十和田湖が、青森県では、一番大きいと思っていた。
ちがった。
ちょっとだけ、小川原湖(おがわらこ)の方が広かった。
小川原湖には、伝説があった。
でも、100%伝説。 ほんの少しでも、昔何かがあったんなら、夢があるんだが。
全国的には知られていない作家だが、いいかもしれないと云う人がいた。
名前は、大塚甲山(おおつかこうざん)。
※ ※ ※ ※
小川原湖は、道の駅から少しの所にあった。
秋も遅いので、人はいない。
場所はここ。
元々は海だったけど、海の方がふさがって、湖になった。
北海道のオホーツク海側に、同じ湖が多い。 サロマ湖とか。
海水が川から入りこんでいる。
クロマツの林。
これを見るためにやってきた。 玉代・勝世姫像。 作者は、小坂圭二という彫刻家。 青森県の人。
右は、妹の勝世姫。 左は、姉の玉代姫。
左の写真は、勝世姫。 右は、玉代姫。
現代的な表情。 この表情は、伝説の何から想像したのか、知りたいですね。
父である橘中納言道忠公と云う人は、歴史上の文献には、出てこない。
この地方の歴史にだけ、伝わっている人。
※ 少しでも、実際の歴史と関わっていれば面白いなと思う。
小町伝説や鬼無里(きなさ)伝説、そして和泉式部の伝説は、ほんの少し、事実かもしれない可能性が残っている。
※ 下の2つの資料は、町のHPからお借り。
何の事実もなく、小さな伝説が、大きくなったかも知れない。
他に考えられるのは、何かの事実があって、伝説が生まれ可能性もある。
玉代・勝世姫の伝説の特徴は、2つあって、
① 湖に身を投げていること。
② 父も娘たちも、都からやって来ていること。
湖に身を投げた、都から誰かがやってきた。
このことは、長い歴史の中で実際にあって、伝説の卵のようなのが、まず生まれた。
そうして、伝説は変化していき、文にまとめられた時、その形が定着した。
こんな風に、思うんですが・・・。
下の文に、六戸郡~~縁起に、とある。 これに、まとめられた。
台座の裏に、このような文。
龍神の舞って、どういう意味だろう。
この伝説が、もっと奥の深いものだったら、阿波の人形浄瑠璃のような、一つの作品になるでしょうか。
徳島で見たのは面白かった。 娘が両親を探す旅に出る。 会うけど、親は名乗れない。 後に、間違って殺すんだったか・・。
※ 涙を誘う 人形浄瑠璃 傾城阿波の鳴門 「巡礼歌の段」 ~県立阿波十郎兵衛屋敷 徳島市~ 他 (2010/12/28)
※ 人形の娘さんは、こんな表情を私にしてくれました。
正面から見ると、こう。
穂は付いていなかった。
スズメがチュンチュク鳴いているが、見えない。
小さな山に登った。 像は、向こうにあった。
道の駅方面。 東北町の中心街は、少し右の方。
小川原湖。
ここは、ふれあい村、となっている。
シーズンが終わって、ひっそり。
三沢基地が近いので、戦闘機がひっきりなしに飛んでいる。
広い。
ワカサギ、シラウオ、ハゼ、シジミ(ヤマトシジミ)、ウナギ などが棲む、豊かな湖。
マリモの仲間の「ウィットロキエラ・サリナ」という珍しい植物が発見されている。
※ 詳しくは、ここに。
何かありそうなので、行ってみることに。
神社があった。 大きな木は、ケヤキ。 樹齢、450年とあった。
勝世姫を祀っている。 ※ 勝世姫が、この湖に身を投げたので。
簡単な、伝説の説明。
ふれあい村を通って、戻った。
大塚甲山の句碑がパンフレットにあったので探した。 玉代・勝世姫像から、少し離れた所にあった。
彼の代表作でしょうか。
焔~は、ほのお。
経は、たて。 緯は、よこ。 ※ 地球の経度は、縦の線で。 北緯とかの緯度は、横の線であらわす。
我が世の綾を織り成さん、がいいですね。
どう生きて行こうかって、言っている。
甲山の説明。 荒れた生活だったよう。
大塚甲山の作品は、甦るかもしれない。 ※ 県のHPからお借り。
ネット上に、下の作品があった。 ※ 日本ペンクラブ:電子文藝館。
冬の蝶
灰色深き冬空の
見る\/雨のこぼれきて
膚(はだへ)に告ぐる寒き日を
覚束なくも飛ぶ蝶よ。
春は菫の花に泣き
夏は小百合の香に酔ひて
闌なりしその夢は
萩吹く風にさめたるか。
つらく悲く淋くて
われも泣きたきこの雨よ
なが脆くして美しき
羽をうたするになど耐へん。
夕くれさればこの雨は
やがて雪ともかはるべし
さらば凍えんなが命、
それとも知らで飛ぶことか。
長らふまゝに吹きつのる
嵐烈しき世と知らば
紅葉が下(もと)に汝(な)が骸(から)を
埋めたらんに口惜しく。
われもこの世は佗び果てゝ
暫しは歌にかくるれど
まださめやらぬ胸の血ぞ
来ても縋れや冬の蝶。
◯
石の上に白き胡蝶の凍えたり。
農夫
帰牛(きぎう)の群にまじりつゝ
帰る農夫の簑の上(へ)に、
胡桃の葉散る村外れ、
秋の葉黄ばむ森の上。
牛と無心に野辺に出で、
牛と悠々家を指す、
あゝ生涯は平(たひらか)の、
村の径(こみち)の如くなり。
美なる自然の懐(ふところ)に、
かき抱かるゝ幼子(をさなご)と、
言はゞや言はん、聞けうたふ、
罪なき恋の一節(ひとふし)は、
彼等の父も其父も、
ここに唱(とな)へし調なり。
碑の反対側は、こう。 こっちも大塚。 どのような関係かは、確認できない。
夜が寒くなってきた。 秋が少しずつ、深まっていく。 暗くなるのも早い。
【道の駅】 おがわら湖
【明日の予定】 八戸の横町へ。 「山き」に。 ※ お邪魔すると、連絡した。
※ 八戸屋台村みろく横町 長横町れんさ街 他 ~八戸市~ 他 (2010/9/25)
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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ちがった。
ちょっとだけ、小川原湖(おがわらこ)の方が広かった。
小川原湖には、伝説があった。
でも、100%伝説。 ほんの少しでも、昔何かがあったんなら、夢があるんだが。
全国的には知られていない作家だが、いいかもしれないと云う人がいた。
名前は、大塚甲山(おおつかこうざん)。
※ ※ ※ ※
小川原湖は、道の駅から少しの所にあった。
秋も遅いので、人はいない。

場所はここ。
元々は海だったけど、海の方がふさがって、湖になった。
北海道のオホーツク海側に、同じ湖が多い。 サロマ湖とか。
海水が川から入りこんでいる。


クロマツの林。

これを見るためにやってきた。 玉代・勝世姫像。 作者は、小坂圭二という彫刻家。 青森県の人。
右は、妹の勝世姫。 左は、姉の玉代姫。

左の写真は、勝世姫。 右は、玉代姫。
現代的な表情。 この表情は、伝説の何から想像したのか、知りたいですね。


父である橘中納言道忠公と云う人は、歴史上の文献には、出てこない。
この地方の歴史にだけ、伝わっている人。
※ 少しでも、実際の歴史と関わっていれば面白いなと思う。
小町伝説や鬼無里(きなさ)伝説、そして和泉式部の伝説は、ほんの少し、事実かもしれない可能性が残っている。
※ 下の2つの資料は、町のHPからお借り。

何の事実もなく、小さな伝説が、大きくなったかも知れない。
他に考えられるのは、何かの事実があって、伝説が生まれ可能性もある。
玉代・勝世姫の伝説の特徴は、2つあって、
① 湖に身を投げていること。
② 父も娘たちも、都からやって来ていること。
湖に身を投げた、都から誰かがやってきた。
このことは、長い歴史の中で実際にあって、伝説の卵のようなのが、まず生まれた。
そうして、伝説は変化していき、文にまとめられた時、その形が定着した。
こんな風に、思うんですが・・・。
下の文に、六戸郡~~縁起に、とある。 これに、まとめられた。

台座の裏に、このような文。
龍神の舞って、どういう意味だろう。

この伝説が、もっと奥の深いものだったら、阿波の人形浄瑠璃のような、一つの作品になるでしょうか。
徳島で見たのは面白かった。 娘が両親を探す旅に出る。 会うけど、親は名乗れない。 後に、間違って殺すんだったか・・。
※ 涙を誘う 人形浄瑠璃 傾城阿波の鳴門 「巡礼歌の段」 ~県立阿波十郎兵衛屋敷 徳島市~ 他 (2010/12/28)
※ 人形の娘さんは、こんな表情を私にしてくれました。
正面から見ると、こう。

穂は付いていなかった。

スズメがチュンチュク鳴いているが、見えない。


小さな山に登った。 像は、向こうにあった。

道の駅方面。 東北町の中心街は、少し右の方。

小川原湖。

ここは、ふれあい村、となっている。

シーズンが終わって、ひっそり。


三沢基地が近いので、戦闘機がひっきりなしに飛んでいる。

広い。

ワカサギ、シラウオ、ハゼ、シジミ(ヤマトシジミ)、ウナギ などが棲む、豊かな湖。

マリモの仲間の「ウィットロキエラ・サリナ」という珍しい植物が発見されている。
※ 詳しくは、ここに。

何かありそうなので、行ってみることに。

神社があった。 大きな木は、ケヤキ。 樹齢、450年とあった。

勝世姫を祀っている。 ※ 勝世姫が、この湖に身を投げたので。

簡単な、伝説の説明。

ふれあい村を通って、戻った。

大塚甲山の句碑がパンフレットにあったので探した。 玉代・勝世姫像から、少し離れた所にあった。

彼の代表作でしょうか。
焔~は、ほのお。
経は、たて。 緯は、よこ。 ※ 地球の経度は、縦の線で。 北緯とかの緯度は、横の線であらわす。
我が世の綾を織り成さん、がいいですね。
どう生きて行こうかって、言っている。

甲山の説明。 荒れた生活だったよう。

大塚甲山の作品は、甦るかもしれない。 ※ 県のHPからお借り。

ネット上に、下の作品があった。 ※ 日本ペンクラブ:電子文藝館。
冬の蝶
灰色深き冬空の
見る\/雨のこぼれきて
膚(はだへ)に告ぐる寒き日を
覚束なくも飛ぶ蝶よ。
春は菫の花に泣き
夏は小百合の香に酔ひて
闌なりしその夢は
萩吹く風にさめたるか。
つらく悲く淋くて
われも泣きたきこの雨よ
なが脆くして美しき
羽をうたするになど耐へん。
夕くれさればこの雨は
やがて雪ともかはるべし
さらば凍えんなが命、
それとも知らで飛ぶことか。
長らふまゝに吹きつのる
嵐烈しき世と知らば
紅葉が下(もと)に汝(な)が骸(から)を
埋めたらんに口惜しく。
われもこの世は佗び果てゝ
暫しは歌にかくるれど
まださめやらぬ胸の血ぞ
来ても縋れや冬の蝶。
◯
石の上に白き胡蝶の凍えたり。
農夫
帰牛(きぎう)の群にまじりつゝ
帰る農夫の簑の上(へ)に、
胡桃の葉散る村外れ、
秋の葉黄ばむ森の上。
牛と無心に野辺に出で、
牛と悠々家を指す、
あゝ生涯は平(たひらか)の、
村の径(こみち)の如くなり。
美なる自然の懐(ふところ)に、
かき抱かるゝ幼子(をさなご)と、
言はゞや言はん、聞けうたふ、
罪なき恋の一節(ひとふし)は、
彼等の父も其父も、
ここに唱(とな)へし調なり。
碑の反対側は、こう。 こっちも大塚。 どのような関係かは、確認できない。

夜が寒くなってきた。 秋が少しずつ、深まっていく。 暗くなるのも早い。
【道の駅】 おがわら湖
【明日の予定】 八戸の横町へ。 「山き」に。 ※ お邪魔すると、連絡した。
※ 八戸屋台村みろく横町 長横町れんさ街 他 ~八戸市~ 他 (2010/9/25)
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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