山を越えて、吉野川沿いのつるぎ町に行きたい。
その町の貞光という所に、うだつの町並みがある。 しかも、珍しい二層うだつ。
つるぎ町に普通の道で行こうとした時、昨日お世話になったekさんから電話が入った。
雪で危険だから、遠回りになるが、低い峠の道を行ったらいいと。
出発の前に、滝宮天満宮に行った。 歩いてすぐ。
毎年、8月25日に、滝宮の念仏踊が行われると言う。
調べてみたら、念仏踊は、ここから始まっていた。 つまり、滝宮は「念仏踊り」のルーツだった。
※ YouTubeに動画はない。
元々は雨乞いの踊りで、念仏を唱えながら踊るので、こう呼ばれる。 念仏踊り(Wikipedia)
これは、道の駅にあった、滝宮の念仏踊の像。
真っ直ぐ、脇町に向かった。 下の地図の峠を越える。 名前は、清水峠。
脇町から、つるぎ町の貞光にある、道の駅ゆうゆうに行った。
車を置いて、15分ほど歩いた。 地図は、道の駅でいただいた。
まちなみ交流館に入った。 神楽の人形があった。
最近貞光でも、神楽が復活した。 ここのは、天の岩戸神楽。 ※ 御嶽流神楽大会(大野市清川町)☆
管理している方が、旧永井家庄屋屋敷を案内してくれた。
移築でなく、元々ここにあった。 家だけでなく、庭もよかった。
上の方に、道の駅が。
家の作りが美しいので、それを眺めていた。 18世紀後期の建物とあった。
屋根の作りがよく分かる。 建物全体を暖かくするのは無理だから、暖房は囲炉裏と炬燵かな。
少し歩いて、織本屋(おりもとや)という建物があった。 昔は、酒を造っていた。 見学自由。
ここでも、管理する人が、説明してくれた。 ビデオを見せていただいて。 お茶も。
江戸時代中期の建物。 国の登録有形文化財。
観光施設としてのほか、地域の人も活動に利用している。 この形がいいですね。
建物の中の雰囲気がいい。 センスがいいと言うのか。 古民家を扱う専門家が関わっていると、聞いた。
二層うだつのことは忘れて、建物に夢中になっていた。
徳島藩主の書があった。
庭に梅の木があって、風蘭(ふうらん)という植物が、寄生していた。
風蘭を調べてみたら、自然のものは、結構珍しいと分かった。 絶滅危惧種。(程度は真ん中くらい)
こんな花を咲かす。 ランの花はきれいだ。 いい。 ※「山野草 植物めぐり」からお借り。
この花は、夜になったら匂いを出すそう。 夜も虫に来てもらいたいのか。
そう言えば、あの花も同じだ。 夜来香(イエライシャン)。 こんな花。
昔、李香蘭(山口淑子)が歌った歌の題名も、夜来香。 彼女は、現在90歳。 若い時は、こんな人。
ここからやっと、二層うだつの話し。
家の両側に出っ張りがある。
隣が火事の時、火が家の前面に周りこむのを防ぐためだが、現実は、デザイン。
立派なうだつのある家を建てれたら、「うだつが上がった」ことになる。
この建物がそうだが、うだつが2段になってる。 これを、二層うだつと呼んでいる。
手前のうだつの前面に、「こて絵」がある。 これも、貞光の特徴。 こて絵があっても、普通は家の壁。
※ 須坂で見たこて絵。 杵築市で見たこて絵、 ① ② ③
上の建物の手前に、小路があった。 名前は、祇園小路。
この名前で、この奥に何があるか分かる。 それは、八坂神社。 実際に小さな神社がある。
※ 京都の八坂神社の前に、祇園がある。 八坂神社から祇園を見たら、こう。
狭い所から見た、向こうの風景も悪くない。 何かに「狭小の美学」とか何とか書いてあった。 聞いたのかな。
行ったり来たりして、順番に写真は撮ってない。
この建物も、二層うだつ。
うだつの上の飾り。(うだつの軒飾り) 能の高砂に出てくる、姥だそう。
こて絵だ。 鯉が滝を登っている。 上に、鬼瓦。
こんな鬼瓦。 十分すぎる、にらみ。
建物の感じがいいので、入ってしまった。
入ったら、おばあちゃんが、ストーブのそばにおいでって、声をかけてくれた。
貞光に来て、話したのは4人目だが、みんな優しい。 心が柔らかい感じ。
雪の舞う中歩いたので、寒かった。 熱っついラーメンが美味しい。
お茶を飲みに来たおばあちゃんもいて、3人でおしゃべり。
こんなこて絵も見た。 白虎。 口を閉じたのもあって、合わせて、あうんの白虎。
うだつの軒飾り。 亀。
鶴でいいのかな。
道標(みちしるべ)。 今日歩いている道は、剣山(つるぎさん)への道。
剣山の麓を通って、奥祖谷(おくいや)、東祖谷、西祖谷と続く。 西祖谷には、かずら橋。☆
銭湯があったので入った。 いつもタオルと石鹸は、持ち歩いている。
人工的にラジウム温泉にしている。 ラドンとトロンを含んでいたら、ラジウム温泉だそう。
浴室には、ラドン温泉とも書いてあった。 ※ 天然のラジウム温泉は、二俣ラジウム温泉。☆
昔の演歌がずっと流れていた。 番台の奥さまが好きだと言った。
今日は、旧永井家庄屋屋敷と織本屋で、丁寧に案内していただいたのが、うれしく、また有難かった。
二層うだつがあって、こて絵があって、うだつの軒飾りもあった。
貞光の二層うだつの魅力の大きさを、知った。
ここは、伝建地区には選定されていない。
今後どうするのか。 きっと、検討していると思う。
歩いて楽しい町並みを、どう作って行くのか。 その辺りも課題になると思う。
新しく家を建てる時、二層うだつのデザインで家を建てたら、30年後、町並みは一変する。
ここに住む人たちの考えを、共通にするのが一番大事で、最も大変でしょうか。
【道の駅】 貞光ゆうゆう
【明日の予定】 脇町かな。 写真を撮り直したい。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、こちらです。
8,9月分だけ、タイトル一覧表が出来ています。
【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で12位です。 放浪の旅は86位です。
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その町の貞光という所に、うだつの町並みがある。 しかも、珍しい二層うだつ。
つるぎ町に普通の道で行こうとした時、昨日お世話になったekさんから電話が入った。
雪で危険だから、遠回りになるが、低い峠の道を行ったらいいと。
出発の前に、滝宮天満宮に行った。 歩いてすぐ。
毎年、8月25日に、滝宮の念仏踊が行われると言う。
調べてみたら、念仏踊は、ここから始まっていた。 つまり、滝宮は「念仏踊り」のルーツだった。
※ YouTubeに動画はない。
元々は雨乞いの踊りで、念仏を唱えながら踊るので、こう呼ばれる。 念仏踊り(Wikipedia)
これは、道の駅にあった、滝宮の念仏踊の像。

真っ直ぐ、脇町に向かった。 下の地図の峠を越える。 名前は、清水峠。
脇町から、つるぎ町の貞光にある、道の駅ゆうゆうに行った。
車を置いて、15分ほど歩いた。 地図は、道の駅でいただいた。
まちなみ交流館に入った。 神楽の人形があった。
最近貞光でも、神楽が復活した。 ここのは、天の岩戸神楽。 ※ 御嶽流神楽大会(大野市清川町)☆

管理している方が、旧永井家庄屋屋敷を案内してくれた。
移築でなく、元々ここにあった。 家だけでなく、庭もよかった。

上の方に、道の駅が。
家の作りが美しいので、それを眺めていた。 18世紀後期の建物とあった。

屋根の作りがよく分かる。 建物全体を暖かくするのは無理だから、暖房は囲炉裏と炬燵かな。

少し歩いて、織本屋(おりもとや)という建物があった。 昔は、酒を造っていた。 見学自由。

ここでも、管理する人が、説明してくれた。 ビデオを見せていただいて。 お茶も。
江戸時代中期の建物。 国の登録有形文化財。
観光施設としてのほか、地域の人も活動に利用している。 この形がいいですね。

建物の中の雰囲気がいい。 センスがいいと言うのか。 古民家を扱う専門家が関わっていると、聞いた。

二層うだつのことは忘れて、建物に夢中になっていた。
徳島藩主の書があった。

庭に梅の木があって、風蘭(ふうらん)という植物が、寄生していた。
風蘭を調べてみたら、自然のものは、結構珍しいと分かった。 絶滅危惧種。(程度は真ん中くらい)

こんな花を咲かす。 ランの花はきれいだ。 いい。 ※「山野草 植物めぐり」からお借り。

この花は、夜になったら匂いを出すそう。 夜も虫に来てもらいたいのか。
そう言えば、あの花も同じだ。 夜来香(イエライシャン)。 こんな花。
昔、李香蘭(山口淑子)が歌った歌の題名も、夜来香。 彼女は、現在90歳。 若い時は、こんな人。
ここからやっと、二層うだつの話し。
家の両側に出っ張りがある。
隣が火事の時、火が家の前面に周りこむのを防ぐためだが、現実は、デザイン。
立派なうだつのある家を建てれたら、「うだつが上がった」ことになる。
この建物がそうだが、うだつが2段になってる。 これを、二層うだつと呼んでいる。

手前のうだつの前面に、「こて絵」がある。 これも、貞光の特徴。 こて絵があっても、普通は家の壁。
※ 須坂で見たこて絵。 杵築市で見たこて絵、 ① ② ③

上の建物の手前に、小路があった。 名前は、祇園小路。
この名前で、この奥に何があるか分かる。 それは、八坂神社。 実際に小さな神社がある。
※ 京都の八坂神社の前に、祇園がある。 八坂神社から祇園を見たら、こう。
狭い所から見た、向こうの風景も悪くない。 何かに「狭小の美学」とか何とか書いてあった。 聞いたのかな。

行ったり来たりして、順番に写真は撮ってない。
この建物も、二層うだつ。

うだつの上の飾り。(うだつの軒飾り) 能の高砂に出てくる、姥だそう。

こて絵だ。 鯉が滝を登っている。 上に、鬼瓦。

こんな鬼瓦。 十分すぎる、にらみ。

建物の感じがいいので、入ってしまった。
入ったら、おばあちゃんが、ストーブのそばにおいでって、声をかけてくれた。
貞光に来て、話したのは4人目だが、みんな優しい。 心が柔らかい感じ。

雪の舞う中歩いたので、寒かった。 熱っついラーメンが美味しい。
お茶を飲みに来たおばあちゃんもいて、3人でおしゃべり。

こんなこて絵も見た。 白虎。 口を閉じたのもあって、合わせて、あうんの白虎。

うだつの軒飾り。 亀。

鶴でいいのかな。

道標(みちしるべ)。 今日歩いている道は、剣山(つるぎさん)への道。
剣山の麓を通って、奥祖谷(おくいや)、東祖谷、西祖谷と続く。 西祖谷には、かずら橋。☆


銭湯があったので入った。 いつもタオルと石鹸は、持ち歩いている。
人工的にラジウム温泉にしている。 ラドンとトロンを含んでいたら、ラジウム温泉だそう。
浴室には、ラドン温泉とも書いてあった。 ※ 天然のラジウム温泉は、二俣ラジウム温泉。☆
昔の演歌がずっと流れていた。 番台の奥さまが好きだと言った。

今日は、旧永井家庄屋屋敷と織本屋で、丁寧に案内していただいたのが、うれしく、また有難かった。
二層うだつがあって、こて絵があって、うだつの軒飾りもあった。
貞光の二層うだつの魅力の大きさを、知った。
ここは、伝建地区には選定されていない。
今後どうするのか。 きっと、検討していると思う。
歩いて楽しい町並みを、どう作って行くのか。 その辺りも課題になると思う。
新しく家を建てる時、二層うだつのデザインで家を建てたら、30年後、町並みは一変する。
ここに住む人たちの考えを、共通にするのが一番大事で、最も大変でしょうか。
【道の駅】 貞光ゆうゆう
【明日の予定】 脇町かな。 写真を撮り直したい。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、こちらです。
8,9月分だけ、タイトル一覧表が出来ています。
【ランキング】 国内旅行は5位、 旅行全体で12位です。 放浪の旅は86位です。
記事は役立ったでしょうか。
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コメント
和の雅
Re: 和の雅
貞光はいいですね。
お風呂に入って、買い物をして戻ってきた。
久しぶりに、刺身でビールを飲んだら、頭が痛くなった。
何日か飲まなかったからか。
酒は、毎日飲まなければダメなのか。
四国にしばらくいるので、いつでもとんできてください。
温泉のある暖かい所で、1週間ほどのんびりしたい。
その場所は、見つかっていない。
お風呂に入って、買い物をして戻ってきた。
久しぶりに、刺身でビールを飲んだら、頭が痛くなった。
何日か飲まなかったからか。
酒は、毎日飲まなければダメなのか。
四国にしばらくいるので、いつでもとんできてください。
温泉のある暖かい所で、1週間ほどのんびりしたい。
その場所は、見つかっていない。
こんにちは
今朝の滝宮は吹雪でした。この後も雪が降り続くそうなので下手に山間部へは入れそうにないです。
海沿いは大丈夫だと思うのでゆっくりと四国をまわってくださいね。
海沿いは大丈夫だと思うのでゆっくりと四国をまわってくださいね。
Re: こんにちは
川と海から、離れないほうがいいですね。
小さな山の上でも、白いです。
あの日、おかげで、無事に越えました。
ありがとう。
小さな山の上でも、白いです。
あの日、おかげで、無事に越えました。
ありがとう。
はじめまして。私は貞光町の出身です。故郷をこのように書いていただいて、なつかしく、うれしく思いました。ありがとうございます。
また、貞光には「貞光劇場」という映画館があります。昭和7年に建てられ、現在も、現役の映画館です。
http://picasaweb.google.com/itouG3/AuOEgD?feat=directlink
また、貞光には「貞光劇場」という映画館があります。昭和7年に建てられ、現在も、現役の映画館です。
http://picasaweb.google.com/itouG3/AuOEgD?feat=directlink
Re: タイトルなし
貞光は、二層うだつの町として、これからもっと知られますね。
貫禄のある、美しい家でした。
どういう形で残していくか、ちゃんと決めますね。
貞光劇場は、気づきませんでした。
数年後、また寄ってみます。
どう変わるか楽しみです。
貫禄のある、美しい家でした。
どういう形で残していくか、ちゃんと決めますね。
貞光劇場は、気づきませんでした。
数年後、また寄ってみます。
どう変わるか楽しみです。
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まさに 和の雅 ですね
「こんな花」「こんな人」 ぱっと 見れるのがいい
動画 自分が旅をしているような感じで いい
歌がついているのも いい