もし、鞍馬山に義経がいなかったら、貴船に和泉式部がいなかったら、
両方とも魅力は小さなものでしょうね。
久しぶりに、山道を歩いた。 距離は、6.5㌔。
鞍馬は、京都駅から遠い。
先日のブログに書いたが、加茂川と高野川の合流地点に、叡山電鉄出町柳駅がある。
ここまで、市バスで行って、鞍馬駅まで電車に乗る。
電車は混んでた。
駅を下りたら、鞍馬寺仁王門が見えた。 ここの道は、鞍馬街道。 この時、12時。
通りは、門前町の風情。
鞍馬駅で降りて、貴船口駅から乗る。 結構歩く。
20分ほど歩いたら、由岐(ゆき)神社に着いた。 ※ 豊臣秀頼が関わってる。
右向こうに、小さな建物があるが、川上地蔵堂。 義経が修行の時、お参りしたとあった。
道を挟んだ向かいに、義経の供養塔があった。 新しい。
道は何回も折れて、登って行く。 九十九折りの道。 ※ つづらおり。
清少納言が枕草子で、こう書いた。
「近うて遠きもの・・・くらまの九十九折りといふ道」
義経は、7歳から10年間、この山で修行する。 文武両方。
初め遮那王、その後、牛若丸。
やっと歩ける人も、来る。
鞍馬寺の本殿金堂。
金堂前にあったのは、狛犬(こまいぬ)でなく、虎だった。
名前は、阿吽(あうん)の虎。 これは、口を閉じてるから、吽の虎。
少し行った所に、与謝野晶子の書斎「冬柏亭」があった。 東京から移築したもの。
※ ここの寺の初代管長は、与謝野晶子の直弟子。 夫婦で、ここによく来たという。
歌碑があったが、よく分からなかった。 ※ 魅力を感じたら調べるんだが・・・。
義経公 息継ぎの水。 修行の場はもっと奥。 牛若丸は、途中、ここで水を飲んだとあった。
背比べ石。 中央右。 1㍍程の高さの石。
背比べしたのは、平泉の秀衝を頼って出発する前とあった。
ここで、石の高さが低いとか、文句を言ってもしょうがない。
息継ぎの水もこれも、伝説。 事実は、この山で修行したということだけ。
木の根が飛び出している。 だから、木の根道。 土が硬くて、石が多くて、根は潜り込めない。
鞍馬山の道の特徴。 ここは背比べ石の近くで、山道で一番高い。 後は下り。
これは、遊び。 こんな枯れた木があった。
「これこれ。○○さん」と呼んでるようだ。
義経は、何で鞍馬寺に来たのか。 それは、母の常磐御前が、一条長成に嫁いだため。
上にも書いたが、7歳の時。
義経が2歳の時に、父の義朝は戦いに負け死んだ。
常磐御前は、義経と2人の兄を連れて、奈良の方に逃亡した。
※ 平氏の話ではないが、とにかく、負けたら追われる。
僧上ヶ谷不動堂。 この辺りで、武術を学んだとあった。
義経は、僧になるのがいやだから、鞍馬寺を出た。 ※ 兄2人は、僧。
10年いたというから、出たのは、17歳頃か。
なぜ、奥州平泉の藤原秀衝なのかが、問題になる。
秀衝の妻の父は、常磐御前が嫁いだ一条長成の親戚だった。 その伝手(つて)を頼った。
義経堂。 義経の御魂はこの山にあるということで、建てた。
こんな道を一気に下った。 根は踏まれて、すり減っていた。
奥ノ院。 奥ノ院だから、鞍馬寺の一番奥か。 下る途中にあった。
こうなる必要が、どうしてあるんだろう。
山を下りた。 貴船川の入り口。 山に入るには、200円かかる。
少し歩いて、左に行ったら、貴船神社。
貴船神社。 絵馬の発祥の地とあった。
ここは、加茂川の上流。 水の神様。 貴船は、ふつうはきぶねと濁るが、神社だけはきふね。 水の神様だから、濁らない。
貴船の加茂川沿いの道は、和泉式部恋の道と呼ばれる。
後で出てくるが、とにかく、いい歌をつくった。
和泉式部恋の道。 右は、加茂川。 ※ 鴨川は、高野川と別れてから、加茂川とも書く。
左に、結社(ゆいのやしろ)がある。
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)に関わる、縁結びの神。
和泉式部も、ここに来てお願いした。
こんな歌。
「もの思へば 澤のほたるも わがが身より あくがれいずる 魂かとぞ見る」 ※ 魂~たま
跳ぶホタルが、自分の体から抜けた、魂に見えたと詠んだ。
自分は今、抜け殻のようだと言っている。
すごい歌だと思う。 この歌一つで、貴船の魅力は数倍になった。
詳しくは、ここに。
さらに歩いて、奥宮の入り口。 昔は、奥宮が貴船神社の中心。 和泉式部も来た。
ここで身を清めて、恋の成就を願うため、奥宮に向かった。
参道。
奥宮。 本殿は、後ろの建物。 ここで願い、願いはかなったようだ。
小式部内侍(こしきぶのないし)は、この人の娘。 下の歌を詠んでいる。
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立 ※ 関連ブログ 「大江山・・・」
貴船は、京都の奥座敷と呼ばれる。 恋の道を戻った。
あざやか。
貴船口駅までの2㌔程を歩いた。
途中に、蛍岩があった。 この辺りが、蛍の名所。 和泉式部の歌が紹介されていた。
貴船口駅。 4時間ほど歩いた。
京都タワーの新しいライトアップ。 今日からスタート。
今日は、義経の面影を追って、その後、いい歌に出会った。
その土地を訪れた時、人が関わっている歴史があると、面白さや魅力が増すように思いますね。
義経も和泉式部も、魅力いっぱい。
【道の駅】 ガレリアかめおか
【明日の予定】 嵯峨野の北の方か。 前回行けなかった。
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8,9月分だけ、タイトル一覧表が出来ています。
【ランキング】 国内旅行は 6位、 旅行全体で15位です。 放浪の旅は、44位です。
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両方とも魅力は小さなものでしょうね。
久しぶりに、山道を歩いた。 距離は、6.5㌔。
鞍馬は、京都駅から遠い。
先日のブログに書いたが、加茂川と高野川の合流地点に、叡山電鉄出町柳駅がある。
ここまで、市バスで行って、鞍馬駅まで電車に乗る。
電車は混んでた。
駅を下りたら、鞍馬寺仁王門が見えた。 ここの道は、鞍馬街道。 この時、12時。
通りは、門前町の風情。

鞍馬駅で降りて、貴船口駅から乗る。 結構歩く。
20分ほど歩いたら、由岐(ゆき)神社に着いた。 ※ 豊臣秀頼が関わってる。
右向こうに、小さな建物があるが、川上地蔵堂。 義経が修行の時、お参りしたとあった。
道を挟んだ向かいに、義経の供養塔があった。 新しい。

道は何回も折れて、登って行く。 九十九折りの道。 ※ つづらおり。
清少納言が枕草子で、こう書いた。
「近うて遠きもの・・・くらまの九十九折りといふ道」

義経は、7歳から10年間、この山で修行する。 文武両方。
初め遮那王、その後、牛若丸。

やっと歩ける人も、来る。

鞍馬寺の本殿金堂。

金堂前にあったのは、狛犬(こまいぬ)でなく、虎だった。
名前は、阿吽(あうん)の虎。 これは、口を閉じてるから、吽の虎。

少し行った所に、与謝野晶子の書斎「冬柏亭」があった。 東京から移築したもの。
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背比べ石。 中央右。 1㍍程の高さの石。

背比べしたのは、平泉の秀衝を頼って出発する前とあった。

ここで、石の高さが低いとか、文句を言ってもしょうがない。
息継ぎの水もこれも、伝説。 事実は、この山で修行したということだけ。
木の根が飛び出している。 だから、木の根道。 土が硬くて、石が多くて、根は潜り込めない。
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これは、遊び。 こんな枯れた木があった。
「これこれ。○○さん」と呼んでるようだ。

義経は、何で鞍馬寺に来たのか。 それは、母の常磐御前が、一条長成に嫁いだため。
上にも書いたが、7歳の時。
義経が2歳の時に、父の義朝は戦いに負け死んだ。
常磐御前は、義経と2人の兄を連れて、奈良の方に逃亡した。
※ 平氏の話ではないが、とにかく、負けたら追われる。
僧上ヶ谷不動堂。 この辺りで、武術を学んだとあった。

義経は、僧になるのがいやだから、鞍馬寺を出た。 ※ 兄2人は、僧。
10年いたというから、出たのは、17歳頃か。
なぜ、奥州平泉の藤原秀衝なのかが、問題になる。
秀衝の妻の父は、常磐御前が嫁いだ一条長成の親戚だった。 その伝手(つて)を頼った。
義経堂。 義経の御魂はこの山にあるということで、建てた。

こんな道を一気に下った。 根は踏まれて、すり減っていた。

奥ノ院。 奥ノ院だから、鞍馬寺の一番奥か。 下る途中にあった。

こうなる必要が、どうしてあるんだろう。

山を下りた。 貴船川の入り口。 山に入るには、200円かかる。

少し歩いて、左に行ったら、貴船神社。

貴船神社。 絵馬の発祥の地とあった。
ここは、加茂川の上流。 水の神様。 貴船は、ふつうはきぶねと濁るが、神社だけはきふね。 水の神様だから、濁らない。

貴船の加茂川沿いの道は、和泉式部恋の道と呼ばれる。
後で出てくるが、とにかく、いい歌をつくった。

和泉式部恋の道。 右は、加茂川。 ※ 鴨川は、高野川と別れてから、加茂川とも書く。

左に、結社(ゆいのやしろ)がある。
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)に関わる、縁結びの神。

和泉式部も、ここに来てお願いした。


こんな歌。
「もの思へば 澤のほたるも わがが身より あくがれいずる 魂かとぞ見る」 ※ 魂~たま
跳ぶホタルが、自分の体から抜けた、魂に見えたと詠んだ。
自分は今、抜け殻のようだと言っている。
すごい歌だと思う。 この歌一つで、貴船の魅力は数倍になった。

詳しくは、ここに。

さらに歩いて、奥宮の入り口。 昔は、奥宮が貴船神社の中心。 和泉式部も来た。
ここで身を清めて、恋の成就を願うため、奥宮に向かった。

参道。

奥宮。 本殿は、後ろの建物。 ここで願い、願いはかなったようだ。

小式部内侍(こしきぶのないし)は、この人の娘。 下の歌を詠んでいる。
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立 ※ 関連ブログ 「大江山・・・」
貴船は、京都の奥座敷と呼ばれる。 恋の道を戻った。

あざやか。

貴船口駅までの2㌔程を歩いた。
途中に、蛍岩があった。 この辺りが、蛍の名所。 和泉式部の歌が紹介されていた。

貴船口駅。 4時間ほど歩いた。

京都タワーの新しいライトアップ。 今日からスタート。

今日は、義経の面影を追って、その後、いい歌に出会った。
その土地を訪れた時、人が関わっている歴史があると、面白さや魅力が増すように思いますね。
義経も和泉式部も、魅力いっぱい。
【道の駅】 ガレリアかめおか
【明日の予定】 嵯峨野の北の方か。 前回行けなかった。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、こちらです。
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【ランキング】 国内旅行は 6位、 旅行全体で15位です。 放浪の旅は、44位です。
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コメント
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京都
やはり京都の紅葉は綺麗ですね。
建物、周りの物とのバランスがとてもいいですね。
昔の庭師職人達の感覚の良さでしょうか?
写真の 腕 もありますね!
信州は、そろそろ雪景色になりそうなので、長距離の観光は来春かな。
春になったら京都へ行こうと思ってます。
またその時の参考にさせて頂きますね!
建物、周りの物とのバランスがとてもいいですね。
昔の庭師職人達の感覚の良さでしょうか?
写真の 腕 もありますね!
信州は、そろそろ雪景色になりそうなので、長距離の観光は来春かな。
春になったら京都へ行こうと思ってます。
またその時の参考にさせて頂きますね!
Re: 27日にガレリアかめおかに行きます
この土日が、紅葉最後の見頃でしょうか。
トロッコ列車いいですね。 おもちゃのよう。 子どもたち喜びます。
どこかで夜景も見たいですね。
私は27日もいますよ。 車は、駐車場ではなく、園部側の道に。
声をかけてくださいね。
トロッコ列車いいですね。 おもちゃのよう。 子どもたち喜びます。
どこかで夜景も見たいですね。
私は27日もいますよ。 車は、駐車場ではなく、園部側の道に。
声をかけてくださいね。
Re: 京都
京都は温かいです。 冬が近づいてる感じはしません。
まだ、紅葉だって騒いでいる訳ですから、当然ですね。
京都は、どこを歩いても、廃屋とかが見当たらない。
冬になったら雪が降って、四季がはっきりしてる方が、魅力は大きいと思います。
まだ、紅葉だって騒いでいる訳ですから、当然ですね。
京都は、どこを歩いても、廃屋とかが見当たらない。
冬になったら雪が降って、四季がはっきりしてる方が、魅力は大きいと思います。
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