とにかく広い。 妙心寺の中心の建物(伽藍)の周りに、46のお寺。
一大寺院群。
退蔵院の紅枝垂桜が美しいために、JR東海の宣伝に使われた。
その効果があってか、多くの人が来ていた。
面白い絵が、2つあった。
※ ※ ※ ※ ブログタイトル一覧は、右をクリック。
妙心寺は、花園駅からすぐ。
南総門。 知恩院や南禅寺と比べて、門が質素。
広い。 手前から向こうまで、600㍍。 ※ 広いと言っても、御所にはかなわない。
知恩院に付随するお寺が、いっぱい。 こんな門構えが多い。
ここは、禅宗(臨済宗)のお寺。 全国に6000あって、その内の約6割が、妙心寺派だという。
妙心寺の中心の建物が、並んでいる。
禅宗は、室町時代から。 漫画の一休さんも、禅宗。 禅問答をする。
退蔵院が、付属する寺の中では、一番有名。
※ 妙心寺は、1ヶ所ごとに、お金がかかる。
地図を見たら広く感じるけど、こっちから向こうまで、1分あれば着く。 不思議な地図。
木や門の高さを、2倍にすると、本物に近くなる。
JR東海のポスターの桜。 こんなポスター。
紅しだれ桜。 満開。
妙心寺では、たくさん歩くので、みんな一休み。
上の写真の場所から、反対側を。
紅い花が見える。 見たことあるような気がするけど、思い出せない。
寺の人に、聞いた。 トキワマンサク(常磐万作)、だという。 花はこう。
※ 調べてみたら、赤の色が強いので、ベニトキワマンサク、のよう。
※ 普通のマンサクの花は、昨年の春、九重で、坊ガツルに行くとき見た。
お堂。 黄色い花に気を取られて、庭はよく見なかった。
退蔵院には、国宝の瓢鮎図(ひょうねんず)の絵がある。 ※ 本物のは、京都府立博物館に保管。
右の絵だが、見たことある人が多いのでは。
私は、狐か何かが立ってる絵だと思っていた。 ※ 頭がないようにも見える。
室町時代に描かれた。 描いたのは、如拙(じょせつ)という画家。
描かせたのは、4代将軍の足利義持。
ひょうたんでナマズを押さえるという、禅の問題を描いている。
※「ひょうたんなまず」の諺(ことわざ)は、「とらえどころのない様子」。
あいつは、ひょうたんなまずだ、と使ったり。
面白いことが。 この絵で、手が変。 この持ち方では、ひょうたんは持てない。
このことが、大きな問題で、たくさんの人が研究。
いくつか読んでみたので、下に、少しだけ。
禅の教えの中で、ひょうたんは、心を表すそう。
それも、水の中で揺れ動くひょうたんが、心だそう。
水の中のひょうたんは、浮き上がろうとする。
それで、絵のような手つきになる。
ナマズも、禅では、心と考えることが、できるよう。
揺れ動くひょうたんの心で、ナマズのようなぬるぬるした心を、捕まえる。
これを、どう考えるかと云う問題。
絵の上には、僧が考えた、答えが載っている。 基本的に、真面目に考えていない。
将軍の義持も、みんな困るのを見て、楽しんでいる。
上にある文を、2つ紹介。
『瓢箪で鮎を押さえつけるとは、なかなかうまいやり方だ。もっとうまくやろうなら、瓢箪に油をぬっておくがよい』(周宗)
『瓢箪でおさえた鮎でもって、吸い物を作ろう。ご飯がなけりゃ、砂でもすくって炊こうではないか。』(梵芳)
私も考えた。
『 瓢箪にお酒を入れて、ナマズに飲ませよう。 足はないけど、千鳥足になったところを、捕まえよう 』(akkamui)
問題を出した将軍の義持も、描いた如拙(じょせつ)も、禅に詳しかったことが、分かる。
あっちこっちの寺をのぞきながら、歩いた。
右の写真は、北の端っこに、着いた。
どの寺も、「○○を弔っている」とか、作られた理由がある。
左に、桂春院。 庭が美しいというので、入った。 有料。
桜は無かった。 写真に撮りたい場所を見つけるのが、大変。
狩野山雪という人が描いた、襖絵。 本物。 江戸時代初期の人。 それなりの画家。
雪が降って寒い中で、何をしているのだろう。
庭は、これ1枚。
別のお寺。 変わった像があった。
最初の場所に、戻ってきた。 向こうの門が、最初に入った南総門。 すぐ右に、法堂。
法堂(はっとう)で、狩野探幽作の八方睨みの龍を見ることに。
説明は4時からで、時間があったので、ここで休憩。 大方丈。
15人ほどで、法堂に入った。 説明を聞いた。
※ パンフレットを撮影。 正確には、雲竜の図。 重要文化財。
天井全部が、この絵。 昔は、色があった。
いくら天才でも、いろんな動物を参考にして描いたそう。
ヒゲは、なまず。 角はシカ。 目は、牛。 うろこは、コイ。 など。
最後に国宝の鐘を見た。 いつ作られたか、はっきりしている鐘では、最も古い。
下の動画の手前が、妙心寺の鐘。
最後に、明智風呂を見た。
明智光秀は、信長を本能寺で討った後、妙心寺に来ていると説明があった。
光秀を弔うために建てたと。
ただ、このことは、定説にはなっていない。
ずっと使われていた。 重要文化財になってからは、使わない。
こんな入り方。
サウナのように、湯気で体を温める。
浴室から出て、桶(おけ)3杯のお湯で、体を清める。 こうだそうです。
妙心寺は、京都市民には、親しまれている寺のようです。
観光面から考えたら、見どころが、八方睨みの龍だけなので、市内の有名な寺に比べたら、弱い感じがします。
そんなことがあって、見るのが最後になりました。
700円くらいで、5ヶ所ほど見れるセット券があるといいかなと・・。
5ヶ所見られたら、妙心寺の魅力は、一変する。
【道の駅】 ガレリアかめおか
【明日の予定】 雨の予報。 どうしましょう。 京都はあと少しです。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)
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一大寺院群。
退蔵院の紅枝垂桜が美しいために、JR東海の宣伝に使われた。
その効果があってか、多くの人が来ていた。
面白い絵が、2つあった。
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妙心寺は、花園駅からすぐ。
南総門。 知恩院や南禅寺と比べて、門が質素。

広い。 手前から向こうまで、600㍍。 ※ 広いと言っても、御所にはかなわない。

知恩院に付随するお寺が、いっぱい。 こんな門構えが多い。

ここは、禅宗(臨済宗)のお寺。 全国に6000あって、その内の約6割が、妙心寺派だという。
妙心寺の中心の建物が、並んでいる。

禅宗は、室町時代から。 漫画の一休さんも、禅宗。 禅問答をする。

退蔵院が、付属する寺の中では、一番有名。
※ 妙心寺は、1ヶ所ごとに、お金がかかる。
地図を見たら広く感じるけど、こっちから向こうまで、1分あれば着く。 不思議な地図。
木や門の高さを、2倍にすると、本物に近くなる。


JR東海のポスターの桜。 こんなポスター。

紅しだれ桜。 満開。


妙心寺では、たくさん歩くので、みんな一休み。

上の写真の場所から、反対側を。

紅い花が見える。 見たことあるような気がするけど、思い出せない。
寺の人に、聞いた。 トキワマンサク(常磐万作)、だという。 花はこう。
※ 調べてみたら、赤の色が強いので、ベニトキワマンサク、のよう。
※ 普通のマンサクの花は、昨年の春、九重で、坊ガツルに行くとき見た。

お堂。 黄色い花に気を取られて、庭はよく見なかった。


退蔵院には、国宝の瓢鮎図(ひょうねんず)の絵がある。 ※ 本物のは、京都府立博物館に保管。
右の絵だが、見たことある人が多いのでは。
私は、狐か何かが立ってる絵だと思っていた。 ※ 頭がないようにも見える。


室町時代に描かれた。 描いたのは、如拙(じょせつ)という画家。
描かせたのは、4代将軍の足利義持。
ひょうたんでナマズを押さえるという、禅の問題を描いている。
※「ひょうたんなまず」の諺(ことわざ)は、「とらえどころのない様子」。
あいつは、ひょうたんなまずだ、と使ったり。
面白いことが。 この絵で、手が変。 この持ち方では、ひょうたんは持てない。
このことが、大きな問題で、たくさんの人が研究。
いくつか読んでみたので、下に、少しだけ。


禅の教えの中で、ひょうたんは、心を表すそう。
それも、水の中で揺れ動くひょうたんが、心だそう。
水の中のひょうたんは、浮き上がろうとする。
それで、絵のような手つきになる。
ナマズも、禅では、心と考えることが、できるよう。
揺れ動くひょうたんの心で、ナマズのようなぬるぬるした心を、捕まえる。
これを、どう考えるかと云う問題。
絵の上には、僧が考えた、答えが載っている。 基本的に、真面目に考えていない。
将軍の義持も、みんな困るのを見て、楽しんでいる。
上にある文を、2つ紹介。
『瓢箪で鮎を押さえつけるとは、なかなかうまいやり方だ。もっとうまくやろうなら、瓢箪に油をぬっておくがよい』(周宗)
『瓢箪でおさえた鮎でもって、吸い物を作ろう。ご飯がなけりゃ、砂でもすくって炊こうではないか。』(梵芳)
私も考えた。
『 瓢箪にお酒を入れて、ナマズに飲ませよう。 足はないけど、千鳥足になったところを、捕まえよう 』(akkamui)
問題を出した将軍の義持も、描いた如拙(じょせつ)も、禅に詳しかったことが、分かる。
あっちこっちの寺をのぞきながら、歩いた。

右の写真は、北の端っこに、着いた。


どの寺も、「○○を弔っている」とか、作られた理由がある。

左に、桂春院。 庭が美しいというので、入った。 有料。

桜は無かった。 写真に撮りたい場所を見つけるのが、大変。


狩野山雪という人が描いた、襖絵。 本物。 江戸時代初期の人。 それなりの画家。
雪が降って寒い中で、何をしているのだろう。


庭は、これ1枚。

別のお寺。 変わった像があった。


最初の場所に、戻ってきた。 向こうの門が、最初に入った南総門。 すぐ右に、法堂。

法堂(はっとう)で、狩野探幽作の八方睨みの龍を見ることに。
説明は4時からで、時間があったので、ここで休憩。 大方丈。


15人ほどで、法堂に入った。 説明を聞いた。
※ パンフレットを撮影。 正確には、雲竜の図。 重要文化財。


天井全部が、この絵。 昔は、色があった。
いくら天才でも、いろんな動物を参考にして描いたそう。
ヒゲは、なまず。 角はシカ。 目は、牛。 うろこは、コイ。 など。


最後に国宝の鐘を見た。 いつ作られたか、はっきりしている鐘では、最も古い。
下の動画の手前が、妙心寺の鐘。
最後に、明智風呂を見た。
明智光秀は、信長を本能寺で討った後、妙心寺に来ていると説明があった。
光秀を弔うために建てたと。
ただ、このことは、定説にはなっていない。
ずっと使われていた。 重要文化財になってからは、使わない。
こんな入り方。
サウナのように、湯気で体を温める。
浴室から出て、桶(おけ)3杯のお湯で、体を清める。 こうだそうです。


妙心寺は、京都市民には、親しまれている寺のようです。
観光面から考えたら、見どころが、八方睨みの龍だけなので、市内の有名な寺に比べたら、弱い感じがします。
そんなことがあって、見るのが最後になりました。
700円くらいで、5ヶ所ほど見れるセット券があるといいかなと・・。
5ヶ所見られたら、妙心寺の魅力は、一変する。
【道の駅】 ガレリアかめおか
【明日の予定】 雨の予報。 どうしましょう。 京都はあと少しです。
※ 「キャンピングカーで放浪の旅」は、下をクリックすると出ますよ。
(2008年4月~2010年9月までの記事)

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