日本では、落石岬にだけ咲く花、サカイツツジ。
どうしてここだけ?・・、と思う。
この花は、湿原で寒い所が好き。
その条件を作ってくれていたのは、霧だった。
※ ※ ※ ※
今日行った灯台のある落石岬は、ここ。 ※ 地図に表記のある落石岬は、少し左。
狭い駐車場から、歩く。 岬まで、25分程。
黄色い花がいっぱい。 正確な名前は?
コンクリートの建物。
昔は廃墟だったが、整備されていた。
窓はふさがれ、中は見えなかった。 元々は、戦争の遺物。
今は、アトリエのよう。 Ryoji IKEDA とあった。 調べたら、この人は、池田良二と云う人で、根室出身の版画家だった。
更に歩くと、森の中に木道がある。 そこから、湿原に。
前回来た時は、通行止めになっていた。 行く人は、行っていたが。
森は、アカエゾマツの森。
歩きたくなる、木道。 ヒオウギアヤメ。
森(林)の中には、大きなミズバショウ。 木の根は地面深くはもぐらないで、地表で絡(から)み合う。
一旦森を抜ける。 正面に見える森の手前に、サカイツツジの案内がある。
その近くに、サカイツツジはいっぱいあった。
左右は、ワタスゲが咲く湿原。 そんなにも、水っぽくない。
油断したら、湿原でなくなってしまいそう。
サカイツツジの場所にやってきた。
この場所は、航空写真ではここ。
サカイツツジの木は、いっぱいあった。 普通のツツジより、ずっと小さな木。
花は、5~6月に咲くので、今は咲いてない。
これが、サカイツツジの花。 ※ 写真は、根室観光協会と文化遺産オンラインのHPから。
サカイツツジは、下の地図の印の所で発見された。 この辺りには、たくさんある。
その場所は、昔、樺太と旧ソ連の境目(さかいめ)だった。 ※ 北緯50度の線。
それで、サカイツツジと名付けられた。
北海道で、どうしてここにしかないのか。
サカイツツジは、寒い所が好き。
落石岬は、海からの風がいつも吹き、寒い。
しかも、それだけでなく、ガスと呼ばれる霧がしょっちゅう出る。
太陽の光が当たらなくなって、その分、さらに寒くなる。
落石岬の気候は、サカイツツジが好む、樺太の気候に似た。
ツツジの花は、美しい。 花の季節の早い時期に咲く。
左は、阿蘇山の中腹で見たミヤマキリシマ。 これを求めて、多くの人が行く。 3年前に撮影。
右は、アケボノツツジ。 九州の祖母山(そぼさん)。 昨年撮影。 ※ 祖母山は、熊がいるのではと、最近騒がれている。
森を抜けたら、落石岬灯台が見えた。 この辺り一帯が、広く落石岬。
左右の様子。
今日見たフウロソウは、全て、エゾフウロだった。
赤と白の、落石岬灯台。
岬の端っこは、どこも断崖。
海への降りる道は、別の所にあった。
ウミウが飛んでいった。 自分の影と競争しながら。
負けることは無いけど、どうしても勝てないな、と思っているかもしれない。 いつも、ヒキワケ(プーチン?)。
浜中方面。 遠くに、ウミウがかたまっていた。
ウミウしかいない。
反対方向。 右の写真には、小鳥が一羽。
ヒオウギアヤメの群落。 この花は、そろそろ終わり。
今年育った部分は、先っぽだけかな。 寒いから、少しだけ。 右の写真の粒粒は、葉っぱから出ている。
駐車場に向かって、歩いている。
アカエゾマツの小さな木。 大きく育つことができるか。
エゾチドリ。 今日見たのは、この一株だけ。 この花については、ここに。
中央のアカエゾマツは、上に伸びる枝は枯れてしまって、こんな姿になった。
髭(ひげ)のような植物は、サルオガセ。 霧から水分を補給する。
落石一帯では、よく見る。 こんな姿も、珍しくない。
魚(うお)つき保安林、とある。
海の近くに森があったら、魚が寄って来ると云う考え。 その考えの森を、魚つき保安林と云う。
古くからあった考え。 先人の知恵。
現在は、豊かな森から出てくる川の水は、海を豊かにする、となっている。
このことは、証明されている。
三陸の人達が、最初に気付き、森を大事にする取り組みを始めた。
その結果、美味しい牡蠣(かき)を育てることが出来た。
右は、虫の巣。 どんな虫が作ったのか。 きっと、重労働。
私が岬に行った時は、霧は無かった。 でも、木道以外を歩いたら、足が濡れた。
落石岬は、少し前まで、霧に包まれていた。
行く時すれ違った人は、何も見えなかったと言った。
右は、ワタスゲ。 耳かきに、こんなのがある。
名前は?
晴れてきたので、コンブを並べた。
落石地区の家並み。
落石港。 昔、釣りもしたし、エビすくいもやった。
霧が向こうから、襲ってきた。
向こうは、浜中。 その向こうは、厚岸(あっけし)。
落石の家並みを過ぎたら、霧に囲まれた。
ここの場所は、少し前、コンブを乾燥室に仕舞い終わった。
風力発電。 霧でかすんだ。
今日は、いろんなものを見た。
このくらいだと、退屈しない。
日本のここにだけ、ほんの狭い所に、サカイツツジは生き延びていた。
【停泊場所】 ときわ台公園駐車場
【明日の予定】 天気が良ければ、タンチョウとオジロワシを探しに。
春国岱(しゅんくにたい)、風蓮湖、温根沼(おんねとう)方面に。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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どうしてここだけ?・・、と思う。
この花は、湿原で寒い所が好き。
その条件を作ってくれていたのは、霧だった。
※ ※ ※ ※
今日行った灯台のある落石岬は、ここ。 ※ 地図に表記のある落石岬は、少し左。
狭い駐車場から、歩く。 岬まで、25分程。

黄色い花がいっぱい。 正確な名前は?

コンクリートの建物。
昔は廃墟だったが、整備されていた。

窓はふさがれ、中は見えなかった。 元々は、戦争の遺物。
今は、アトリエのよう。 Ryoji IKEDA とあった。 調べたら、この人は、池田良二と云う人で、根室出身の版画家だった。


更に歩くと、森の中に木道がある。 そこから、湿原に。

前回来た時は、通行止めになっていた。 行く人は、行っていたが。
森は、アカエゾマツの森。


歩きたくなる、木道。 ヒオウギアヤメ。

森(林)の中には、大きなミズバショウ。 木の根は地面深くはもぐらないで、地表で絡(から)み合う。

一旦森を抜ける。 正面に見える森の手前に、サカイツツジの案内がある。
その近くに、サカイツツジはいっぱいあった。

左右は、ワタスゲが咲く湿原。 そんなにも、水っぽくない。
油断したら、湿原でなくなってしまいそう。


サカイツツジの場所にやってきた。

この場所は、航空写真ではここ。

サカイツツジの木は、いっぱいあった。 普通のツツジより、ずっと小さな木。

花は、5~6月に咲くので、今は咲いてない。

これが、サカイツツジの花。 ※ 写真は、根室観光協会と文化遺産オンラインのHPから。


サカイツツジは、下の地図の印の所で発見された。 この辺りには、たくさんある。
その場所は、昔、樺太と旧ソ連の境目(さかいめ)だった。 ※ 北緯50度の線。
それで、サカイツツジと名付けられた。

北海道で、どうしてここにしかないのか。
サカイツツジは、寒い所が好き。
落石岬は、海からの風がいつも吹き、寒い。
しかも、それだけでなく、ガスと呼ばれる霧がしょっちゅう出る。
太陽の光が当たらなくなって、その分、さらに寒くなる。
落石岬の気候は、サカイツツジが好む、樺太の気候に似た。
ツツジの花は、美しい。 花の季節の早い時期に咲く。
左は、阿蘇山の中腹で見たミヤマキリシマ。 これを求めて、多くの人が行く。 3年前に撮影。
右は、アケボノツツジ。 九州の祖母山(そぼさん)。 昨年撮影。 ※ 祖母山は、熊がいるのではと、最近騒がれている。


森を抜けたら、落石岬灯台が見えた。 この辺り一帯が、広く落石岬。

左右の様子。


今日見たフウロソウは、全て、エゾフウロだった。

赤と白の、落石岬灯台。

岬の端っこは、どこも断崖。

海への降りる道は、別の所にあった。

ウミウが飛んでいった。 自分の影と競争しながら。
負けることは無いけど、どうしても勝てないな、と思っているかもしれない。 いつも、ヒキワケ(プーチン?)。

浜中方面。 遠くに、ウミウがかたまっていた。

ウミウしかいない。


反対方向。 右の写真には、小鳥が一羽。


ヒオウギアヤメの群落。 この花は、そろそろ終わり。

今年育った部分は、先っぽだけかな。 寒いから、少しだけ。 右の写真の粒粒は、葉っぱから出ている。
駐車場に向かって、歩いている。


アカエゾマツの小さな木。 大きく育つことができるか。

エゾチドリ。 今日見たのは、この一株だけ。 この花については、ここに。

中央のアカエゾマツは、上に伸びる枝は枯れてしまって、こんな姿になった。

髭(ひげ)のような植物は、サルオガセ。 霧から水分を補給する。
落石一帯では、よく見る。 こんな姿も、珍しくない。

魚(うお)つき保安林、とある。
海の近くに森があったら、魚が寄って来ると云う考え。 その考えの森を、魚つき保安林と云う。
古くからあった考え。 先人の知恵。
現在は、豊かな森から出てくる川の水は、海を豊かにする、となっている。
このことは、証明されている。
三陸の人達が、最初に気付き、森を大事にする取り組みを始めた。
その結果、美味しい牡蠣(かき)を育てることが出来た。
右は、虫の巣。 どんな虫が作ったのか。 きっと、重労働。


私が岬に行った時は、霧は無かった。 でも、木道以外を歩いたら、足が濡れた。
落石岬は、少し前まで、霧に包まれていた。
行く時すれ違った人は、何も見えなかったと言った。
右は、ワタスゲ。 耳かきに、こんなのがある。


名前は?

晴れてきたので、コンブを並べた。

落石地区の家並み。

落石港。 昔、釣りもしたし、エビすくいもやった。
霧が向こうから、襲ってきた。

向こうは、浜中。 その向こうは、厚岸(あっけし)。

落石の家並みを過ぎたら、霧に囲まれた。
ここの場所は、少し前、コンブを乾燥室に仕舞い終わった。

風力発電。 霧でかすんだ。

今日は、いろんなものを見た。
このくらいだと、退屈しない。
日本のここにだけ、ほんの狭い所に、サカイツツジは生き延びていた。
【停泊場所】 ときわ台公園駐車場
【明日の予定】 天気が良ければ、タンチョウとオジロワシを探しに。
春国岱(しゅんくにたい)、風蓮湖、温根沼(おんねとう)方面に。
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(2008年4月~2010年9月までの記事)

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初めての落石岬
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何度も通るR142号線ですが、<誰もいない 何もない 北海道>を求めて落石岬に出掛けます。
年齢と体調を考えながら・・最後の北海道かも?
赴任地でもあった中国地方にも足を伸ばして石見銀山や琴ヶ浜も行きたいと考えています。