これほど古い家が残っている町並みを、今まで見たことあるだろうか。
400㍍四方の中が、ほとんど昔の家並み。
もちろん、寺内町(じないまち)は、伝建地区に指定されている。
歩いていて、石上露子(いそのかみ-つゆこ)という歌人に出会った(知った)。
今日も、歩いて歩いて、歩いた。
日食の写真も何とか。 雲に入った時に、撮れた。 まあまあだけど。
シューベルトのセレナーデの、ギター演奏のいいのが見つかりました。
また、歌詞を日本語訳したのもありました。
※ ※ ※ ※
あと100㌔程南に行くと、完璧な金環日食が見られる。
ちょうど太陽が雲の中に入った時、肉眼で見ることが出来た。
下の写真の後は、まぶしくてダメ。
周りが、何となく薄暗くなった。
これは、一眼レフで撮影。 望遠。 もっと中に入ったんだが、眩しくて見えなかった。
※ 今いるところでは、片方がくっ付くという感じの、金環日食が見られた。
道の駅かなんの場所はここ。 隣の富田林市まで歩く。
寺内町は、富田林市役所の、市役所の文字の辺り。
元気に歩きだした。 1時間ほどで着く予定。
国道はトンネル。 人は山の上を歩く。
さわやかな、そよ風。 寒くも暑くもない。 もう少し行ったら、右に。
途中から、右に曲がって、県道に入った。
金剛大橋。 川は、石川。 ※ 今いる近くに、金剛山がある。 その金剛。
寺内町に入ってきた。
富田林(とんだばやし)市は、古くは、紀伊国(和歌山県)へ続く街道の宿場町として栄えた。
戦国末期より、寺を中心とする、寺内町として発展した。 ※ 寺は、京都興正寺別院が中心という。
江戸時代に入って、幕府の直轄地になった。 ※ 公儀御料。
酒造業で栄えた。 多くの町家が残った。
※ 直轄地と云うことで、自治を任されていた。 有力町人衆による自治。
歴史について書いてある。 平成9年に伝建地区に選定される。 大阪府の伝建地区は、ここだけ。
どの通りも、完璧。
商家と云うことで、建物の印象が、重くない。
お土産屋さんとかは、1軒もない。
町並みを観光で利益を上げるために残したのではないことが、分かる。
旧杉山家住宅。 重要文化財。
今日は月曜日で、観光案内所も、どこも、全て休み。
酒を作って、成功している。
面白い人に出会いました。 旅をしてて一番楽しいのは、こんな時。
上にある、小板橋の歌は、こんなのです。
小板橋 《 石上露子 》
ゆきずりのわが小板橋 しらしらと一枝のうばら
いづこより流れか寄りし 君まつと踏みし夕べに
いひしらず沁みて匂ひき
今はとて思いに病みて 君が名も夢も捨てむと
なげきつつ夕わたれば ああ、うばらあともとどめず
小板橋ひとりゆらめ
(「明星」明治40年12月号)
※ 解釈を載せます。 (関西から音楽でできること のHPより)
あなたとすれ違った、大切な思い出の小板の橋。
夕闇せまる薄暮の川景色のなか、白い一本の薔薇の枝が
ああ、どこから流れ寄ってきたのでしょうか。
あなたを待って、小板の橋を踏んでいる、この夕べ
言葉にできないほどに、薔薇の薫りが胸にしみてくる。
もはや今となっては、私の胸は痛んでいます。
あなたのことも今まで見た夢もすべて捨ててしまおうと
この夕べ、嘆きながら、橋を渡っていくと
ああ、その薔薇は影も形もなくなり
ただ小板の橋だけが揺れ、私の心も一人ゆらめく
彼女には、2人の子どもがいる。 長男は京大、次男は東大。 2人とも、病気と自殺で亡くなる。
現在どのように評価されているかは分からないが、何かのきっかけで今後どうなるか分からない。
金子みすゞのように。
彼女はまた、反戦の歌も作っている。 時代に流されていない。
石上露子については、ここに詳しく載っています。
※ 山崎豊子が、「花紋」という小説を書いている。
石上露子を描いたものだという。
ここまで多くの建物が残っている伝建地区は、他に思い出せない。
明治時代やその後に、大きな火事はなかったんですね。 残っているということは。
家のすその部分が板張り。 それが特徴でしょうか。 屋根が少し複雑。
忍者も、侵入できない。
慌ただしい時代になっても、ここで暮らせば、しっとりとした生活ができそう。
どんな子供が育つでしょう。
土塀の中に、石が入っている。
壁が銅板。
錆びて、この色。 このサビを、緑青(ろくしょう)と云うのかな。
この後、戻る。
橋の上からの風景。 遠くの山は、二上山。 反対側から見ている。 左が、雄山。
国道のトンネルの上の道で見た。
あと、700㍍。
着きました。 3時頃です。
機会が合ったら、石上露子の本を読んでみたいです。
時間がいっぱいある日が、いつの日か来るでしょう。
富田林寺内町は、レベルの高い伝建地区でした。
【今日の曲】
演奏は、Johanna Beisteiner と云う人。
歌詞の意味を初めて知りました。
【道の駅】 かなん
【明日の予定】 早朝、亀岡に戻って、何を見ましょう。 京都に出るのかな。
見るところを探すのが、たいへん。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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400㍍四方の中が、ほとんど昔の家並み。
もちろん、寺内町(じないまち)は、伝建地区に指定されている。
歩いていて、石上露子(いそのかみ-つゆこ)という歌人に出会った(知った)。
今日も、歩いて歩いて、歩いた。
日食の写真も何とか。 雲に入った時に、撮れた。 まあまあだけど。
シューベルトのセレナーデの、ギター演奏のいいのが見つかりました。
また、歌詞を日本語訳したのもありました。
※ ※ ※ ※
あと100㌔程南に行くと、完璧な金環日食が見られる。
ちょうど太陽が雲の中に入った時、肉眼で見ることが出来た。
下の写真の後は、まぶしくてダメ。

周りが、何となく薄暗くなった。

これは、一眼レフで撮影。 望遠。 もっと中に入ったんだが、眩しくて見えなかった。
※ 今いるところでは、片方がくっ付くという感じの、金環日食が見られた。

道の駅かなんの場所はここ。 隣の富田林市まで歩く。
寺内町は、富田林市役所の、市役所の文字の辺り。
元気に歩きだした。 1時間ほどで着く予定。

国道はトンネル。 人は山の上を歩く。
さわやかな、そよ風。 寒くも暑くもない。 もう少し行ったら、右に。

途中から、右に曲がって、県道に入った。

金剛大橋。 川は、石川。 ※ 今いる近くに、金剛山がある。 その金剛。

寺内町に入ってきた。

富田林(とんだばやし)市は、古くは、紀伊国(和歌山県)へ続く街道の宿場町として栄えた。
戦国末期より、寺を中心とする、寺内町として発展した。 ※ 寺は、京都興正寺別院が中心という。

江戸時代に入って、幕府の直轄地になった。 ※ 公儀御料。
酒造業で栄えた。 多くの町家が残った。
※ 直轄地と云うことで、自治を任されていた。 有力町人衆による自治。

歴史について書いてある。 平成9年に伝建地区に選定される。 大阪府の伝建地区は、ここだけ。

どの通りも、完璧。

商家と云うことで、建物の印象が、重くない。


お土産屋さんとかは、1軒もない。
町並みを観光で利益を上げるために残したのではないことが、分かる。


旧杉山家住宅。 重要文化財。
今日は月曜日で、観光案内所も、どこも、全て休み。

酒を作って、成功している。

面白い人に出会いました。 旅をしてて一番楽しいのは、こんな時。

上にある、小板橋の歌は、こんなのです。
小板橋 《 石上露子 》
ゆきずりのわが小板橋 しらしらと一枝のうばら
いづこより流れか寄りし 君まつと踏みし夕べに
いひしらず沁みて匂ひき
今はとて思いに病みて 君が名も夢も捨てむと
なげきつつ夕わたれば ああ、うばらあともとどめず
小板橋ひとりゆらめ
(「明星」明治40年12月号)
※ 解釈を載せます。 (関西から音楽でできること のHPより)
あなたとすれ違った、大切な思い出の小板の橋。
夕闇せまる薄暮の川景色のなか、白い一本の薔薇の枝が
ああ、どこから流れ寄ってきたのでしょうか。
あなたを待って、小板の橋を踏んでいる、この夕べ
言葉にできないほどに、薔薇の薫りが胸にしみてくる。
もはや今となっては、私の胸は痛んでいます。
あなたのことも今まで見た夢もすべて捨ててしまおうと
この夕べ、嘆きながら、橋を渡っていくと
ああ、その薔薇は影も形もなくなり
ただ小板の橋だけが揺れ、私の心も一人ゆらめく
彼女には、2人の子どもがいる。 長男は京大、次男は東大。 2人とも、病気と自殺で亡くなる。
現在どのように評価されているかは分からないが、何かのきっかけで今後どうなるか分からない。
金子みすゞのように。
彼女はまた、反戦の歌も作っている。 時代に流されていない。
石上露子については、ここに詳しく載っています。
※ 山崎豊子が、「花紋」という小説を書いている。
石上露子を描いたものだという。
ここまで多くの建物が残っている伝建地区は、他に思い出せない。

明治時代やその後に、大きな火事はなかったんですね。 残っているということは。

家のすその部分が板張り。 それが特徴でしょうか。 屋根が少し複雑。


忍者も、侵入できない。

慌ただしい時代になっても、ここで暮らせば、しっとりとした生活ができそう。
どんな子供が育つでしょう。

土塀の中に、石が入っている。


壁が銅板。

錆びて、この色。 このサビを、緑青(ろくしょう)と云うのかな。

この後、戻る。
橋の上からの風景。 遠くの山は、二上山。 反対側から見ている。 左が、雄山。

国道のトンネルの上の道で見た。

あと、700㍍。

着きました。 3時頃です。

機会が合ったら、石上露子の本を読んでみたいです。
時間がいっぱいある日が、いつの日か来るでしょう。
富田林寺内町は、レベルの高い伝建地区でした。
【今日の曲】
演奏は、Johanna Beisteiner と云う人。
歌詞の意味を初めて知りました。
【道の駅】 かなん
【明日の予定】 早朝、亀岡に戻って、何を見ましょう。 京都に出るのかな。
見るところを探すのが、たいへん。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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