ここの湯も、底から出てくる。

壁に、こんな張り紙が。 なんか、語呂が悪い。 ぱっとは、直せないが。

※ 少し考えてみた。 殿様が入った湯だから、殿と湯殿は外せない。
まだ未完成だが、こんなの。 短歌の感じで。
「 いにしえの 殿の湯殿で 長湯する 湧き出る湯の色 エメラルド・グリーン 」
おじいちゃんが入る前に撮った写真。 深い。

冬の間は、となりに、熱い湯がある。 加温した湯。

カメラを持って、熱い方に入った。 おじいちゃんは、左の陰に。
この時、カジカガエルの声が、外から聞こえてきた。
おじいちゃんが、カジカガエルだよって、教えてくれた。
本物を初めて聴いた。

下の動画と、同じだった。(私が撮ったのではない)
おじいちゃんは、毎日来ている。 入る場所は、いつも同じ。
顔なじみの人は、それを知ってるから、おじいちゃんが来たら、よけてくれる。
その場所には、取っ手が付いている。 おじいちゃんは、少しだけ足が悪いので、そこに。
熱い湯船。

おじいちゃんは、毎日、温泉の湯を5㍑、持って帰る。
焼酎のお湯割りの湯は、温泉の湯。 いつもそう。 焼酎4、お湯6の割合。
コップに2~3杯飲んだら眠くなる。 7時には寝る。
体は温泉で温まっているから、トイレに起きないで済む。
これを聞いて、今晩、私も飲むことにした。 鳥肉の刺身で飲むと。
脱衣場。 左に少し見えるのは、おじいちゃんが汲んだ温泉の湯。 ※ 熱くはないが。

私が服を着ていたら、おじいちゃんは、こんな恰好をした。
見てごらんと、私を呼んだ。 奥にあった棒を、手前に持ってきて、足をのっけた。
こうやって、いつまでも入る。
この棒は、おじいちゃんが子供の時もあったという。 子供の時のと、同じ棒。
写真を撮るから、隠してね、とお願いした。

おじいちゃんが汲んだ湯。 ※ この焼酎は、この辺りで売っている。
この湯を、おじいちゃんは、持って行きなと言った。
だめだめ、これはおばあちゃんに持って帰る、と言って、遠慮した。

外にある、小さな川。 今は鳴いてない。

夕方になったので、提灯に灯りが点いた。

旅館の方。

坂を上がって来たら、こう見える。

湯船の底から湧き出る、珍しい温泉に、久しぶりに入った。
体はすっかり温まった。 おじいちゃんと話して、心も温まった。
いい温泉だった。
【動画】
温泉までの道です。
途中通った、「野田郷武家屋敷通り」です。
【今日の曲】
ニニロッソは、苦労して苦労して、頂点に昇りつめた。 イタリアの人。
こんなにいい音って、YouTubeには、滅多にない。
トランペットは、ニニ・ロッソ。
以前、同じ演奏で、画像が「太陽がいっぱい」の映画のがあった。 今は、見つからない。
画像は関係ないけど、仕方ない。
少し吹いた後、ピアノの演奏がある。 これが好きなために、聴いている。 その部分を、ぜひ。
※ 映画の、アラン・ドロンも、マリー・ラフォレも、健在です。
【停泊場所】 阿久根市にあるA・Zの駐車場。
【明日の予定】 梅を見るかな。 藤川天神で。 臥龍梅というのがある。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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コメント
かじかの美鳴声~ 癒されます~
Re: タイトルなし
カエルの鳴き声とは思えない、そんな美しさですね。
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