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キャンピングカーで放浪の旅 Ⅱ

全国を、写真と動画で探訪

下の写真の上の部分は、元々は、島だった。
砂が集まって陸地ができ、細くつながった。
その部分は、トンボロと呼ばれる。  日本語では、砂州。
 ※ トンボロの語源を、ある人に調べていただいた。 
   言葉の作られ方が、砂州とは違った。 これが面白い。

tonnboro8789.jpg

林芙美子が富岡に来ている。 昭和25年のこと。
3年前のブログで書いたけど、今回、富岡に来るまでの日程が、分かりました。

天草四郎は、富岡城を落とせなかった。
この時に、乱の結末は見えた。
仕方なく、海を渡って、島原城に立てこもる。
    ※    ※    ※    ※

細くなっているところに、林芙美子の文学碑がある。

DSCF86ggbh13.jpg

頼山陽の碑があって、駐車場もある。
手前の植物が、ハマジンチョウ。

13年2月1日 (8)

この花は、滅多に見ない。 

13年2月1日 (9)

太い道は、上にあって、そこから下りてきた。 こっち側に、旧道。
お地蔵様が、大事にされていた。

13年2月1日 (6)   13年2月1日 (7)

通りを南に行くと、林芙美子が泊まった岡野屋が見えてきた。
今も営業している。 彼女の部屋は、そのままある。 泊まることができる。

13年2月1日 (5)   13年2月1日 (2)

「旅に寝て のびのびと見る 枕 かな」

13年2月1日 (1)

※ 残念ながら、この歌は、昭和16年に徳島市で読んだもの。
  ちゃんと調べないで作るから、こうなってしまう。
  天草灘の一文を入れるだけで、十分だったのに。
  いつの日か、作り直してもいい。

右は、こうです。

「天草灘」より抜粋

 私は、暫く、呆んやりと窓を見つめてゐた。鉛色の水平線が、窓の外で高くなったり、低くなったりしてゐる。
 「天草は、おはじめてですか?」
彼女が聞いた。
「いいえ、もう十一ニ年前でしたが、一度来た事があります。富岡の松木さんと云う雲丹屋(うにや)さんで、美味しい雲丹を買った事がありました」
「今夜は富岡でお泊りですか」

13年2月1日 (3)   13年2月1日 (4)

富岡城に向かった。 途中に、こんな場所。
キリスト教を捨てなかったので、この辺りで、斬首された。

13年2月1日 (10)

この時に、電話が来た。
頼んであった、福連木の子守唄のCDが出来たという。 天草市の天草支所の方から。
すぐに、受け取りに行くことにした。 下田温泉の向こうの、高浜まで。

急いで、少しだけ写真を撮った。
復元した、富岡城。 像は、勝海舟と頼山陽。

13年2月1日 (11)

復元前の石垣。 古い石垣が、中にあった。 黒い所は、天草・島原の乱の時のもの。
像は、鈴木兄弟。 乱のあとの天草の立て直しに貢献した。

13年2月1日 (16)   13年2月1日 (12)

目の前に、細長い陸地が飛び出している。 

13年2月1日 (13)

上の写真の右。 砂嘴(さし)と呼ばれる。 砂の嘴(くちばし)と書く。

13年2月1日 (14)

富岡城のあるこっちは、元々は島だった。 
海のところに砂や石が集まって、陸地になった。 砂州という。 
繋(つな)がったので、陸繋(りくけい)砂州とも。

13年2月1日 (15)

※ 洲は、水の中から、出てきたような所をいう。 川の中なら、中洲とか。
  状態を表現している。

  この砂州のことを、トンボロとも言う。
  イタリア語にあって、そこから英語にも。

  tomboloと書くのだが、語源を知りた。
  自分で調べたが、どうしても分からない。

  お世話になっている人の中に、高校の英語の先生がいる。
  お願いした。

  こうでした。 tumulusという言葉から、元々は生まれたよう。
  意味は、膨(ふく)れる。
  英単語のtummy(お腹),thumb(親指)、tumor(腫瘍)、turmoil(大騒ぎ)tomb(墓)も同じ起源だそう。

  日本人は、水から出てきた感じで、砂州。
  イタリアやアメリカは、砂や石が集まって膨らんだ感じなので、トンボロ。

  小豆島のエンジェルロードは、道ができたり消えたりする。 潮の満ち引きで。
  日本人の発想で言えば、砂州が生まれたり消えたりしていることに。
  砂州現象と呼べばいい。
  ところが、トンボロ現象と呼んでいる。
  トンボロの考えとは、合わないのに。

  名前をつけるときに、どのように考えるかが、国によって違う。
  それが、面白いなって、思いました。
  
  長々と、書いてしまいました。

左は、甑(こしき)島の、里という地域です。 遠くに見える、細いところが、砂州。 トンボロ。
右は、函館。 こっちが、函館山。 向こうと、砂州で繋がった。
函館の市街地は、砂州の上にある。 トンボロの上に。

13年2月1日 (19)   13年2月1日 (20)

富岡は、函館などと共に、日本では砂州(トンボロ)で知られた町です。
富岡には、トンボロ、砂嘴、ハマジンチョウ、天草・島原の乱、林芙美子など、魅力いっぱい。
退屈しない町。

【停泊場所】  下田温泉の港

【明日の予定】 苓北町の図書館に。 その後、キリシタン関係。

 ※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。   
                                                         (2008年4月~2010年9月までの記事)

meisigazoupppm.jpg
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  • トンボロの町、富岡。  林芙美子、天草への旅。  乱の激戦地、富岡城。~苓北町~  他  (2013/2/1)
  • 2013年02月02日 (土)
  • 11時37分50秒
by AlphaWolfy

akkamui212

Author:akkamui212
2009年4月に放浪の旅をスタートし、十数回目の日本1周に入っています。
「キャンピングカーで放浪の旅」に続き、パートⅡです。
明日は、どこの空の下にいるのかな。


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